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【榎本 達也】『有り難い』2020.2.26

新年が明けてもう2ヶ月。
リーグ戦も開幕し、今週末にはいよいよホームゲーム!と思っていましたが、延期となり残念でなりません。
引き続き手洗い・うがいを励行し、感染予防に努めて再開を楽しみに待ちましょう。

2020年はリーグ戦だけでなくACL・ルヴァン杯・天皇杯、さらには東京2020オリンピック・パラリンピックもあり、あっという間に月日が進んでしまう予感がして自分自身がついていけるか今から心配しています。(笑)

私自身引退して早3年が経ち、指導者として4年目のシーズンが始まりスクールコーチとして子ども達から学び成長させてもらっている毎日です。
今回は昨年の活動から2つ報告させてもらいます。

普及部の活動で東京都の島しょ部でサッカークリニックを行う活動があり、私は11月に神津島へ行かせて頂きました。
島の子ども達の小学1年生から中学3年生まで約50人に2日間に渡りサッカーの指導を行いました。
島の子ども達は人懐っこく始まる前から近くに集まりたくさん話しかけてくれて元気。そしてFC東京が大好きな子が多い。
トレーニングも一生懸命プレーをしてくれ、短い時間の中でも成長を見せてくれた子ども達のエネルギーと大きな可能性にはびっくりさせられました。
島の指導者の皆さんとの会話の中で『試合をする機会がない!』『試合がないから練習でのモチベーションが長く続けられない』『試合に向けた練習ができない…』等、島ならではの悩みを改めてお聞きしました。
FC東京は、夏にひとつの島に集まり島同士で試合を行う愛らんどリーグの運営にも携わっており、年1回と回数は少ないものの、島の子ども達には大きな意味を持つ試合ができる大会でFC東京との繋がりを感じてもらえているのだと思います。
しかしもっと何かできないか?
試合をやる為に何か良いアイディアはないか?
新しい出会いと新しい悩みを共有することができた活動でした。







もう1つは明治大学への派遣コーチです。
今年で3年目になりますが、昨年は大学サッカー史に残る主要大会5冠を達成し名実ともに結果を残し、トップチームに安部柊斗・中村帆高の両選手が加入しました。
結果自体は選手の頑張りでしかありません。毎日自分を成長させようと努力した事が報われたものだと思います。


今日僕自身、サッカーを通じて色々な活動やたくさんの人たちに出会い、その人の人生に関われる事で自分が成長できていると感じています。
そして、サッカーでなければ味わえない感動・悔しさ・悩み・楽しさ…喜怒哀楽といった感情を体験し学べています。

指導者としてもちろん結果も大事だが、人として成長しているのか?
指導者としても成長しているのか?
自己満足になっていないか?
そんな自問自答を繰り返しながら毎日を送る中で、40歳を超えてもまだ成長できる環境を提供してくれているクラブに感謝、そして自分自身の成長に関わってくれている子ども達や学生にも感謝しています。

まだまだ『欲』を持って毎日を過ごしたい。
どんな時も上を目指せ。成長は自分次第。

現役中も常にそう思ってやってきた気持ち。
まだ忘れていないし火は消えてない!!

その為にも今まで出会った人、これから出会える人、これから起こる事、今まで起きた事に『有り難い』を忘れずにまた明日も頑張っていきます。




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