GAME RESULT試合結果

第29節 2016/11/13(日)
観衆 3,052人 
天候 晴、弱 気温 21.1度 湿度 44% 
主審:須谷 雄三 副審:眞鍋 久大/千葉 直史 四審:田代 滉明

J3 第29節

とうスタ

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福島ユナイテッドFC

0-2

試合終了

前半0-2

後半0-0

AWAY

FC東京U-23

福島ユナイテッドFC FC東京U-23
得点者 03' 岡崎 慎
41' ユ インス
46' 蓮沼 翔太 → 星 広太
65' ロドリゴ → 梅井 大輝
74' 橋本 拓門 → 村岡 拓哉
選手交代 58' 野澤 英之 → 久保 建英
65' 平岡 翼 → 佐々木 渉
87' 生地 慶充 → 小山 拓哉
10 シュート 7
5 CK 7
12 FK 11
64' 茂木 弘人
警告 44' ユ インス
退場
福島ユナイテッドFC先発
GK 33 植村 慶
DF 3 野田 明弘
DF 25 杉野 健斗
DF 2 岡田 亮太
DF 7 茂木 弘人
MF 27 橋本 拓門
MF 20 前田 尚輝
MF 8 石堂 和人
MF 24 蓮沼 翔太
FW 22 ロドリゴ
FW 40 樋口 寛規
福島ユナイテッドFC控え
GK 34 内藤 友康
DF 4 戸川 健太
DF 39 梅井 大輝
MF 5 渡辺 匠
MF 6 鴨志田 誉
MF 14 星 広太
MF 15 村岡 拓哉
FC東京U-23先発
GK 13 榎本 達也
DF 49 坂口 祥尉
DF 26 柳 貴博
DF 40 岡崎 慎
DF 25 小川 諒也
MF 34 野澤 英之
MF 43 鈴木 喜丈
MF 19 平岡 翼
MF 32 ユ インス
MF 42 生地 慶充
FW 23 林 容平
FC東京U-23控え
GK 46 髙瀨 和楠
DF 15 小山 拓哉
MF 24 佐々木 渉
MF 50 久保 建英

【選手・監督コメント】

2016明治安田生命J3リーグもいよいよ残り2試合。

今シーズン最後のアウェイゲームは「とうほう・みんなのスタジアム」に乗り込んでの福島ユナイテッドFC戦となる。
前回ホームでの対戦では駒沢で気温36.1℃という過酷な環境下のなか、試合終盤にユインスのPKで追いつき1-1。
前節敗戦をしてしまった東京にとって連敗は避けたい。
東京のゴールマウスには榎本が第23節以来の出場。
DFラインに右から坂口・柳・岡崎・小川。
ダブルボランチは野澤と鈴木が務め、その前には平岡・ユインス・生地と並び、前線には林が構える4-5-1の布陣。
福島は今シーズン9得点の樋口を前線に据え、力強さを持つロドリゴとツートップを組む。
ベンチには194cmの梅井がDF登録ながら入っているが、途中から前線で起用されパワープレーが目立つ。
同じ勝点30同士で並ぶ両チームの試合は福島のキックオフで開始された。

【前半】
試合は序盤から動く。
3分、左サイド深くに蹴りこんだボールをユインスが倒されるとFKを得る。
これを小川がニアに送ると岡崎がヘディングでファーサイドに流し込み、今シーズン2点目となる先制点を奪う。
ファーストチャンスを活かした東京はその後も守備から主導権を握りにかかる。
前線の連動したプレスを仕掛け福島の自由を奪う。特に、前線の林とユインスだけでなく、ボランチの鈴木も積極的に相手DFラインにボールを奪いにいく。
また、攻撃では東京DFラインから相手守備陣裏へのロングボールと、林のポストプレーから左右両サイドを使ったショートパスでの崩しなど多彩さを見せる。
15分を過ぎたころから、福島のロングボールとセットプレーを中心とした反撃を受ける。
19分、右サイドからのアーリークロスを入れられるが岡崎が頭でさわり左CK。これを弾き返すと、22分にも左サイドでの一対一を岡崎が防ぎCK。
このCKをファーサイドでヘディングシュートを許すも枠の左に外れる。
岡崎を中心とする守備陣がこの時間帯を凌ぐと再び前線からのプレスで福島陣内に相手を押し込むと、32分にユインスがミドルシュート。
続く、35分にも中央を細かくパスをつなぎ、最後はユインスが再びミドルで狙うもGKセーブ。
37分には、右サイドで生地がドリブルを仕掛けると、坂口がその内側を駆け上がり、相手を引きつける。
これを利用した生地は切り返しから左足で中央へクロスを入れるも平岡にわずかに合わない。
東京の攻勢が続いた41分、右サイドでFKを得ると小川の左足のクロスはPA内中央へ。
これを相手DFと競った林がヘディングでユインスに落とすと、ダイレクトで右足ハーフボレーをゴールに叩き込み2点目を奪う。
勢いを持続する東京は43分にも、ユインスが中央の密集したエリアでボールを持つと、PA内の林に縦パス。
林は相手の激しいプレスに阻まれてしまうが、中央で起点となり続ける。
さらにチャンスを作ったのが44分の右CK。
小川がニアの鈴木に合わせると、頭でそらしファーサイドに流す。ここに平岡が飛び込むもわずかに合わず、前半終了。
東京の好守にアグレッシブなプレーで主導権を握り続けた。

【ハーフタイム】
中村監督
「相手のロングボールにタイトにいけている。これを徹底的にやり続けること。
そしてセカンドボールを拾い続けよう。
攻撃では相手の裏を狙い続けること。
次の1点を狙おう。」

【後半】
HTに福島は選手を一人入れ替えると、後半立ち上がりこそ東京が仕掛けるが福島も反撃に出てくる。
48分、相手陣内左サイドでFKを得ると小川がニアに送る。これを鈴木が合わせるもGKセーブ。
これで得た右CKを再び小川がニアの林に合わせGKがセーブすると混戦から岡崎が押し込みネットを揺らしたがファールの判定でノーゴール。
その後も前半同様に前線からの積極的なプレスから左右両サイドを仕掛けるも、徐々に相手のペースとなり激しさを増す。
福島にとって今シーズンホーム最終戦。そして今シーズン最多となる3,052人の後押しを受けるなか圧力を強める。
すると53分、相手との競り合いから野澤が負傷。試合が中断すると担架で運び出され、そのまま久保と交代。
生地をボランチにスライドし久保は右サイドへ。
59分、東京DFライン裏にボールを通されると、榎本が果敢に飛び出し身体を張ってブロック。
これで与えた右CKをファーで合わせられるも決定的なヘディングは枠の上。
再び流れを掴みたい東京は65分に平岡から佐々木を投入し鈴木とダブルボランチに。
二列目を右から生地・久保・林にし前線はユインスと並び替える。
しかし、福島も同じタイミングでロドリゴに代え194cmの梅井を投入し、前線の強度を高める。
66分、東京は自陣内でボールを奪いカウンターを仕掛ける。
林から久保にボールを預けるとドリブルで持ち上がりPA前で林にパスを出すもシュートはGKキャッチ。
反対に直後の67分、東京DFライン裏に出たボールに榎本がPA外まで飛び出すもかわされる。
しかし、懸命に戻ったDFが身体を入れボールを奪いゴールを守る。
さらに70分、右サイドからフワリとしたボールを中央に入れられると起点を作られ、左サイドにフリーで飛び込まれる。
最後は東京DFがスライディングでコースを切り枠の外へ。
なかなかセカンドボールを拾えず、前線でもボールをキープできない東京は相手のロングボールを中心とする攻撃に耐える。
74分に福島は村岡を投入すると、その村岡が左右両サイドからロングスローでゴール前にハイボールを送り始める。
76分、PA右外でFKを与えるも壁がブロック。このこぼれ球の混戦から林のハンドをとられ再びFK。
このFKは榎本が正面でがっちりとキャッチ。
福島はGKからもロングボールを送り始め、東京は自陣に釘付けとなる。
反撃に出たい東京は87分に生地から小山に交代し、ボランチの位置へ。佐々木を右サイドに回すと、その佐々木がチャンスを作る。
交代直後、右サイド外で坂口がボールを持つと、内側にサポートした佐々木につなぐ。
これをファーの林に出すとPA内で一対一からシュートを放つもDFがヘディングでクリアー。
追加点を逃すとアディッショナルタイムの90+2分。
左サイドからのロングボールを中央で競ると、こぼれ球を押し込めばゴールという状況になるも枠の右に逸れピンチを逃れ試合終了。
2-0で勝利し勝点3を積み上げた。

FC東京U-23への熱いご声援誠にありがとうございました。
引き続き、温かいご声援のほど宜しくお願いいたします。

【中村監督の会見要旨】
「福島という東京から遠いいところだったのですが、非常に多くのファン・サポーターが来て下さったことに感謝したいと思います。
試合の方は、立ち上がりから予想通りタイトなゲームとなり、勝点も同じということで、その辺も意識しながらの残り2試合という戦いになりました。
前半は比較的こちらも動きのあるアグレッシブなサッカーができ、そのなかで2得点できてことが勝因だと思います。
後半は福島の圧力にかなり危ない場面を作られましたが、ベテランの榎本を中心に若い選手たちが身体を張って最後まで戦い、なんとか抑えることができたと思います。」

【選手コメント】
《佐々木》
「ガンバ大阪U-23戦以来の出場で、久しぶりに20分という少し長い時間出場できました。
久しぶりということもあり、試合に入っていくことが難しかったですが、慣れてくるといつも通りプレーができてよかったです。
早く、もっと長い時間プレーできるように準備をしていきたいです。
(今週良い準備ができていたようですが?)しっかりと準備ができていたので、身体もキレていましたし、良い準備ができていました。
ただ、試合になると練習とは違いがあり、試合をもっとこなしていかないと試合に完璧な状況で出場できるわけではないので早く長い時間出場できるようになりたいです。
(少し長い時間出場して自身のプレーは?)いつもと少し違うポジションだったのですが、前を向いて少しでも前にボールを運べるように意識をしてやっていましたが、よりそういった部分を出していきたかったです。
(自分自身の長所は?)たくさんボールに触れてリズムを作る部分だと思っているので、たくさんボールに絡みたいです。
(次節への意気込みは?)次の時間はもう少し長い時間出場できると思うので、得点に絡んでいきたいと思います。」
 

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