GAME RESULT試合結果

第23節 2016/9/25(日)
観衆 3,723人 
天候 晴、弱 気温 28.7度 湿度 71% 
主審:山岡 良介 副審:笠原 寛貴/緒方 孝浩 四審:原田 大輔

J3 第23節

鴨池

HOME

鹿児島ユナイテッドFC

1-0

試合終了

前半0-0

後半1-0

AWAY

FC東京U-23

鹿児島ユナイテッドFC FC東京U-23
76' 藤本 憲明
得点者
46' 中原 優生 → 新中 剛史
70' 永畑 祐樹 → 田上 裕
84' 五領 淳樹 → 山田 裕也
選手交代 46' 平岡 翼 → 石川 直宏
46' 林 容平 → 小林 真鷹
70' 岡崎 慎 → 内田 宅哉
7 シュート 3
3 CK 3
15 FK 14
66' 永畑 祐樹
警告
退場
鹿児島ユナイテッドFC先発
GK 31 山岡 哲也
DF 27 冨成 慎司
DF 6 田中 秀人
DF 23 水本 勝成
DF 18 関 光博
MF 7 赤尾 公
MF 14 高野 光司
MF 20 五領 淳樹
MF 17 中原 優生
MF 8 永畑 祐樹
FW 9 藤本 憲明
鹿児島ユナイテッドFC控え
GK 21 武田 大
DF 3 谷口 功
DF 26 塚田 翔悟
MF 10 山本 啓人
MF 33 田上 裕
FW 11 新中 剛史
FW 13 山田 裕也
FC東京U-23先発
GK 13 榎本 達也
DF 26 柳 貴博
DF 40 岡崎 慎
DF 15 小山 拓哉
DF 25 小川 諒也
MF 34 野澤 英之
MF 43 鈴木 喜丈
MF 48 水沼 宏太
MF 19 平岡 翼
MF 23 林 容平
FW 32 ユ インス
FC東京U-23控え
GK 41 波多野 豪
DF 33 蓮川 壮大
MF 18 石川 直宏
MF 30 内田 宅哉
MF 45 小林 真鷹

【選手・監督コメント】

桜島の見える『鹿児島県立鴨池陸上競技場』に乗り込んでの2016明治安田生命J3リーグ第23節は鹿児島ユナイテッドFCとの対戦。

前回の対戦ではホームにて0-0の引き分け。
ハイプレスからの素早いショートカウンターを得意とする鹿児島。FWの9藤本は19試合10得点でJ3リーグ得点ランキングTOPと得点力が高い選手。
東京は登録上は4-5-1となっていたが、試合が開始されると4-4-2の配置。
GKは第19節以来の出場となる榎本。DFラインは今節も10代の選手が並び、右から柳・岡崎・小山・小川。
中盤の底には野澤と鈴木が入り、右に水沼、左に林。前線をユインスと平岡が並んだ。
J1ガンバ大阪戦との同時刻での開催となった今節だったが、約75名の東京サポーターがスタジアムに駆け付けこの一戦に挑んだ。

【前半】
ボールを支配したのは東京。
鋭い出足からのプレスとセカンドボールへの反応。そして守備陣が積極的にインターセプトを繰り返し、鹿児島に自由を与えない。
攻撃では、相手のボールを奪ってから前線の平岡とユインスの特長を活かし素早くDFラインの裏にボールを送る。
また、遅攻の際はビルドアップから左右両サイドを使い、緩急をつけた攻撃を仕掛けた。
立ち上がりの3分には平岡が相手DFラインの裏に飛び出し、続く4分にも水沼のアーリークロスにユインスがダイビングヘッドで飛び込むもわずかに合わない。
12・15分には東京陣内でボールを奪いカウンターからゴールに迫る場面も作る。
鹿児島はハイプレスから自陣にブロックを敷く形に変更し始めると、鹿児島陣内に押し込む展開が続く。
しかし、なかなかシュートまでは持ち込ませてもらえない。
それでも29分、自陣PA前でユインスが球際を制し野澤が拾う。野澤は寄せてくる相手をかわし、水沼につなぐとドリブルで右サイドを駆け上がる。
ここに柳もサポートで外を走るが、水沼はこれをおとりに使い中へ切り込みシュートを放つも枠の右。
31分、中盤中央でボールを持った林が右サイドライン際を駆け上がった柳にミドルパス。
サポートに入った水沼をおとりにし、切り返しから左足でクロスを入れるもDFクリアー。
このこぼれ球を鹿児島に拾われるも、柳がすぐさまプレスをかけボールを奪い返す。
攻守の切り替えと球際で相手を上回り続けるもなかなか鹿児島守備陣を崩せなでいると、鹿児島がチャンスを作りはじめる。
34分に中央やや右寄りからミドルを放たれるも榎本がセーブ。
さらに38分には前掛かりになっているところの左サイド裏を突かれる。ゴール前が数的不利の状況のなかクロスがファーサイドに流れ、懸命に戻った柳がクリアー。
さらにこぼれ球の流れから、中央にボールを出されワンツーから決定的なシュートを許すと左ポスト直撃。
40分、東京が左右両サイドからクロスを入れ続けるも、相手DFに弾かれるとカウンターを受ける。
二対二の状況からカットインされ、左足でコントロールしたシュートはバーに当たる。
ボールを保持する時間は長いものの、東京の前半のシュートは水沼の1本のみに対し鹿児島は4本という内容で前半を折り返す。

【ハーフタイム】
中村監督コメント
「攻撃では、横・斜めと使いバリエーションを増やそう。
守備においては、攻撃時のリスク管理をしっかりとしよう。相手のチャンスはカウンターが多いので集中すること。
そして最後まで必ず走りきること。絶対に勝って帰るぞ。」

【後半】
ハーフタイムに東京は平岡に代わり石川。林に代え小林を投入。それぞれそのままのポジションに入る。
鹿児島も1人を入替え後半に臨むと主導権は鹿児島が握ることになる。
鹿児島は立ち上がりから連動した激しいハイプレスを仕掛け始める。
東京は、ビルドアップから攻撃を組み立てようとするも、ボールを前に運べず自陣内に完全に押し込まれる。
後半開始から約10分間程はほぼ自陣内での展開が続き、PA前で守備陣が身体を張って防戦。
55分に、ユインスが右サイド裏に飛び出しハーフバウンドからゴールを狙うも枠の外。
時間の経過とともに試合は少し落ち着くものの、主導権は鹿児島が握り続ける。
58分、右サイド深くでのスローインの流れから中央にボールが出ると決定的なシュートは枠の左に。
東京のチャンスは61分、右サイドから水沼がアーリークロスを中央に入れると、ユインスがフリーで飛び込むもヘディングは枠の上へ。
中盤での主導権争いが続くなか、70分に岡崎が負傷退場し内田が入る。
内田は右SBの位置に入り、柳と小山のCBとなる。
直後の72分、右サイド深くでFKを与えるとトリックプレーでゴール正面にマイナスのパスを出されるとフリーでシュートを許す。
ここからの混戦を押し込まれるもオフサイドの判定に救われる。
続く73分には、PA内の榎本にボールを戻すと相手FWにプレスをかけられボールがこぼれるも柳がクリアー。
ギリギリのところで耐えていた東京だったが76分、相手陣内中央でボールを奪われると右サイド裏にロングパスを通される。
これを縦に突破を許すと、中央にフリーで飛び込まれ失点。
その後も、試合会場と一体となった鹿児島の猛攻を受ける東京は守備陣が集中力を切らさず耐える。
終盤は鹿児島に時間を上手く使われ、反撃の機会も少なく試合終了。
0-1で敗戦となった。

FC東京U-23への熱いご声援誠にありがとうございました。
引き続き、温かいご声援のほど宜しくお願いいたします。

【中村監督の会見要旨】
「鹿児島という遠くまで東京からサポーターが来てくれているので、申しわけないゲームはできないという気持ちで試合に入りました。
前節勝利をしたが、今回はまた違ったメンバーで試合を行うにあたり、チームとしてコンセプトを持ちながらという部分と、個人の力をそれぞれがアピールする。
J1の舞台にいくという気持ちで試合に臨みました。
前半、立ち上がりからアグレッシブにいきゴール前にボールを供給しようと、何度かアーリークロスや裏へのボールで主導権を握ろうとした。
立ち上がりは悪くはなかったが、その後単純な攻撃やミスが多く、自分たちの時間を作ることができなかった。
後半はメンバーを入れ替えポゼッション率を高め、ボールを動かしながら攻撃をしようと話しゲームに入った。
選手は意識はしていてくれたが、なかなかプラン通りにはいかず先に点を取られてしまった。
最後はもう少し得点を取りにいくところを見せたかったのですが、今日のこういったコンディションも含めて、脚が止まってしまい0-1で終わってしまった。」

【選手コメント】
《柳》
「前節、秋田に勝って今節も勝ち、連勝することで自分たちもドンドン勢いに乗っていきたいところでしたが、連勝することができなかったのは残念です。
(試合へ臨むにあたり意識したことは?)前半の初めから前に積極的にオーバーラップしてクロスを入れてチャンスを作っていきたいなと思っていました。
それはある程度はできたのですが、後半になってから攻め込まれる時間が多く、自分たちのミスから攻め込まれるていた。
後半の頭から集中力を切らさずにやらないといけなかった。
(岡崎選手が交代してから、ポジションが代わりましたが)監督から0で抑えるようにと言われていた。そのなかで自分たちのミスからカウンターを受け、後半の最後になって隙が出てきたのかなと思います。
0で抑えるように言われていたのに抑えられなかったのはセンターバックの責任でもありますし、自分の責任でもある。
最後まで集中力を切らさず、守り切れるようになりたいと思います。
(次戦への意気込みは?)自分のプレーが少しずつ出せるようになってきたので、これからも自分のプレーを出して積極的にやっていきたいと思います。」

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