GAME RESULT試合結果
 
      第9節 2013/5/03(金)
    観衆 14,024人 
天候 晴、弱 気温 18.3度 湿度 40% 
主審:廣瀬 格 副審:宮島 一代/聳城 巧 四審:作本 貴典
J1 第9節
ベアスタ

HOME
サガン鳥栖
2-3
試合終了
前半0-1
後半2-2

AWAY
FC東京
| サガン鳥栖 | FC東京 | |
|---|---|---|
| 77' 豊田 陽平 90'+1 水沼 宏太 | 得点者 | 28' 東 慶悟 46' 渡邉 千真 49' 渡邉 千真 | 
| 62' 末吉 隼也 → 高橋 義希 65' 岡田 翔平 → 水沼 宏太 90'+3 野田 隆之介 → 早坂 良太 | 選手交代 | 62' ルーカス → 李 忠成 74' 渡邉 千真 → 石川 直宏 80' 東 慶悟 → チャン ヒョンス | 
| 12 | シュート | 7 | 
| 10 | CK | 1 | 
| 17 | FK | 21 | 
| 56' 金 民友 | 警告 | 73' 渡邉 千真 76' 加賀 健一 | 
| 退場 | 
| GK | 1 | 赤星 拓 | 
| DF | 15 | 丹羽 竜平 | 
| DF | 20 | 呂 成海 | 
| DF | 5 | 坂井 達弥 | 
| DF | 10 | 金 民友 | 
| MF | 19 | 岡田 翔平 | 
| MF | 23 | 末吉 隼也 | 
| MF | 14 | 藤田 直之 | 
| MF | 18 | 野田 隆之介 | 
| FW | 22 | 池田 圭 | 
| FW | 11 | 豊田 陽平 | 
| GK | 12 | 奥田 達朗 | 
| DF | 13 | 金 正也 | 
| DF | 24 | 金井 貢史 | 
| MF | 8 | 水沼 宏太 | 
| MF | 25 | 早坂 良太 | 
| MF | 28 | 高橋 義希 | 
| FW | 9 | ロニ | 
| GK | 20 | 権田 修一 | 
| DF | 2 | 徳永 悠平 | 
| DF | 3 | 森重 真人 | 
| DF | 5 | 加賀 健一 | 
| DF | 6 | 太田 宏介 | 
| MF | 4 | 高橋 秀人 | 
| MF | 7 | 米本 拓司 | 
| MF | 49 | ルーカス | 
| MF | 38 | 東 慶悟 | 
| MF | 8 | 長谷川 アーリアジャスール | 
| FW | 9 | 渡邉 千真 | 
| GK | 1 | 塩田 仁史 | 
| DF | 30 | チャン ヒョンス | 
| MF | 17 | 河野 広貴 | 
| MF | 18 | 石川 直宏 | 
| MF | 27 | 田邉 草民 | 
| FW | 11 | 李 忠成 | 
| FW | 13 | 平山 相太 | 










【選手・監督コメント】
連勝の勢いそのままに、アウェイで勝ち点3をめざす一戦
リーグ第9節は、アウェイでサガン鳥栖と対戦。前節川崎戦は、攻守にわたってスピードと連動性を発揮し、ルーカスが2試合連続弾、東がリーグ戦初ゴールをマークすると同時に、無失点で勝利。連勝を果たして、順位も6位に浮上した。東は「リーグ戦初得点を挙げたが、みんなで守ってみんなで得点したという実感がある。だからこそ、これからもやるべきことを続けていくことが大事」と、あらためて決意を述べた。
対する鳥栖は、現在1勝4分3敗で13位に。勝利は第3節(川崎戦)のみ。第5~7節は3連敗を喫したが、それでもFW豊田を起点にしたスピーディな攻撃でチャンスを作り、彼自身も6得点をマークするなど、勢いを取り戻しつつある。またFW池田、サイドのMF野田や岡田らの思い切りのよい飛び出しや、MF藤田のロングスローおよび正確なキックを活かしたセットプレーも、警戒しなければいけない。いかに集中力を保ち、90分を戦い抜けるかが勝負のカギとなる。
東京は、前節からメンバーの変更はなし。攻撃では相手の堅守に対しいかに得点に結び付けれるかがポイント。前節同様に前線での流動性を活かし、ルーカスや長谷川がサイドで起点を作り、ゴールにつなげたいところ。さらに守備では連動して前線からプレッシャーをかけて、相手を自由にやらせないことが重要になる。試合の流れや状況を見極め、全員の意思統一をはかった戦いで3連勝をめざす。試合はベストアメニティスタジアムにて18時04分に東京のキックオフで開始された。
セットプレーから東が先制ゴール! リードして前半を折り返す
東京は開始から勢いよく攻撃を仕掛ける。キックオフからボールをつなぎ、右サイドを上がった徳永がサイドチェンジ。長谷川が落とし、中央の東が右エリアへ。そこに渡邉が走り込み、連動した形でシュートを放つが、大きく外れる。8分は長谷川が粘り強くセカンドを拾い、左サイドを上がった米本に。これをゴール前に低いクロスを送り渡邉がダイレクトで合わせるも、バーの上に。
23分には森重のロングパスを、東がピタリとコントロールして左エリアで相手DFと1対1に。しかしゴール前に狙ったパスは至近距離でカットされ、通らず。ボールを支配し攻守の切り替えの早さと連動性を活かしてチャンスにつなげようとするも、決定機は作れす。逆に鳥栖はカウンターを仕掛け、東京ゴール前に迫る。さらにそこからのMF藤田のロングスローやCKからFW豊田に合わせようとするも、DF陣が集中して守り切る。
すると28分、渡邉が中央をドリブル。そこから左サイドを抜け出そうとした東が、エリア外側でファールを受け、FKを得ることに。これを長谷川がグラウンダーで中央に送り、東が抑えたミドルを放つと、両チームの選手のあいだを抜けるように左下に決まり先制する。しかしその後も流れは鳥栖のまま。次々とエリアに進入されるが、しっかりとカバーしてゴールを割らせず。前半は1点リードして折り返す。
渡邉の2得点で引き離し、終盤に鳥栖の粘りにあうも勝利!3連勝を飾った
後半開始から試合が動く。46分、クリアしたボールを相手と渡邉が競り合う形になったが、フォローした長谷川が奪い、すぐに攻撃に切り替える。中盤の東につなぎ、東は左前線にスルーパス。これに合わせて渡邉が抜け出し、左エリアで前に飛び出したGKを冷静にかわして無人のゴールに流し込みゴール。さらに49分には、権田の前線へのロングフィードから、渡邉が相手DFともつれ込みながらもループシュート。これがGKの手をはじいてゴールイン。
序盤で3点差とし完全に東京ペースかと思われたが、ここから鳥栖の猛反撃を受けることに。57分には鳥栖・左SB金のアーリークロスから、ファーのFW豊田がヘディングで叩き付けたが、権田がキャッチ。62分にはルーカスに代えて李を投入。渡邉がトップ下に入り、東が右サイドに。さらに74分には渡邉に代えて石川を投入。しかし鳥栖の勢いは変わらず。77分に加賀がエリア内でファールを犯してPKを献上。これをFW豊田に決められ失点を喫する。
東京も78分に、右エリアに進入した石川が、相手DFを外側に切り返してシュート。これはバーをヒットするも、跳ね返りに李がヘッドで反応したが、枠外に。79分には右クロスから、鳥栖・FW豊田が放ったヘディングはバーに。80分には守備固めに東に代わりチャン ヒョンスを投入。しかし最後まであきらめない鳥栖はロスタイムにMF水沼に決められ1点差に。さらに波状攻撃を仕掛けるも、何とかそのまま逃げ切り勝利。3連勝を飾った。
【選手コメント】
《渡邉》
「1得点目は、慶悟がタイミングよくパスを出してくれて、相手から抜け出すことができた。狙いどおり。2得点目は、チームメイトから『オフサイドじゃないの!?』と冷やかされたが、上手くGKもかわすことができた。3点目も決めたかったが、交代してしまったし、それよりも今日は鳥栖に攻められる時間が長かった。そこにチームとしての反省が残る。
(得点ランキングトップに躍りでたが?)まだまだ。シーズンは長いので。これからも試合はたくさんあるが、獲り続けられるように頑張りたい」
《東》
「個人的に得点という結果は出せたが、チームとして最後はバタバタしてしまい、引き分けに持ち込まれそうな嫌な雰囲気もあった。そこは修正すべきところだし、声を掛け合って改善していきたい。3連勝はしたが、連敗の苦しさは忘れていないし、もっと危機感をもって戦わなければ。戦う気持ちやメンタル面を含め、さらに良い準備をしていきたいと思う。
(ゴール後ベンチに走っていったが?)僕たちはチームとして戦っている。出られない選手、メンバー外の選手もいるなかで、それでも一丸となって鳥栖に乗り込んできた。そういう思いがあって、ベンチに走った。もちろん監督もリスペクトしている」
【監督会見要旨】
《ポポヴィッチ監督》
「みなさんにとってはおもしろい試合だったのではないでしょうか。私にとってはそうではありませんでした。GWということでたくさんの方に足を運んでいただきましたし、楽しんでいただいたと思います。やはり3対0で終わらすことが一番良いとは思いますが、最後までハラハラドキドキした緊迫する試合だったと思います。
しっかりと勝ち点3を獲りきったという結果に関しては良かったですが、反省点としてはこのようになる前に、ゲームをしっかりと終わらせるべきでした。最後の10~15分間で相手にチャンスを作らせてしまいましたし、やらせてしまった時間帯があった。ただ今日の試合で勝ちに値するプレーをしたのはウチだと思います」
《鳥栖・尹晶煥監督》
「たくさんの声援の中で残念な結果を招いてしまい、非常に申し訳ないと思っています。ただゲームには負けてしまいましたが、その中でも前向きな姿など発見することができました。ゲームは続いていきますので、この先が大事になってくると思っています。(同じような形で2失点を許したが?)試合の中で起こりうることだと思います。連係ミスだと思いますが2回続けてというのは、やはりチームにとって致命的になったと思います」