GAME RESULT試合結果

第2節 2007/3/25(日)
観衆 11,127人 
天候 曇、無 気温 14.4度 湿度 81% 
主審:松尾 一 副審:野上 正人/鈴木 亮哉 四審:犬飼 一郎

YNC 予選Cグループ 第2節

味スタ

HOME

FC東京

0-2

試合終了

前半0-0

後半0-2

AWAY

大分トリニータ

FC東京 大分トリニータ
得点者 67' アウグスト
85' アウグスト
52' ワンチョペ → リチェーリ
70' 馬場 憂太 → 金沢 浄
76' 池上 礼一 → 赤嶺 真吾
選手交代 77' 松橋 章太 → 宮沢 正史
81' ジュニオール マラニョン → 西山 哲平
87' アウグスト → 山崎 雅人
14 シュート 19
6 CK 4
19 FK 24
29' 藤山 竜仁
警告 07' 藤田 義明
退場
FC東京先発
GK 22 塩田 仁史
DF 16 池上 礼一
DF 8 藤山 竜仁
DF 29 吉本 一謙
DF 15 鈴木 規郎
MF 6 今野 泰幸
MF 37 福西 崇史
MF 14 馬場 憂太
FW 18 石川 直宏
FW 9 ルーカス
FW 10 ワンチョペ
FC東京控え
GK 1 土肥 洋一
DF 4 八田 康介
DF 17 金沢 浄
MF 7 浅利 悟
MF 20 川口 信男
FW 35 リチェーリ
FW 24 赤嶺 真吾
大分トリニータ先発
GK 16 下川 誠吾
DF 2 三木 隆司
DF 4 深谷 友基
DF 22 上本 大海
MF 5 ジュニオール マラニョン
MF 10 アウグスト
MF 17 根本 裕一
MF 20 高橋 大輔
MF 33 藤田 義明
FW 8 松橋 章太
FW 13 高松 大樹
大分トリニータ控え
GK 29 清水 圭介
MF 6 梅田 高志
MF 7 西山 哲平
MF 14 宮沢 正史
MF 15 森重 真人
MF 25 金崎 夢生
FW 30 山崎 雅人

【選手・監督コメント】

フレッシュなメンバーでホーム初勝利を


 ナビスコカップ第2節は、大分トリニータをホーム味スタで迎え撃つ。今季はホームでまだ未勝利だが、リーグ戦を含めていずれの試合も「勝点3を逃した」感がある。それだけになんとか勝利をもぎとりたい一戦。だが、今節は徳永が出場停止。コンディションの整わなかったエバウド、また栗澤も磐田戦で傷めた左足の状態を考慮し、欠場することに。一方で平山、伊野波、梶山が五輪代表の活動のため、23日(金)からチームを離れ、今日はフレッシュなメンバー起用となった。

 右サイドバックにはJリーグ初出場となる池上、センターバックは藤山と吉本が組み、左MFには今季初スタメンの馬場が入る布陣。八田、リチェーリも今季初のベンチ入り。総力戦で臨むこととなるが、「五輪代表が抜けることは最初からわかっていたこと。そのためにずっと全員で一緒にトレーニングしてきたし、新しいメンバーにとってはチャンス。フレッシュな選手が新しい風とエネルギーをもたらしてくれれば、チームはさらにスケールアップする」と原監督は期待感を話した。

 大分は今季のスタートこそ1分1敗だったが、リーグ第3節、ナビスコ第1節で連勝。中盤での手堅い守備から、サイドを起点に、FWのスピードと高さを活かすサッカーで勝点を積んでいる。FW高松や日本代表に選出されたFW松橋章を中心に、活きのいい攻撃陣には注意が必要だ。ナビスコカップ前節磐田戦に続いて先発の塩田が、「ホームゲームだが、立ち上がりに失点するとダメージが大きくなる。序盤をしのげば、初出場の選手も落ち着いてプレーできるので、特に最初は集中したい」と狙いを話すように、堅い守備で大分の勢いをそぎ、中盤で優位に立つことができれば東京の時間になるはずだ。そしてチャンスに決めきることで勝利をつかみたい。

大分に主導権を握られるも、守備陣が奮闘


 午前中の激しい雨があがり始めた味スタ、試合は14時4分に大分のキックオフでスタートした。序盤からリズムをつかんだのは大分だった。開始直後にFW高松のポストからMFアウグストが攻め込み、ゴール前に抜け出したFW高松に決定的なシュートを打たれる。これを塩田のセーブで切り抜けると、東京DF陣も徐々に落ち着き、両サイドを起点に攻めに出る。10分には、石川との連係から右に流れた馬場がクロスを上げ、CKを奪う。馬場自身が蹴った右CKからファーのワンチョペが粘り、中央のルーカスへ。ここから右エリア内に進入した馬場が相手DFを鮮やかに切り返してシュート! しかしわずかに右に外れた。

 14分には、池上の右クロスのクリアがワンチョペの前に。ワンチョペは足元に落とし、迷わずシュートするが、バーの上に。序盤のチャンスを決められず、逆に大分がリズムを取り戻す。16分、カウンターからMFアウグストの独走を許したが、最終ラインの吉本がスライディングでカット。20分には、東京の左サイドから攻め込まれ、カバーに入った今野のクリアが短く、エリア内のMFアウグストにわたってしまう。至近距離からシュートを打たれるが、池上がゴールぎりぎりでクリア! 

 中途半端にボールを失い、大分がカウンターを仕掛ける展開が続き、28分には、大分FW高松のエリア内への突破に対して藤山がファールで阻止。PKを与える。しかし、FW高松が蹴ったPKは塩田が右手でセーブ! その後、右ポストに当たって跳ね返るが、MF根本のシュートにも、吉本が身体を寄せてヒットさせず。決定的なピンチを招くこともあったが、最後のところで身体を張り、ゴールを許さなかった。

 これで流れは東京に傾くかに思われた。だが33分、サイドを突破した石川のグラウンダーのクロスがワンチョペの足元にわたるが、トラップが長すぎ、シュートには持ち込めず。攻撃のリズムをつかみきれず、反対に大分にパスをつながれ、守勢に回る時間が続いた。41分には、東京のカウンターから、左に流れた石川がエリア奥深くまで突破。ゴールライン際からマイナスのパスをエリア内に送る。受けた馬場が相手DFを巧みにかわしてシュートするが、わずかのところで枠を捉えられず…。チャンスに決められなかったものの、DF陣は奮闘し、大分の攻撃を無失点に抑えて前半を終了した。

カウンターから失点、相手の堅守に無得点で敗戦…


 後半に入り50分、左サイドを駆け上がった馬場のクロスに石川が走り込むが、ミートせず。52分には、ワンチョペに代えてリチェーリを投入し、スピードを活かして攻めに出る。58分は石川の右CKに合わせ、今野が頭から飛び込むが、枠の外に。ここからは、コンビネーションが合わず、チャンスをつくれない時間が続いた。67分には、前線でルーカスが粘り、左CKに。馬場のキックは大分DFにクリアされ、カウンターに持ち込まれる。MF根本が猛スピードのドリブルで駆け上がり、左サイドに振られる。FW高松に東京DFが寄せた隙に、右エリアでフリーのMFアウグストにパス。これを難なく決められ、ついに失点してしまった。

 70分には金沢を投入し、鈴木規を前に上げて反撃。76分には池上に代えて赤嶺を投入し、3バックにしてゴールをめざすが、動き出しも少なく、単発の攻撃を仕掛けては奪われ、大分に攻め上がられるという展開に。79分、鈴木規が左サイドから果敢にゴールを狙うが、バーの上に。85分には、左サイドで鈴木規から赤嶺のパスを奪われ、大分MFアウグストがゴール前に。シュートは吉本の足に当たってコースが変わり、2失点目を許す。

 それでも1点を返そうと、88分にはスローインからつなぎ、鈴木規がミドルを放つが、相手DFがブロック。ロスタイムには、鈴木規の左サイドからのFKのクリアが、エリア右の石川に。石川はトラップからシュートするが、枠は捉えられず、タイムアップ。前半は慎重になりすぎてチャンスを活かせず。後半はちぐはぐな連係に終始。シュートも大分の計19本に対し東京は14本と「らしさ」を見せられないままの敗戦となった。

 【選手コメント】《池上》「自分のできることを考えて、いつもどおりにプレーしようとした。15分過ぎから緊張もなくなったが、やっぱり堅さはあったと思う。今日は石川選手が攻撃しやすいようにポジション取りに気をつけた。僕が大分左MF根本選手を見て、石川選手が相手の3バックに突っかけていく形。(無得点に終わって)相手に突っかけていかないと崩せないし、チャンスは生まれないと痛感した。そういうところが自分の課題でもある。今日は『勝たないと意味がない』と思えるほど、敗戦が悔しい。次に絶対に勝てるように頑張ります。《塩田》「最初流れが悪かったが、PKを止めるなど、ピンチを防いでいればチャンスが来るかと思っていた。これまでのビデオを見ていたので、PKを蹴る方向は分かっていたが、ポストに当ててしまいヒヤリとした。止められたことは良かったが、チームが勝てなければ意味がない。今日はホームで勝ちたいという気持ちが足りなかった。不完全燃焼。疲れがあっても打開しようという気持ちが必要。疲れているのは相手も同じなのだから。そういったことも話し合っていかなくては。雨にも関わらず、たくさんの子どもたちが観に来てくれたのにいい試合ができず、申し訳なく思う。ただ、顔を上げなくてはいけない。(ナビスコでは)大分とはアウェイゲームが残っているし、磐田との次の対戦がある。これに勝ちたい」 【原監督の会見要旨】「今日の出来はよくなかった。伊野波がいない、徳永も出場停止という中で、今野を下げる形も考えた。だが準備の時間が短かったこともあり、できるだけいじらず、最終ラインには池上と吉本など、そのポジションをやっている選手を使った。栗澤のポジションにも馬場を使い、できるだけこの前の磐田戦の形でやらせたいと考えた。ワンチョペなどもコンディションがよくないと分かっていたが、前半は何とか踏ん張りながら戦った。石川が元気だったので、彼と馬場のところを使いながら攻めて行けという指示を出し、その展開から何回かチャンスになっていたと思う。ところが最終ラインでボールがつながらず、チャンスがつくりづらくなった。そういう状況の中で、我々のCKの流れから失点した。相手は変則的な残り方からカウンターを仕掛けてくると注意していたが。1点を取られてからは元気がなくなった。ルーカスも他の選手もイライラしてしまい、自分たちのいいところが出せないまま終わってしまった。五輪代表選手の不在、出場停止、ケガ人などの問題は乗り越えなくてはならないこと。ワンチョペをどう活かすか、福西と今野の関係、中盤のバランスなど、一番いい形を早く見極め、好調のレイソルとのアウェイ戦までに1週間で立て直したい」

 【大分・シャムスカ監督の会見要旨】「FC東京のようなビッグクラブと戦うにあたり、激しい試合になることは分かっていたが、本当に大変だった。今日は今年に入って1、2を争うぐらいのよいゲームになった。今日の勝利で、この予選リーグもかなり有利な状況になったと思う。マークの仕方や、スピード感のあるダイナミックさが、この結果につながったと思う。後半に交代して入った選手もしっかり役割を果たしてくれたし、みんな勝ちに値する動きを見せてくれた。今日は両サイドでボールに対して良い動きが出来たが、我々の武器であるFW松橋章のスピードを活かすことは出来なかった。ピッチがスリッピーだったこともあって、DFの背後を突くボールがうまく彼に対して入らなかった。それは残念だった」