GAME RESULT試合結果

第5節 2006/5/17(水)
観衆 19,098人 
天候 雨、無 気温 17.8度 湿度 62% 
主審:柏原 丈二 副審:宮島 一代/中込 均 四審:岡野 宇広

YNC 予選Aグループ 第5節

味スタ

HOME

FC東京

0-0

試合終了

前半0-0

後半0-0

AWAY

浦和レッズ

FC東京 浦和レッズ
得点者
89' 小澤 竜己 → 赤嶺 真吾
選手交代 65' 内舘 秀樹 → 細貝 萌
80' 平川 忠亮 → エスクデロ
13 シュート 7
5 CK 3
26 FK 21
32' ルーカス
60' 今野 泰幸
警告 28' 田中 マルクス闘莉王
35' 相馬 崇人
36' 山田 暢久
50' 酒井 友之
退場
FC東京先発
GK 22 塩田 仁史
DF 25 徳永 悠平
DF 3 ジャーン
DF 2 茂庭 照幸
DF 17 金沢 浄
MF 6 今野 泰幸
MF 19 伊野波 雅彦
MF 9 ルーカス
MF 33 小澤 竜己
FW 13 戸田 光洋
FW 20 川口 信男
FC東京控え
GK 31 遠藤 大志
DF 5 増嶋 竜也
MF 26 池上 礼一
MF 23 梶山 陽平
MF 16 宮沢 正史
FW 21 ササ サルセード
FW 24 赤嶺 真吾
浦和レッズ先発
GK 1 山岸 範宏
DF 19 内舘 秀樹
DF 4 田中 マルクス闘莉王
DF 20 堀之内 聖
MF 14 平川 忠亮
MF 7 酒井 友之
MF 17 長谷部 誠
MF 16 相馬 崇人
MF 6 山田 暢久
FW 9 永井 雄一郎
FW 21 ワシントン
浦和レッズ控え
GK 28 加藤 順大
DF 3 細貝 萌
MF 15 千島 徹
FW 12 黒部 光昭
FW 27 横山 拓也
FW 30 岡野 雅行
FW 34 エスクデロ

【選手・監督コメント】

中断前のホーム最終戦、ベストを尽くして勝利を!


 ナビスコカップ予選第5日は、ホームで浦和レッズを迎え撃つ。ここまで4連敗し、予選突破の可能性はなくなった今大会だが、ガーロ監督は「一番状態のよい選手を起用する」と、現時点でのベストメンバーで臨むことを宣言。選手たちも「このまま負け続けるわけにはいかない」「レベルアップするためにも、ムダな試合にはしない」と話し、モチベーションを高く保ち、中断前の最後となるホームゲームで勝利をめざす。

 鈴木が警告累積のため出場停止。左サイドバックには、ケガから復帰した金沢が今季初出場することに。また小澤も初のスタメンで、ルーカスとともに中盤を務める。今野と伊野波がダブルボランチを組み、戸田と川口が2トップの布陣=システム的には中盤をボックス型に配した4-4-2で浦和に挑む。

 対する浦和は、ナビスコカップは4戦全勝で、すでに決勝トーナメント進出を決めている。日本代表のDF坪井、三都主、MF小野が不在、またMFポンテをケガで欠く。このため、DFは内舘、闘莉王、堀之内。中盤は、酒井と長谷部がボランチに、右に平川、左に相馬、トップ下に山田。2トップを永井とワシントンが務める3-5-2の布陣で臨んできた。ぐずつく天気の味スタ、試合は19時に浦和のキックオフでスタートした。

ルーカス、小澤の運動量を活かし、勢いに乗る


 序盤から激しく競り合い、一進一退の攻防が続いた。先にビッグチャンスをつかんだのは東京。8分、右の徳永→中央のルーカスがダイレクトで前線へスルーパスを送る。これに合わせて小澤が右エリアへうまく抜け出し、シュートを放つもGKに阻まれる。浦和も12分、FWワシントンのポストプレーから、右MF平川が右クロス。左エリア内でフリーで受けたMF山田が放ったシュートは、塩田がセーブした。

 15分には、浦和DF闘莉王が、東京陣内でMF山田とワンツーをかわして攻め上がろうとするが、ルーカスが素早く戻ってカット。20分には、伊野波→小澤のパスから、徳永がドリブルで右サイドを疾走。追走する浦和DFと交錯、CKを得たかに見えたが、浦和ゴールキックに。ともに決定的な場面はつくれなかったが、緊迫した攻防が続いた。

 その中でも小澤、ルーカスの運動量を活かし、東京が試合を支配。右の徳永が果敢に突破を仕掛け、左サイドの金沢は落ち着いてパスをつなぎ、機をみて攻撃参加。前線では戸田がボールを収め、小澤、ルーカスの上がりを引き出した。26分には、浦和エリアに人数をかけて攻め込み、小澤、徳永、ルーカスを起点に波状攻撃を仕掛けたが、シュートは打ち切れず。ラストはスローインから、ルーカスがエリア左外からシュートするがバーの上に。

 28分にはゴール右寄り約25mの距離でFK、ジャーンが直接狙ったが左に切れた。39分にも相手陣内・中ほどからFK、小澤が強烈なシュートを放ったが、右にはずれる。42分には浦和ボールをカットし、戸田がゴール前に疾走。GKとの1対1の場面は、飛び出した相手GKにセーブされる。しかし、こぼれを拾ってルーカス→左エリア川口にパスがとおるが、シュートは再びGKに阻まれた。決定機に決めることができず、0対0で前半を終了した。

気迫あふれる熱戦は、スコアレスドローに終わる


 後半も気迫あふれるプレーを見せる東京。立ち上がり徳永が右サイドを突破。深い位置からゴール前に速いグラウンダーのマイナスのパスを送るが、待ち構えていた川口には渡らない。47分には徳永のクロスに小澤がヘッドで合わせたが、ミートしきれず。56分、浦和右MF平川がエリア内にドリブル突破を図り、こぼれが右エリアでフリーのMF山田の前に。このピンチは塩田の果敢な飛び出しでセーブし、集中を切らさずに守りきった。

 58分にはルーカスがドリブルで前進し、スピードに乗ってシュート! きっちり枠を捉えていたが、相手GKの好セーブで阻まれ、CKに逃れられた。今日の東京は中盤のバランスがよく、ボールを奪っては今野も果敢に攻め上がった。70分には相手陣内でインターセプトし、今野がゴール前に独走! 迫る浦和DFを引き付け、左から上がった川口にラストパスを送る。川口は狙い澄ましたシュートを放つが、またもや相手GKのセーブに阻まれる…。続いてこぼれを粘り強く拾い、小澤がミドルシュートを放ったが、相手GKの正面に。セカンドボールをよく拾い、攻め続けたが、チャンスに決めきることはできなかった。

 75分には、ルーカスが右エリア外から果敢にシュートしたが、大きく上に。82分、今野がスピードに乗ってミドルシュートを放とうとするが、相手DFに身体を寄せられる。84分にはルーカス→金沢が中に攻め込み、戸田にラストパスを送るが、相手DFにカットされる。こぼれを拾って徳永がクロスを上げ、ルーカスがヘディングで合わせるが、ヒットせず。85分にはゴール前にこぼれたボールに戸田が走りこみ、難しい体勢ながらも果敢にシュート。相手GKのセーブにあい、CKに。小澤の蹴った右CKは浦和DFクリア…と、勢いのある攻撃を最後まで続けたが、ゴールを割ることはできない。結局、攻守に気迫のこもった試合を展開し、浦和の攻撃は完封したが、ノーゴールで熱戦を制することはできず。勝ち点1を得るにとどまった。

 【選手コメント】《小澤》「今日は前回のホームゲームより、みんな戦っていた。ポゼッションサッカーをめざす中で、自分はシンプルにはたいてゴール前に飛び込んでいこうとした。先発で長い時間出場できたが、まだ判断が遅く、リズムをつかみきるところまでいかなかった。結果が出せなくて残念。ホームでは勝たないといけないと思うので、勝てるようにしていきたい。そのためには少ないチャンスでもしっかり決められるようにしなければ。もうちょっとチャンスに絡んで、シュートを打つことができればよかったが…」《金沢》「ケガを気にしながらやっていたところもあるが、90分出場できて自信になった。今日は監督から、球際での激しさなど、基本的なことをもう一度確認しようと厳しく言われていた。それができていたと思う。自分はバランスを取りながら、いい位置でボールをもらって攻めようとした。今季はボールを大事にポゼッションを高め、短いパスをつないでゴール前までいくことをめざしているが、それができつつある。自分もまた試合に出たいという気持ちが強くなったので、練習から全力を尽くし、いい準備をしていきたい」

 【ガーロ監督の会見要旨】「お互いにレベルの高い、いいゲームができたと思う。後半は私たちの方がゲームを支配できたし、チャンスもあった。ハーフタイムに、選手たちに『この試合は、わずかの差で勝負が決まる』ということを言ったが、お互い集中を切らさず戦い、いいゲームになった。今日の中盤は、コンパクトな陣形で、強い浦和に対して激しくマークし、競り合っていた。中盤以外にも、戸田がスペースに流れるプレーだけでなく、前線でクサビを受けるプレーを見せて、よかったと思う。(交代枠を1枚しか使わなかったが?)いい流れ、いい形だったので交代は考えていなかった。小澤に疲れ具合を確認し、本人は『疲れてない』と答えていたが、リミットだと考え、赤嶺に交代させた。金沢は、ケガからの復帰と、鈴木の出場停止というタイミングが合い、起用した。ミスなくパスをつなぎ、いいポジショニングからいいカバーリングを見せてくれた。茂庭もいいプレーをしていた。彼は日本代表に入れるだけの実力があると思うが、選んだ監督には監督自身の考えがあるだろうから、それは尊重したい。茂庭とは『4年後を目指せ』という話をして、彼も気持ちを切り替えられているのだろう」

 【浦和・ブッフバルト監督の会見要旨】「予選突破は決まっていたが、グループ首位で抜けたかったので、どうしても勝ちたかった。逆にFC東京も調子が出ていなかったので、ここで我々に勝って調子に乗っていこうという気持ちで挑んできたと思う。それは彼らのアグレッシブな、気持ちの入ったプレーから見て取れた。今日のような濡れた芝は攻撃側に有利だが、それでも点が入らなかったのは、両チームのDFが頑張ったからだと言える。どちらかのチームに1点でも入っていれば、もっとアグレッシブな展開になったのではないか。0対0という結果だったが、興味深い試合だった。選手たちの戦いぶりには満足しているが、カウンターのチャンスを活かしきれなかった部分は、もう少しきっちりとプレーしてほしかった。今日はMFポンテとMF小野の両名が出られなかった。得点もアシストもできるMFポンテが負傷欠場した影響はあったと思う。ただ、浦和の強さは、誰かが欠けても、それを補う選手が出てくるところ。前回の横浜FM戦で、約60分間ポンテを欠いた中でも勝ったことで、それは証明されている。だから今日は引き分けに終わったが、そういった選手たちの不在が理由にはならない。決定機が少なかったのは、攻守の切り替えがいつもより遅かったから。ボールを奪ったあとにスペースがあっても切り替えが遅く、スペースを消されてしまった。そこへスピードに乗って出ていっても、なかなか攻撃につながらなかった」