GAME RESULT試合結果

第24節 2005/9/17(土)
観衆 33,614人 
天候 晴、弱 気温 24.2度 湿度 56% 
主審:穴沢 努 副審:石川 恭司/山岡 弘明 四審:前島 和彦

J1 第24節

日産ス

HOME

横浜F・マリノス

0-0

試合終了

前半0-0

後半0-0

AWAY

FC東京

横浜F・マリノス FC東京
得点者
58' 坂田 大輔 → 清水 範久
77' 大橋 正博 → マグロン
83' 上野 良治 → 大島 秀夫
選手交代 55' 鈴木 規郎 → ササ サルセード
76' 栗澤 僚一 → 石川 直宏
82' 戸田 光洋 → 阿部 吉朗
11 シュート 8
3 CK 6
26 FK 9
73' 松田 直樹
警告 37' 加地 亮
85' ササ サルセード
退場
横浜F・マリノス先発
GK 1 榎本 達也
DF 30 栗原 勇蔵
DF 3 松田 直樹
DF 22 中澤 佑二
MF 14 奥 大介
MF 35 河合 竜二
MF 6 上野 良治
MF 5 ドゥトラ
MF 23 大橋 正博
FW 19 グラウ
FW 11 坂田 大輔
横浜F・マリノス控え
GK 21 榎本 哲也
MF 13 熊林 親吾
MF 17 マグロン
FW 15 大島 秀夫
FW 18 清水 範久
FC東京先発
GK 1 土肥 洋一
DF 20 加地 亮
DF 3 ジャーン
DF 2 茂庭 照幸
DF 8 藤山 竜仁
MF 23 梶山 陽平
MF 6 今野 泰幸
MF 15 鈴木 規郎
MF 27 栗澤 僚一
FW 13 戸田 光洋
FW 9 ルーカス
FC東京控え
GK 21 遠藤 大志
MF 10 三浦 文丈
MF 18 石川 直宏
FW 11 阿部 吉朗
FW 38 ササ サルセード

【選手・監督コメント】

臆せず、集中した戦いで連勝をめざす!


 第24節は横浜F・マリノスとアウェーでの対戦。清水戦に続き、連勝をめざしたい一戦だ。今季連勝は2度しかないが、前回は7/13第16節清水戦と7/17第17節横浜FMにて果たしている。奇しくも同じカードでの連戦に期待も抱かせる。気になるケガの選手の状態だが、今週石川は、状態を確認しながら徐々にコンディションを上げていた。清水戦で足を傷めた梶山も、別メニューで練習していたが週末には復帰し、問題はない。ケガの選手の復帰に加えて、阿部吉、戸田、ササも元気で、攻撃陣に関しては「充実していて誰を使おうか迷うほど。控え選手を含めていろいろな手が打てる」と原監督。結局先発は前節と同じメンバーで。サブには石川が控え、臨むこととなった。

 対する横浜FMは、現在勝点31で10位につける。前節神戸戦では前半8分、19分にFWグラウと坂田が得点。その後はフィニッシュまで持ち込むことができず、90分を終えてシュートはこの2本のみ。しかし、その状態でも「結果を出した」ことで自信はつかんでいるはずだ。ここ3日間、非公開でミニキャンプを張っていたが、これについては「東京が相手だからということではなく、時間に余裕のある時期に、自分たちのサッカーを徹底したのだろう(原監督)」とみていた。DFラインは、前回東京ホームでの対戦では「東京対策」として4バックで臨んできたが、ここのところ安定している3バックの布陣。今節はMF那須が出場停止のため、MF上野と河合がダブルボランチを組む。

 しかし、先制すれば守りきる力はあるだけに、横浜FMにリードを許す展開は避けたい。前節と同様に、まずは集中したプレーで守り、攻守の切替えの速い東京のサッカーに持ち込み、戸田の突破をはじめ、相手DFの裏にどんどん勝負を仕掛けていきたい。アウェーのビハインドを跳ね返し、キックオフ直後から臆せず、全力で戦うことが勝利のためには必要だ。試合はまだ蒸し暑さの残る日産スタジアム、19時4分に横浜FMのキックオフでスタートした。


Best Foot Forward 

F.C.TOKYO made the short trip to Yokohama to take on the F Marinos in the 24th. game of the season. The team was determined to build on the victory over S-Pulse and post consecutive wins for only the third time this year. Ishikawa had shown progress in his return from injury and Kajiyama had sufficiently recovered from a knock to be named in the starting eleven. Manager Hara had the better kind of selection problem for once as all the attacking players were fit and able to play. Ishikawa made the substitutes' bench as TOKYO were unchanged from the previous game. 
Opponents F Marinos lay in 10th. place on 31 points at kick off. The previous game had been a 2-0 win over Vissel but the goals came from the only two shots the team managed during the 90 minutes. Playing badly and winning is the mark of a good side but manager Okuda, taking advantage of the uncrowded schedule, whisked his side away for a three-day mini-camp. "Not because TOKYO are our opponents", he commented, "but because we need to work on our game". After the 4-0 drubbing TOKYO dished out in the reverse fixture the Marinos reverted to their usual three-back formation with Kawai and Ueno as double defensive midfielders. 
The Marinos are skilled at protecting a lead, particularly at home and TOKYO's immediate concern was to avoid conceding the first goal. TOKYO would need to maintain defensive concentration and balance in attack, while using the darting runs of Toda to infiltrate the Marinos backline. A timid, hesitant approach could prove fatal. The home side kicked off shortly after 7pm on a humid evening in the old port city. 

ともに集中したディフェンスから速い攻撃を仕掛ける


 互いにしっかりとしたディフェンスから速い攻撃を狙ったが、東京はよくプレッシャーをかけ、横浜FMの前に出る勢いをそいで攻撃を遅らせた。しかし、攻めの場面では今ひとつ連係が噛み合わないことが多かった。11分には加地が、こう着した状況を打破するかのようにロングレンジからシュートを狙う。16分には鈴木規が右サイドを疾走。深くえぐり、鋭いマイナスのクロスを送るが、相手DFの懸命のクリアに阻まれる。19分には栗澤の蹴った右CKを、ファーで今野がボレーシュート。しかしゴール前で阻まれる。 20分にも左右CKで攻め込むが、逆に奪われてカウンターを受ける。

 28分には栗澤がフリーでミドルシュートを放ったが、相手GKの正面。戸田も再三、相手DFの裏を突こうと走ったが、オフサイドにかかる場面が多く逆に横浜FMの手数をかけない攻めに、ピンチを迎えるシーンも。31分、MF大橋の右クロスに、FWグラウがヘディングシュート。土肥が懸命に手を伸ばしたが届かず。しかしジャーンの好プレーでクリアし、ピンチは免れた。44分には横浜FMボランチの河合が右サイドを疾走。クロスに合わせ、中央にFWグラウが飛び込んでくるが、ジャーンの好プレーでCKに逃れる。 

 結果的に前半のシュートは、加地、今野、栗澤の放った3本のみ。4本のCKもなかなかフィニッシュにつなげることができなかった。決定的な場面は多くはつくれなかったが、守備では集中を切らさずに茂庭、ジャーンを中心に奮闘。横浜FMの攻撃を抑えきって、後半に期待をつないだ。


Defence Dominates 

Both sides made a solid start with TOKYO slightly more aggressive, pressing hard and looking to break at speed. The attack failed to mesh however and Kaji attempted a long range blast in the 11th. minute in an effort to break the deadlock. Suzuki scampered to the byline in the 16th. minute and pulled the ball back but the home defence dealt with the danger. Kurisawa struck a corner from the right to Konno in the 19th. minute but the defence smothered his volley. Another corner led to a rapid Marinos counter attack a minute later. 
Kurisawa belted another long range effort straight at Enomoto in the Marinos goal in the 28th. minute. TOKYO attempted to play Toda in behind the home defence but he was repeatedly caught offside as the three man defence coped easily. A rapid counter attack in the 31st. minute saw Gral head Ohashi's cross beyond Doi; Jean saved the day with a clearance off the line. As half time approached Kawai raced down the right and centred towards Gral; Jean again defended immaculately, clearing the ball behind for a corner. 
TOKYO managed only three shots in the first period and failed to make the most of the four corners earned. The defence was rock solid, with Jean and Moniwa dominant however and TOKYO were well-placed for the second half. 

見応えある攻防を展開するも、次々とアクシデントに襲われて


 後半、立ち上がりから横浜FMは細かくパスをつなぎ、攻勢に出る。48分にFW坂田のエリアへの侵入を許し、49分には、ゴール前で右から左に振られ、MFドゥトラの左クロスからFWグラウに至近距離からヘディングシュートを放たれるが、ジャーンのファインプレーで防いだ。序盤のピンチを凌ぎきると、東京も速い攻撃からサイドを崩し、チャンスをつくる。

 55分には鈴木規に代えてササを投入。直後にササは、左エリア外からのFKを直接狙ったが、相手GKの正面を突く。62分にはササのパスから栗澤が右に上がり、深い位置からクロス。中央でルーカスが飛び込むも、バーを大きく越える。63分には今野が左サイドを猛突進。ゴール間近までドリブルで迫るが、相手DFに阻まれた。 

 ササ+ルーカスが縦に並ぶ2トップ。右MFに栗澤、左に戸田の布陣で、速い攻撃を仕掛け、よくサイドを突いた。69分にはこの試合最大の決定機が訪れる。後方からのフィードをササがヘッドでつなぎ、ドンピシャのタイミングでDFラインの裏に抜け出した戸田に! GKと1対1になり、ループシュートを狙ったが、わずかにバーの上に外れてしまう。そして時間が経過するにつれて、試合はどんどん激しくなった。72分ごろには、ボールがアウトしている時点で両者が衝突、ピッチの上で荒れた雰囲気が流れる。 76分には栗澤に代えて石川を、82分には戸田に代えて阿部吉を投入。東京は横浜FMの3バックのサイドを何度も突いてはチャンスをつくった。対する横浜FMも気持ちを切らさず、堅守から攻めに出て、見応えある攻防が続いた。

 終盤を迎え、どちらに1点が入ってもおかしくない状況の中、ロスタイム5分の表示が出た直後のこと。クロスを上げた石川が右膝を痛め、ピッチをアウト。交代枠を使い切り、東京は10人での戦いとなる。そしてその直後、今度は自陣に高く上がったルーズボールに対し、クリアしようとしたルーカスとジャーンが激しく交錯。ジャーンは頭部を6針縫う負傷を追う。ルーカスは一度は起き上がってプレーを続けたものの、頭と首を打って再び倒れる。

 ピッチの上で長い時間が流れるが、ルーカスはピッチ上からそのまま救急車で病院に運ばれることとなる。大きなアクシデントに見舞われ、試合を続けることができない状態に。両チームの選手やスタッフ、スタンドの多くの心配と不安の中、約20分の中断のあとに試合は再開されるも、すぐにタイムアップ。0対0で終えることとなった。

 【選手コメント】《鈴木規》「前回の対戦では4対0で勝っていたので、今日は相手も必死に来る、最初から集中して入ろうと試合前のミーティングで話していた。そういう面では、失点もしなかったし、いい形で入れたと思う。(東京ペースの時間帯に得点できなかったが?)決めるべきところで決めることができなかった。でも誰も力を抜いているわけでもないし、一生懸命やっている。気持ちも入っているし、結果がついてこないだけだと思う。こういう苦しい時にも良い時の感覚を思い出して、全員がもうちょっとずつ頑張れば、もっといい形にできると思う。全員で守備をして全員で攻撃参加して、勝ち点3を取れるようにしたい。みんなで力をあわせて頑張りたい」《戸田》「(ループシュートの場面は)力んだわけではなかったが、距離感が少し合っていなかった。戦い方は悪くなかったと思うが、今はルーカスが心配。落ち着いて試合を振り返ることができません」《石川》「右膝はクロスを蹴って着地する時にひねった。今は足が着けない状態。途中出場で、いい感じで試合には入れたのだが…いろいろ残念です」

 【原監督の会見要旨】「我々もF・マリノスも前節は勝ち、今日はお互いにまずしっかり守備をして、そこからカウンターを狙うサッカーになった。我々は4バック、F・マリノスは3バックで、しっかり守ってカウンターを仕掛けるという展開の中、両方にチャンスがあった。相手はセットプレーも得意なので、そこにも十分気をつけ、スピードのある戸田や鈴木規が飛び出すことによってチャンスを作ろうとした。何回かそういう狙いは出来ていたが、もう少し落ち着いてサイドを変えたり、サイドではもう少し丁寧に行けば…という反省はある。が、今はまずしっかり守るという意識があるので、どうしても慌ててしまうところはある。F・マリノスも早めに放り込んできて、それを拾って、FW坂田やグラウ、途中出場の清水らが飛び出してきた。彼らは個人的に力のある選手なので、守備では本当に集中を切らさずよくやってくれた。ただ、終了間際に石川が膝を痛めてしまったのと、ルーカスがジャーンと頭をぶつけ脳震とうを起こしてしまった。2人の状態はまだ分からない。ドクターがルーカスに同行して石川にはトレーナーに見てもらっている。膝を痛めたということだけ伝わっている。ルーカスの方は心配だが、たいしたことがなければ…と信じている。最後はバタバタしたが、あの後、試合に戻るのは、ほかの選手にとっても難しい状態だった。あそこで試合を終了したのはいい判断だった。彼らのケガがたいしたことの無いように願っている。1試合1試合厳しいが、次の大分戦では、どうしても勝ち点3を取らなければいけない」

 【横浜FM・岡田監督の会見要旨】「試合のことはなんだか忘れてしまったような感じ…。まだ完璧ではないが、コンディションも段々上がってきており、今日はホームでアグレッシブに攻撃に行こうとした。内容は少しずつ良くなって来ている。ただ、後半はやっぱりバテてきて足が止まり、東京のカウンターを受けてピンチもあった。我々の責任ではないかもしれないが、ルーカスのことは心配。同じサッカー仲間が事故にあった。そしてケガで2人が欠けた相手に対して、選手たちもとても攻めてはいけない。審判の判断は正しかった。ともかくルーカスが早く元気になってくれることを、同じ仲間として祈りたい」


Quality Play Marred By Injuries 

The Marinos began the second half on the attack with some neat short passing. In the 48th. minute Sakata burst into the TOKYO area and Jean again cleared the danger a minute later after Gral connected with Dutra's cross from the left at point blank range. TOKYO weathered the storm and replied with some chances of their own. 
Sasa replaced Suzuki in the 55th. minute. He had an opportunity to make an immediate impact but flighted a free kick from outside the area on the left straight into Enomoto's arms. In the 62nd. minute his pass set Kurisawa away down the right; Lucas reached the deep cross but directed the ball over the bar. Konno surged forward to the edge of the area in the 63rd. minute until his path was blocked. 
Sasa was playing slightly behind Lucas up front, with Kurisawa on the right and Toda on the left as TOKYO attempted to make headway down the wings. The best chance of the game arrived in the 69th. minute. Sasa headed on a long ball from the back and Toda beat the offside trap with perfect timing to put himself clear on goal with only Enomoto to beat. Toda attempted a lob but the ball cleared the bar as well as Enomoto. Following that near miss the game became increasingly intense and a collision in the 72nd. minute as the ball went out of play soured the mood somewhat. Ishikawa replaced Kurisawa in the 76th. and Abe replaced Toda in the 82nd. minute. TOKYO strove manfully to pierce the Marinos along the wings and the home side responded with some resolute defence as both sides gave everything in a fascinating endgame. 
The scoreboard showed five minutes of injury time when Ishikawa was forced to leave the field after injuring his knee centring from the right, reducing TOKYO to ten men as all the substitutions had been made. Worse was to follow; Jean and Lucas collided attempting to clear a loose ball and Jean needed six stitches to close a head wound. Lucas picked himself up and played on but collapsed and it quickly became apparent he had suffered a serious injury. It was impossible to continue the game and play was held up for around twenty minutes as Lucas received treatment on the pitch. The players, staff and fans were extremely concerned about Lucas' injury and a sombre mood descended on the stadium. Eventually an ambulance drove onto the field and took him to hospital. The referee restarted the game then blew the final whistle immediately. The final score was 0-0. 

Players' comments 
Suzuki 
"We beat them 4-0 in the last game so we knew they would come out hard against us and we talked about keeping our concentration in the pre-match meeting. We didn't concede and kept a good shape throughout the game. We were on top at times but couldn't score when we should have done. Nobody was holding back though; everybody gave it their all today. We had a very good spirit, we just didn't get the result. If we remember the tough times when we're on top maybe that will spur us to play a little better. Everybody defends, everybody attacks and we win by playing as a team. That's how we want to play". 

Toda 
"I misjudged the distance on the lob rather than hitting the ball too hard. We didn't play badly at all today but I'm worried about Lucas right now. I can't really comment on the game". 

Ishikawa 
"I wrenched my right knee as I put my foot down after making the cross. I felt good when I came on but many regrettable things happened out there today". 


F.C.TOKYO manager Hara 
"We beat them last time out so the order of the day was tight defence and the game developed into a counter attacking affair. Both teams had their chances today. They are very strong at set plays so we had to be careful and tried to use Suzuki and Toda's speed to get in behind their defence. We tried that countless times but need to change sides more, be a little calmer and more conscientious. So, solid defence was our prority but even so we still became ragged at times. The Marinos were playing a lot of early balls in as well, towards Gral, Sakata and the substitute Shimizu. They are all good players and our defence performed magnificently to keep their concentration the whole game. Unfortunately we had Ishikawa, Jean and Lucas injured at the end of the match. Ishikawa has injured his knee but we don't know the extent of Jean and Lucas' injuries yet. We're worried about Lucas. We really hope it's nothing serious. It was very difficult for the players left on the field to continue and the referee made the right decision in finishing the game there. These are all tough games and the next one against Trinita is a must-win for us". 

F Marinos manager Okada 
"I feel like I've forgotten about the actual game already. We're far from perfect yet but our condition is improving and we wanted to make an aggressive start today. The quality of our football is slowly improving but our legs stopped in the second half and that allowed TOKYO to counter attack. It wasn't really our fault but we're obviously worried about Lucas. He's a fellow footballer and nobody wants to see that kind of injury. The referee made the correct decision; the players couldn't attack an opponent that had lost two men in such an accidental collision. We're praying that he'll be well".