GAME RESULT試合結果

2016/8/14(日)
観衆 2,082人 
天候 晴、弱風 気温 29度 湿度 68% 
主審:佐藤誠和 副審:辛島宗列/佐藤光将 四審:加藤広也

「夢に向かってともに歩もうチャリティーマッチ」

いわきグリーンフィールド

FC東京

2-0

試合終了

前半1-0

後半1-0

いわきFC

FC東京 いわきFC
43鈴木喜丈(29分)、23林容平(90+2分) 得点者
4高橋秀人→28品田愛斗(HT)
21半谷陽介→45小林真鷹(HT)
30内田宅哉→40松岡瑠夢(61分)
選手交代 31アンドレ・クルル→1大野将弥(HT)
8新井怜治→18井原楓人(59分)
11宮崎崚平→10下重優貴(59分)
0 シュート 0
0 GK 0
0 CK 0
0 直接FK 0
0 間接FK 0
0 オフサイド 0
0 PK 0
警告
退場
FC東京先発
GK 13 榎本達也
DF 26 柳貴博
DF 33 蓮川壮大
DF 49 坂口祥尉
DF 42 生地慶充
MF 4 高橋秀人
MF 43 鈴木喜丈
MF 19 平岡翼
MF 21 半谷陽介
MF 30 内田宅哉
FW 23 林容平
FC東京控え
GK 46 大本竜司
MF 28 品田愛斗
MF 40 松岡瑠夢
MF 45 小林真鷹
いわきFC先発
GK 31 アンドレ・クルル
DF 28 佐藤令治
DF 3 高野次郎
DF 4 古山瑛翔
DF 29 新田己裕
MF 20 山崎大成
MF 25 久永翼
MF 8 新井怜治
FW 11 宮崎崚平
FW 26 平岡将豪
FW 23 吉田知樹
いわきFC控え
GK 1 大野将弥
DF 13 磯部亮太
DF 17 大出圭亮
DF 22 住石加寿己
MF 16 中野一希
MF 18 井原楓人
FW 10 下重優貴

【選手・監督コメント】

序盤は静かな立ち上がりを見せた両チーム。

徐々にボールを保持したのはいわきFC。
細かいパスワークから東京守備陣を揺さぶりにかかる。6・9分とゴールに迫られるも、守備陣が対応しゴールを守る。
東京はDFラインからのロングボールに林や半谷が裏に飛び出し起点を作ろうとするが、前でボールを保持できない。
東京のファーストシュートは13分、林が相手陣内中央で縦パスを受け内田につなぐ。
林は内田の外を回り、内田はカットインからシュートを放つも、DFにブロックされてしまう。
お互いになかなか決定機を作りだせないなかで思わぬ形でピンチを迎えた。
25分、いわきの前線からプレスを受けると内田が自陣PA前でパスミスから無人のゴールにシュートを放たれてしまうが枠の上に外れる。
すると、東京が先制に成功した。30分、生地からPA前中央で林がボールを受け起点を作ると、鈴木に落とす。
鈴木のミドルはゴール左に突き刺さりネットを揺らした。
その後、いわきがボールを保持する時間が長くなるも、榎本を中心とする守備陣が対応し、前半を1-0で折り返す。


【ハーフタイム】
中村監督コメント
「全員がもっと責任をもってプレーをすること。
守備はサイドにボールを追い込み、ボールを奪うこと。
攻撃では前線に起点を作り、チャンスを作ろう。」


【後半】
東京は高橋と半谷に代わり、小林と品田を投入。
品田と鈴木のダブルボランチ。小林を左サイドに配置し内田がTOP下スライドした。
いわきもGKを交代し、後半開始。
積極的に仕掛けた東京は50分、林が相手陣内中央で起点を作り、右サイドを飛び出した柳につなぐ。
柳は縦にドリブルを仕掛け、PA前中央に入り込んだ林に若干マイナスのグランダークロスを入れ、ダイレクトで合わせる。
ネットを揺らすも相手GK前で東京選手がボールに絡んだと判定されオフサイド。
61分には内田から松岡に交代し松岡がTOP下に入りさらに勢いを加える。
直後の62分、柳が右サイドを突破し小林につなぎチャンスを迎えるもゴールならず。
さらに63分、右サイドを平岡が粘り突破。マイナスのクロスを松岡が狙いすましたシュートを放つもバーに阻まれる。
このこぼれ球を品田が狙うもわずかに枠の外。
73分には、相手陣内でFKを得ると品田が中央へ。
相手DFがコースを変えるもゴールへと向かったボールに鈴木がヘディングで合わせるも、相手GKの好守で決定機を阻まれる。
なかなか追加点を奪えない東京だったがアディショナルタイム2分経ったところで林が豪快に決める。
カウンターで中央を駆け上がった林が相手をうまくかわし約45メートルを単独で駆け抜けGKとの一対一を冷静に沈める。
試合はこのまま終わり、東京が2-0で勝利した。


本日も、FC東京への熱いご声援誠にありがとうございました。
引き続き、温かいご声援のほど宜しくお願いいたします。

【中村コーチのコメント】
「試合をする前に、スタッフが震災の時の映像を作って選手に見せた。
今日会場に来て下さった子供たちやファン・サポーターに対して100パーセントの力を出すことが、公式戦以上にやらなくてはいけない事だと選手に伝えた。
前半は、あまり良いサッカーができずハーフタイムにこのままでは終われないと伝え、受けにまわらず自分たちが、積極的にしかけ、相手を圧倒するような攻撃を仕掛けようと話しをした。
後半は、立ち上がりから、選手が前へ前へとゴールに向かってくれた。
ゴールは、2点だったが、選手はゴールへ向かう姿勢はをファン・サポーターに見せれたと思う。
いわきも来週大事な試合があると言う事で、非常に高いモチベーションで来てくれたので、チャリティーマッチでしたが、激しい試合が出来た。
今日も多くのファン・サポーターが駆けつけて応援して下さった事に感謝します。」


【選手コメント】
《高橋》
「震災から五年がたって、選手も一般の方もその事実を少しずつ忘れてきてしまっている。
被災された方にとって、その傷は一生残るものだと思う。自分の身近には、たまたま被災された方はいらっしゃらなかったが、自分たちが、考えられないほどの傷を負っている。
100パーセント気持ちを分かち合うことはできないかもしれませんが、出来ることをやっていこうと言うなかでのチャリティーマッチでした。
ユースの選手もいましたが、FC東京というプロクラブとして選手が魅せるという事は、出来たと思います。
試合前には、震災当時の事をまとめた映像を見せてくれて、改めて震災の被害の大きさや被災された方の気持ちを試合前に感じる事が出来て、心に残る事がたくさんありました。
ピッチに入ったら、そういった気持ちは、一旦置いてプレーに専念するわけですが、サッカー選手が出来ることは限られているが、出来ることを最大限プレーする事が大切だと思います。
前半は、始めてのメンバーもいてチームをつくりあげていくなかで、土台づくりをするような感じだった。
ハーフタイムにコーチが修正をし、後半勝負と言う中で、林・柳・平岡の能力を見せれたと思うし、ユースの選手も個々の特徴を出せたので、恥ずかしくない試合を見せれたと思います。」