match 試合日程・試合結果
2014年U-15深川試合結果
12/27(土) 味の素フィールド西が丘(キックオフ 13:00)
高円宮杯第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会1回戦
FC東京U-15深川
3 - 1
ヴィッセル神戸U-15
FC東京得点者
10,品田愛斗(32分)
7,吉田和拓(92分、99分)
FC東京出場選手
| GK | 16,高瀬和楠 |
|---|---|
| DF | 4,長谷川光基、5,岡庭愁人、15,篠原新汰、29,草住晃之介 |
| MF | 6,荒川滉貴、7,吉田和拓→8石塚海(100分+1)、10,品田愛斗、17,横山塁→3,鍵山慶司(65分) |
| FW | 9,吹野竜司→26,片山京誠(70分)、11,梶谷佳士→18,長谷川大貴(62分) |
寸評
[リザーブ]
GK:1,大塚紀人
DF:26,片山京誠
MF:3,鍵山慶司、8,石塚海、32,鈴木俊也
FW:18,長谷川大貴、31,小松慧
○試合ダイジェスト
年の瀬が迫る12月27日(土)、FC東京U-15深川は、2005、2008年度大会に続く3回目の高円宮杯決勝戦を晴天の中迎えた。試合会場は地元東京の味の素フィールド西が丘。会場には多くの青赤ファン・サポーターが駆けつけ、6年ぶり2度目の優勝へ後押しをする。
≪前半≫
試合は、13:00に東京ボールでキックオフ。立ち上がりは、互いに慎重に試合に入る展開。東京は前線の吉田をターゲットマンに起点を作り攻撃を組み立てようとするが、なかなか歯車が合わない。6分、神戸が徐々にボールを支配。中央からミドルを放たれたが、深川GK高瀬の正面に。危なげなくキャッチする。7分深川は左SB草住が相手エリア内に突破。FW陣がフォローして厚みのある攻撃を仕掛けようとしたが、これは相手DF陣に守りきられてしまう。
試合は、10分過ぎから徐々に深川が攻撃のリズムをつくり右サイドを中心に攻撃を仕掛ける。12分、右SB岡庭が右前線まで駆け上がり、右CKを獲得。MF品田のキックに合わせ、フリーになったMF横山がニアに飛び込んだが、シュートはわずかに右に外れる。14分には再び右CK。今度は、中央の15DF篠原が決定的なヘディングを叩きつけたが…神戸GKセーブに阻まれた。16分、深川がセットプレーを中心にチャンスを作り、リズムを掴みかけたが、神戸も右スローインからつなぎ中央からシュート。フィニッシュまで持ち込まれたが、左に外れる。
深川は、ペースを掴みながらも先制点を奪えないでいると21分、神戸の右サイドの選手にスピードを活かされて縦に抜けられ、中央でフリーの選手につながれる。ここで深川DFを引き付けて左に展開され、左クロス。中央の10今岡にヘディングシュートを決められ、先制を許してしまう。
今大会初めてリードを許した深川だが、選手たちは決して動揺しない。失点後も東京がリズムを相手に渡さずに試合を進め、同点弾を奪いに前へ出る。同点弾は先制から10分後の32分に生まれる。前線からプレスをかけて神戸DFを慌てさせ、神戸GKが飛び出したゴールに向かおうとする。ここで7吉田がファウルを受けて倒され、PKを獲得。これを10品田が冷静に決めてGOAL!!前半はこのまま1-1で終える。
≪後半≫
後半の立ち上がりは互いに譲らず一進一退の展開。深川は52分、前線の9吹野をフォローした10品田が左CKを獲得。しかしフィニッシュには持ち込めなかった。このセットプレーを活かせなかった深川は徐々に運動量も落ち、神戸にペースを掴まれてしまう。神戸はボールをしっかりと保持して深川に対してゆさぶりをかけ攻撃を仕掛けてくるが、深川もしっかりとブロックを敷き対抗する。簡単にはシュートを打たせない深川だが、セカンドボールを拾えない場面が目立ち我慢の時間が続く。
後半の深川は押し込まれる時間が続いたが、試合終了間際の79分 自陣からカウンターでチャンスを作る。中盤の7吉田のポストから、29片山→右前線で5岡庭と10品田のパス交換から、5岡庭が勝負。中に切り込み、ゴール前のニアの18FW長谷川に短いラストパスを送ろうとしたが、これは神戸の粘り強いDFの前に守りきられてしまう。試合はこのまま80分でも決着がつかず延長戦に。
≪延長≫
延長前半は、神戸がキックオフと同時にギアを上げ、先手を奪いに出てくるが深川も粘り強い守備で守り抜き、スコアは動かず。試合が再び動いたのは延長後半に入ってから。92分、神戸DFのクリアを、中盤の10品田が落ち着いてキープし、前線へふわりとしたキック。これを途中交代で出場した18FW長谷川が右エリアで果敢に仕掛け、粘ってゴール前へマイナスのパス。これを7吉田がボレーで押し込みGOAL!!ついに深川がこの試合初めてリードする!!
ビハインドをおった神戸は短い残り時間で同点に追いつこうとパワープレーに出るが、深川も跳ね返し続ける。すると延長終了間際の99分に深川が試合を決定づける追加点を奪う。相手のクリアを拾って10品田→7吉田がカウンター!前線に吉田が抜け出し、GKと1対1に。切り返しでGKをかわし落ち着いてネットに沈めてGOAL!!
これで勝負あり。苦しみながらも深川が3-1で神戸を下し6年ぶり2度目の優勝をおさめた!!
《奥原監督》
「この決勝戦では東京に戻って戦うことができましたが、“ホームの雰囲気”がよいほうに出ればいいけれども、選手たちはまだ中学生。却って力みになることや、心が揺れて判断が鈍ることは嫌だったので、『いままでどおりのプレーを出そう、続けよう』と話して試合に臨みました。深川が目指しているのは『考えるサッカー』。今日も今大会で初めて先制をを許すことになり、そこで選手たちがどう変化するか、見てみたい…というところもありました。そこで彼らは動じずにプレーをし、神戸の時間帯でも我慢をして、最後まで勝利を追い求めて戦い抜いてくれたと思います。延長戦まで突入しましたが、いままでの3年間に積み上げてきたことや、仲間の気持ち、信頼関係をもう一度確認して戦おうと話していました。結果的に今日は7吉田が活躍をみせましたが、この決勝以外では他の選手が頑張ったり、チームとしてまとまってきたからこそファイナルの舞台に立つことができたはず。そういう意味で今日の最後の得点は、他の選手の気持ちまで背負ったゴールだったと思います。大会を通じて、どの試合もすばらしいチームと対戦させていただいたことに感謝をしています。私が深川の監督に就任して3年目ですが、本当に小さなことをていねいに積み重ねていこうと取り組み続けてきました。今日ピッチに表れた良いプレーも、悪いプレーも、3年間の積み上げそのものだったと思います。夏のベスト8からさらに高いレベルと成長をめざして……まだまだのところもありますが、それが優勝という一つの形になったことはうれしいことでもあります。また昨年から『フェアプレーが結果につながる』ということを選手に意識させ、今日それが獲得できたことも一つの結実だと思います。みなさんのご声援をありがとうございました」
《7MF吉田選手》
「先制されて自分たちのペースが崩れるかも…と思ったのですが、そこで焦らずに、自分たちのペースを取り戻すことができました。ゴールは、みんなが粘ってつないでくれたボール。そこで自分は当てるだけでした。今大会は準決勝までは得点がとれず、チームに迷惑をかけているなと思い、強い気持ちでゴールに向かいました。3年間、全国優勝をめざして、ずっと取り組んできたことを発揮し、気持ちの強さが出せた勝利だったと思います。優勝の実感は最初なかったのですが(苦笑)、サポーターのみなさんの声援が聞こえて実感が湧いてきました。ありがとうございました。今後も満足をせず謙虚に努力を続け、大舞台に強いストライカーになりたいです。 将来の目標は、トップの武藤選手のようなプレーヤー。ドリブルやキレがあって、自分もそうなりたい。そしてFC東京のトップでプレーをしたいです」
《1GK高瀬選手》
「大会をとおして、DF陣が身体を張ってくれて、チームとして粘り強い守備が発揮できたと思います。個人的にはまだまだキックミスなどをして相手にボールを渡すようなこともあったのですが、そこで慌てず落ち着いてプレーをすることを心掛けてきました。また流れを読んでしっかりとコーチングすること、また指示の声も、言われる仲間の気持ちを考え、どう伝えればいいかをしっかりと考えてきたつもりです。1年生のときから全国タイトルをめざして、チームメイトと一緒に頑張ってきて、今日それがかなって勝利で締めくくれたことがとてもうれしいです。U-18でも頑張って、将来は日本を代表する選手になりたいです」
《10品田選手》
「立ち上がりから勢いをもって試合に入ったのですが、神戸も強くて巧い選手が多く、押し込まれる時間が長くなりました。そして初めて先制点を取られてしまったのですが、そこでみんなで切り替えて、良いゲームに持っていくことができたたと思います。延長戦に入る前には、あらためて自分たちが3年間取り組んできたことを振り返って、監督から勇気付けられ、ピッチに立ちました。逆転については、いままでやってきたことが得点に結びついたので本当にうれしかったです。またこの1年、全国優勝をめざし、それは難しいものでしたが、達成できたことがうれしいです。何より、このメンバーで戦うのは最後ですが、みんなで力を合わせて日本一になれたことが何よりうれしいです。将来の目標はトップチームの梶山選手や米本選手のようなプレーヤーになってFC東京で活躍することです。U-18というトップに近い場所で頑張って、目標をかなえていきたいです」