GAME RESULT試合結果

第9節 2010/5/01(土)
観衆 19,549人 
天候 晴、無 気温 11.7度 湿度 56% 
主審:山本 雄大 副審:原田 昌彦/竹内 元人 四審:吉田 哲朗

J1 第9節

広島ビ

HOME

サンフレッチェ広島

2-1

試合終了

前半1-0

後半1-1

AWAY

FC東京

サンフレッチェ広島 FC東京
24' 山岸 智
68' 山﨑 雅人
得点者 56' 森重 真人
62' 髙柳 一誠 → 李 忠成
77' 森﨑 浩司 → 桒田 慎一朗
86' 佐藤 寿人 → 大﨑 淳矢
選手交代 28' 平山 相太 → 赤嶺 真吾
62' リカルジーニョ → 重松 健太郎
70' 梶山 陽平 → キム ヨングン
8 シュート 23
0 CK 10
13 FK 17
57' 丸谷 拓也
79' 山岸 智
警告 43' リカルジーニョ
88' 徳永 悠平
退場
サンフレッチェ広島先発
GK 21 西川 周作
DF 22 横竹 翔
DF 35 中島 浩司
DF 5 槙野 智章
MF 16 山岸 智
MF 28 丸谷 拓也
MF 7 森﨑 浩司
MF 17 服部 公太
MF 13 髙柳 一誠
MF 33 山﨑 雅人
FW 11 佐藤 寿人
サンフレッチェ広島控え
GK 34 中林 洋次
MF 32 岡本 知剛
MF 23 石川 大徳
MF 20 桒田 慎一朗
MF 27 清水 航平
MF 25 大﨑 淳矢
FW 9 李 忠成
FC東京先発
GK 20 権田 修一
DF 33 椋原 健太
DF 3 森重 真人
DF 6 今野 泰幸
DF 5 長友 佑都
MF 2 徳永 悠平
MF 10 梶山 陽平
MF 18 石川 直宏
MF 22 羽生 直剛
FW 13 平山 相太
FW 16 リカルジーニョ
FC東京控え
GK 1 塩田 仁史
DF 17 キム ヨングン
MF 8 松下 年宏
MF 14 中村 北斗
FW 9 赤嶺 真吾
FW 11 鈴木 達也
FW 24 重松 健太郎

【選手・監督コメント】

ゴールデンウィーク連戦の初戦、なりふり構わず勝利を目指す


 リーグ第9節は、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦。前節G大阪戦は、チャンスを活かしきることができず、無得点で敗戦を喫した。また4月のリーグ戦では勝利がなく、チームは苦しい状況にあるといえる。だが選手たちは、「苦い気持ちを引きずっていても仕方がない」と前を向き、城福監督も「内容として“真っ暗”というわけではない。それでも何かが足りないから陽が射していない。現在のクオリティや、何ができて何が足りないのかを考え、解決可能な光を見出していく。それを地道に繰り返していく」と現状を見つめ、あらためて続けることを誓った。  対する広島は、現在勝ち点12で6位につける。リーグ戦ではここ3試合で1勝2分。鹿島、新潟には勝ち切れなかったが、今週27日(火)のACL・浦項戦では、メンバーを入れ替えて臨み、フレッシュな戦力で勝利をもぎ取った。そのため、チームの一体感や雰囲気という点では上り調子といえるだろう。何よりポゼッションサッカーを志向し、ペトロヴィッチ監督のもと5シーズン目を迎え、より連係も精度を高めつつある。また昨季の対戦は1分1敗に終わり、東京が勝利を果たせなかった相手でもある。  東京は、平松がケガでチームを離脱したものの梶山が今季初先発に。徳永とボランチでコンビ組み羽生が左MFへ、左右サイドバックには長友、椋原の布陣で臨むことに。両チームの状況を重ね合わせても、広島の堅守をいかに崩せるかが焦点となるはずだ。そのためには「ボールの奪い方が一つのポイントになる」と城福監督。広島を自由にプレーさせると、2列目からの飛び出しや、FW佐藤のスピード、MF山岸のドリブルやMF服部のクロスなどを活かし、多彩な攻撃を仕掛けられることになる。そのため前線から厳しいプレスをかけてボールを奪い、東京も切り替えの早い攻撃を仕掛けたい。  ただし、そこでチャンスをつくれず、たとえ引かれたとしても、粘り強くパスをつなぎ、羽生の縦横無尽な動きや、梶山の展開から、相手DFを崩す意図のある攻撃につなげたいところだ。守備では、ここのところ隙を突かれる形で失点を喫する場面も見受けられるため、今一度コミュニケーションを高め、ボールへのチャレンジとカバーを徹底していきたい。今季“走撃”とスローガンを掲げる広島だが、これに走り負けず、チャンスを活かしきる迫力と闘志を打ち出し、アウェイで勝利をめざす。試合は広島ビッグアーチにて19時4分に東京のキックオフで開始された。

何度も好機を作るも決められず、1点ビハインドで折り返す


 試合開始から東京は梶山がよくボールをさばき、広島DFのサイドのスペースをリカルジーニョや羽生が突いて、チャンスをつくった。5分、右前線で椋原→石川→梶山の連係から、右に流れたリカルジーニョから逆サイドに送り、羽生の左クロスから平山がヘディングを放ったが枠外に。14分には椋原の大きなサイドチェンジが左エリアのリカルジーニョは難しい体勢からオーバーヘッド気味に中央に。ここに平山も詰めたが、GKにセーブされた。  17分にはカウンターから平山→石川が右サイドから中に切り込み、スピードを活かしてシュートを放つが、バーを直撃し…チャンスに決めきることができなかった。逆に24分、広島FW佐藤に右前線で起点をつくられ、右MF山岸→FW山崎が左へ。これに合わせて左MF服部が左エリアに抜け出し、中央のFW佐藤のポストから、右エリアに飛び出したMF山岸に蹴りこまれ、失点…。広島の流れるようなワイドなパス回しでDFを崩され、先制を許してしまった。  28分には平山から赤嶺に交代。その直後の31分、相手クリアミスを拾ったリカルジーニョが右エリア内に進入してマイナスのパス。これを赤嶺がダイレクトで合わせたが、枠外に。35分には梶山がエリアすぐ手前で相手DFを切り返し、右エリア内に駆け上がった羽生がシュートを放つがGKにセーブされる。ボールを支配し、失点の場面以外は広島にチャンスらしいチャンスはつくらせなかったが、1点のビハインドを背負って後半へと折り返した。

森重の同点ゴールで勢いに乗るかと思ったが、追加点を許し敗戦


 後半も主導権を握ったのは東京。54分から立て続けにCKのチャンスを得る。迎えた56分、右CKを石川がリカルジーニョとショートでつなぎ羽生へ。ここからアーリークロスを入れると森重が頭で押し込みゴール!! 森重の移籍後初ゴールで同点に追いついた。その後も東京がペースをつかみ、広島陣内で試合を進めた。62分にはリカルジーニョに代えて重松を投入。そのまま中央25mのFKをブレ球でゴール狙うもGKにキャッチされる。  67分には中央で重松→赤嶺の落としに梶山が走りこみ、シュートからCKに。この右CKは1度はクリアされるも、今度は左サイドの長友がエリア内に進入してクロス。波状攻撃を仕掛けるもフィニッシュには持ち込めず。広島も守備時には5バックに近い布陣で守り、そこから鋭いカウンターを仕掛けてきた。すると68分、スピーディにパスをつながれて、広島MF山岸の右エリア内への進入を許し、マイナスのパスにFW山崎がスライディングで合わせてゴール。広島のパス回しに翻弄される形で2点目を失ってしまった…。  反撃に出たい東京は、70分に梶山に代えてキム ヨングンをセンターバックに投入し、今野をボランチに上げる。80分、FKのこぼれを左エリアで拾った重松が強引にドリブルで持ち込み、果敢に狙ったが枠を捉えることはできなかった。さらに羽生がボランチをケアする一方、今野をより高い位置に上げてなりふり構わず広島を押し込んだが、最後までネットは揺らすことはできなかった。前後半を併せたシュート数は広島の8本に対し、東京は23本を放ったものの、流れの中では得点できず。敗戦に終わった。  【選手コメント】《森重》「自分のゴールで同点に追いつけたことはうれしかったが…。チャンスがあれば、もちろん攻撃参加もしたいが、それは状況を見ながら。とにかく守備の選手としては、1失点もしたくない。2点目を取られて一層苦しくなったが、先制点を与え追いかける展開になってしまっている。失点シーンについては、しっかりと修正をしたい。攻撃に関しては、足元でつなぎ過ぎて、怖さが足りないのかもしれない。アクセントをつけたり、流動的な動きからゴール前でチャンスが作れれば…。いかに相手にとって嫌なプレーをするか。そのあたりはアイデアを出して、みんなで話し合っていきたい」《長友》「感想は何とも言いがたい……。内容は悪くなかっただけに、すごく悔しさが残る。でも内容がよくても勝てないことが苦しい。最終的には決定力の差と言われても仕方がない。(内容が悪くないだけに、修正の仕方も難しいのでは?)ただ、失点についてはなんらかの原因がある。そこは反省して、必ず修正したい。下を向いている時間はないので、この結果をしっかりと受け止めることは必要。それでも自信を失わず、ブレずに続けること。そして仙台戦に切り替えなければいけない」  【城福監督の会見要旨】「選手は非常に頑張ってると思いますし、ベストを尽くしていると思います。遠くにも関わらず応援に来てくれたファンに申し訳ないです。(平山選手の交代の理由は?)アクシデントはありません。一つではないです。我々はゲームは支配していた、決定機はあったという試合がずっと続いていた。そして彼が試合に出ている間。それで理由はお分かりだと思います。今回だけじゃないです。(赤嶺選手、重松選手について)私は選手とともにあるので、今の得点力を指導できない私の至らなさを痛感していますし、選手とともに得点力が上がるように、与えられた時間の中で頑張りたいと思います。(梶山選手は?)彼の力は出してくれたと思いますし、チームの為の攻守の働きはしてくれたと思います。ただ、私も、当然彼も今日の出来に満足はしていません。それくらい高いものを要求し合うお互いでありたいと思います」  【広島・ペトロヴィッチ監督の会見要旨】「今日は高いテンポのいいサッカーが見せられたんじゃないかと思います。対戦したFC東京は日本の中ではベストチームに数えられると思います。我々は今日、五分の戦いが見せられたと思うのですが、そんな中で勝利できたのは、ラッキーが我々サイドについたというのもあります。前半、FC東京はいい得点チャンスがあったんじゃないかと。22日間で7試合目と言うことで選手の疲労はピークにきていると思います。後半、FC東京は、より攻撃に出てくることは予想できましたし、主導権も握られましたが、我々は危険なところは消して、決定的な攻撃はさせなかった。外から見れば押し込まれていたかもしれないが、決定的なチャンスは与えていない。追いつかれてからも、押されているように見えたかもしれないが、いい守りからカウンターで取ることができた。今日の選手は100%以上のものを出してくれた。そういった彼らの強い気持ちが、ラッキーを呼び込んだ。ここまでのリーグ・ACLの戦いでこれだけ主力を欠きながら、堂々たる戦いを見せたし、結果も残している。私自身、信じられないくらい、サンフレッチェは成長している。私が願うことは、強い気持ちを見せてくれているチームが、一つにまとまって戦ってくれること。チームが頑張っていることは、サポーターも見ているから、これだけの方が応援に駆けつけて後押ししてくれた。サポーターと選手たちが一つになって戦い、いい結果を残している。広島にとって素晴らしい瞬間です」