<マッチレビュー>
ベースとして確立できてきた堅守を軸にしながら、いかに迫力ある攻撃を展開できるか──。攻撃面の課題を勝利へのポイントに掲げる東京が、リーグ戦での約1か月ぶりの勝利をめざして味の素スタジアムでファジアーノ岡山を迎え撃った。
岡山は5バック+4枚の中盤で構成する堅守を武器に昇格初年度から結果を残してきたチーム。前線に強烈なパワーを持った選手を擁し、攻撃に変化をつけられるプレーヤーも在籍しているだけに、松橋力蔵監督は「しっかり警戒しなければならない」と気を引き締める。
東京のスターティングイレブンはゴールキーパーがキム スンギュ選手、最終ラインは右から長友佑都選手、アレクサンダー ショルツ選手、森重真人選手、室屋成選手で4バックを編成。ボランチは高宇洋選手と小泉慶選手のコンビ、アタッカーは右に遠藤渓太選手、左にマルコス ギリェルメ選手が入り、2トップには佐藤恵允選手と仲川輝人選手を起用した。また、ベンチには前節でJ1リーグ初出場を果たした山口太陽選手がメンバー入り。今節の岡山戦では味スタデビューをめざすことになった。
東京から岡山へ育成型期限付き移籍中の佐藤龍之介選手は契約の関係で出場しないが、青赤アカデミー育ちの鈴木選手がスターティングメンバーに。4月の前回対戦でいずれもメンバー外だったこともあり、これが初めての古巣対戦、そして東京戦での初の味スタ凱旋となった。また、同じく青赤育ちの柳選手もベンチ入りを果たし、試合前のメンバー紹介では両選手に場内から拍手が送られた。
また、キックオフ前には“JFAリスペクト フェアプレーデイズ2025”の取り組みでチームキャプテンの小泉選手が差別・暴力根絶宣言を読み上げ。マイクを通じてリスペクトの想いを伝えた。
1stHALF—高い集中力で主導権を握り、崩しの糸口を探る
試合は東京が主導権を握ってスタートした。ボールを握りながら攻めどころを探り、ビルドアップだけでなく、裏のスペースを狙うパスも使いながら押し込んだ状態でボールを奪い返して二次攻撃、三次攻撃を展開。試合前から意図していた状況に持ち込み、3バックの両サイドを狙いながら決定機を作り出そうとしていく。高い位置で即時奪回できなければ素早く戻って守備ラインを構築しつつ、ネガティブトランジションや前線からの連動したプレスも機能して岡山に攻撃のチャンスを与えない時間が続く。
守備意識の高さと抜群の集中力で攻撃から守備、守備から攻撃をシームレスに展開していく東京。だが、岡山も高さのあるディフェンダー陣を中心に堅い守備を見せており、なかなか決定機を生み出すには至らない。
前半20分には岡山の左サイドで与えたセットプレーから江坂選手が右足で巧みに合わせるが、ここはスンギュ選手が横っ飛びで懸命にかき出してセーブ。守護神の鋭い反応で何とか難を逃れることに成功。
良い守備から怖い攻撃を生み出したい東京。前半26分には左サイドを室屋選手が抜け出し、ペナルティエリア脇まで侵入して折り返し。だが、これは走り込んだマルコス選手の前で相手選手にクリアされてしまい、シュートには結びつかない。同28分にはワンタッチプレーを入れながら高選手が抜け出しを狙うなどしていくが、岡山が5バックで中央を固めて対応。試合前から予想されていた状況ではあるが、シンプルな縦パスやクロスでは崩せないことが明確になってきただけに、どんな形で攻撃に変化を加えるのかが改めて注目されることになった。
どこでどんな攻撃のスイッチを入れていくのか。その一つの答えを最終ラインからの鋭い縦パスが引き出した。前半33分、ショルツ選手からのくさびを受けた遠藤選手が流れるようなターンから前方へスルーパス。これに仲川選手が抜け出しながらマルコス選手と重なるような形になってシュートが遅れ、このこぼれ球をマルコス選手から佐藤選手へ展開。ここで相手の深いタックルでブロックされてシュートを打ち切ることはできなかったが、複数選手が絡んだ縦への鋭い連携と裏抜け、3バックの脇を突く攻撃に可能性を感じさせるアタックとなった。
前半終了間際にはカウンターから右サイドを駆け上がった長友選手がクロス。これをファーサイドに走り込んだ遠藤選手が巧みに右足アウトで合わせたが、ゴールキーパーの頭を越えそうなフワリとした弾道を川浪選手が弾き出したところでタイムアップ。試合はスコアレスのまま前半を折り返すことになった。
2ndHALF—ケインのゴールを機にホーム味の素スタジアムで3発快勝
ボール保持率で圧倒的に上回った前半。これをどうゴールに直結させていくかが後半のポイントとなった。
ハーフタイムを越えても試合展開は変わらなかった。立ち上がりから東京がボールを握って攻め手を探る。そのなかで岡山に生まれた一瞬の綻びを東京の縦ラインが鋭く突いた。
後半3分、高い位置でボールを持った高選手が右足で狙いすましたスルーパス。これを佐藤選手が右足アウトで柔らかなトラップから素早く右足で相手ディフェンダーの股下を抜くシュートでゴールに流し込み、東京が待望の先制点をゲットした。前半から積極的に中盤へ下りてビルドアップに顔を出し、攻撃の起点となっていた佐藤選手。試合前日に「攻撃の選手として大きな仕事を任されている。自分がゴールを決めて勝ちたい」と話していた背番号16が、ホームでまさに大仕事をやってのけた。これが味スタでは6月18日に行われたツエーゲン金沢との天皇杯2回戦以来となるゴール。ネットを揺らした直後、ゴール裏へと一目散にダッシュし、雨中のゲームに駆けつけてくれたファン・サポーターと一緒に喜びを分かち合った。

ようやく先制点を奪った攻撃陣の奮闘に応えるべく、守備陣も集中したディフェンスでゴールを守っていく。後半15分にはカウンターからピンチを招いたが、至近距離から放たれた木村選手のシュートをスンギュ選手がまたも抜群の反応でセーブ。しっかりと弾き出して同点弾を許さない。
後半23分にはこの試合初の選手交代。遠藤選手、仲川選手に代えて安斎颯馬選手と野澤零温選手をピッチへ送り出す。安斎選手は右アタッカーに、野澤選手は2トップの一角に入った。
この起用がいきなり好機を生み出す。直後の同24分、自陣からボールをつないでいくと、右サイドを全力疾走でオーバーラップしてきた長友選手が右足でクロス。これを中央の野澤選手が頭で合わせたが、シュートは惜しくもゴール左に外れてしまう。
前半から試合を優勢に進め続けてきた東京だったが、ここで一瞬のスキを突かれてしまう。後半28分のことだった。岡山の左コーナーキックをニアサイドで江坂選手に頭で合わされて失点。試合を振り出しに戻されてしまった。
勝ち越しを狙いたい東京は、同点ゴールを受けて即座にベンチが動く。マルコス選手に代えて左アタッカーに俵積田晃太選手を投入。すると、俵積田選手がいきなり相手ディフェンダーの間をこじ開けるドリブルでペナルティエリア侵入を図るなど、スタジアムを沸かせるプレーを見せていく。
冷たい雨が降りしきるなかでも熱い応援を続けてくれる青赤ファミリーに何としても結果で応えたい展開。選手たちは攻守にアグレッシブな姿勢で勝ち越しゴールを狙って岡山の守備網を崩すべくトライを続ける。
そして、その想いがついに結実する。後半43分、高選手の浮き球パスに右から佐藤選手が入り込み、ファーストタッチでゴールキーパーを交わしたところに逆サイドから走ってきた俵積田選手が無人のゴールに蹴り込んで勝ち越し。先制点と同じ背番号8のパスから佐藤選手の抜け出しで勝負あり。さらにサイドからの攻撃に逆サイドの選手が入ってくるという良い崩し方で東京が待望のリードを奪った。

追いつかれた状況からの勝ち越し点にスタジアムのボルテージは最高潮。こうなると青赤の勢いは止まらない。後半45分には左サイドを起点にして、押し上げてきた高選手の横パスを受けた佐藤選手がグラウンダーのミドルシュートをねじ込んで追加点。攻守に大活躍を見せたストライカーがこの日2点目となる一撃を見舞い、東京がリードを2点に広げた。
なかなか崩しどころを見いだせなかった前半から一転、後半は高選手の決定的なパスが冴えわたって3ゴール。得点感覚を研ぎ澄ませた佐藤選手が“ほぼハットトリック”とも言える活躍を披露し、俵積田選手が4月25日の第12節ガンバ大阪戦以来となるゴールをマークして快勝。球際の強さと切り替えの速さをベースにしながら3得点を挙げ、見事にホームで勝点3を獲得した。
MATCH DETAILS
<FC東京>
STARTING Ⅺ
GK キム スンギュ
DF 室屋成 / 森重真人 / 長友佑都(後半45+2分:岡哲平) / アレクサンダー ショルツ
MF 高宇洋 / 遠藤渓太(後半23分:安斎颯馬) / 小泉慶 / マルコス ギリェルメ(後半32分:俵積田晃太)
FW 佐藤恵允 / 仲川輝人(後半23分:野澤零温)
SUBS
GK 波多野豪
DF 土肥幹太 / 白井康介
FW 山下敬大 / 山口太陽
MANAGER
松橋力蔵
GOAL
後半3分:佐藤恵允 / 後半43分:俵積田晃太 / 後半45分:佐藤恵允
<ファジアーノ岡山>
STARTING Ⅺ
GK 川浪吾郎
DF 立田悠悟 / 田上大地 / 鈴木喜丈
MF 本山遥 / 宮本英治 / 田部井涼(後半26分:神谷優太) / 加藤聖(後半26分:柳貴博)
FW 岩渕弘人(後半14分:木村太哉) / 一美和成(後半14分:ルカオ) / 江坂任(後半44分:ウェリックポポ)
SUBS
GK 川上康平
DF 工藤孝太
MF 松本昌也 / 竹内涼
MANAGER
木山隆之
GOAL
後半28分:江坂任
[松橋力蔵監督 インタビュー]

Q、まずは試合の総括をお願いいたします。
A、90分トータルで見れば、非常に難しい部分も、良い時間帯もあった試合でしたが、スコアが3-1というところで、要所要所で締めるところをしっかり締めて得点した結果が、このゲームの結果につながったと思います。
Q、攻撃の選手が複数離脱しているなかで、佐藤恵允選手が今日は獅子奮迅の活躍をされていました。監督の評価をお聞かせください。
A、もちろん、本当に素晴らしい活躍をしてくれていると思います。怪我をしている選手は確かにいますが、今出ている選手たちがチャンスをつかんで活躍をして、ゲームを良い方向に進めてくれています。前節もそうでしたけれども、それぞれ出た選手がしっかりとやってくれているからこそ、こうしたつながりが生まれていると思いますし、僕のなかでは誰がいないからとかそういう感覚はまったくなくて、いる選手が自分のパフォーマンスをしっかり出してくれた結果として勝利につながっていることが非常にうれしいです。
Q、佐藤選手はゴール以外の部分でも今日は積極的なプレーが目立っていました。
A、リーグの前半戦でも得点力という部分では、彼がチームを助けてくれた試合もいくつかありました。今は本来の彼の景色じゃないところでプレーをしているのかもしれないですが、学ぶ意欲であったり自分のプレーの幅を広げるという部分で、どのポジションでも自分の幅を広げていこうという意欲が本当に素晴らしい選手です。そういうものをしっかりと自分のものにしているというところが結果に出ていると思っています。
Q、後半は複数の選手がラインブレイクや相手の背後への意識が強まり、たたみかけるような得点が生まれました。ハーフタイムにはどういった修正や指示があったのでしょうか。
A、前半は自分たちがボールを握る時間が非常に長かったなかで、なかなか攻め手が見えない状態でした。ただ、我々もしっかりとリハーサルをしていくなかでもっと関係性を作っていくことができれば、さらに良い攻撃につながるだろうというところがあると思います。ですので、自分たちがボールを持ちながら攻め手がないということが悪い方向にいっているとか、手づまりになっているような感じで首を傾げることやめようと。しっかりボールを動かしていけば、必ずどこかで相手がスペースを作ってくれたりだとか、関係性のなかでチャンスが増える可能性はあると思うので、そこはある程度出せたと思います。
後半はその上で、オープンな展開がどこかで必ず出てくると思っていましたし、そのオープンな展開のなかでのトランジションの精度とプレークオリティというものが重なって、非常に良い得点につながったと思います。あとは思い切りの良いシュートであったり、相手の怖いところにボールが入っていったことが3得点につながったと思います。
Q、ゴールにつながったパスは高宇洋選手からでしたが、ああいう部分でボールを受けてパッと出すという部分は非常に良かったと思うのですが、監督から見ていかがでしょうか。
A、やはり、そこのクオリティが後半は高かったと思います。ボールがパッと収まった瞬間、そのファーストタッチがしっかり収まることが、次のプレーのクオリティにつながると思います。そのプレースピードというものを出すためには正確にプレーするということが大切ですし、それがスピードを上げるのであって、急ぐことではないと。しっかり自分のコントロールが収まれば、次のプレーにスムーズに移行できる。それがプレーのスピードになっていきますし、そのクオリティが発揮できれば、さらに相手を困らせることができるというところが、後半はとても出たように思います。
Q、ここから、大会は異なる2試合ですが、国立競技場でFC町田ゼルビアとの連戦を迎えます。次に向けての意気込みをお聞かせください。
A、国立競技場も我々の『ホーム』というイメージもありますし、聖地と呼ばれるスタジアムでもあります。しっかりとした準備をすることはもちろんですが、そこでしっかりと結果を出さなくてはいけない相手、大会なので、ファン・サポーターのみなさんが我々の『ホーム』のような雰囲気をつくってバックアップしていただけることも非常に心強いですし、国立競技場でも我々の力をしっかりと発揮できるように頑張りたいと思います。
[選手インタビュー]
<佐藤恵允選手>

Q、前半相手の守備ブロックに手を焼いている印象がありました。佐藤恵允選手自身も、後ろに落ちてきたり、ワンツーで打開しようとしていたと思います。前半はどのようなことを意識してプレーしていましたか。
A、想定していたよりも相手の5バックの陣形を前に引き出せなかったので、相手がブロックを敷いたところにパスが上手く差し込めず、相手の陣形を崩せませんでした。もう少しフォワードが下りて、数的優位を作って打開するか、無理にでもパスを入れてそこから前向きのサポートで前進していくという方法もありました。前半はシュートが少なく、特にボランチの選手のミドルシュートが少なかったです。センターバックも、前線にボールを持ち運んで結構押し込めていたので、センターバックのミドルシュートも選択肢としてあったと思います。そこはもっとチームとしてやっていければ打開できたと思います。
Q、そのような部分も含めて、ハーフタイムに色々と課題を整理して、後半のファーストチャンスをモノにしたと思います。その感触はどうでしたか。
A、ハーフタイムに監督からは「全然悪くないから悲観することはない」と言われていて、プレーの選択や判断のスピードを上げて、ワンタッチをもっと上手く使おうという指示がありました。ドリブルで運べるところは運んで、一人で打開できるところは打開できれば、次の選手が出てきて数的有利を作れるとも思っていました。1点目は上手く高宇洋選手が運んで、スペースが空いたところにパスを入れて得点につながりました。後半に一人で打開する意識が上がったからこそ、相手の陣形も崩れたし、相手を間延びさせてスペースも空いて、ライン間でも受けられるようになりました。
Q、3得点すべてに関わる活躍でした。1点目は相手の股下を狙った得点、2点目は力まずしっかりとミートした得点でした。それぞれ自身のゴールについて振り返ってください。
A、1点目は清水エスパルス戦で決めたゴールに似ているのですが、相手を抜き切らずにリラックスして流し込むということを意識していました。今日も狙い通りに決めることができました。ゴールキーパーがブラインドで見えずに反応できない感覚は練習で掴めていたので、そこはイメージ通りでした。2点目はコース云々ではなく振り切ったからこそディフレクションで入ったと思います。思い切りの良さが出たと思います。自分でも評価したいです。
Q、ここからまた試合が続くなか、チームとしては天皇杯でタイトルの可能性が残っています。今日の勝利で数字上はJ1リーグ残留も決まりました。
A、タイトルをとりたいという思いが一番強いです。天皇杯に向けてリーグ戦を良い形で勝利することが勢いにつながると思います。自分がこのチームを勝たせるという思いも一段と強くなっているので、リーグ戦も天皇杯も一戦一戦で自分の全力を出して、全部勝ちたいと思います。
<俵積田晃太選手>

Q、こぼれてきたボールをしっかりと流し込んだゴールだったと思います。
A、佐藤恵允選手の動きを見ながら、ゴール前に走り込んだからこそ、ゴールに繋がったシーンだったと思います。
Q、俵積田晃太選手の得点が最終的には決勝点になりました。
A、どのような形であれ、1点は1点です。サイドからゴール前に入っていくことが得点につながりました。ゴールの形としては、今までの自分にはなかったような流し込んだゴールだったと思いますが、しっかりと続けていきたいです。
Q、1-1の場面でピッチに投入されました。監督からはどのような指示がありましたか。
A、まずは自分が入って流れを変えようと意識していました。1-1で追い付かれていた状況だったので、自分がしっかりと得点に関わるプレーで貢献することだけを考えていました。松橋監督からは積極的に仕掛けるように伝えられましたし、あのような場面(投入後最初のドリブル突破)をもっともっと作る選手になっていきたいと思います。
Q、攻撃陣に怪我人が多いなか、今日の得点をどのようにつなげていきたいですか。
A、誰が出ても良い結果を残せるのが、強いチームの特長だと思っています。シーズンは終盤ですが、さらにチームが良くなるように頑張りたいと思います。個人としては、自分の特長をピッチで表現できれば、得点につながると思っているので、継続して頑張っていきたいです。
<キム スンギュ選手>

Q、今日の試合を振り返っていかがでしたか。
A、今日は勝たなければいけない試合でした。ホームゲームもあと2試合しかないので、この味の素スタジアムでファン・サポーターのみなさんの前で勝利できて本当に良かったです。2試合とも勝ってシーズンを締め括りたいと思っていたので、本当にホッとしました。
Q、前半には相手のフリーキックからのシーンで、キム スンギュ選手のビッグセーブもありました。
A、セットプレーのトレーニングはチーム全体でやっていましたし、遠い距離でも相手がやってくることは分かっていましたので、あのシーンはしっかり反応して防ぐことができました。
Q、失点して同点になってしまった後に崩れることなく戦えたことが勝利につながりましたが、ディフェンスの選手たちとどのような話をしましたか。
A、ホームの試合で同点の状況になるとホームチームのほうが勝ちたい気持ちが出過ぎてテンポが上がってバランスを崩してしまうことがあると思うのですが、ディフェンスラインの選手たちは非常に経験のある選手たちなので、それでカウンターを受けて危ない場面を迎えてしまうことのないように声を掛け合いながらプレーしました。チャンスは必ずくると思っていましたし、後ろは耐えながらしっかりとプレーすることができたと思います。
Q、試合後にはすぐにゴールキーパーコーチと話をしていましたが、どのような会話をしたのでしょうか。
A、失点シーンについて話しました。セットプレーでやられてしまったということがありましたし、ピッチの中で感じていることと外から見ていて感じることが異なる部分もありますので、外から見ていてポジショニングや判断がどうだったのかということを聞きました。
Q、シーズンも終盤に入りました。ここからの試合に向けた意気込みを教えてください。
A、次は連続して同じ相手との試合になりますが、最初の試合でしっかりと勝つことで自分たちのリズムでその次の試合に臨めるように、何よりも目の前の試合の勝利をめざして一戦ずつ戦っていきたいと思います。





