新加入選手インタビュー<br />
アレクサンダー ショルツ選手

INTERVIEW2025.6.23

新加入選手インタビュー
アレクサンダー ショルツ選手

「経験やパーソナリティ、責任感をチームにもたらしたい」

Q、東京に加入した経緯を教えてください。
A、加入に至るまで、とても長いプロセスがありました。クラブとは半年以上前からコミュニケーションをとっていましたが、私自身、当時は怪我の影響などもあり、様々な要因でタイミングが合いませんでした。今回、そのタイミングがうまく重なり、サインをしました。

Q、アレクサンダー ショルツ選手に対して、相当大きな期待が寄せられていると思います。
A、とても大きなプレッシャーを感じていますし、Jリーグで3シーズンほどプレーしていた経歴や私自身のプレースタイルを全員が知っています。浦和レッズに所属していた時は、コンディションも良く非常に良いシーズンを過ごすことができました。当時と同じようなプレーやクオリティを期待されていることは、自分自身理解しています。


Q、東京の印象を教えてください。
A、浦和に所属していた時、東京とは常に拮抗した試合をしていた印象です。今、東京はチームのスタイルを変えようと、新たなことに取り組んでいる時期にいると認識しています。そのスタイルに適応して、ベストを尽くします。

Q、東京はリーグ前半戦、非常に苦しい時間を過ごしました。ショルツ選手自身、そのチームにどのようなことをもたらしたいですか。
A、まずは、私自身の経験やパーソナリティ、責任感をチームにもたらしたいです。一体感を生み出して、チームとして前進していけるように促していきたいと思います。私としては、選手それぞれがもっとうまくプレーできると思っていますし、チームとしても良い方向に進んでいけるように取り組んでいる印象です。チームとしての取り組みを学びつつ、アジャストしていきたいです。クロスボールからの失点が多かったなかで、その対策はしなければいけません。しっかりとしたオーガナイズとコミュニケーションを図れば、すぐ結果に繋がると思っています。


Q、ショルツ選手と言えば、ロングヘアの印象がとても強いですが、短くカットされていて驚きました(笑)。
A、それが最初の質問になると思って、準備していました(笑)。カタールでのシーズンが終わり、この後の写真や動画撮影は当分ないだろうと思って、バッサリと切ってしまいました。そうしたら、東京に加入することが決まり、合流後にすぐこのような取材やチームとしての写真撮影が控えていました(笑)。カタールは非常に暑く、短くしたというのもあります。ロングヘアが少し恋しいです。もちろん、髪が短くなったからと言って「ヘディングが弱くなったね」とは言わせませんよ(笑)。

Q、7月19日には早速、古巣の浦和と対戦が控えています。
A、とても楽しみです。東京の選手として、浦和に勝ちにいきます。特別なゲーム、特別な想いはあります。試合は勝ちにいきますが、試合終了後は、浦和の選手たちと笑顔で握手をかわしたいですね。


Q、カタールでの経験がショルツ選手自身に何をもたらしてくれましたか。
A、今まで経験したことのないフットボールのスタイルでした。個人にフォーカスしたような形で、自分自身のスタイルを出し切ることができませんでした。自分でやり切ること、自分自身にフォーカスすることを学べた時間になったと思います。(Jリーグと比較すると)プレーテンポが違いました。ハイスピードな選手が対戦相手には多く揃っていました。Jリーグは、どのクラブもしっかりとオーガナイズされている印象で、得点を奪うことは容易ではありません。一方でカタールは、フィジカルやパワーが重要視されていた印象です。

あとは気候です。40度を超える外気温ですが、スタジアム内はエアコンが完備されていて、会場内は20度。気温の差が身体に大きな負担をかけていました。カタールに移籍する前は風邪なんてひいたことはありませんでしたが、体調を崩すことが多々ありました。