4/27 新潟戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW<br />
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INTERVIEW2024.4.26

4/27 新潟戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW
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<前節・FC町田ゼルビア戦のレビュー>

引き分けを挟み3連勝を懸けた一戦。試合はセットプレーから先制を許し、小柏剛選手の東京移籍後リーグ戦初ゴールとなるペナルティキックで同点に追いついたが、ロングボールからの攻撃で2点目を奪われてしまう。その後も守りを固める相手を崩しきれず、惜しくも黒星を喫してしまった。

悔しさが残る試合となったが、左サイドで果敢な仕掛けを見せた33番が多くの可能性を感じさせた点は見逃せない。

左サイドからカットインしてシュートに持ち込むだけでなく、ボールを持ち替えての右足クロスや横パスでチャンスを演出。縦横無尽に仕掛けて得点の匂いを生み出していった。

立ち上がりから“無双”を続けたことで町田も複数人で対応してきたが、それでも青赤の33番は止まらない。軽くステップを踏みながら相手とのタイミングを図り、相手守備網に生まれたわずかなスペースをこじあけることで果敢にフィニッシュに絡んでいく。

圧巻だったのは、後半17分に見せた4人抜きドリブルだ。左サイドでボールを持つと、マークにきた二人の間を単独突破。さらに寄せてきた二人の選手を切り裂き、置き去りにしてシュート性のクロスを供給。これに詰めた遠藤渓太選手のシュートはクロスバーを叩いてゴールとはならなかったが、左サイドで俵積田晃太選手が圧倒的な存在感だった。

だが、本人はゴールやアシストという直接的な結果をもたらすことができなかったという事実に、「左サイドから多くのチャンスを作り出せたとは思いますが、チャンスだけに終わってしまった自覚がある」と悔しさをにじませる。

プロ2シーズン目の19歳ながら、彼の仕掛けがチームの大きな武器となりつつある。周りが良い形で預けてあげるようなサポートもできている。だからこそ結果で応えたい。

「僕自身が満足するレベルまでは全く達していません。ここからさらに成長できるように取り組み続けていくしかない。ゴールもアシストも両方を狙っていきたいですが、一番は勝利に貢献する得点を奪いたい」

町田戦の後半開始時、ゴール裏から彼の個人チャントが響いた。アカデミー出身、周りからの期待は大きい。持ち味を発揮しながらチームに勝利をもたらせられなかったという事実が、あらためて結果への想いを強くさせる。その気持ちを再確認できた試合となるならば、悔しい黒星もチームと彼の大きな未来につながるはずだ。



<マッチプレビュー>

前節でFC町田ゼルビアに悔しい敗戦を喫し、リーグ戦は3勝3分3敗と五分の成績となった東京。得点・失点はいずれも14で、得失点差0という数字になった。

ここまでの総得点14は、サンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸と並んでリーグ最多タイを記録する一方、失点数が同17位と守備面に課題を残すのも事実。チームとしてゴールは奪えているだけに、戦い方を安定させることが上位進出、そしてアルビレックス新潟戦勝利の鍵を握ることになりそうだ。

対する新潟も東京と同じく、ここまで3勝3分3敗の成績。就任3年目の松橋力蔵監督に率いられ、ボールを保持して押し込むポゼッションサッカーを掲げてきた。

現在の新潟でもっとも警戒すべきは、現在公式戦2試合連続ゴール中で、2・3月度の明治安田J1月間ベストゴールを受賞したFW谷口海斗選手だろう。持ち前の得点感覚に磨きが掛かり、鋭く力強い身のこなしでゴールに襲いかかるストライカーだ。遠目からでもシュートを狙える強烈なパンチ力も備えているだけに、東京としては最終ラインと中盤で連携しながら、彼が持つ力強いフィニッシュへの流れをしっかりと寸断しておかなければならない。

試合のポイントは、ボールをつなぐ新潟に対して、青赤の選手たちがどう対応していくかになる。東京は前線にスピードのある選手を、中盤にボール奪取力の高い選手をそろえるだけに、地上戦を挑んでくる相手を自陣に引き込んでロングカウンターや、ハイプレスからのショートカウンターを仕掛けて、臨機応変なサッカーを展開できるかが勝敗を分けそうだ。攻守は表裏一体。失点しないためのリスク管理も含めて、どんな戦い方で相手を攻略していくのかに注目したい。

思えば4月以降、国立競技場での連勝、東京ヴェルディ戦での同点劇、YBCルヴァンカップ2回戦のY.S.C.C.横浜戦で見せた4ゴールなど、気迫の戦いを披露していた。引き分けを挟んでリーグ戦3連勝は逃したが、アグレッシブなサッカーを見せることはできていた。町田戦の黒星に気落ちすることなく、しっかりと全員で立ち上がっていきたい。

また、昨シーズンまで新潟に在籍していた高宇洋選手にとっては古巣との対決となる。新天地で輝く姿をかつてのホームで見せられるかにも注目しておきたいところだ。



[ピーター クラモフスキー監督インタビュー]


Q、前節の敗戦を受け、あらためてどのようなことを求めていきますか。
A、敗戦から受けた痛みや経験をしっかりと次に繋げることが重要です。フットボールでは、時に厳しいレッスンを受けなければいけない場面があります。もちろん、このようなことを続けてはいけません。何か特別なものを築き上げていくなかで、前節の敗戦を受け入れ、学ばなければいけません。そのプロセスにいる以上は、そこから成長し、同じことを繰り返すことは許されません。前節の試合では、パフォーマンスやゲーム内容で相手に勝ることができませんでした。

Q、前節の結果を踏まえると、シュートや得点に今まで以上にこだわる必要があると思います。
A、フットボールはいかに得点を生み出すかが重要になるスポーツです。重要な要素に辿り着くためにチャンスを演出するところまではできていると思っています。相手が嫌がるエリアでのプレーや、我々にとって良い場面を生み出すところまではできていると思います。FC町田ゼルビア戦では、もっと多くの得点が生まれたかもしれません。しかし、町田は少ない決定機をしっかりと得点に繋げました。我々からすると、それ以外の場面ではしっかりと対応ができていました。相手は決定機を活かし、我々はチャンスを得点に繋げられなかった。この悔しさをここからの試合に繋げていきたいと思います。

Q、今節対戦するアルビレックス新潟はボールを保持するプレーが特長のクラブです。
A、新潟戦に向けて、しっかりと準備を進めています。もちろん、相手の流れやボールを保持する時間帯があると思います。それについても、どのように対応するかの準備が重要です。相手がボールを握っているのであれば、堅い守備で対抗する必要がありますし、我々に試合の流れや主導権を握る時間帯がきた時には、自分たちのプレーで相手を上回る必要があります。フットボールには様々な局面があります。自分たちが積み上げてきたプレー、戦い方は得点に繋がるシーンを生み出すためのものです。タフなアウェイゲームになりますが、高い集中力と強度で多くの得点を奪いにいきます。



[選手インタビュー]
<高宇洋選手>


Q、今節は昨シーズンまで在籍していたアルビレックス新潟との一戦です。
A、東京に加入して、今シーズンの年間スケジュールが発表された時から一つのターゲットとしてこの一戦を意識していました。対戦できることを楽しみにしています。新潟では3シーズンお世話になりました。感謝の気持ちをピッチで表現したいと思っていますが、まずは東京の選手として勝点3を持って帰ってくること、新潟に勝利することを意識しています。

Q、新潟戦の対策としてどのような点が重要ですか。
A、新潟はボールを保持する時間を大事にしながら試合を進めるチームなので守備の時間も他の試合と比べると少し長くなることが予想されます。ピッチ上でしっかりとコミュニケーションをとりながら、どの局面でボールを奪うかなど連動したプレーが特に求められると思います。攻撃面においては、ボールを保持するプレーを大事にしながら、チームとして積み上げてきているものを放棄することなく、チャレンジしていきたいと思います。

Q、守備から攻撃に切り替わった時にどのように攻略することがポイントになりますか。
A、攻撃に切り替わるタイミングでいかにコントロールできるかが重要だと思います。ボールを回すだけではなく、サッカーは得点を奪うスポーツですので、ゴールから逆算したプレーが求められると思います。ショートカウンターで人数をかけるのか、じっくりとボールを繋いで敵陣に侵入するのかを試合中の空気感を読みながら、チャンスを窺いたいと思います。



<俵積田晃太選手>


Q、前節のFC町田ゼルビア戦の振り返りをお願いします。
A、左サイドから多くのチャンスを作り出せたとは思います。ですが、そのなかで得点やアシストに繋げられず、チャンスだけに終わってしまった自覚もありますし、決め切れなかった悔しさがあります。チームとしては、失点とそこまでの過程が良くありませんでした。反省すべきことが多く出てしまった試合でした。

Q、試合序盤から俵積田晃太選手のドリブルを活かした仕掛けが東京の攻撃全体を牽引しているように見えました。
A、チームメイトも僕自身のプレースタイルを理解してくれていますし、特長が活きるように促してくれました。高宇洋選手、バングーナガンデ佳史扶選手、小柏剛選手など、自分のポジションから近いエリアでプレーする選手たちが、僕が仕掛けやすい環境や状況を作ってくれました。良いコミュニケーション、連携がとれていると思います。

Q、昨シーズンと比較しても、守備への貢献度や体力の面でも向上していることが窺えます。
A、少しずつ良い方向に進んでいるとは思いますが、僕自身が満足するレベルまでは全く達していません。ここからさらに成長できるように取り組み続けていくしかないと思います。

Q、今節はアルビレックス新潟との一戦です。
A、まずは自分自身が良いプレーをするため、勝利に貢献するために、自分自身に矢印を向けることが大切だと思っています。スタメン11人、誰が出ても強さを発揮できるのが東京のストロングポイントだと思っているので、全員でアウェイゲームを勝ちに行きます。

Q、得意のドリブルから狙うのは、得点なのかアシストなのか。どちらに重きをおいていますか。
A、ゴールを狙う、得点を決めることがベストだとは思っていますが、味方の得点をアシストするプレーが最近多く出せているようにも感じています。貪欲に両方を狙っていきたいと思いますが、一番は勝利に貢献する得点を奪いたいです。



<エンリケ トレヴィザン選手>


Q、FC町田ゼルビア戦の振り返りからお願いします。
A、前節は負けてしまいましたが、試合内容のすべてを悲観することはないと思います。局面で勝っていたシーンもありましたが、ご存知の通りサッカーというのは相手より得点を多く決めたチームが勝利します。相手はチャンスをものにして2得点を決め、私たちがそれを上回れなかったことがすべてです。町田のプレースタイルやオ セフン選手のような高さや強さを兼ね備えた選手をはじめ、前線の選手たちの特長も十分に理解していましたし、守備の選手として警戒すべきポイントがいくつかありました。もちろん、相手の特長を抑えるための準備をして試合に臨みましたが、得点を与えてしまったことを非常に悔しく思っています。

Q、今節はアルビレックス新潟を相手にどのような対策が必要になりますか。
A、前節とはまた違った戦いになると思います。今週も新潟のプレースタイルや戦術を理解しながらトレーニングを重ねてきました。どの試合も相手のことを研究しながら対策を講じ、試合に臨んでいます。そのなかで、私自身も含め練習から積み重ねてきたこと、成長してきている部分をしっかりとピッチで表現することが一番重要です。

Q、新潟戦を皮切りに5月の連戦がスタートします。
A、5月はミッドウィークの試合もありますし、試合数も非常に多いです。連戦を戦い抜くためにはチーム全員の力が必要になります。誰が出場しても良い状況を作ること、良いパフォーマンスを試合で発揮するためのトレーニングを積み重ねることが必要です。総力戦で挑みたいと思います。