森重真人選手 WEB囲み取材

INTERVIEW2022.1.21

森重真人選手 WEB囲み取材

Q、キャプテン就任の際にアルベル監督からどういった話がありましたか。
A、「キャプテンをお願いしたいと思っているがどう思うか」と聞かれて「光栄なことなのでやらせていただきます」と答えました。

Q、一度キャプテンを経験していることがどのように影響しましたか。
A、東京のキャプテンというのは責任がありますし、それにふさわしいキャプテンであるべきと思っています。去年まで東選手がその責任を全うして素晴らしい仕事をしてくれました。チームとしても会社としても新しくなるというところで、個人的にもまたキャプテンになって新しいチャレンジができるということで嬉しく思いますし、責任という部分でしっかりやっていかなければいけないと思っています。

Q、選手の代表としての役割と、一選手としての両立は、過去の経験を踏まえてどのように考えていますか。
A、前回やったからということではなく、また新しいチャレンジができるというように今はとらえています。

Q、副キャプテンにディエゴ オリヴェイラ選手が決まり、今後追加されるという話もありますがいかがですか。
A、すでに決まっているディエゴ選手は、振る舞いやチームへの貢献度を考えれば、キャプテンにふさわしいと思います。(通常は)日本人選手、外国籍選手というようにグループが別れてしまいますが、監督がめざしているサッカーを実現するためには、ひとつの集団として協力しなければいけないので、そういった意味でディエゴ選手がキャプテンにいるというのは頼もしいです。

Q、監督がおっしゃっている「一致団結」という言葉を受けての考えでしょうか。
A、キャプテンという立場ですが、それぞれの選手がそれぞれの場所で力を発揮できるようにうまくサポートしていきたいと考えています。

Q、キャンプが始まって数日経ちますが、何か新たな発見はありますか。
A、まずはテンポ良く、雰囲気良く、ストレスなくトレーニングできていることが、自分たちにとっては一番良いことだと感じています。練習の細かいところを説明することには時間がかかるので、見に来てもらえればわかると思います。しっかり頭を使いながらそこに技術が伴っていかないと完成されないと感じています。もちろん時間はかかると思いますし、でも僕も含めて一人ひとりがもっとレベルアップできるし、レベルアップしなければいけないと思わせてくれるトレーニングをしているので、やっていて楽しいです。

Q、アルベル監督のミーティングはいかがですか。
A、ミーティングでもユーモアを交えながらミーティングをしていますし、チームの意思を統一するという意味でも細かいところを映像を見ながらミーティングですり合わせています。また、今日やるトレーニングの内容も事前にミーティングで頭に入れた上で練習ができています。そういった映像の使い方であったり、システムなどの使い方であったりは最新というか、今までにない感じで進められています。

Q、今の段階でセンターバックとして監督から求められていることはありますか。
A、センターバックとしてということではないですが、チームとしてテンポ良くボールを回す、スペースを見つけて広い方へ、広い方へ…人が動くというよりは、しっかり人から人へボールを届けるということを意識したトレーニングが多いので、そういったところも楽しんでやっています。

Q、以前キャプテンだったときは背中で見せるようなタイプだったと思いますが、経験を経た現在、どんなキャプテン像を描いているか教えてください。
A、今の段階ではこうしようと思っているものはありませんが、色々なことを学びながら、もっと口数が多いキャプテンになりたいなと思います(笑)

Q、監督と選手の間に入ることも多くなると思います。経験によってうまく立ち回れると思いますがいかがですか。
A、背伸びをしてやるつもりはありませんが、やるべきことをしっかりとやらなければいけないですし、チームが雰囲気良くレベルアップするためには、監督と選手の間に立ったりすることは多くなると思います。監督が求めていることと選手が思っていることのギャップはどこかで少なからず生まれると思うので、小さなことでもお互いに意見交換しながら、みんなでより良いものをつくっていく雰囲気にしていきたいと思います。

Q、現時点で見えてきたサッカーの面白さ、同時に難しさも教えてください。
A、やはり技術、判断スピードが求められるので、そこを向上させていかないと、このサッカーは完成していきません。当たり前のことを当たり前にできるということがレベルの髙いサッカーにつながると思います。楽しみでしかないです。

Q、この数日間でアルベル監督が強調しているキーワードなどがあれば教えてください。
A、サッカー以外のことですが、チームで、ファミリーで、日本人選手や外国籍選手に関係なくみんなで成し遂げるということは、監督がサッカーと同じぐらい重要視しているということだと感じています。

Q、ポポヴィッチさんや城福さんのときのサッカーとアルベル監督がめざすサッカーの違いを教えてください。
A、ポポさんや城福さんがやってきたことに似ている部分はあります。アルベル監督はどちらかというと、そこまで動きすぎなくていい、ポジションをしっかりとって、そのポジションをとった選手から選手へしっかりボールを運ぶことができれば、よりいい攻撃ができる、よりいいサッカーができるというスタンスです。人が動いてボールポゼッション、というよりは、いるべき場所に人が立って、そこにボールを届ける、その連続でゴールをめざすというところは新しい発見だと思っています。


【取材の様子】