5/24 C大阪戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW

INTERVIEW2023.5.23

5/24 C大阪戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW

<マッチプレビュー>
国立競技場で行われた川崎フロンターレとの“多摩川クラシコ”を2-1で制し、連敗を2で止めた。続くアウェイでの鹿島アントラーズ戦はディエゴ オリヴェイラ選手が自ら獲得したPKを決め、5試合連続完封勝利中の相手と1-1で引き分け。チーム状態が上向いていることを感じさせる内容だった。

しかし、東慶悟選手は鹿島戦後に「逆転というところまでいけなかった」と振り返り、勝てなかった悔しさを強調した。「失点してもナーバスにならずに取り返せたことは良かった。ただ、何とか勝点3を取って連勝していかないと、まだまだ順位表で上には行けない」と、高い目標に向けて気持ちを引き締め直している。

今節、東京は残り2試合となったルヴァンカップ グループステージのセレッソ大阪戦に臨む。若手の成長機会をさらに増やすためにも、プライムステージ進出へ勝利がほしい一戦だ。

飛躍が期待される若手選手の一人、安斎颯馬選手は「攻守両面でチームを勝たせられる選手にならなければいけない」と成長を誓っている。上昇気流に乗る東京にさらなる追い風を吹かせるためにも、フレッシュな選手たちの躍動と勝利を期待したい。

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[アルベル監督インタビュー]


Q、鹿島アントラーズ戦から中3日で迎える明日のセレッソ大阪戦ですが、若い選手たちの起用について考えていますか。
A、若い選手たちに引き続きチャンスを与えたいと思っていますが、今節のセレッソ大阪戦は、プライムステージ進出に向けて大切な一戦だと思っています。重要なゲームであることをしっかりと認識して、メンバーを選考したいと思います。ここまでのルヴァンカップのグループステージでは、ホームで勝点3を積み重ねています。この試合もしっかりと勝ち、最終節にプライムステージ進出の可能性を残したいと思います。明日の試合後には、中2日でリーグのヴィッセル神戸戦を控えています。過密スケジュールですが、どちらの試合も勝ちにいきたいと思います。

Q、今シーズン、セレッソ大阪には、リーグ戦も含めて勝利がありません。2試合対戦した印象を教えてください。
A、ルヴァンカップの試合については、勝利にふさわしいプレーを見せていましたが、リーグ戦では、怪我を負っていた選手たちも戻り、チームとして改善に向かっていましたが、万全のコンディションではなかった印象です。

Q、ディエゴ オリヴェイラ選手や仲川輝人選手のような点取り屋が新たに現れることに期待がかかります。
A、ペロッチ選手はボックス内でのプレーを得意としている選手です。鹿島との一戦では、スペースへの飛び出しができる前線の選手として塚川孝輝選手を起用しました。

Q、U-20日本代表に選出された松木玖生選手が早速結果を残しました。昨シーズンからアップグレードされた彼のプレーについて教えてください。
A、松木選手はプロの世界で通用するために必要なことをすでに兼ね備えています。一つ目は、学習能力の高さ、二つ目は戦うこと、勝利に対する強いメンタリティを持っていることです。この二つを兼ね備えている松木選手は、今後さらに成長し続けていくことでしょう。昨シーズンの開幕戦から彼に先発出場のチャンスを与えたのは、彼の目からメンタルの強さをひしひしと感じたからです。間違いなく、昨シーズンの開幕戦から今日まで、彼は成長を続けています。

Q、U-20ワールドカップのグループステージで得点を挙げたことも、アルベル監督からすると驚きはないということですね。
A、驚きは全くありませんが、彼自身ここから改善と成長がさらに必要だと思っています。ですが、彼がレベルアップのために日々のトレーニングで積み重ねてきていることがこのような形で表れたと思っています。


[選手インタビュー]
<バングーナガンデ佳史扶選手>


Q、3月の日本代表戦で負傷してから復帰して、今のコンディションはいかがですか。
A徐々に上がってきています。ただ、怪我から復帰したタイミングで2回ほど体調を崩したり、いろいろとゴタゴタした復帰になってしまいました。その後もトレーニングしながら徐々に上げていくという形でここまできているので、感覚的には上がってきているのかなと思います。

Q、今シーズンここまでの振り返りをお願いします。トップチームに昇格して4シーズン目になりますが、ここまでの3シーズンとは違う景色が見えているのではないでしょうか。
A、開幕戦に出場したこと自体が初めてのことだったので、スタメンという形で出場できて、日本代表にも初めて選出していただいて、今までの3シーズンに比べて全く違うスタートになったと思います。

Q、日本代表に参加して大きな刺激を受けたとお話しされていました。その成果を少しずつ出せている実感はありますか。
A、正直、まだまだです。復帰してからまだ納得のいくプレーができていないので、代表のことを考える前に、今は自分のプレーをより表現できるように頑張っています。

Q、どういうプレーを伸ばしていこうとか、ここをもっとアピールしていこうとか、自分のプレーについて考えているイメージはありますか。
A、攻撃面で得点にもっと絡めるようにしたいです。特に数字としての結果は、今シーズンの明確な課題にしています。まだ得点もアシストもないので、明確な数字での結果という部分に一番こだわってやっていきたいと思っていますし、やらなければいけないと思っています。

Q、色々な経験をするなかで、中心選手になってやらなければいけないという自覚が出てきているように感じます。
A、「中心になって」というよりも、今までは若手という枠で周りの選手にサポートしてもらいながらやっていました。でも、今シーズンからは自分自身も若くないと思っているので、腹をくくって、自分がチームを引っ張るくらいのプレーをしなきゃいけないと思いながら今シーズンに臨んでいます。

Q、今シーズンから髪の毛を染めているのも「殻を破っていこう」という意識があるのでしょうか。
A、その意識がないわけではありません。ただ、人生で1度は染めてみたいなと思っていて(笑)。昨シーズン最終節の川崎フロンターレ戦の前に染めようと思っていたのですが、警告累積で試合に出られなくなってしまいました。染めた時に良い感じで気分転換ができたので、このまま新しい髪形で新シーズンもやろうかなと思い続けています。

Q、ここ2試合で“多摩川クラシコ”に勝利し、前節の鹿島アントラーズ戦もタフな戦いの中で勝点1をもぎ取りました。多摩川クラシコで勝ったことがチームとして大きかったのでしょうか。
Aなかなか結果が出ていないなかで、クラシコという大きな舞台で勝てたことで、チームとして良い方向に切り替えられたと思います。

Q、あれだけのファン・サポーターの前で、試合に向けて気持ちが入ったことも大きかったのでは。
A、それもあると思います。川崎戦までの試合では、球際や気持ちの部分で負けてしまったところがあったので、そういうところを修正できた試合が川崎戦だったと思います。

Q、今節、セレッソ大阪に勝てればルヴァンカップのプライムステージ進出に大きく近づきます。改めて意気込みをお願いします。
A、ルヴァンカップで勝ち上がるという意味でも、今後チームが良い流れに乗るという意味でも、すごく重要な試合になってくるので、出場するチャンスがあれば、まずは勝ちにこだわりたいです。気持ちの部分が一番大事だと思うので、そこで負けないようにして、引き分けとかではなく、勝利にこだわってチームとして戦っていきたいと思っています。


<ペロッチ選手>


Q、最後に出場した北海道コンサドーレ札幌戦から少し時間が経ちましたが、札幌戦のご自身の出来、今のコンディションはいかがですか。
A、札幌戦は、チームとしても僕自身の出来も良くありませんでしたし、相手の札幌は自信をもってプレーしている印象でした。過去の敗戦から学ぶものもありますが、今はセレッソ大阪戦に向けて、気持ちを切り替えています。最後に出場した札幌戦から良いトレーニングをしっかりと積んでいますし、コンディションも良い状態です。

Q、最前線の位置でプレーするにあたり、意識していることを教えてください。
A、フォワードの選手として、ゴールを決めるための動きを常に意識していますが、一番に考えていることは、チームの勝利に繋がるプレーを意識するということです。例えるならば、チームのために走ることや、前線からの積極的な守備など、得点以外のプレーで貢献することも重要です。そのなかで、自分自身がゴールを決めるのか、他の選手が決めるのかは関係なく、まずはチームの勝利のために全力を尽くせば自然と結果が付いてくると思っています。

Q、今シーズン、セレッソ大阪にはリーグ戦も合わせて2敗しています。どのようなプレーで貢献したいですか。
A、アルベル監督も今日の練習前に言っていましたが、セレッソ大阪戦はプライムステージ進出のために負けられない重要な一戦です。良い結果を残すために、試合の入りからしっかりと集中して臨みたいと思います。

Q、あらためて、ご自身のストロングポイントを教えてください。
A、ボックス内での動き、エリア外からのミドルシュートなど、フィニッシャーとしての精度を見てほしいです。

Q、ルヴァンカップ第2節の京都サンガF.C.戦のようなゴールに期待がかかります。最後に意気込みをお願いします。
A、京都戦は非常に良いゲームでした。チームとしても個人としても、全体として良い戦いができていたと思います。明日のセレッソ大阪戦に限らず、試合に臨むための準備がとても重要です。チーム全体でハードワークをして、ファン・サポーターのみなさんと喜びを分かち合えるような良いゲームにしたいと思っています。