10/29 名古屋戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW

INTERVIEW2022.10.28

10/29 名古屋戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW

<マッチプレビュー>
2月18日にはじまった2022シーズンの“旅”もラスト2試合となった。

アウェイゲームの締めくくりは名古屋グランパスとの対戦。昨シーズンまでの4シーズン東京の指揮を執った長谷川健太監督が率いており、前半戦の対戦時も東京の選手を熟知している指揮官の対策の前にゴールを奪えず、0-0で試合を終えている。

東京にとって一番の脅威となるのは、やはり今夏まで東京でプレーした永井謙佑選手の存在だろう。Jリーグ屈指のスピード、ゴールの嗅覚、明るく愛されるキャラクターで東京のファン・サポーターにとっても大事な存在だった。しかし、今回は名古屋のキーマンとして東京のゴールを狙ってくる相手だ。長谷川監督同様に、永井選手も東京の選手のことを熟知している。ホームの後押しを受けてどんどん仕掛けてくる彼をどう止めるかがこの一戦のポイントになるだろう。

一方で、東京の選手もまた永井選手のことを熟知している。森重真人選手がどう対峙するか、大学の後輩として可愛がられた木本恭生選手が永井選手のスピードをどう止めるのか、激しいマッチアップを繰り広げ、最終的には東京のセンターバックコンビに“永井封じ”を期待したい。

相手の守備陣は、古巣との対戦となる丸山祐市選手が統率する。前節のセレッソ大阪戦で4ゴールを決めた東京の攻撃に対して、長谷川監督も入念な対策を講じてくるはずだ。試合によってビルドアップの精度に波がある東京だが、前からボールを追ってくる場合には慌てずにプレスを剥がし、相手が自陣で人数をかけて守備ブロックを固めるのであれば、テンポよくボールを動かしながら相手を揺さぶり、隙を逃さずに仕留めるしたたかさを発揮したい。

アルベル監督との“旅”で新しい東京のスタイルを構築してきたシーズン。その締めくくりとして、「ボールとともに旅をする」(アルベル監督)サッカーで勝点3を持ち帰る。


[アルベル監督インタビュー]

Q、リーグ戦の中断期間がありましたが、チーム状態はいかがですか。
A、良いトレーニングを取り組むことができました。色々なことが順調に進んだ2週間だったと思います。物事がうまくいったからといって試合に勝てるわけではないですが良い感覚があります。どんどんチームが継続的に成長していると実感していますし、チームが良い状態である感覚も強くあります。ただ、1試合1試合違うので、試合結果というのは色々な部分が影響を及ぼすので、実際にプレーしなければわからないというのがあります。

Q、シーズン当初、新スタイルに対して今シーズンは50~60%くらいいけば良いのではないかと言っていましたが、今は何%になりますか。
A、我々が求めるレベルからすると60%のところまでは辿りつけていると思います。

Q、その根拠はどこにありますか。
A、現在の選手たちがこのスタイルにうまく適応した感覚があります。当然私自身も選手の特徴に適応しなければいけないところが当然ありました。前の機会でコメントしましたが、新潟と同じことをここでやろうとは全く思っていませんでした。選手の特徴を踏まえたうえでより良い仕事をしようというのが私の狙っていたことです。もちろんボールを大事にするというところは譲れない部分ですが、そこからは選手の特徴を踏まえたうえで、チーム戦術のところを落とし込みました。スタイルを変えるという1シーズン目としては、選手たちがうまく適応して良いレベルにたどり着けていると思います。狭いスペースでの攻撃のところも順調に成長していますし、その成長を今後も続けることが重要です。ただ、後40%のところは残っているのでまだまだです。そこは、継続して努力を重ねていきたいと思います。8か月ほどで、今のレベルまでたどり着けているということは評価に値すると思います。例えば、我々より順位が上の横浜や川崎はこのスタイルで数年間長くプレーしています。我々も同じように時間が必要です。クラブとしてもファン・サポーターのみなさん全員がともに旅をすることによって優勝にふさわしいクラブに成長すると思います。それ以外の秘訣というのは無いと思います。

Q、残りの40%を埋めるために、こないだの練習で選手同士の距離感について言っていましたが、そういったところが必要になってきますか。
A、横浜は狭いスペースでのプレーを得意としています。とても重要なコンセプトの1つに狭いスペースでのプレーがあります。それプラス背後への飛び出しというのが、我々が重要視していることです。なぜならば、2列目の選手で飛び出しが得意な選手が多いところを活かしたいというのがあるからです。仮に来シーズン足元でのプレーが極端にうまい選手が加入したのであれば、その選手の特徴を踏まえたうえでチーム戦術を適応しなければいけないと思います。ただ、狭いスペースでの良いコンビネーションをするためには、やはり時間が必要です。

Q、名古屋戦に向けて、ハイプレスをかけてくるタイプのチームに対してもボールを保持することが重要になりますか。
A、キーパーからビルドアップしたい理由としては、ハイプレスで前線から守備にくる相手に対してうまく打開できれば相手の背後にスペースができ、チャンスをつくれる可能性が増えるからです。美しいプレーをめざしてキーパーから繋いでいるわけではありません。ハイプレスをかけてくる相手に対して、後ろからビルドアップするチームといのは、ボールが奪われたときの危険性が内在されています。一方で、ハイプレスをかけるチームというのはボールを奪えればチャンスになるという可能性があるのと同時に背後に大きなスペースを残してしまうというリスクをおかしてハイプレスをかけてきます。そのような2チームの攻防があると思います。

Q、ディエゴ選手に関して今シーズン外国籍選手の中心として重要な存在だったと思いますがいかがでしたか。
A、2つのポイントで彼は貢献してくれたと思います。ゴール数が減ったのにはいくつか理由があると思います。1つはプレシーズンから股関節に違和感を覚えていて、それに耐えながらプレーをし続けたのが1つの要因です。それプラス、チームの成長のプロセスを見ていただければわかると思いますが、少しずつチームが成長してよりチャンスの数が増えていった傾向があると思います。例えば、アダイウトン選手はスペースへの飛び出しがより得意です。シーズン当初からチャンスを得た部分はあったかと思います。チームが成長して相手より押し込むチャンスが増えれば、渡邊選手だったり、レアンドロ選手やディエゴ選手により多くのゴールのチャンスが増えていく流れだったと思います。それ故に色々な要素からディエゴ選手のゴール数が少なくなってしまったかと思います。森重選手と同じようにディエゴ選手は東京にとってとても重要な選手であることは誰も疑いの余地はないと思います。副キャプテンとして、まずは今までの彼の活躍によって、外国籍選手だけでなくすべての選手からリスペクトされているというのがまずは重要でした。それプラス、外国籍選手たち、新加入選手にも複数の外国籍選手がいました。彼らをうまくチームに適応させるために誰よりも協力してくれたのもディエゴ選手でした。


[選手インタビュー
<木本恭生選手>

Q、長谷川健太監督が率いる古巣相手との試合ですがどんな印象を持っていますか。
A、対戦したときの印象としては全員でハードワークしてきて、チームとして1人もさぼらないと感じました。攻撃としては前線のタレントを活かした早い攻撃が印象にあります。

Q、思い入れもある豊田スタジアムでの試合だと思いますが。
A、すごく良いスタジアムですし、たくさんの人が入れるので良い雰囲気になると思います。名古屋で1年在籍して良いこともありましたし、逆に苦しんだことも多かったのでそういう意味では感謝しているクラブですがそれ以上に、負けたくない気持ちも強いですし、勝負にこだわっていきたいです。

Q、以前のインタビューで永井謙佑選手のおかげでサッカーを楽しんでやろうと思えたと言っていたと思いますがやはり東京にいた時の存在は大きかったですか。
A、そうですね。大学の先輩でありながらも、加入したばかりのチームに溶け込ませてくれてすごく感謝していますし、常に楽しんでサッカーをしろと言われていて、それが今の自分が試合に関わらせてもらっている要因だと思います。そういう感謝の気持ちもありますが、やられたくないですし、何とかして守り切りたいと思います。

Q、今回は、対戦相手の選手としてマッチアップするわけですが、いかがですか。
A、スピードは日本で1番速いですし、自分はスピードではかなわないので、先にポジションをとってスピードでやられないことが大事になると思います。

Q、前線からハイプレスでくる相手に対して、どうボールを保持しながら攻撃を構築して行くかも重要になってくると思います。
A、前線から永井選手を中心に自分たちのところにプレッシャーをかけにくると思います。なかなか前からくるチームにいい成績を残せられていない印象があるので、そこは克服しなければいけません。ロングボールで逃げるだけでなく、後ろで繋ぎながらリスクがあれば長いボールを使ったりすることはしっかりと積み上げてきたことなので、使い分けることが名古屋戦は大事になると思います。そこをしっかりやりながらビビらずに後ろからも丁寧につないで1年間やってきたことをだしたいと思います。

Q、今シーズンあと2試合ですが、ご自身ここまでを振り返っていかがですか。
A、ずっとリーグ戦は先発で出させていただいて、今まででのキャリアで出場時間が1番多かったですし、充実したシーズンを送れています。この2試合、内容も結果も求めながら自分にとって今までで1番良かったシーズンと言えるようにしたいです。

Q、ACLを狙える位置にもいるなかでどんな試合をしていきたいですか。
A、3位のところを狙えますが、正直他力なところもあるのでそこをめざすには2連勝しかないなかで、そこはあまり気にせず残りの2試合内容も結果もこだわって1年を良い形で締めくくりたいと思います。