7/22 レポート



北海道・白老キャンプ9日目は今キャンプ初のオフが与えられた。
白老町近郊を散策したり、新鮮な海の幸や、豊かな大地で育まれた肉や野菜などのグルメに舌鼓を打ったり、ホテルで休息したりと千差万別で、それぞれ思い思いの時間を過ごした。
北の大地を満喫して英気を養い、残り3日間となったキャンプで2026/27シーズン開幕に向けて仕上げに入る。
CAMP VOICE vol.9 橋本健人選手

Q、キャンプの手応え、課題をどう感じていますか。
A、順調にコンディションも上がり、試合もある程度の時間をこなすことができています。チームとしては明治安田J1百年構想リーグからの積み上げもできていると思いますし、松橋力蔵監督が求めていることが新たにあるので、そこにトライしている最中です。
Q、キャンプ初戦のモンテディオ山形戦では得点の起点にもなりました。
A、明治安田J1百年構想リーグの時から左ウイングの良さをどう生かすかということは、ペアを組む自分にとっても大きなテーマの一つになっていました。攻撃では左ウイングの良さを生かしてこそですし、守備では主従関係が逆になります。どう生かしていくかをこの前の練習試合では、山形相手に一つの答えを出せたというか、正解が一つ見えたと思っています。
Q、課題の守備も手応えを感じているのではないですか。
A、レベルが上がっていくにつれて、より求められると思っています。もっと緊迫した展開になることも考えられるので、そこは実戦でしか積めないモノも多くあると思います。練習から時崎ヘッドコーチも「細部にこだわろう」と言っているので、実戦でシビアな展開になった時にいかに守れるかが求められると思います。
Q、ハイプレスの強度アップと、ミドルブロックとの使い分け、細部を積み上げることでより強固な守備になりそうですね。
A、みんなできると思います。守備に関しては習慣が力になっていきます。守備にはスペシャルな戦術や、相手が驚くようなやり方はそれほどないはずです。どちらかというと原理原則が大事で、ゴールは真ん中にあるし、クロスを上げさせないことが失点のリスクを軽減させ、前でボールを奪い切ることが得点のチャンスを生む。そういった原理原則はある程度決まっていることなので、各々の意識や、一人ひとりの力、チームの組織力が試されるところです。明治安田J1百年構想リーグでは失点もありましたが、かなり少なかった印象ですが、失点パターンもミーティングでは振り返っています。練習から意識してやっていく必要があると思います。
Q、明治安田J1百年構想リーグ期間では長友佑都選手とポジション争いをしていました。過ごした期間をどのように感じていましたか。
A、やはり特別でした。徐々に時間が経つにつれてその立場や状況を受け入れられるようになってしまうので、普通に思うようになっていました。ですが、FIFAワールドカップ2026を見て、あの場に立った長友選手の姿やプレーを見てすごい人と勝負できていたんだと感じましたし、そのなかで自分もかなり成長したという手応えもありました。長友選手は、出場したスウェーデン戦の15分のために4年間を懸けてきたのだと思います。4年間を懸けても15分しか出られなかったり、ベスト32で負けてしまう厳しい世界が上にはあるということを知りました。僕は明治安田J1百年構想リーグ期間しか長友選手のことを知らないけど、行動や考え方にほんの少しだけど触れたことで、あの15分で積み上げた4年間が儚く幕を閉じたように感じ、すごく考えさせられました。
FC東京で試合に出るとか、そういった次元の2個3個上にそういう世界があるのかと思わされました。自分は東京で試合に出てリーグ優勝させることを目標としてこのチームに加入しました。まだ何に対しても満足なんてしていませんが、その先を見据えないとそれまでの選手になってしまうと強く思わされました。
Q、それを踏まえて、今シーズンに懸ける想いを聞かせてください。
A、まずは絶対にリーグ優勝する。優勝だけを考えて、長いシーズンには山もあれば谷もある。優勝に相応しいチームになるために、まずは怪我をしないようにして一年間ポジションを守り続けたい。かつ、明治安田J1百年構想リーグよりもはるかに良い結果と内容、そしてチームメイトだけに評価されるプレーヤーではなく他のクラブからも『東京の左サイドバックは良いよね』と言わせるぐらいの選手になりたいと思います。
FOCUS ON – 今日の1枚 –

オフィシャルカメラマンが撮影した写真から一枚を選ぶ『FOCUS ON』。
キャンプ9日目は、宿舎で作業するホペイロの山川幸則さんと、エキップの佐藤隆也さんを捉えた一枚をセレクトした。
選手やスタッフが快適に過ごせるように、裏方のスタッフたちも日夜汗を流している。練習グランドの準備や用具の管理、毎日の洗濯物の仕分け作業などその仕事は多岐に渡る。
一つひとつの仕事に愛情を込め、初のキャンプ地である北海道白老町でも丁寧な日々を過ごしている。

