7/18 レポート

北海道・白老キャンプ5日目は、午前に白老町総合体育館でサッカークリニックを行った。22年前の普及部時代に培った小林稔コーチの指導で、選手とスタッフたちが町内の子どもたち約60人と交流した。
じゃんけんゲームやパス交換などでふれあい、鈴木楓選手がリフティングとロングスローを披露し、渡邊麻舟選手もパンチングとゴールキーパースローを実演。初めて目にしたプロの技に、子どもたちは感嘆の声を上げていた。

さらに、サイン会も実施。色紙やノート、ボールに選手たちのサインが増えていくたびに、子どもたちは目を輝かせて喜んでいた。短い時間だったが、子どもたちの屈託のない笑顔に癒やされ、選手たちも英気を養った。
午後は宿舎と白老桜ヶ丘公園陸上競技場に分かれ、それぞれリカバリーとトレーニングを行った。新加入のニコライ ヴァリス選手や、FIFAワールドカップ2026に韓国代表として出場していたキム スンギュ選手も合流。各自が思い思いの場所で汗を流し、この日のトレーニングを終えた。
CAMP VOICE vol.4 常盤亨太選手

Q、昨日のモンテディオ山形戦との練習試合について、振り返りをお願いします。
A、監督から、ハーフシーズンからの継続の部分にプラスし、今シーズンはこういうことを求めていきたいという提示がこのキャンプ期間中にありました。トレーニングにもそれが色濃く出ているなかで、練習試合でもそうした部分にトライできていたと思います。ただ、その質はまだまだ上げられると思いました。
Q、どのような手応えを得ましたか。
A、納得感のあるコミュニケーションをとることができました。ネガティブな話よりも「ここが良かったからさらにやっていこう」とか、「こういう時はもうちょっとやり方を変えた方がいいかもしれない」とチャレンジする、または改善していこうというようなポジティブな会話が多かった。サイドを起点に得点が生まれましたが、そこに複数人が絡んで松橋力蔵監督が求めているシンプルなプレーで最後の局面まで崩すことができた。良いサイクルで進んでいるように感じます。
Q、試合中のコーチングの声も多かったと思います。
A、ハーフシーズンで積み上げた土台があった上で良いスタートが切れているイメージです。コミュニケーションの部分ではストレスなくできました。さらに、ハイプレスの確認や、前線の選手を動かすところはボランチやセンターバックを中心にできたと思いますが、もっと詰められるところはあると思います。
Q、さらなる成長を求めるなかでどのようなスタートが切れていますか。
A、シーズン前から言い続けていますが、今シーズンはさらに求められるモノも多くなると感じています。自分なりに危機感があって、明治安田J1百年構想リーグをプレーしたことで、そこが基準になっていますし、見ている側からしても「これぐらいできるよね」という目線で見られていると思う。そのなかでもう一個、二個自分が違いを作ったり、武器を増やしたりしていかないと成長していると思ってもらえません。自分自身も高いところをめざしますが、求められることも高くなると思っています。その高い要求を超えていきたいです。

Q、昨日の練習試合を見学していたクラブOBの徳永悠平さんが常盤選手のプレーを絶賛していました。
A、嬉しいですし、周りの高い期待と要求に応えたい想いが強いです。それにまだ明治安田J1百年構想リーグ期間しかコンスタントに試合に出ていない選手なので、初めて見たり、数回見て「良いな」と思われることは誰でもあることなのかもしれません。ハーフシーズンだけできました、では何の意味もありません。この新シーズンで年間を通してどれだけ活躍できるかで、チームの優勝にも大きく関わってくると思います。個人の成長とか、先を見据えた時に、今シーズンはあらためて勝負の一年だとひしひしと感じています。FIFAワールドカップ2026が終われば、また新たな4年が始まるタイミングでもあります。自分がもう少し先の景色を見たいと思った時に足りないことばかりだと思います。今、面白いなと自分のことを見ている方にも厳しい目で見てもらいたいですし、自分自身ももっと厳しく課題を課していきたい。それによって成長していきたいです。
Q、日本代表への想いも湧いてきましたか。
A、自分自身の性格や生き方としては凄く大きな目標を立てるより、目の前の課題を一つひとつ潰した先にどんな景色が広がっているのだろうという生き方をしてきました。昨シーズンであれば試合に出たい、メンバー入りしたいというところから、明治安田J1百年構想リーグでは実際に試合に出場してある程度の結果を残すことができました。その次のステップを考えたら、まずはチームを優勝させること、個人としてはJリーグで一番のボランチになるということがあります。それを叶えることができれば、次の目標が見えてくる。その一つひとつを乗り越えていくことだと思います。
ただ、悠長に構えてのんびりしている時間はないので、スピード感を持って自分をレベルアップさせていきたい。ワールドカップを見ていても、代表選手と自分を比べたら相当差があるので、このままだと追いつけない世界でもある。松橋力蔵監督に言われた言葉通りで、「高く低くもなくしっかりと今の自分自身を正当に評価」したなかでよりスピードを上げて成長した先にどういう自分が待っているかは自分自身も分からない。楽しみに日々全力でやっていきたいと思います。
FOCUS ON – 今日の1枚 –

オフィシャルカメラマンが撮影した写真から一枚を選ぶ『FOCUS ON』。
キャンプ5日目は子どもたちが引き出した長倉幹樹選手の最高の笑顔をセレクトした。
この日は白老町周辺の約60人の子どもたちと交流。約1時間の短い時間となったが、子どもたちに優しい長倉は目線を合わせて話しかけるなど、神対応を見せていた。
最後の集合写真では、子どもを抱っこしてこの笑顔で写真に収まった。英気を養った長倉選手は、午後のトレーニングのミニゲームで、新加入のニコライ ヴァリス選手とともにゴラッソを連発していた。

