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2016年U-15深川試合結果

8/19(金) 中札内交流の杜(キックオフ 13:00)
第31回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会・関東予選1回戦

FC東京U-15深川

1 - 3

大宮アルディージャジュニアユース

FC東京得点者

8谷地田陸人(10分)

FC東京出場選手

GK 20高橋優仁
DF 4木村誠二、22安斎颯馬
MF 6バングーナガンデ佳史扶、7後藤健太→24青木友佑(70分)、8谷地田陸人、12武井翔暉、13飯泉里玖→2玉井崇大(72分)、18白鳥橘平→5工藤大智(75分)、29常盤亨太
FW 9宮田和純

寸評

[リザーブ]
GK:1柿本篤志
DF:33三浦大
MF:14川野航也、17廣渡優太、21新良介
FW:11小島匠瑛

〇試合レポート
今にも雨が降り出しそうでいて、でも、常にギリギリの曇天が保たれた空。
北海道帯広市で開催中の第31回クラブユース選手権(U-15)大会はグループステージを終えて1日の休養日を挟み、いよいよ決勝トーナメント初戦となるラウンド32がスタート。
グループステージでの3試合とは違い、ここからはひとつ負ければそこで終わり。
緊張感たっぷり、いや、緊張感しかないハードな戦いがここから始まる。

対戦相手は大宮アルディージャジュニアユース。
今シーズンの関東ユース(U-15)リーグでの対戦では0-1のスコアで敗れているとあって、「1度負けている相手に、また負けるわけにはいかないぞ」と試合前ミーティングで奥原監督は選手たちの気持ちを高ぶらせた。
そして奥原監督は続けて、この試合におけるキーワードが「我慢」であると強調。
負ければそこで敗退となる試合とあって、大宮も慎重に戦いを挑んでくるだろうことは容易に想像がつく。
そうした堅い展開のなかで、どれだけの我慢ができるのか。さらに奥原監督は言葉を重ねた。
「お前たちも、色んな我慢をして今日まで戦ってきたんだろ? 大宮はすごく我慢強いチームだと思うけど、オレたちも『我慢』が武器だ。お前たちの先輩たちもそうだった」と深川の伝統である『我慢』強さを選手たちに求めた。
そして「苦しくなったら、仲間の顔を見ろ!」と。

【前半】
試合が始まると、まさにその通りの展開となる。
大宮は後方からしっかりとパスをつないで深川を攻めたて、厳しくプレスを仕掛ければ背後にパスを通されたり、逆サイドへと展開されたり。
5分にはクロスバーを襲う危険なシュートも打たれた。
それでも深川は我慢を続けた。パスを通されても前後から粘り強く挟み込んで奪い返し、キャプテンの木村やGK高橋を中心に我慢強い守備で跳ね返す。
そして、その我慢が早くも結実する。
10分、相手ボール奪って素早く攻めに転じると、飯泉からのパスを受けた谷地田が巧みに持ち運んで左足でゴールを先制点を。
深川の武器である我慢が、チームに勢いと流れを生み出した瞬間だった。
ただし、リズムこそ掴みながらも、その後も我慢の時間帯が再び始まる。
20分すぎには相手のシュートに脅かされ、25分には相手右CKからヘディングで狙われ、これをGK高橋のファインセーブで逃れる。
だが31分、抜け出した相手FWのシュートを一度はGK高橋がストップするも、こぼれ球を押し込まれて失点。
1-1のタイスコアで後半へと折り返す。

【後半】
後半は立ち上がりから深川がチャンスを作る。
43分にバングーナカンデのクロスに宮田が合わせ、47分には右CKからのこぼれをバングーナカンデがボレーで狙う。
どちらのシュートも枠の外へと飛んでしまったが、着実に大宮ゴールに圧力をかけていった。
その後も、白鳥が相手DFラインの背後に抜け出して相手GKの鼻先をかすめるキックで狙うなど、チャンス自体の数は作れていた。
そうやって我慢強く、粘り強く攻め込んだものの、大宮は手強かった。
守備でも深川は相手ボールに積極的にプレスを仕掛けるも、大宮はこれを巧みにいなしてボールを運んでいく。
相手もまた、我慢強く攻守を演じていたのである。
そして70分に右CKからヘディングで叩き込まれて逆転を許すと、その2分後にはクロスからのこぼれを押し込まれて1-3に。2点差をつけられてしまった。
だが、まだ時間は残っている。
深川は選手交代も行って積極的に相手ゴールへと迫り、ここでもまた我慢強く攻撃を繰り出し続けた。
ベンチにいるメンバーも必死で声を枯らす。「まだチャンスはあるぞ!」。
刻々と時計の針が進むなかで、宮田がシュートを放ったり、谷地田が相手ゴール前へのクロスに身を投げ出して食らいついたりと、気持ちを折らず、強い闘争心で攻撃を繰り返した。
しかし、残念ながらここで無常のタイムアップ。
我慢の戦いを貫いたものの、それを勝利に結びつけることはできず。深川の第31回クラブユース選手権(U-15)は、ここで終了した。

一戦必勝で、その視線の先にはトーナメントの頂点も視野に入れていた今大会だが、残念ながらラウンド32で深川の夏はひとまず終わってしまった。
でも、手に入れたものは決して小さくなったように思う。
深川に残って勝利を願ってくれた仲間や、負傷で試合に出られない仲間の気持ちを背負って懸命にプレーした1分1秒の価値は何にも代えられない価値があるはず。
苦しい時間帯が訪れるたびに仲間の顔を見回し、あるいは思い出し。
そうやって力を出しきったこの夏の経験は、今後のサッカー人生で必ず生きるはず。
上を向いて、今シーズンの残り試合も戦っていけるはずだ。

あらためまして、今大会でも遠く帯広の地でたくさんの声援を頂戴したこと、心より感謝申し上げます。
今大会はここで終了してしまいましたが、今シーズンこれからの日程でも、深川らしく元気に粘り強い戦いをしてまいりますので、ご声援のほどよろしくお願い致します。