7/19 トレーニングレポート

北海道・白老キャンプ6日目は、白老桜ヶ丘公園陸上競技場で2部練習を行った。午前は“サイド”に特化したメニューを中心に、午後はクロスボールへの対応を中心に攻守両面の確認を行った。
午前はサイドの崩しのイメージの共有を兼ねたトレーニングで汗を流した。ボールが外側に移ることで空くスペースをチームとして狙う指示がピッチでは飛び交っていた。
この日の午後はクロスボールへの対応の立ち位置や、マークの受け渡しの基準、細かいチームの約束事を入念に確認した。明治安田J1百年構想リーグ期間中のクロスボールからの失点は4。

時崎悠ヘッドコーチは「優勝するためには、それを1点でも削ってなくさないといけない」と言葉にする。ミーティングと練習セッションを繰り返しながら反復で徐々に強固な守備を構築していく。
北海道・白老キャンプもこの日で半分を折り返した。チームは順調な仕上がりを見せ始めているだけに、残りの期間でその色をさらに濃くしていく。
CAMP VOICE vol.5 山田楓喜選手

Q、今回のキャンプも半分を折り返しました。
A、「キャンプやなぁ」という感じがしていますし、良い感じで疲れも溜まってきています。キャンプでしか体感できない刺激が入っているので、とても楽しく過ごせていると思います。
Q、明治安田J1百年構想リーグの終盤から起用されていたトップ下でプレーする機会もこのキャンプ期間には多いと思います。
A、プロに入ってからはあまりプレーしていなかっただけで、アカデミー時代はずっとトップ下でプレーをしていました。松橋力蔵監督から言われた時もそれほど驚きはありませんでした。このチームで一番輝けるところはサイドではなくてトップ下だと思っています。今、手応えも感じていますし、練習試合ではゴールを決めました。よりゴールに近付いたことで、自分の良さがより活きると思っています。
Q、山田選手の独特の間合いが、良いカタチで攻撃のタメになっていると思います。
A、他の選手にはないタメ、左足のキック、間で受けるタイミングや場所も長倉幹樹選手や佐藤龍之介選手とはまた違ったところが見せられると思っています。それが攻撃のアクセントになって、新しいゴールパターンが増えてくると考えています。
Q、マルセロ ヒアン選手が山田選手とは相性が良いと話していました。
A、ヒアン選手との距離感を大事にしています。ボールを受けて前を向いた時に必ず彼は走っているので、良いスルーパスを出してシュートまで持ち込んだ場面もできつつあります。良い関係でプレーする時間を増やしていくことで、得点は増えると思っています。
Q、モンテディオ山形との練習試合ではサイド攻撃から得点が生まれました。
A、みなさんは自分の良さとして左足のキックやシュートのイメージが強いと思いますが、(山形戦では)サイドからクロスボールが上がるタイミングから少し遅れて自分はエリア内に入って得点を奪いました。ボールがどのタイミングでどこにこぼれてくるかまで分かるとまでは言いませんが、クロスボールからの得点が増えつつあるなかで、もしかして少し得意なのかもしれないと思い始めています。
僕自身、トップ下といっても、多少右側のエリアでプレーすることが多いので、右サイドでカタチを作って、逆サイドに展開することで、そのサイドからのクロスボールのシーンも多く生まれると思っています。左のひと振りを期待している方も多いとは思いますが、そういう場面の起点となるプレーとクロスボールを得点につなげる動きを積み重ねていきたいです。
CAMP VOICE vol.6 マルセロ ヒアン選手

Q、北海道・白老キャンプも6日目です。
A、とても環境も良いですし、過ごしやすい気候です。良いトレーニングができていると思います。
Q、先日、キャンプ初の練習試合も行われました。
A、キャンプに入ってから初めてのトレーニングマッチで、ポジティブな側面と改善すべき部分の両面が見えました。そのなかでフィジカルコンディションも含めて、連係面では前向きに捉えて良いことがたくさんあったと思います。ただ、改善しなければいけないこともあったので、そこはしっかりと修正していく必要があります。試合結果だけで言えば、負けてしまっているので、そこも含めてもっともっと良くしていきたいですし、修正して周りと合わせていきたいと思います。
Q、山田楓喜選手と前線で組むこともキャンプ中は多いと思いますが、連係面も含めて手応えはありますか。
A、山田選手はパサータイプの選手でもあるので、よく私の動きを常に見てくれています。私たちの連係はこれからもっともっとよくなっていくと思っています。
Q、高い位置のプレス強度も求められていると思います。
A、モンテディオ山形との練習試合も、もちろん意識していました。松橋力蔵監督をはじめコーチングスタッフからもプレスの指示はよく飛んできます。練習試合でも何度か前線からのプレスがうまくはまってボールを奪える場面がありました。
Q、サイドを活用した攻撃もここから増えていきそうですか。
A、オプションを増やそうと、サイドを活用したトレーニングは確かに増えていると思います。そして、それが強みになっていくと感じています。ただ、それが試合になると、そこを使うか、使わないかはその場面ごとに判断を変えなければいけません。それは相手次第でもあるからです。私たちが常に相手を見てプレーする必要があると思っています。
Q、今シーズンの個人的な目標を教えてください。
A、最大限の得点を奪いたいと考えています。そして、攻撃だけでなく守備でもチームに貢献したいと思っています。
FOCUS ON – 今日の1枚 –

オフィシャルカメラマンが撮影した写真から一枚を選ぶ『FOCUS ON』。
キャンプ6日目はバングーナガンデ佳史扶選手がクロスボールを上げる場面をセレクトした。
この日のトレーニングはサイド攻撃に特化した練習メニューがズラリと並び、クロスボールを上げるシーンも多かった。そこで輝きを放ったのが、青赤の6番だった。
今シーズン、サイドを活用した攻撃から得点増を狙うチームにあって佳史扶選手は「自分が活躍できれば、自ずと改善されていくと思う」と口にしてきた。
その言葉通りファーサイドに抜けるピンポイントのクロスボールを上げ、小湊絆選手の得点をアシストしてみせた。すると、チームメイトやコーチングスタッフとともに観客席からも感嘆の声が上がっていた。

