INTERVIEW 2026.6.16

髙橋秀人 FC東京グローバルビジネス戦略アドバイザーが語る『ボルシア ドルトムント戦の見どころ』

2008から2016シーズン(2008年、2009年はJFA・Jリーグ特別指定選手)までFC東京に在籍し、2026年4月より「FC東京グローバルビジネス戦略アドバイザー」に就任した髙橋秀人氏。自身は日本代表として臨んだ国際試合はもちろん、FC東京の選手としても2015年のドイツ遠征などの海外クラブとの対戦を経験してきた。現在はニュージーランドという文化の異なる環境に身を置き、フットボールのみならずさまざまな領域での視野を広げ続けている「タカヒデ先生」に、8月1日(土)に開催される国際親善試合 vボルシア ドルトムント戦の見どころを聞いた。
◇髙橋秀人氏 FC東京グローバルビジネス戦略アドバイザー就任インタビューはこちら

選手だけでなく、FC東京というクラブの価値を世界に示す機会

Q、今回、ボルシア ドルトムントとの国際親善試合を行うことが決定しました。ご自身のプレーヤーとしての経験をふまえて、またFC東京グローバルビジネス戦略アドバイザーとして、海外クラブとの対戦についてどのように見ていますか?
A、海外クラブと対戦することで、選手としては普段とは違う「非日常」の環境に身を置けるのが大きいと思います。海外のチーム、外国籍の選手たちと対峙することで、日本の誇りや自分たちのスタイルをより強く意識しますし、常にチャレンジャーとしてプレーできる感覚がありました。

クラブとしても、ピッチ上だけでなく運営やビジネス面での学びも非常に多いと思います。海外トップクラブのマーケティングやクラブの成長戦略に触れることで、新しい発想が生まれたり、学べることも多くあります。サッカーにおいて国内にとどまらず「世界」や「異文化」を肌で感じることは、クラブ全体の成長にとって非常にポジティブで重要なことだと感じています。

Q、海外クラブとの試合がFC東京にもたらす価値について教えてください。
A、選手にとっては刺激と成長の機会であり、クラブにとっては世界との比較ができる貴重な場です。また、ビジネス面では海外とのつながりを築くチャンスでもあります。言語や文化の壁はありますが、その中で得られる経験や気づきは非常に大きいはずです。そうした積み重ねが、FC東京の次のステップにつながると思っています。 

Q、今回の対戦相手であるボルシア ドルトムントの印象と、注目選手を教えてください。
A、私が説明するまでもなく、ドルトムントは長い伝統があり、トップチームはもちろん選手育成においても世界的にも非常に評価の高いクラブです。ブンデスリーガはフィジカルやスピード、プレーの強度といった部分で日本とは違う特徴がありますが、同時にテクニックも非常に高い。個人的には背番号27番のカリム アデイェミ選手に注目しています。スピードがあって、自然と彼にボールが集まる。そして彼がボールを持って前を向いた瞬間にゴールの匂いがするような、そういう魅力があります。背番号14番のマクシミリアン バイアー選手もまだ若いですが躍動感のある素晴らしい選手です。

Q、この試合でのFC東京の注目ポイントはどこでしょうか?
A、百年構想リーグで好調を維持している佐藤恵允など若い選手の活躍も楽しみですが、長友佑都選手や森重真人選手といった百戦錬磨の選手たちが、世界レベルの相手にどう対応するかも見どころではないでしょうか。親善試合ではありますが、貴重な国際経験を積むことができる機会なので、FC東京が26/27シーズンのJリーグ開幕に向けての勢いをつけたり、選手個々の意識を一段高めるような試合になることも考えられます。どのように戦うのかも、注目してほしいポイントです。 

Q、ファン・サポーターのみなさんへ、試合の楽しみ方を教えてください。
A、ぜひ「推し選手」をつくって観てほしいです。FC東京の選手はもちろん、ドルトムントの選手にも好みのタイプの選手がいるかもしれません。プレースタイルでもルックスでもいいので、一人でも注目する選手を見つけることで試合の楽しみ方が広がります。この試合をきっかけに海外サッカーに興味を持っていただくのも素晴らしいことですし、逆に海外のファンがFC東京を知るきっかけにもなると思います。TOKYOという世界的にも誰もが知っている都市の名前を冠したFC東京がこうした試合を行うことは、きっとみなさんが思っている以上に大きな価値があります。この舞台をぜひ楽しんでください。
※選手については2026年6月11日時点の所属選手です。


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