match 試合日程・試合結果
2015年U-18試合結果
7/26(日) 前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場(キックオフ 09:00)
第39回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 グループステージ
FC東京U-18
1 - 5
名古屋グランパスU18
FC東京得点者
8,大熊 健太(76分)
FC東京出場選手
| GK | 21,波多野 豪 |
|---|---|
| DF | 25,鈴木 喜丈、23,岡崎 慎、5,柳 貴博 |
| MF | 3,小山 拓哉、34,品田 愛斗→17,伊藤 純也(HT)、7,安部 柊斗、2,相原 克哉 |
| FW | 20,生地 慶充→24,内田 宅哉(65分)、8,大熊 健太→15,半谷 陽介(85分)、10,佐藤 亮→9,西元 類(85分) |
寸評
[リザーブ]
GK:1,山口 康平
DF:13,渡部 卓
MF:32,小林 真鷹
FW:
○試合レポート
【積み上げの継続と歴史の継承】
第39回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会もいよいよ今日から一発勝負のノックアウトステージ。
大会4日目ということもあり連戦をどう戦うのか。
また、9:00キックオフという時間にも関わらず気温35.5℃という高温。
そしてこのノックアウトステージからは45分ハーフ(90分)へと変わり、ゲームマネジメントも試される舞台となる。
本日の試合は前後半合わせて4回の給水タイムを行い選手の体調面も配慮された。
グループステージを2勝1敗、得点9 失点2の2位という成績でノックアウトステージに進出した東京。
システムを3-4-3に戻しこの一戦に挑む。
対する名古屋グランパスU18はグループステージを3戦全勝、得点17 失点2という他クラブを圧倒した成績で勝ち上がってきた。
プレミアリーグWESTでも順位こそ8位だが直近の試合では2位のガンバ大阪ユースを相手に引き分け調子を上げてきているチーム。
システムは4-4-2を採用しており、キャプテンでFWの背番号10番森選手はグループステージでは4得点と、得点能力のある選手。
試合前のミーティングで佐藤監督は「今日の試合は球際での攻防が特に大事になる。試合への入り方を間違えないように。最初の5・10分を大事にやろう。流れによってはシンプルにプレーすることも必要。」と声をかける。
そして最後に「暑かったら闘え!苦しかったら走れ!」と選手を激しく鼓舞してピッチへと送り出した。
約300人の観客が見守るなか、試合は前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場にて名古屋のキックオフで開始した。
《前半》
試合序盤は落ち着いた入りを見せた東京。
キャプテンマークを巻く佐藤を先頭に前線からチェイシングを見せる。
名古屋は2分、左CKの流れからゴールに迫ったが波多野が落ち着いて対応する。
続く4分にも右サイドから斜めにボールを入れられると、素早く反転しシュートを放つ。
対する東京はファーストシュートでビッグチャンスを迎える。
6分、安部が中盤でボールを奪い持ち上がると、大熊、佐藤と繋ぎ左サイド裏に飛び出した生地へ。
生地はタテに突破をしグランダーでゴール前中央でフリーになった安部に預けるがシュートはバーに阻まれる。
この試合、安部は何度も中盤で相手からボールを奪い、またセカンドボールを拾い続け中盤の底でチームを支えた。
試合を先に動かしたのは名古屋。
10分、中盤で前を向かれ一瞬の隙を見逃さず左足のミドルシュートがネットを突き刺し失点。
14分にもDFラインでボールを奪われピンチを招くも鈴木が身体を張ってゴールを守る。
同点に追いつきたい東京はボールを支配する。東京らしい複数人がボールに絡む攻撃を見せる。
23分、複数が絡むパスワークでチャンスを伺うと、左サイドに開いた生地にボールを預ける。
生地はドリブルで進みながら、中央寄りにポジションをとっていた小山に当てるとワンツーで中に切り込みミドルシュートを放つがGK正面。
28分には左サイドで起点を作りペナルティエリア内に選手が密集すると、後ろに構えていた品田に繋ぐ。
品田は縦パスを入れるとこれをフリックで佐藤が裏に抜け出しかけるが、相手DFが防ぐ。
ゴール前でアイデアを見せる東京らしい攻撃にスタンドも沸く。
さらに44分にも、中央から右サイドペナルティエリア角にいた相原にボールが出るとワンタッチで中にいる安部へ。
安部はそれをゴール中央に向かって斜めに走りこんできた柳に落としシュートを放つが枠の外。
名古屋の攻撃にピンチを迎えるシーンもあったが追加点を許さず、0-1で前半を折り返す。
《ハーフタイム》
選手同士でも具体的な動き方の確認や意思統一を図る。
佐藤監督からは「自分達のやってきていることをブレずにやろう。状況判断を少し早くしてテンポを上げること。そして最後の質にこだわろう。」といつもより具体的な指示が出る。
ハーフタイムに品田から伊藤に選手交代し、リズムに変化を与える。
《後半》
東京は交代出場した伊藤がビッグチャンスを演出する。
46分、左サイドで伊藤がボールを受け中に切り込みながらグランダーのクロスを上げる。これをフリーで入ってきた佐藤に合わせるがミートできず。
さらに50分には鈴木のクリアーボールを処理しようとする相手DFに佐藤がプレスを仕掛けボールを奪う。
佐藤はドリブルを仕掛けると、大熊が並走し相手の注意を引き付け、そのままペナルティエリアに進入するも相手DFに囲まれてしまう。
直後の51分、東京は右サイドを突破されゴール前にグランダーのクロスを入れられる。相手選手に合わずゴール前をそのままボールが抜けていくがあわやのシーン。
お互いにチャンスを作るなかで東京にも連続してチャンスが訪れる。
52分、右サイドを相原がドリブルで駆け上がるとファーサイドに位置した佐藤にグランダーのクロス。佐藤のシュートを相手GKが好守で防ぎ、そのこぼれ球に大熊が必死に足を伸ばしボールを押し込もうとするがポストに阻まれる。
さらに55分、右サイドを柳と相原の二人で突破すると柳がゴール前に右足インフロントで軽くカーブをかけるようなアーリークロス。
これは相手DFが防ぎ左CKを獲得。
このCKの流れから、そのまま高い位置に残っていた鈴木が右サイド深くに切り込みゴール前にクロスを入れるも相手DFがブロック。
同点ゴールが遠い東京は追加点を許してしまう。
59分にショートカウンターで右サイドからDFと1対1になりながらファーサイドに鋭く決められてしまう。
後半1回目の給水タイムに生地から内田に交代し流れを変えようとする。
しかし、68分、自陣左サイドでGKへのバックパスを寄せられ失点。
4分後の72分にも、反撃に出るべく前掛かりになっていたところをカウンターで4失点目。
ベンチから「諦めるな!まず1点返そう!」とピッチの中の選手を鼓舞したのは、昨日の試合でキャプテンマークを巻いた山口。
東京は76分、左CKを伊藤が大熊に合わせ1点を返す。
反撃に出る東京は、ピッチを広く使う名古屋のパス回しに対して、全員が必死にボールを追いかける。
85分に西元と半谷を投入し前線からの圧力を強めゴールを目指す。
何度かゴール前に迫る場面を作るも、ゴールが遠く、逆にロスタイムにまたもカウンターで失点。
最後まで諦めることなく走り続けたが、このまま試合終了の笛を聞いた。
FC東京U-18の第39回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会は残念ながらベスト16で敗退となった。
試合終了後佐藤監督は「この悔しさを忘れるな。ここから次のステージに行くときにこの悔しさをエネルギーに変えないといけない。もう一度リセットしてここから良いチームになろう。」と選手に声をかけた。
【選手・スタッフ 試合後コメント】
柳選手
「暑い中での試合だったが、相手の方がチーム力など全体的に上だった。立ち上がりは少し上手くいかない部分もあったが立て直すことができた。失点してからは相手のペースだった。個人的には前半に失点したくなかったので守備から試合に入った。ただ失点してしまい後半は前に出る意識を強くしたが、ちょっとしたスキで失点を許してしまった。(今大会をふりかえると?)関東予選は自分達の目標を達成できた。簡単な試合はなかったがしっかりと勝ちきることができた。ただ、そこで自分達も少しスキができてしまったのかもしれない。この悔しさをバネにプレミアリーグとJユースカップでは優勝を目指し頑張りたい。」
佐藤選手
「全国大会ではゲームキャプテンとして優勝を目標にやってきたので非常に残念。自分達にも決定機はあったし、そこを決めたかったが、相手はそこを決めてきた。全国大会は非常に厳しいスケジュールだったが、これも貴重な経験。これからあるプレミアリーグやJユースカップに活かしていきたい。そして、その二つの大会に向けて個人個人が技術やメンタルを高め両方の大会で優勝をしたい。」
鈴木選手
「試合に勝つという強い気持ちでゲームに入った。先に失点をしてしまったが持ち直し反撃したが得点を決めきれなかった。相手はワンチャンスをものにしてきた。相手のFWは上手かったが、戦えない相手ではなかった。自分の力不足。(今大会をふりかえると?)関東大会を優勝し今年もいけるのではないかという甘さがあったのかもしれない。3年生に頼ってしまった部分が大きかった。今日から気持ちを切り替え、練習でこの経験を活かし、今後は自分が引っ張っていくくらいの気持ちでやっていきたい。」
佐藤監督
「しっかりとゲームに入り、双方に決定機があったなかで名古屋がそれを決めた。後半はチャンスがあるなかで相手のやりたいことをやられてしまった。失点してからは前掛かりに出たが、そこを相手にうまく使われてしまい、去年までの経験を活かせなかった。自分達も何度か個で打開してチャンスを作ったが結果に繋がらなかった。(今大会をふりかえると?)目標は先輩達の想いを引き継ぎ優勝。それに向って選手・スタッフが一丸となってやってきた。関東予選を優勝して全国大会に出場できたがアクシデントもあった。そのなかで、輝きを見せる選手が出てきてほしかったし、個人としては選手の力をより出し切れるようにサポートしたかった。今大会は多くの選手が経験を積むことができたので、そこの部分で今後の選手の伸びしろに期待したい。下を向いている暇はなく大事なのはここから。今後にどう繋げるかが大事。この瞬間からの立ち振る舞いが重要だと思う。プレミアリーグとJユースカップが控えているので、今後の遠征や普段のトレーニングでしっかりと準備をして、今大会の経験があってよかったと言えるようにしたい。しっかりとサッカーと向き合っていきたい。」