1/18 練習試合 サンフレッチェ広島戦

沖縄糸満キャンプ7日目は、西崎陸上競技場でサンフレッチェ広島と練習試合(45分×3本)を行い、4-3という結果だった。
1本目は相手ゴールキーパーの好守にも阻まれて0-1。さらに、2本目もフィニッシュまでの形を作り切れず、スコアレスとなった。


迎えた3本目は開始3分で失点し、リードを2点に広げられてしまう。だが、その1分後だった。2026/27シーズン途中に法政大学からの加入が内定している小湊絆選手が技ありループ弾で反撃の狼煙を上げる。
さらに、11分にも小湊選手が、再びネットを揺らす。30分、広島に一時は突き放されたが、勢いに乗った点取り屋は止まらない。37分にも得点を挙げてハットトリックを達成。同点に追いついた1分後、練習生が放った目の覚めるミドルシュートがゴール左上に突き刺さって東京は逆転に成功した。
試合後 選手コメント
<小湊絆選手>

Q、得点シーンをそれぞれ振り返ってください。
A、1点目は、抜け出した後にシュートコースがなく、咄嗟にループしか選択肢がないなかで、高いクオリティで決め切れたことは良かったと思います。2点目は自分がスルーパスを出した後、エリア内に入っていったことで、最後はラッキーな形でこぼれてきましたが、あそこにいることが自分の強みでもあります。そうした得点感覚は他の誰よりもあると思っているので、しっかりと決め切れて良かったと思います。そこから絶対に3点目をとろうと思っていたので、ボックス内にボールを運んだ時からシュートしか考えていませんでした。フィニッシュの形もうまくいきましたし、3点とも再現性のあるゴールだったと思います。
Q、2025シーズンもキャンプに参加しましたが、そこから1シーズンが経って成長を示せた3得点だったと思います。
A、昨シーズンのキャンプは、なかなか調子が上がり切らないところもあり、シーズンを通してもチーム内の争いに食い込んでいけないもどかしさもありました。今シーズンこそはシーズン序盤からやれるぞというところを見せていきたいと思っています。キャンプ中に少しでも序列が上がるようにアピールしていきたいです。
Q、昨シーズン、大学リーグで示してきたことがここで証明されたと思います。
A、大学ではフォワードとしてプレーをしてきました。今日の試合では与えられた時間は短かったですが、その時間で2点を獲ることができました。個人としては、フォワードの選手として勝負をしていきたいと思っています。ストライカーとして替えの効かない選手になっていきたいです。
<野澤零温選手>

Q、アシストを記録しました。
A、アシストになった場面は自分でいく選択肢もあったし、内側をアンダーラップした選手にパスを出す選択肢もありました。そのなかで、よりゴールに近い位置で背後に走り出している選手が見えたので、そこを選択しました。パスの質は良くありませんでしたが、最後に決め切ってくれた選手のクオリティが高かったと思います。もっとプレーの質は改善していかなければいけないですが、ゴールに直結するプレーができたことは、一歩前進できた部分だと思います。
Q、良い場面をつくれた一方で、どのような課題を感じていますか。
A、攻守において周りとまだまだつながりが作れていなかったと思います。サイド際でボールを受けて仕掛けたり、相手の背後に走ることでハーフレーンにスペースが生まれますし、求められているところ以外の役割も果たしていきたいです。まずは自分の特長を生かしていきながら、自分のプレーがやりやすい環境作りをしていきたいと思います。
FOCUS ON -今日の1枚-

オフィシャルカメラマンが撮影した、本日の『FOCUS ON』はこの一枚を選んだ。プロ2シーズン目を迎えた常盤亨太選手のプレーが明確に変わってきた。シャッター音に合わせて映し出されるモニターには、顔の上がった状態でプレーする背番号27の写真が次々と保存されていく。出場機会の少なかった2025シーズンは一人で朝練や2部練習をコツコツと地道に積み重ねた。そうした不断の努力はやはり裏切らなかった。
「以前は受ける場所も悪かったし、受けた後にバタついていた。それが自主練で自分なりにとられない置き場所を見つけられた。相手を見てどこに立つべきかも、やっていくなかで拓けたという感覚がある」
そう手応えを口にした、視線は自然とその先へと移った。
「1年間は掛かったけど、ようやく(定位置を争う)土俵に乗った。今のプレーをベースにしてゴールやアシストの結果を残さないといけない。絶対にオレじゃなきゃいけない理由をここから作っていきたい」
熱い言葉の裏には、1年かけて分厚くしたバックボーンがあった。
Text by 馬場康平(フリーライター)



