沖縄キャンプレポート DAY1

REPORT2026.1.12

沖縄キャンプレポート DAY1

1/12トレーニング


沖縄糸満キャンプ初日は、西崎陸上競技場で歓迎セレモニーと初練習を行った。歓迎セレモニーでは松橋力蔵監督がマイクを握り、「良いキャンプを過ごして、良いシーズンを迎えられるように精一杯頑張っていきたい。短い期間になりますが、期間中のサポートをぜひよろしくお願いします」と挨拶。


すでに、1月5日から小平グランドで約1週間トレーニングをして臨んだ合宿初日は、移動で固まった身体をほぐすように汗を流した。ボールフィーリングを確かめるようにロンドやパス&コントロールで約1時間のトレーニングを行った。就任2シーズン目となる指揮官は「より色を強めていきたい」と言い、今合宿のテーマには『鍛錬』を掲げた。


CAMP VOICE vol.1  松橋力蔵監督


Q、キャンプ初日を終えました。
A、2025シーズンは始動してすぐのキャンプインでしたが、2026シーズンは小平グランドで身体を動かして臨むことができました。キャンプ期間は短くなりますが、練習試合とトレーニングをうまく織り交ぜながら課題を改善し、強みを作り上げていきたいと思います。

Q、この合宿のテーマを教えてください。
A、“鍛錬”になると思います。小平グランドでの6日間は準備期間と捉え、初めからトップギアに上げたわけではありません。ここまでは徐々に状態を上げてきているので、ここでのトレーニングセッションでは強度を高く、タフに鍛錬という言葉が相応しい時間にしていきたいと思います。

Q、新加入選手もよく知っている選手も多いなかで、選手の見極めにはそれほど時間がかからないかもしれません。
A、昨シーズンのキャンプでは、理解しているようで理解し切れていないところもありました。トレーニングのメンバーの構成はコーチにお願いすることもありました。そういう意味では全員の特長はある程度分かっていると思います。

Q、そうしたなかで、練習試合をどう生かしていきたいですか。
A、私だけでなく、周りの選手もそれぞれの特長を理解していく必要があると思います。そうしたことが分かり合える時間になればいいと思います。ただ、人数は結構いるので、ある程度メンバーが固まってくるところはあると思います。そうしたなかでも、フレキシブルな挑戦もしていきたいと考えています。はじめから決め切っているわけではないので、スタートのところでどういった選考をするかは後々にも関わってくると思います。

Q、新加入の橋本健人選手は小平グランドでの練習から積極的に色々な選手とコミュニケーションをとっています。戦術のすり合わせや、落とし込む上でもチームの助けになりそうですね。
A、そうあってほしいと思います。彼の特長を出せば、そういうことにつながっていくと思います。彼自身も移籍してきて、不安な一面もあると思います。彼に重荷を背負わせるわけではありません。まずは自分の特長を出して、みんなで分かり合えることが重要だと思います。

Q、就任2シーズン目で選手も松橋監督のトレーニングや手法を理解していることは大きいと思います。
A、ただ、もう少し色は強調して出さなければいけないと思います。もっとボールを保持して攻撃的なサッカーをしていくためには、ボールが自分たちの手になければいけません。昨シーズンはそうした勇気を持ち切れない戦いになってしまった。そこにチャレンジしていきたいし、よりゴールキーパーも含めたビルドアップにもこだわっていきたいです。ただ、もちろんそれができる時に選択すべきですし、できない場面で無理をして失点を招くのは違う話だと思っています。相手を押し込んだ上で、敵陣でどうプレーするかだと思います。そうなれば後ろの関わりが必要になる。後ろからの飛び出しに加え、前線の選手のキープやコンビネーションを駆使したボールの循環はもっと上げていきたいと考えています。

Q、新シーズンのキャプテンについてはいかがですか。
A、どうするかはある程度話しています。きっと、この期間中に決まると思っています。


FOCUS ON  -今日の1枚-


キャンプ初日のオフィシャルカメラマンが捉えた『FOCUS ON』は、この一枚を選んだ。就任2シーズン目の松橋力蔵監督を中心に広がる円陣。昨シーズンから日常となった光景だが、今シーズンはいかに“力蔵カラー”をより強められるかだろう。指揮官の気概がこの一枚からも伝わってくる。


キャンプ事件簿!?


初日の練習が終わり、選手たちはそれぞれ練習グラウンドから宿舎に帰っていった。そのなかで、引き上げようとする長倉幹樹選手は「うん?」と、突然背負っていたリュックに違和感を覚えた。そして、荷物の中で見覚えのない携帯電話が鳴っているのを発見する。

この持ち主は後に発覚する……。長友佑都選手が間違って、自分ではなく長倉選手の荷物の中に携帯電話を入れてしまっていたのだ。キャンプ初日で緊張するチームメイトを慮ったチーム最年長の粋な計らいだったかは分からないが、これで一気にキャンプ地は和やかなムードに包まれた。


Text by 馬場康平(フリーライター