INTERVIEW2022.1.26

練習試合後インタビュー 1/26

<小川諒也選手>

Q、アルベル監督がめざすサッカーへの理解は進んでいますか。
A、個人的にもチームとしても深まってきていると思うのですが、まだまだ十分ではないと思いますし、今日も試合をやって上手くいくところと上手くいかないところというのは出ましたし、どちらかというと上手くいかなかったところが多かったなと自分では感じています。

Q、糸満での2次キャンプで改善したい点はどこでしょうか。
A、監督も言っていたのですが、攻撃ではボールを失う回数がチームとして多いです。僕たちがこれからやろうとしているのは、守備でリトリートして休むというより、ボールを保持して休むというのが、監督が求めているサッカーです。すぐに失ってしまったら体力が持たないですし、もっとボールを大事にしたいです。また、守備では、プレスのかけ方も今までやってきたやり方とは違うので、どうしてもズレる箇所が違ったり、スペースが空いてしまうことが多いので、そこも周りと突き詰めてやっていかないといけないです。

Q、左サイドでは、小川選手がアダイウトン選手の内側から駆け上がって、良いチャンスを作れていましたが、インナーラップのタイミングはつかめているのではないですか。
A、アダイウトン選手とは、どちらかが張って、どちらかが内側にいて、同じレーンにいないようにというのはすごく意識しています。声を掛け合って自分が幅をとる場面もありましたし、自分が中に入って相手のマークをズラすというプレーもできているので、そこのコンビネーションは深まってきていると思います。

Q、インサイドでプレーすると、組み立てに関わる機会が今までよりも増えてくると思います。
A、苦手ではないですし、ずっと外に張ってクロスを上げるだけが今のサイドバックではないと思いますし、組み立てにも加わって、インサイドにもどんどん入っていて、積極的にボールに関わっていきたいです。

Q、サイドバックとして、もうひとつふたつ成長できるサッカーができているのでしょうか。
A、自分もですが、FC東京にいる選手たち全員がこのサッカーを突き詰めていったら、必ず上手くなると思います。

Q、長友選手が加入してからは右サイドでプレーする機会もありましたが、やはり左サイドが主戦場でしょうか。
A、そうですね。右はほとんどやったことがなかったので。ただ、右サイドバックのときに内側でプレーする機会が多くなったので、左に戻っても内側でプレーする感覚があるのは、右もやったお陰というのも多少なりともあると思います。


<中村帆高選手>

Q、1次キャンプが終わりますが、アルベル監督のサッカーに対する理解や自身で感じる魅力を教えてください。
A、ボードの上での説明など、頭の中ではだいぶ理解できる部分はありますが、練習の中でそれを調整していって、自分もそうですが全員で試行錯誤しています。頭では理解できるけど、実戦形式ではイレギュラーなこともありますし、失点もします。ただ、それは自分としてもチームとしても想定内だと思うので、(浸透させていく上で)良い材料が出てきています。2次キャンプにつなげていければ良いと思います。

Q、周りの選手の立ち位置に合わせてポジションをとったり、中村選手は理解が早いと思いますがどう感じていますか。
A、最初の実戦形式のときは、周りの選手との関係で自分が外に張るしかなかったので、求められていることとは違ったと思います。そこからミーティングでも修正してきたので、試行錯誤してきました。今日も決して機能していたわけではないので、ここで出たイレギュラーをチームで話し合っていけば改善の余地はあると思います。課題は出る分だけ成長できると思います。

Q、トレーニングの内容はいかがですか。
A、楽しいというか…もちろんベースとなるサッカーの技術は必要なのですが、頭でサッカーをするというか、頭は本当に疲れますね。みんな上手いからどんどんやってしまいますけど、僕は技術の面もそうですし頭もフル回転で、それでもミスしてしまいます。まだはじまって10日程度なので、監督からも言われているのですが、一球一球にどれだけ魂を込められるかで成長曲線も変えていけると思うので、ポジティブに捉えています。

Q、これまでインサイドでプレーする機会は多くなかったと思いますが、それも成長の余地ということですね。
A、自分がもうひとつふたつ上にいくには必要になってくる能力だと思いますし、これを知らないままだったら、身体能力任せや気合い頼りのプレイヤーになってしまっていたと思います。今の自分の能力にアルベル監督から求められる能力をかけ合わせられれば、個人として上にいける可能性は出てくると思うので、すぐには難しいと思いますが、徐々に自分の能力にかけ合わせていきたいです。