ピーター クラモフスキー監督 就任インタビュー<br />
「興奮と熱狂を巻き起こせるように」

INTERVIEW2023.6.21

ピーター クラモフスキー監督 就任インタビュー
「興奮と熱狂を巻き起こせるように」

Q、就任して2日目のトレーニングが終わりました。チームの雰囲気はどうですか。
A、このクラブの一員として戦えることを誇りに思います。とても興奮していますし、東京というクラブ、選手たちのポテンシャルの高さを感じています。夢に向かって、一歩ずつ進んでいくために、クリアにすべき課題も見つかりました。

Q、クラブとしてこれから高みをめざすためにクリアにすべき点を教えてください。
A、フットボールに対する、すべてのことだと思っています。チームとしてやらなければならないことはたくさんあると思います。ディフェンス面、オフェンス面、セットプレーの精度、すべての部分を高める取り組みを続け、試合でしっかりと表現できるようにしたいと思います。私はこのクラブに勝者のメンタリティをもたらし、トロフィーを掲げることを一番に考えています。それは我々にとって夢であり、一番の目標であり、野心です。もちろん、言葉で伝えることは簡単です。それを行動で選手とスタッフは示していかなければなりません。
観る方々とともに、興奮と熱狂を巻き起こせるようにしていきたいと思います。勇気を持って戦う姿を求めていきたいと思います。完璧なパフォーマンスを発揮するためには、一つひとつを丁寧に連動させなければなりません。このステップを踏むためには、ハードワークが必須です。ですが、このステップを一つひとつ高めていくことにより、誰にも止めることができないチームが完成すると思います。先ほども言いましたが、そのためには、ハードワークが欠かせない要素です。


Q、クラモフスキー監督が最終的にめざすサッカーのスタイルを教えてください。
A、“東京スタイル”を築き上げることです。気持ちの入ったアグレッシブなプレー、強さと熱量あるプレーで、攻守において勇敢に戦うことが重要です。感情の入ったフットボールで東京全体を巻き込んでいきたいと思います。ファン・サポーターのみなさんがさらに魅力を感じるプレーを我々は表現しなければなりません。

Q、昨日のファーストミーティングがとても印象に残りました。
A、選手たちとは、一つひとつの過程を大切にしていきたいと思います。彼らには、チームとしての明確な戦い方を共有していきたいと思いますし、ピッチで戦う時に、選手たちが解決方法を導き、プレーの決断ができるような環境にしていきたいと思います。どのような方向に進まなければいけないか、という明確な道を示していきたいと思います。


Q、ルヴァンカップの京都サンガF.C.戦を視察された際、どのようなことを感じましたか。
A、戦う姿が非常に体現された試合だったと思います。私が知っている東京は、戦う姿を表現するクラブです。そのような姿やシーンを京都戦で観られたことは、私にとっても刺激になりました。選手とスタッフが一つになって勝利を手にし、プライムステージ進出を決められたことを誇りに思っています。チームとして一つひとつステップを踏んでいかなければなりません。ファン・サポーターのみなさんが試合を観戦してワクワクする、思わず飛び上がってしまうようなプレー、すぐにでも試合を観戦したいとスタジアムまで走ってしまうような魅力あるチームを作っていきます。そのなかで、改善しなければならない点ももちろんありますが、京都戦で表現できた良かった点も付け加えていきたいと思います。

Q、選手たちとコミュニケーションを取るなかで、あらためて感じたことを教えてください。
A、フットボールはすべて繋がっています。攻撃は守備に、守備は攻撃に繋がっています。すべてにおいて完成されたパフォーマンスが求められます。すべての要素において、自分たちの決まりごとやプレーを毎試合表現できるようにしたいと思います。相手よりハードワークすること、戦いに勝つこと、自分たちのフットボールを毎試合進化させることが重要です。遠くを見すぎるのではなく、しっかりと目の前の試合にフォーカスしていきたいと思います。