俵積田晃太 インタビュー<br />
「1対1でのこだわり」

INTERVIEW2023.3.23

俵積田晃太 インタビュー
「1対1でのこだわり」

Q、ARTE八王子FCジュニアからFC東京U-15むさしに入ったきっかけは何ですか。
A、東京と他のクラブからも声をかけていただいていました。どちらにするか迷っていましたが知っている先輩がむさしにいたことと、関東リーグに所属をしていたので、よりレベルの高いチームに行きたいと思い、東京に決めました。

Q、中学時代のポジションもサイドでしたか。また、中学生のころはどのようなことを意識して練習や試合に取り組んでいましたか。
A、サイドとフォワードでプレーしていました。中学時代は、毎回の練習に100パーセントを出しながら、一つ上の学年の試合に出場できるように意識して取り組んでいました。

Q、自分が変わったと思うきっかけや時期はありましたか。
A、中学2年生の頃は佐藤由紀彦コーチに教わっていました。その時に、ドリブルの仕掛け方を教わり、自由にプレーさせていただきました。その頃に、のびのびプレーできたことで今があると思っています。中学3年生では、北慎コーチに指導していただきました。一時期サッカーの進路で悩んでいた時があったのですが、2人で話す時間も多く常に寄り添っていただいていました。当時の北コーチからの言葉が自分の人生を大きく変えたと思っています。

Q、ドリブルは当時から意識して磨いていましたか。その頃から足は速かったのですか。
A、中学時代からドリブルを磨くことは意識していました。ドリブルの仕方が今と違い、フェイントを入れながら相手を抜いていました。中学から高校にかけて、トレーニングメニューを自分で考えたり、コーチから教えてもらいながら、足りない部分を自主練習に取り入れていました。そこから徐々にスピードとフィジカル面が強化され、フェイントなしでも相手のタイミングをみて抜くことができるようになりました。自信がついたことで今のスタイルに変わりました。

Q、FC東京U-18に昇格した時はどんな気持ちでしたか。
A、中学2年生から3年生にかけて半年ほど怪我でサッカーができない時期がありました。昇格できるかは同学年のなかでも微妙なラインだったと思います。

Q、U-18に所属していた時に試合に出始めたのは何年生からですか。
A、高校1年生から、Aチームで練習することが多かったです。プレミアリーグも少し絡んでいました。その時から、ドリブルが通用する自信はありました。練習から先輩方が凄く上手く、常にレベルが高い練習ができていました。そのおかげで、公式戦では、先輩方と練習している時の方がレベルの高さを感じていたので、試合では平常心でプレーできていました。

Q、高校3年間での目標はどこに置いていましたか。
A、トップチームへの昇格をめざして毎日取り組んでいました。毎日練習の1時間前にはグランドに行き、課題でもあった左足のクロスやカットインからのシュートの練習をしていました。熊田直紀選手が一緒にクロスの練習をしてくれていました。

Q、他のユースメンバーがトップチームに参加している状況もあったかと思いますどんな心情でしたか。
A、いつか追い越してやろうという気持ちでいました。同期のメンバーには負けたくない気持ちが強いです。同期で加入した選手たちとは、ライバルでありつつもお互いを高めあえるメンバーだと思っています。

Q、トップチームへの昇格が決まった時の気持ちはいかがでしたか。
A、本当に嬉しかったのですが、プロになっただけで満足はしていられないと思っていました。まだスタートラインに立っただけで、ここから頑張らないといけない気持ちがありました。

Q、参考にしている選手や自主練で特に意識していることはありますか。
A、参考にしている選手はいないです。自分のオリジナルでプレーしています。自主練習では、決定力不足で試合でもシュートを外してしまっているのでシュート練習と、高校から変わらずクロスの練習は意識して取り組んでいます。

Q、アルベル監督からはどんなことを求められていますか。
A、求められていることは、得点やアシストだと思います。大胆なプレーで勇気を持ってやってこいとよく言われます。

Q、試合中にボールをもらった時、どのようなプレーをすることを考えていますか。
A、1対1の状況であればまずは仕掛けます。相手ディフェンダーが2人いる時や場面によっては判断を変えたりもしますが、基本は自分で仕掛けに行きます。相手ディフェンスと一回対峙すればある程度自分のなかで感覚がつかめます。それによってドリブルのコースやスピード、タイミングも変えたりします。仕掛けている時は言葉では言い表せないのですが、行けると思う瞬間があります。ドリブルで止められてしまうこともありますし、次に仕掛ける時に不安に感じることもありますが、自分としては失敗なんて当たり前だと気持ちを切り替えて「次に相手を抜ければ良いでしょ」というマインドでプレーしています。

Q、プレーしていて楽しいことや、やりがいを感じる瞬間はありますか。
A、ゴールやアシストをした時は誰もがやりがいや嬉しさを感じると思います。もちろん僕もそうなのですが、ドリブルで相手を抜いた時がサッカーをしていて一番楽しく感じます。

Q、対峙して嫌な選手はいますか。
A、中村帆高選手です。練習でもドリブルをしていれば抜けることが多いのですが、抜いた後も中村選手は凄く粘って守備をしてきます。守備が凄く上手いと思います。

Q、「影響を受けたサッカー選手、過去対戦して最も衝撃を受けた選手」に本田圭佑選手を挙げていますが、俵積田選手にとって本田選手はどんな存在ですか。
A、ブラジルワールドカップで見ていて一番印象に残っていて存在感が凄かったので選びました。タイプは全く違いますが、自分もピッチのなかであのような存在感を出していきたいと思っています。

Q、日本代表や2024パリ五輪に対してはどんな思いがありますか。
A、代表への意識はほとんどないです。まずはチームで活躍したい思いが一番強いです。そのことしか考えていないです。東京で頑張って試合に出場して活躍できれば自然と、日本代表に選出されると思っています。

Q、最近の悩みはフィジカルとありますが、練習後に重点的に鍛えていたりするのですか。
A、身体能力を上げることができればもっと上をめざせると思っています。相手に身体をぶつけられた時にはボディバランスを崩すことが多いので重点的に取り組んでいます。筋肉を増やすというよりは、体幹を鍛えていきながら軸をしっかりするイメージです。

Q、アカデミー時代から味の素スタジアムで試合を見ていたと思いますが、自分がピッチに立ってみてどう思いましたか。
A、これまでずっとスタンドから見ている側だったので、自分が見られる側になったことは凄く嬉しかったです。家族も試合を観に来てくれているので恩返しできればと思います。多くのファン・サポーターの声援を聞いた時はパワーをもらえました。初めて味の素スタジアムのピッチに立った時は、やはり緊張しましたが、自分のなかでドリブルが通用していると思う部分がありました。ですが、結果の部分はまだ何もでていないので得点やアシストに絡んでいきたいです。

Q、2023シーズンをどのような一年にしたいですか。チームとしての目標、個人の目標を教えてください。
A、チームの目標はリーグ優勝です。個人の目標は、昨シーズンの松木選手のように一年目から試合に絡んで活躍したいです。

Q、最後にファン・サポーターに向けて一言お願いします。
A、試合でのファン・サポーターのみなさんの声援は凄く力になっています。試合に出場する時に不安になることもあるのですが、声援を聞くとエネルギーの素になっていますし、勇気が出てきます。自分も期待に応えられるように頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします。