11/5 川崎戦 MATCH REVIEW & INTERVIEW

INTERVIEW2022.11.05

11/5 川崎戦 MATCH REVIEW & INTERVIEW

<マッチレビュー>
いよいよ2022シーズンも最終戦を迎えた。今節の対戦相手は、多摩川を挟んで良きライバル関係にある川崎フロンターレ。今シーズンの開幕戦では0-1で敗戦しているだけに、チームの1シーズンの成長を測るうえでは格好の相手と言えるはずだ。

「ボールとともにプレーする」(アルベル監督)変革に乗り出した今シーズン。味の素スタジアムに詰めかけたファン・サポーターに来シーズンのさらなる躍進への期待を抱いてもらうために、結果とともに内容も求められる一戦を迎えた。

1st HALF-数的優位も1点のビハインドで折り返す
東京のキックオフで始まった前半は、両チームの高い強度と素早い切り替えが際立ったプレーの連続だった。お互いにボールを持てばテンポよく動かし、守備側のチームは足を止めることなくハイプレスの応酬。立ち上がりは目まぐるしい展開が続いた。

段々とゲームが落ち着き始めると川崎にゴールに迫られるシーンが増えていく。しかし、前半7分の橘田健人選手のヘディングシュートは枠を外れ、前半9分のジョアン シミッチ選手のミドルシュートはヤクブ スウォビィク選手がセーブで阻止した。

反対に前半12分には東京がこの日、はじめてのシュートを放つ。右サイドを中村帆高選手と渡邊凌磨選手の関係で崩し、クロスボールのこぼれ球に塚川孝輝選手が反応しミドルシュートを狙った。

しかし、3連覇を目指す王者は一歩も引かない。前半19分、左サイドでマルシーニョ選手を止めきれず中央の脇坂泰斗選手に得意の右足を振り抜かれる。スウォビィク選手も反応するが、ゴール隅に飛んだボールはネットに吸い込まれ、先制点を許してしまった。

それでも、東京は下を向くことなく同点を目指す。そして前半29分には塚川選手のフィードに抜け出したアダイウトン選手が相手ゴールキーパーにペナルティエリアの外で倒されると、チョン ソンリョン選手が退場処分となり数的有利の状況を作り出した。

その後は、東京が押し込み続ける。右サイドでは中村選手が深い位置を取れる回数が多く、何本もクロスは上がった。ただ、ゴール前の選手に合わず、アダイウトン選手のオーバーヘッドでのシュートも、松木玖生選手の右足でのボレーシュートも枠を捉えられず、1点のビハインドで試合を折り返した。

2nd HALF-打ち合いの展開も1点及ばず
同点ゴールはいきなり生まれた。後半2分、コーナーキックの二次攻撃。右サイドで渡邊選手が粘り、塚川選手がクロスを入れると、ゴール前の混戦をアダイウトン選手が押し込んだ。


ここからゲームは乱打戦に発展する。後半8分に東京はルイス フェリッピ選手がバー直撃のシュートを見舞って逆転への機運を高めたが、またしても川崎に1歩前へと出られる。後半16分、ゴールライン際で森重真人選手がキープして相手と入れ替わろうとしたところでボールを失い、橘田選手にラストパスを許す。ゴール前で待っていたマルシーニョ選手のシュートはミートしなかったが、スウォビィク選手の逆を突いたボールがゴールへと吸い込まれた。

ただ、東京も食らい付く。後半28分に右サイドから途中出場の紺野和也選手がインスイングのクロスボールを供給。大外で左サイドバックに移っていた渡邊選手が折り返し、アダイウトン選手が頭で押し込んだ。


ところが、同点に追い付いた直後のプレーでゴール前まで運ばれると、最後は車屋紳太郎選手のクロスが渡邊選手の足に当たりゴールイン。三度、リードを許す展開となった。

ホームで1人少ない相手に負けられない東京は、レアンドロ選手や安部柊斗選手を投入し、攻勢にかかるも、相手の堅く集中した守備を崩せず、5分のアディショナルタイムを回ったところでタイムアップの笛を聞くこととなった。

アルベルトーキョーの1年目は、14勝7分け13敗の6位で終わった。


MATCH DETAILS
<FC東京>
STARTING Ⅺ
GKヤクブ スウォビィク
DF中村帆高/木本恭生/森重真人/長友佑都(後半21分:紺野和也)
MF塚川孝輝(後半21分:三田啓貴)/東慶悟/松木玖生(後半36分:レアンドロ)
FW渡邊凌磨(後半36分:安部柊斗)/ルイス フェリッピ/アダイウトン

SUBS
GK林彰洋
DF鈴木準弥/木村誠二

GOAL
後半2分:アダイウトン/後半28分:アダイウトン

<川崎フロンターレ>
STARTING Ⅺ
GKチョン ソンリョン
DF山根視来/ジェジエウ/谷口彰悟/登里享平(前半32分:丹野研太)
MFジョアン シミッチ(後半14分:大島僚太)/脇坂泰斗(後半0分:車屋紳太郎)/橘田健人
FW家長昭博/マルシーニョ(後半35分:山村和也)/小林悠 (後半14分:知念慶)

SUBS
MF小塚和季
FW遠野大弥

GOAL
前半19分:脇坂/後半17分:マルシーニョ/後半30分:オウンゴール


[アルベル監督インタビュー]

Q、本日の試合を振り返ってください。
A、負けたことが信じられない試合でした。よい形でスタートできていました。川崎は我々のミスやカウンターからしか攻撃の糸口を探せていない展開だったと思います。ただ、そのような良いスタートを切った我々が、自分たちのボールロストから先制点を許しました。川崎には当然高いクオリティの選手が揃っています。ミスを犯してしまえばゴールを決めてくる能力を兼ね備えています。その後、引き続き良いプレーをできていたと思いますし、アダイウトンが怪我につながりかねないファウルを受けて退場者が出た展開でした。その後、相手の人数が減ったことは関係なく、我々が狙っていた形で予想できた展開で試合を支配し続ける時間が続きました。その後、多くのチャンスを作りながらも決め切れず、我々も生身の人間ですから、ピッチ上でミスを犯してしまう選手もいます。そのミスから失点が生まれてしまいました。
シーズン終盤、この2試合は勝利に相応しいプレーはできていたと思います。そこで勝点を重ねられていれば、3位や4位でシーズンを終えることも可能な展開でした。けれども、物事、現象は何か理由があって起こると思っています。我々にとって変化の1シーズン目に6位という順位は決して悪くないと思います。ただ、3位、4位で終われる可能性があり、良いプレーをしていた中で結果的には6位で終わりました。それはまだまだだというメッセージが含まれた敗戦だったと思います。地に足を付け、しっかりと歩み続けろ、というメッセージが含まれていると思います。スタイルの変化にも上手く適用し、我々よりも高い順位で終わったチームに対しても、相手を上回るプレーができた試合は多数ありました。その意味でも、選手たちを誇りに思えるシーズンだったと思います。
いま、我々が必要としているのは休むことです。スタッフだけでなく、選手たちもコロナ禍で苦しんだ3シーズンは辛い日々でした。だからこそ、今回ワールドカップがあるためオフが2ヶ月続きます。そのオフをしっかりと満喫するに値する努力をこの3年間続けてきたと思います。しっかりと休んでエネルギーを補充し、今シーズンに構築したベースとともに来シーズンはよいシーズンにしたいと思います。

Q、来シーズンに向けて攻撃面での課題はありますか。
A、五分五分のシーズンだったと思います。ただ、変化を成し遂げたことは決して簡単なことではなかったと思います。来シーズン、私が期待することは、新たに加入するであろう選手が素早くチームに適応することです。そして、今シーズン進めて来たスタイルの構築、成長を引き続き進めていきたいと思います。私は、選手たちを改めて説得し続けたいと思っています。我々を上に導いてくれるのは、勝負にこだわる強いメンタリティだ、と。最後の1ヵ月を安定して良いサッカーを表現できていました。それを来シーズンはより長い期間で表現できることを願っています。私は、サッカーでは良いプレーをし続ければ勝ち続けられると信じて疑いません。それを来シーズンに期待したいと思います。タイトルを獲る保証はしません。なぜならば、リーグは17チームのライバルがいて、彼らも死ぬ気でタイトルを獲ろうと戦っています。絶対に優勝するということは、ライバルチームへのリスペクトが欠けていると思うからです。


[選手インタビュー]
<林彰洋選手>

Q、最後の試合でベンチに入りましたが、気持ちはいかがでしょうか。
A、負けてしまったので、嬉しいということはないですが、今シーズン最後の試合が多摩川クラシコということで、その試合に戻ってこれて良かったと思います。フィナーレとしては最高だったと思っていますし、僕が現役の間に川崎フロンターレに行くことがない限り、多摩川クラシコに出場できる事はないので、このように終われたことは結果を除けば、良い終わり方ができたと思っています。

Q、最終節前に契約満了を出したことは林選手の意思でしょうか。
A、はい、僕の意思で出していただきました。6年間在籍してこの2年間については不甲斐ない思いをずっとしていた中で、契約満了という出し方は選手にとって良い方向に働かないことが多くあるのですが、それと天秤にかけても6年間のうちのこの2年間に(SNS等での)メッセージやコメントを頂いた方に、次のチームが決まるまで音信不通にすることは、僕として絶対出来る事ではなかったので、出させていただきたいとお話させていただきました。東京としては異例の事でしたし、選手としては隠したいという思いもありましたが、僕としてはファン・サポーターの方のおかげで2年間乗り越えることが出来たと思っているので、感謝の意味も込めて出しました。みんなの前で話す機会を提案されたのですが、話してしまうと、泣いてしまうので断りました。僕の思いはリリースで出したコメントが全てです。

Q、今日はたくさんの(林選手の)ユニフォームが目に入ったのではないですか。
A、入りすぎました(笑)。それを見て泣きそうになってしまったので、あまり話さないようにいていました。

Q、「林トーキョー」コールも聞くことができましたがいかがでしょうか。
A、あのようなコールでも泣きそうになってしまったので、耳をできるだけ塞ぎ少し聞こえてるぐらいにしておきました(笑)。

Q、契約満了のコメントの中では、「この残りサッカー人生にもう一花、二花咲かせられるよう」言葉がありましたが、今後の活躍にも期待しているファン・サポーターの方もいると思います。
A、今回の契約満了は悔しさが大きく、僕としてはまだ出来たと思っていますので、このチームの決断が後悔に変わるように次のチームで活躍したいと思っています。もちろん、チームの判断は僕としても理解できます。2年間使い物にならなかった選手がシーズン終盤に復帰して、それで契約延長できる事はないと思っているので、次のチームで(契約満了出したこと)を後悔させることが最大の恩返しだと思っています。

Q、多くのチームに在籍している中でもFC東京の6年間はどのような位置づけとなりますか。
A、東京に来た時のイメージはチーム感がないなと感じました。上手い選手は多くいたのですが、個人でサッカーをしており試合になった時だけまとまろうとしていたので、それでは勝てないと思っていました。このメンバーで優勝争いができないのは不甲斐ないことでした。この6年間で森重真人選手とも話しながら変えていこうとやってきたので少し人間らしくなってきたなと思っています。

Q、このチームでプレーした期間で印象に残っているシーンはありますか。
A、1年目に強烈な個性が揃ったときに、これが練習なのか、という雰囲気になっていました。僕らがベテランという域にはいかないのですが、年上の選手が数人いて、でもまとまりがなかった。そんな状況から親身になってみんなで話し始めたのがスタートだったので、そこが一番印象に残っています。

Q、ゴールキーパーと最終ラインのコミュニケーションは円滑でしたが、前線の攻撃陣と後方の守備陣が分断していた印象があります。そこに芯を通すような作業だったと思います。今は、芯が通ったチームになっていますか。
A、まず、どれだけ内容が悪くても後ろが崩れないというのはリーグ戦で勝っていくには必要なことです。攻撃はその時の波で乗れたとしても、守備が安定しないと上位にからむことはできません。前の選手と後ろの選手が分断していて、ガチガチな守りができればいいよね、という感じでやっていたけど、それでいいわけではなかったので。このチームを良くするために、どういう選手に気持ちよくプレーさせるのか、そのつなぎ目は誰が担うのかとか、どうやってつなぐべきなのかという具体的な話をし続けた1年目でした。結果が出たというと結果が残らなくて、2年目にも試行錯誤が続いたという感じでした。このチームはまだまだ試行錯誤をしないといけないですし、工夫に工夫をこらさないといけないので、僕がいなくなってもそういうようなな立ち位置の選手が出てこないことには、チームのもう一段階の飛躍は難しいと思いますので、託したいと思います。

Q、波多野豪選手と話をしていましたが、想いを託したりしたのでしょうか。
A、彼は中学1年のころから知っています。同期で加入したんですが、僕のことを林コーチと呼んでスタートしました。コーチと選手という関係みたいなスタートでした。それでもキーパー練習を一緒に6年間やっているので、彼の癖だったりとか長所について言い続けた6年間でした。彼と同じくらいの身長なので、彼に気付かされたこともありますし、切磋琢磨してきたチームメイトでした。彼からも労いの言葉をもらいましたが、僕も同時にそういう気持ちがありました。お互いに成長できた6年間でした。


<森重真人選手>

Q、あらためて今日の試合で感じたことを教えてください。
A、(相手が)ひとり退場したことで違った展開になったのかなと思います。前半の最初は様子を見ながらも、自分たちがボールを支配できていたので、あとは細かいミスなどは勝負に関わる部分なので、チームとしてなくしていかないといけないと思います。

Q、今シーズン、チームとして積み上げてきたことを確認できたのはどんな部分でしょうか。
A、今日の試合だけで言えば難しいところですが、今までの戦いだったり、今までやってきたことを含めて確実に成長していると思います。あとはこのサッカーでの経験値だと思うので、そこを積み上げていきたいです。

Q、来シーズン以降も、その経験値を積んでいくことが大事になりますか。
A、そこが一番重要というか、こういうときにチームがどういう状況になるのか、こういった課題が出た時にどうするのか、ということを1、2回経験できていれば、もっと試合の中でうまく対応できるかなと思います。


<長友佑都選手>

Q、今シーズン、大きな怪我なく終えましたね。
A、怪我なくしっかりと代表チームに合流できてワールドカップを迎えられるので、それはまず良かったです。

Q、今シーズン、左右のサイドバックでプレーして、アルベル監督には様々な形で起用されました。ご自身にとって、成長した部分や発見はありましたか。
A、まずは新しい右サイドバックとしての長友の成長を見せられたのではないかなと思います。これまでは外をオーバーラップしてクロスというプレーばかりでしたが、アルベル監督のもとで、中央に入ってのプレー、ウイングとの関係性を含めて学べたのは代表チームでも生きますし、感謝したいと思います。

Q、今日も松木選手が長友選手のスペースを埋めて、長友選手が前に出ていく場面がありました。バリエーションが増えてきましたね。
A、代表チームではまたメンバーが変わるので、連動性を高めながら、今の自分であればいろいろなポジションで対応できると思います。

Q、アルベル監督は、「これだけのキャリアのある選手であれば、僕の言うことを聞き流すこともできた。彼は常に謙虚に言われたことをやってくれた」と言っていました。その謙虚さの根源はなんですか。
A、成長したいからですよ。常に成長をめざして、自分自身高めてやっているので、目上の人からでも、年下の人からでもどんな人からでも学べることがあります。僕はそのヒントを常に探しています。成長に貪欲なことが根源です。

Q、4回目のワールドカップですが、そこに向けてコンディションなどをどうやってもっていきますか。
A、フィジカルコンディションとメンタルの部分の整え方は、3大会に参加していて自分自身が分かっているので、そこは心配していません。むしろ、プレッシャーがかかったほうが自分はアドレナリンが出て身体も20代に戻ったように動きます。だからこそ、プレッシャーを求めているんです。ワールドカップは大きなプレッシャーを与えてくれるので、それを楽しみたいと思います。


<東慶悟選手>

Q、最終節を振り返っていかがですか。
A、勝たないといけない試合でしたし、来年優勝をするには、今日のような試合をしてしまうとなかなかタイトルは厳しいと感じます。相手が10人になり勝ち点3をとらなければなりませんでした。

Q、先制点をとられてから相手の人数が減り少なくなってからの戦い方は難しかったですか。
A、難しいというより、圧倒的に自分たちの方が有利だと思うので何なんの言い訳にもなりません。ちょっとしたミスであったり、集中力であったり、最後に勝負を分けるのはそのよううな部分だと思います。それは前節の名古屋戦で隙を見せないといったところもそうです。でも向かっている方向性、やっているスタイルというのは間違いなくぶれずにやらないといけないですし、それをやりつつ勝負所というのはまだまだ課題だと思います。自分自身ももっともっとこだわってやっていきたいと思っています。

Q、来シーズンの目標を教えてください。
A、リーグ戦もカップ戦もタイトルを獲りたいです。リーグ戦以外でも獲りにいかないといけないと思うのでそのようなシーズンにしたいです。

Q、今シーズンの初戦も川崎戦で最終節も川崎戦となりました。川崎戦を基準に1年間やってきた部分もあると思いますが、1年間の積み上げ、手ごたえというのはいかがでしょうか。
A、正直(相手が)10人になったので比べるのは難しいですが、逆に言うと10人にさせたということはプラスに捉えていいと思います。川崎戦だけではなく、チームとして開幕から自分たちがやりたいことを確実にできている部分もあると思っています。1年では全て解決できませんし、2年、3年ずっとやっていかないといけないので、これをぶれずにみんなが信じてやっていくしかないと思います。

Q、選手の立場ではこの1年ここまでできるだろうといったような想像はあったのでしょうか。ここまでやれたというような感触はありますか。
A、スタイルという意味では良い悪いは別として、明らかに変わっていると思います。そういう意味では手ごたえはありますが、先ほど言ったようにサッカーでは細かい部分が勝負を分けますし、どんなスタイルでもそこは見逃せない部分だと感じます。そこにこだわれるかどうか、選手の意識であったりみんなで変えられる部分で、勝負強さに変えることができると思います。そこはまだまだ課題ですし、自分自身も年齢的に引っ張らなければいけないと思うので、今日のような試合を無くしていかなければいけないと思います。


<アダイウトン選手>

Q、チームトップのゴール数でシーズンを終えました。今日のゴールについて振り返ってください。
A、今シーズンを振り返ると、まずコンディションが良い状態でシーズンを迎えることができました。それがチームトップスコアというところにも繋がったとも思いますし、良いイメージをもって試合に入ることができていました。今日の試合で勝てなかったことというのは凄く残念ですが点数を取れたというのはポジティブなところだと思います。

Q、一点目はこぼれ球を狭いコースを通してゴールに繋げました。
A、負けている状況だったので、まずは同点に追いつきたい。その気持ちでプレーしていた中で、たまたま自分の目の前にボールが落ちてきて、足を振り抜いた結果、ゴールに繋がったので良かったです。

Q、2点目のヘディングは折り返しに対してしっかり準備ができていたように見えました。
A、今日は良い意味でゴールを取る準備ができていたと思っています。ヘディングだけではなく、1点目もそうですけれど、右、左、頭、こぼれ球関係なく点を取るために体を投げ出そうとおもっていたので、ヘディングの準備ができていたというよりも、良い準備ができていた結果かなと思います

Q、前半の相手ゴールキーパーとの1対1で抜け出したシーンについて振り返ってください
A、シーズンを通して、ボールを繋いでいく中でスペースをみつけていくという点は課題でもあったので、日ごろの練習の成果もあり、上手く右サイドでボールを繋いで、逆のスペースに出すという点では自分も欲しかったスペースですし、ボールが欲しいタイミングで出てきたので、イメージ通りでしたし練習の結果かなと思います。

Q、あらためて今シーズン全体を振り返ってみて達成感はいかがですか。
A、先ほどもお伝えしましたが、今シーズンは良いコンディションでシーズンに入れて沢山ゴールを取れたという点では満足していますし、自分のゴールでファン・サポーターと喜びを分かち合えた試合がいくつもあったのは自分にとって誇らしい事で、今後の支えにもなると思います。これからも結果にこだわっていきたいと思います。一年間、応援ありがとうございました。


<塚川孝輝選手>

Q、古巣との一戦はどんな感じでしたか。
A、悔しいの一言です。力み過ぎていた部分もありましたが、本当に楽しい時間だったし、このチームに来れてよかったなと思いますし、またこうやって熱い戦いができたのがうれしかったです。

Q、ゲーム自体としては同じようなサッカーを標榜するチーム同士の対戦ですが、どのような点が勝敗を分けたと思いますか。
A、相手が10人になって、こっちが有利になる展開でしたが、やっぱり、意地とかそういったものが川崎の方が強かったのか、相手には優勝があって、こっちには正直何もない状況でしたけど、相手にはその意地ってのを感じました。

Q、試合後、元チームメイトと声を掛け合っていましたが、どのような話をされましたか。
A、みんなから「頑張れよ」とかエールをくれたので、もっと頑張らないとなと思いました。

Q、フロンターレのファン・サポーターからも声がかかっていました。
A、本当にうれしいです。

Q、今シーズン移籍してきて、振り返ってみていかがですか。
A、個人としては、移籍して3か月間充実していました。試合にも絡めるようになって、次は1シーズン通してしっかり活躍できるように、もっと成長できるように、もっとチームを上の順位、チャンピオンが獲れるように、そういう選手になれるように頑張りたいと思います。

Q、今日は、力が入ったのか、力み過ぎたのか、どっちでしょうか。
A、シュートも力んでどっかいっちゃったので、そういうところをもっと冷静にやれればよかったなと思っています。

Q、逆に力んだところが、チームのピンチを救った部分もあったんじゃないでしょうか。身体を入れてマイボールにしたり、決定的なパスを出したり、思い切りの良さとか、そういったのは良かったと思いました。
A、自分の良さでもあるので、しっかりと出しつつ、学んだものも出してもっと成長できればと思います。

Q、川崎を相手にしてみて、何を一番感じましたか。
A、今日は特別な展開になってしまいましたが、やはり個々の止める蹴るもうまいし、やっぱり自信があるなと、自分たちの芯に自信を持っているなと思いました。

Q、スタイル的には、学ぶ部分が多いと思いますが、来シーズンに向けてそのあたりはいかがですか。
A、学ぶことも多いですが、今はチームとしての基盤はできているので、それぞれのチームの良さ、選手の色っていうのはあると思いますが、学びつつも東京の良さをもっと成長できればと思います。

Q、ソンリョン選手が退場になった場面での、ボールを奪った場面からのフィードはすごく良かったと思いますが、あのプレーを振り返ってみてどう思いますか。
A、(橘田)健人が倒れたシーンでファールかと思ったのですが、そんな強くも当たっていなかったので、健人ももらいに来たんだろうなと思っていて、審判もよく見てくれていました。あの展開でしっかりと裏が見えたので、しっかりと通すだけだったので、本当にアダがスーパーでした。

Q、いつぐらいにフリーだと気付きましたか。
A、(家長)昭さんが寄ってきたときには、交わしてあそこに出そうと思っていました。

Q、1点目のクロスはどうでしたか。
A、中に枚数がいて、良いボールを入れれば、フェリッピもアダも、(木本)恭君もいたので、上げようと思いました。

Q、脇坂選手との対戦はいかがでしたか。
A、あまり展開的にもマッチアップすることがなかったですが、相変わらず上手かったです。

Q、懐かしかったですか。
A、懐かしむ余裕はなかったですね(笑)

Q、再現性のあるプレーがチャンスにつながる形でできていることに手応えはありますか。
A、常にゴールに直結するパスや、相手が嫌がることをやりたい、そういう思考で常にサッカーをしているので、そういうプレーができていると思われているのであればうれしいです。

Q、素晴らしい飛び出しがたくさんありました。川崎で学んだことがFC東京で活きていると思うのですが、今日のプレーはいかがですか。
A、川崎にいた時とは与えられたタスクがまた違いますが、東京に来て求められるものが変わって、自分の良さがさらに出てると思うので、そこをもっと質とか、結果につなげられるようにやっていければと思います。


<松木玖生選手>

Q、どんな気持ちで今年1年臨みましたか。
A、絶対J1でもスターティングメンバーで出場したい気持ちがありましたし、キャンプの時に自分としても手ごたえがありました。アルベル監督が信用してくれて起用くれたので1年間シーズンを通して、自分も大きな期待には答えられませんでしたが、チームとしてやるべきことはできたかなと思います。

Q、高校で戦ってきた1年とJリーグで戦う1年はどのような違いがありましたか。
A、Jリーグだと今年はワールドカップもあるということで、少し期間は早かったと思いますが、それ以上に早く感じました。シーズン終わるのが早いなという印象でした。

Q、今シーズン特に注目の若手選手として、メディアからも取り上げられ、色んな先輩の選手が松木選手の名前を出していたと思いますがそこに対してはどのように感じていましたか。
A、ピッチで1番助けてくれるのは周りの先輩方なので、そういった先輩方から吸収するものがありましたし、学ぶことももちろんありました。自分が一番若く試合に出ているのでそこはピッチ上で表さないといけないと思っていました。

Q、今年1年は新人としてということもあったと思いますが、来年からは1年戦ったうえでのシーズンということになりますが抱負をお願いします。
A、来シーズンはもっと結果にどん欲になって挑みたいです。

Q、1年間応援してくれたファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。
A、シーズンを通して応援していただきありがとうございました。 


<渡邊凌磨選手>

Q、2点目はワンタッチでクロスを戻したと思うのですが、あのプレーは簡単そうに見えてすごく難しいプレーだと思います。技術の高さが出たシーンだと思いますが、いかがでしょうか。
A、アダイウトン選手を、目がけて折り返したことしか覚えていないので、決めてくれてよかったと思います。

Q、左サイドでプレーしていたからこそ、あのポジションに入れていたかと思います。また、どこのポジションでもチャンスに絡めるという特徴が出たかと思いますが、いかがでしょうか。
A、左サイドをやるときは大外で待っていることを意識しているので、紺野和也選手や中村帆高選手のボールでチャンスができればよいと思っていました。一度、三田選手からのクロスボールで合わないシーンがあったのですが、そのプレーでボールとの距離や入り方をつかむことが出来たのでできたので、次のプレーではその時のイメージを意識しました。

Q、そのプレーがあったからこそ、得点につながったのですか。
A、その通りです。 

Q、オウンゴールをしてしまいましたが、振り返っていかがでしょうか。
A、あの位置まで戻っていたことは、自分の良さでもあるので、今日のことを良い経験値として次に活かしていきたいと思っています。あのようなプレーは経験を積むことで改善できると思うので、そこは一つ学べたと思っています。

Q、川崎は相手のポジションを見ながらポジションを取ってサッカーをします。FC東京もおなじような同じようなプレースタイルで対抗できたかと思うのですが、いかがでしょうか。
A、同じサッカースタイルだからこそ、相手の来る位置や場所、方向やどう来るか来かたをがなんとなく理解しすることができながらプレーできたので、そこをしっかりとチャンスに繋げてい行きたいと思います。

Q、今シーズンは、川崎ではじまり川崎で終わりましたが、その1年を振り返っていかがでしょうか。
A、初戦はサイドバックで出場しており、そのときは少し歯痒いスタートとなりました。シーズンを通してももっともっとできたシーズンだと思っています。

Q、同じサッカースタイルだからこそ、感じた差はありますか。
A、同じサッカースタイルだからこそ、相手の来る位置や場所、方向や来かたがなんとなく理解することができながらプレーできたので、そこをしっかりとチャンスに繋げて行きたいと思います。良い意味でも、悪い意味でもリスクを犯さないという点が一つです。後ろから繋ぐところと、大きく蹴るところ、また大きく蹴ったとしてもそこでボールを収めることができれば、そこから攻撃に繋げるというサッカーですが、僕たちはゴールキーパーGKを含めてボールを保持していくので、そういったところが川崎とは違うと思っています。
2点目の失点シーンもそうですが、僕らだからこそあそこでミスが起きて失点してしまったと思っているので、選手一人ひとりではなく、これはチーム全体の課題であるとおもうので、継続してやっていければと思っています。