10/12 C大阪戦 MATCH REVIEW & INTERVIEW

INTERVIEW2022.10.12

10/12 C大阪戦 MATCH REVIEW & INTERVIEW

<マッチレビュー>
中3日で戦う連戦の今節は、台風の影響で延期になった第25節のセレッソ大阪との一戦。東京は前節、2連勝と良い流れで湘南ベルマーレとの一戦に臨んだものの、序盤で得たチャンスを決め切れずに試合終盤に失点して敗れた。

今シーズンもラスト3試合。4位のC大阪と勝点4差の7位につける東京。上位の争いは勝点差がなく、1試合の結果で最終的な順位が大きく変わる可能性がある。東京はひとつでも上の順位をめざし、そして変革に取り組んできた今シーズンの成長の跡をファン・サポーターに示すために、結果とともに内容が求められる試合となった。

1st HALF-決定機を作るもポストに2度阻まれる
立ち上がりはお互いにペナルティエリアまでボールを運ぶシーンを作る。決定機を最初に作ったのはC大阪だった。東京の守備陣が下がりながら対応する中、ディフェンダー間にくさびのパスを入れられると、左サイドの背後のスペースを使われる。抜け出した選手に守備陣が寄っていくなか、ファーサイドにクロスボールを通されるが、為田選手のシュートはミートせずゴール上へと逸れた。

東京の反撃は前半18分、ミドルレンジのループパスにバングーナガンデ佳史扶選手が反応し、左サイドの深い位置までボールを運ぶ。ゴールライン際でマイナス方向への浮き球のクロスボールを入れると、ディエゴ オリヴェイラ選手がバイシクルシュートを狙ったがミートできなかった。

徐々に東京がボールを保持する時間が増えていき、流れの中で相手を崩す場面を作り出す。前半27分、左サイドに寄っていた松木玖生選手から中央エリアへ斜めのくさびのパスが入る。ディエゴ選手に収まらなかったが、背後から飛び出してきた渡邊凌磨選手がペナルティエリア手前からワンタッチでシュートを放つと、左ポストに直撃する。こぼれ球がゴール正面にこぼれると、軌道の先にいたアダイウトン選手もワンタッチで豪快に合わせたが、グラウンダーのシュートはまたも左ポストにはじき返された。

前半34分にはペナルティエリアの手前のエリアで、松木選手がゴール方向を向いてパスを受ける。ディフェンダーの寄せが遅れたところを突いて豪快なミドルシュートを狙ったが、スピードに乗ったボールはわずかにゴール上へ。

東京の攻勢が続く。相手の反撃に対して、守備陣が鋭く厳しいプレスで高い位置でボールを回収して早々に反撃の芽を潰す。押し込んだ状態でもスペースを使ってボールを前進させ、相手ゴールへと迫っていく。前半40分には左サイドから佳史扶選手が低く鋭いクロスボールを入れると、ニアサイドでアダイウトン選手がダイビングヘッド。ゴールのファーサイドを狙ったシュートだったが、わずかに枠の右へと逸れた。

2nd HALF-渡邊のハットトリック&フェリッピのホーム初ゴール
東京は前半に多くの決定機を作りながら決め切れずにいたが、後半の立ち上がりにいきなり試合を動かす。

後半3分、アダイウトン選手がタメを作って、左サイドのスペースに佳史扶選手を走らせる。佳史扶選手がゴール前にクロスボールを入れると、ファーサイドに流れたボールを渡邊選手がワンタッチで合わせるモーションから上手くトラップし、そのままディフェンダーの寄せが遅れるうちに左足でシュートを放つ。ボールはゴール左上へと吸い込まれ、東京が先制に成功した。


先制後もボールを保持したのは東京。選手が絶妙な距離を保って、ボールを動かしながら相手選手を走らせると、相手が前に出てくれば背後のスペースを使い、前に出てこなければショートパスをつなぎながらジワジワと押し込んでいく。

終盤に入って東京が試合を決める。後半31分、右サイドを中村帆高選手が抜け出してクロスボールを入れると、ファーサイドで待ち構えていた渡邊選手が右足のワンタッチボレーで合わせて追加点を挙げた。東京は止まらない。直後の後半32分にはペナルティエリア右角から塚川孝輝選手がゴール前にクロスを入れると、渡邊選手が頭で合わせてゴールに流し込み、左足・右足・頭でのハットトリックを達成する。


リードを広げてなお、東京の勢いは止まらない。後半38分、右サイドで紺野和也選手がスルーパスを通す。ペナルティエリア内の右寄りのスペースに飛び込んできた安部柊斗選手がゴールライン際でクロスボールを入れると、ルイス フェリッピ選手がワンタッチで軌道を変えてゴールに流し込み、ホーム初ゴールとなる4点目を決めた。


攻撃は最大の守備とばかりに、C大阪にほとんど攻撃らしい攻撃をさせず、東京は順位を5位へと上げた。次節、アウェイでの名古屋グランパス戦を戦うと、最終節では味の素スタジアムで川崎フロンターレとの多摩川クラシコを戦う。

MATCH DETAILS
<FC東京>
STARTING Ⅺ
GKヤクブ スウォビィク
DF中村帆高/木本恭生/森重真人/バングーナガンデ 佳史扶
MF塚川孝輝(後半36分:安部柊斗)/東慶悟(後半40分:木村誠二)/松木玖生
FW渡邊凌磨(後半36分:レアンドロ)/ディエゴ オリヴェイラ(後半30分:ルイス フェリッピ)/アダイウトン(後半30分:紺野和也)

SUBS
GK波多野豪
DF長友佑都

GOAL
後半3分:渡邊/後半31分:渡邊/後半32分:渡邊/後半38分:ルイス フェリッピ

<セレッソ大阪>
STARTING Ⅺ
GKキム ジンヒョン
DF松田陸(後半31分:ブルーノ メンデス)/山中亮輔(前半24分:進藤亮佑)/マテイ ヨニッチ/西尾隆矢
MF清武弘嗣/毎熊晟矢/鈴木徳真(後半0分:石渡ネルソン)/為田大貴(後半11分:ジェアン パトリッキ)
FW上門知樹/アダム タガート(後半11分:北野颯太)

SUBS
GK清水圭介
MF 中原輝

GOAL


[アルベル監督インタビュー]

Q、試合を振り返ってください。
A、選手に求めた目的のひとつだった、攻撃的に仕掛けていくこと、それが鍵だったのではないかなと思います。ボール保持が自信を持ってできるようになってきた。それをうまく攻撃につなげることができました。鹿島戦の前半で表現したように、ボールを保持しながらゴール方向にプレーする機会を増やしていく、というフェーズに入ってきたのではないかと思います。
チームは試合開始直後から、勝利をめざして戦ってくれました。そして、インテンシティもプレーテンポも高いものを維持していました。今日満足しているのは、試合を通して高い強度を保てたことです。これまで浸透させてきたボールを保持してゲームをコントロールするところと、今日選手たちに求めたより攻撃的にゴールに向かって戦うというところを表現できたのではないかと思います。もちろん鹿島戦の前半は良かったですし、今シーズンの中でも素晴らしい出来だったと思います。ただ、この試合で満足しているのは、攻撃も守備も含めてすべてのところで高いレベルを表現し続けたことです。

今シーズンの成長の段階は予想していたとおりです。もちろん、もっと成長しなくてはいけないのは当然です。結果の部分では、まずは降格がなくなりました。そして、昨シーズンに比べて、1試合あたりに獲得した勝点の平均を上回りました。このクラブは、順位が下がってきていたところで、持ち直して上にむけてステップを踏むことができました。メンバー編成は昨シーズンとそこまで大きく変わっていません。その中で、1年間で劇的にスタイルを変えてきました。これからの目標は明確で、あと2試合は素晴らしい試合になると思います。もちろん難しい試合です。名古屋のホームゲームですし、川崎は優勝をかける試合になる可能性があります。そういったチームに立ち向かっていくのは素晴らしい挑戦だと思います。

(渡邊)凌磨には「ハットトリックおめでとう」と言いたい。そして、日本で一番優秀なサイドバック、長友をプレーさせなかった(試合ができた)ということに満足しています。

Q、今日は、自陣でボールを回して相手を食いつかせたり、中央を通して縦パスを入れたり、落ち着いたプレーが続きました。精神的な余裕を持てたのはなぜでしょうか。
A、もちろんゲームによっては鹿島戦のように余裕を持ってプレーできることもあれば、逆に湘南戦のように少しナーバスになってしまうところがあります。まだそうしたイレギュラーな部分が試合ごとにあるのは事実です。ただ、そのイレギュラーをレギュラーに変えていく、常に同じパフォーマンスをするには時間が必要になってきます。
今、我々はチームとして7か月プレーしてきました。(松木)玖生、(バングーナガンデ)佳史扶、(渡邊)凌磨といった若い選手たちが、試合の主役になってくれることはいいことではないかと思います。


[選手インタビュー]
<渡邊凌磨選手>

Q、今日の試合を振り返ってください。
A、前半から決められそうなシーンはありましたが、決めきることはできませんでした。ただ、今日は点を決められる気もしていました。いつもの試合よりミスは多かったんですが、点を決めることができたので、そこはポジティブに捉えようと思います。

Q、どのゴールも素晴らしかったのですが、1点目から振り返ってください。
A、塚川選手と被ったんですが、上手く声掛けできたので、自分が落下地点に入ってシュートを打とうと思っていました。塚川選手の体が目の前にあったので、ファーストタッチでコントロールして上手く良いところに置けたので、力まずファーサイドに流し込みました。

Q、2点目も3点目も落ち着いていました。
A、中村選手がクロスを上げようとしているときには準備ができていたので、それがいい形で、いいコースに行った理由かなと思います。
3点目は、ワンタッチで来ると思っていたので、オフサイドに気を付けながら前に入ったタイミングでいいボールが来たので決めることができて良かったと思います。

Q、内容も、非常にコンパクトで良いゲームだったのではないでしょうか。
A、前から行けている試合というのは、良いゲームになっていると思うし、湘南戦はなかなかハマらず、引いていた点は反省として今日に向けて取り組んでいました。前からどんどん行ってハメることができれば、自分たちの形にできると思うので、そこはあと2試合も意識しながら、やっていきたいと思います。

Q、今シーズンあと2試合に向けてどのようにやっていきますか。
A、ACL出場というところは目標に置いていますが、まず目の前の1試合、1試合を名古屋と川崎は簡単な相手ではないので、そこは1試合づつ戦っていきたいと思います。

Q、ハットトリックはいつ以来ですか。
A、小学生以来です(笑)。

Q、ボールはもらいましたか。
A、もらいました。


<ルイス フェリッピ選手>

Q、ホーム初ゴールを決めた感想をお願いします。
A、ホーム初ゴールもそうですが、ここのところ点が獲れていない中で、結果を残すことができてうれしく思っています。

Q、出場時間が限られている中、結果を残す難しさはあると思うのですが、意識されていることは何ですか。
A、いつも15~20分くらいの時間を与えられているので、その中で自分ができることを精一杯やろうとグランドの中に入っています。唯一ゴールだけが足りなかったと思っていたので、ゴールという目に見える形で結果を残すことができてうれしく思います。

Q、このゴールが良いきっかけになりそうですか。
A、常にゴールは狙っているので、次の試合もゴールを獲れれば良いと思っています。ただ、サッカーは難しいので、ゴールできるときもあれば、できないときもあります。ゴールできるように準備をしていきます。

Q、ゴールまでの過程もよかったと思いますがどうですか。
A、ボールが入ってくると信じてゴール前に入っていった結果、しっかりとボールも届いてきたので、あとは決めるだけでした。

Q、連携が取れた部分も大きかったかと思いますがどうですか。
A、今日、ゴールを決めたシーンもそうですが、ここ最近、センターフォワードまでボールが運べなかったり、負けている難しい局面で自分が試合に入ることが多かったです。そういった中で、しっかりと僕のところにボールが入っていたし、結果も残せたし、良かったと思います。

Q、今シーズンあと2試合に向けてどうですか。
A、ラスト2試合、全力で勝ちに行きたいと思っています。自分たちにタイトルを獲る可能性があるなしにかかわらず、目の前の試合を戦っていくことが一番大事だと思いますので、残された2試合、勝ちで終わらせることを考えてしっかり準備していきます。


<バングーナガンデ佳史扶選手>

Q、アシストしたシーンを振り返ってください。
A、イメージ通りのボールを蹴ることができました。渡邊選手が上手く切り返して決めてくれたので良かったです。

Q、湘南戦からの改善が多く見られました。どのようなことを意識していましたか。
A、湘南戦と比べて前線の裏への積極性が高く、1試合通して相手を圧倒できていました。積極性があったからこそ、今日のような良いゲームができたと思います。

Q、中村選手、佳史扶選手のサイドバックの活躍が目立った試合となりました。
A、相手のサイドバックが攻撃の起点となっていることを試合前のスカウティングで話されていました。サイドバック同士の対決で勝つことができればこちらのペースにできると中村選手と話してから試合に入りました。相手のサイドバックを上回り主導権をずっと握ることができて良かったです。

Q、試合でアーリークロスが多く見られるようになった印象を受けます。
A、練習から中に入る選手には積極的に上げていいと話してもらっていて、徐々に自分と中の選手が嚙み合う感覚があります。それを試合で出すことができて良かったです。

Q、プレーのバリエーションが増えてきている実感はありますか。
A、試合に出るたびに得意のプレーが警戒されるようになっていますが、左で積極的に仕掛けた結果が良いプレーに繋がっていると感じています。

Q、ホームゲームで声出し応援もある中で大勝した気分はいかがですか。
A、 ホームで声出し応援の試合で大勝したのが初めてだったので、すごく嬉しいです。

Q、ポジショニングのところで、何かコミュニケーションはとりましたか。
A、前半のタイミングではアダイウトン選手が外に開いたことでスペースが生まれました。どちらが開いてどちらが裏に抜けるのかといったところは試合前から森重選手からアダイウトン選手とのコンビネーションについて話をされていたので、チームとして共通認識があったと思います。

Q、前節と違ってほとんどの時間でボールを保持していました。サイドバックとして、前節からプレーの面で意識して、その変化に影響があったのはどんなプレーですか。
A、ずっとボールを保持していても湘南戦のようになってしまうと思っていたので、その点の修正として、サイドバックであっても積極的に裏に抜け出すプレーが必要だと思っていました。湘南戦は前への積極性が足りなかったので、あのような試合になりました。その反省を生かすために、前に飛び出していくプレーが多かったことが、結果としてボール保持率も上がって、自分たちのサッカーができたのだと思います。


<中村帆高選手>

Q、試合を振り返ってください。 
A、前節勝たないといけない試合で負けてしまったので、今日の試合は内容どうこうよりも気持ちで、みんなで最初から戦おうと話していました。前半に得点は取れませんでしたが、気持ちの現れた試合ができたと思います。 

Q、すごく気持ちの入った試合だったと思いますがどんな思いで臨みましたか。 
A、どの試合でも変わらないですが、自分の持ち味でもある球際の部分と、監督に求められているビルドアップの部分や攻撃参加のところは固く守りながらもできればと思っていました。  

Q、中村選手からのクロスからのゴールでしたが、渡邊選手を見ていましたか。 
A、やはり僕自身クロスのあげる本数や質のところはもっとやっていかなければいけないなかで、得点の場面は渡邊選手を見ていなかったわけではないですが、感覚で誰か合わせてくれればいいなと思いながらクロスをあげました。得点は僕のクロスというよりも渡邊選手が決めてくれたおかげなので、質はそこまで高くなかったと思います。ただ、得点につながったので良かったです。ここから質やクロスの本数もあげていきたいです。 

Q、守備の面ではかなり良かったと思いますし、攻撃もしっかり組み立てることができていたと思いますが良くなった部分はどこでしょうか。
A、やはりいろんなフォーメーションや、いろんな守備の行き方がそれぞれチームによってあって、前節の湘南は素晴らしいディフェンスのなかで自分たちも対応していかなければいけませんでした。今回は、相手の映像をしっかり見て、チーム内でポジションの確認やボールをうまく巡回させることができていたので、前節の湘南からは改善できたと思います。チームとして激しいプレッシャーのなかでそれをどう掻いくぐれるか、チームで慌ててしまってはいけないので、湘南戦のような試合こそ、もっと自分たちで慌てずボールを運んでいけるようにならないといけないと思います。


<松木玖生選手>

Q、先日の湘南戦と全く違ったゲームとなりました。この3日間でどのような準備をしましたか。
A、湘南戦に関しては前からプレスに行けていない部分があったので、その部分を改善しようということを話しました。今日のセレッソ戦では相手のアンカーを潰しに行かないとそこから展開されるという事は分析で分かっていたので、そこは行くようにしていました。

Q、90分間コンパクトに保って、また一つのボールの動きに対して反応が早いように見えました。ピッチではどのように感じていましたか。
A、すごくタフな試合でしたけれど、1点入るまでも、入ってからもみんなが流動的に動いていて、自分が前からプレスをかけているときも東選手が上手くカバーしてくれることで全体もより引き締まったと思います。

Q、今シーズンのベストゲームだったのではないでしょうか。
A、結果的にもある程度点差がついた勝利だったので、そこはプラスにとらえたいです。

Q、今日の勝利で残りの試合もいろいろと意味合いが変わってくるかと思います。
A、少し中断期間が入るので、次の名古屋戦に向けてしっかりとした準備をこの期間で行い、残り2試合、より上位に食い込めるようにがんばっていきたいと思います。

Q、今日は左サイドの連携がスムーズだったと思います。
A、アダイウトン選手がでてきた時はスペースを使ってもらえるように、また佳史扶選手は後ろより前の方が、特徴がでる選手なので、そこでうまくバランスをとりながら自分の所でボールを捌くことができたと思います。今日に関してはすごくスムーズにプレー出来ていましたし、そこからの打開の場面も多かったと思うので、この先の試合にも生きる戦い方だと思います。

Q、今日みたいにインサイドハーフの運動量が多いとチームが活性化する実感はありますか。
A、そうですね。後ろでゲームを作りながらも、ゴール前に飛びこむ事を忘れなければもっといいチームになるのではないかと思います。


<東慶悟選手>

Q、試合の中で気をつけていたことはなんですか。
A、勝負にこだわる部分で前節不甲斐ない試合になってしまいましたし、試合でしか取り返せないので、今日はみんなで修正をして、しっかり整理をして試合に臨めたことが、こういった結果につながった要因だと思います。

Q、相手のプレスを恐れずにボールをかなり回せていたと思いますが、どうして今日の試合ではできたのでしょうか。
A、色々な要素がありますが、まずは守備を整理しました。前節、湘南戦でうまくハマらなくて、ずるずる下がってしまっていました。ですので、今回は前向きに押し上げていくことができたので、攻撃のリズムが良くなりましたし、そういうプレーができているときの東京はすごく良いですし、そこが上手く引き出せたのかと思います。

Q、今日の試合に向けてチームで話し合ったことはありますか。
A、シーズンを通してやっていくなかで、今日の試合は一人ひとりが考えながらプレーできていたと思います。何よりも湘南戦の反省点を今日改善できたというのは良かったです。勝っているなかでもまだまだ改善点はあるので、チームでさらに話し合って、もっと良くなっていけばいいと思います。

Q、改善点はどんなところですか。
A、前半に押し込みながらも、ゴール前まで侵入することがなかなかできなかったので、そこをもっと狙っていこうと話していました。サイドからシンプルにクロスをあげるのも良いですが、もうひとつ危険なエリアまで侵入することなど、攻撃のアレンジをもっと増やしていければと思います。

Q、東選手の守備が効いていたと思いますが、感覚的にはいかがですか。
A、コースを読んだり、相手の狙いを読んだり、インサイドハーフは上手くコーチングして、すごく走れる選手が多いので、そこを使いながら僕は上手くこぼれてきたところを処理する形でした。今日はそこがうまくできたと思います。

Q、前線との連携を含めて湘南戦と比べてスムーズにできていたと思います。
A、もちろん相手ありきなので、今日のような内容だったり、上手くいかない試合もあるので、湘南戦はもちろん内容も結果も良くなかったですが、その中でも、あのような試合も年間のなかで数試合はあると思います。そうした状況でも、なんとか勝点をとることがとか、シーズンのなかでも大事になると思います。その辺はまだまだ課題かなと思います。うまくいっているときは、こうやって良い試合して得点もとってうまくうくのですが、うまくいかない試合でどう組み立てるかなど上をみざすためにはまだまだ課題かと思います。