INTERVIEW2022.4.12

4/13 湘南戦 PRE-MATCH INTERVIEW

[アルベル監督インタビュー]

Q、週末に遠方のアウェイゲーム(札幌)を控えていますが、明日は近場のアウェイ(湘南)でホームゲームと同じように調整できると思いますが、チームのコンディションはいかがでしょうか。
A、人数は揃っています。大人数でチームは編成されているので問題はありません。そしてルヴァンカップは若手選手にチャンスを与える場だと思っていますし、なかなかリーグ戦でプレー機会を与えられていない選手にゲーム感覚を取り戻してもらうためにも起用していきたいと思います。それを踏まえたうえで選手選考をして、明日の試合に臨みたいと思います。

Q、湘南とは2週間前に対戦したばかりですが、1失点しています。どのような改善をしていますか。
A、選手たちにも伝えていますが、ルヴァンカップはリーグ戦以上に我々自身のプレーが最も重要だと捉えています。プレースタイルのレベルアップも促したいと思います。リーグ戦とルヴァンカップでのプレッシャーは差があります。その環境をプラスに捉えたうえでチームの成長につなげていきたいです。それが対戦相手もしくは過去の試合のことよりも重要だと捉えています。当然、明日に向けて湘南のプレーも分析したうえで練習しているわけですが、湘南も我々も2週間前の試合とはメンバーが変わることが予想されるので、新しい試合になると予想できます。そういう意味でも、ルヴァンカップの試合はリーグ戦とは違った展開が起こりうる試合になると思います。

Q、最近、中央部分の攻撃も成長していると話していたと思いますが、真ん中から崩すのは簡単ではないと思いますし時間もかかると思います。今後、レベルアップさせていくポイントでしょうか。
A、秘訣はそんなに多くないと思います。まずは明確なプレースタイルとともに練習を積み重ねていくことです。日々細部にこだわって修正や改善をしています。それに加えて、選手を説得して納得させることが重要です。個別に話をすることでも促されますし、同時に映像を使ったミーティングでも促されると思います。もう一つは時間です。我々は新しいスタイルでスタートしてからまだ3か月しか経っていません。そういう意味では、一瞬にして完成度の高いチームが作れるとは思いません。数か月もしくは数年必要になります。今シーズンめざしているのは勝利にこだわりながら勝点を積むこと、そしてチームの成長を促すという部分です。もちろん試合によっては十分に我々のプレースタイルが表現できることもあるでしょう。一方で、それとは程遠い試合もあるでしょう。不安定な流れがあるのを踏まえても、しっかりと毎試合勝負にこだわって勝ち点を積み重ねながら成長することを我々はめざしています。シーズン初めからこの変化はとても難しいので、ファン・サポーターの皆さんには、忍耐強く見守ってほしいと期待しています。

Q、前回若手を起用するとお話していた中で、平川選手を起用しましたが、評価を教えてください。また、今回の試合での若手選手の起用はいかがですか。
A、私の頭の中では、明日もいくつかのポジションで新しく起用しようと思っている選手がいます。それは明日また期待してお持ちいただければと思います。当然勝負にはこだわりつつ、なかなかプレー時間を与えられていない選手と若手選手を起用して成長をうながし、両方のバランスを保ちながら明日の試合に臨みたいです。

Q、平川選手に求めているプレーはなんですか。
A、(平川)怜は技術的に良いものを持っています。ただ、アンカーというポジションをプレーするには守備のバランスが重要になります。守備のバランスは、彼がもう少し学ばなければいけない部分です。彼は集中して練習に取り組んでくれていますし改善されてきていますので、さらなる成長を期待できると思います。彼だけでなく他の選手の成長と活躍も期待しています。複数の選手を試したい思いもありますし、リーグ戦で選手起用の選択肢を増やすためにも、ルヴァンカップを活かしていきたいです。


[選手インタビュー]
<波多野豪選手>

Q、2週間前に出場した試合と同じ対戦相手ですが、どんなことに気をつけたいですか。
A、前回1点取られていますが、そこは修正できています。試合ではクロスボールなどにもチャレンジしてシュートを打たせないような対応をしたいです。

Q、失点はゴールキーパーだけの責任ではないと思いますが、組織の動かし方を修正したのでしょうか。
A、個人的には、一瞬のスピードで入れられてしまったので、ワンテンポ早くするような修正をしていきたいです。

Q、リーグ戦をピッチサイドで見ていて守備の成熟具合はいかがですか。
A、相手が後ろ向きのときにラインをあげることを改善した方がいいと思います。湘南戦で細かいところは僕の声で修正できると思うので、リーダーシップを持ちながら、メンバーが大きく変わりますがチームを引っ張っていきたいです。

Q、普段自分がテーマとして掲げていることは何ですか。
A、特にテーマはないですが、試合に出るからにはチームが勝つためにこだわっていきたいですし、最近試合に飢えているので、ここで自分の持ち味を存分に出して高い評価を得られるように頑張りたいです。チームが勝てるプレーをしたいです。

Q、波多野選手から見て、勝点を積み上げられている要因は何でしょうか。
A、新しいことに挑戦しながら、試合が終わった後に改善点をみんなで話し、練習で修正できていることで、次の試合の完成度が高まり、勝点が積めているのだと思います。明日はメンバーが変わりますが、高い要求をしながら相手を圧倒していきたいです。

Q、藤原コーチが就任し、刺激になることもたくさんあると思いますが、いかがですか。
A、昨シーズンと違うのは、練習中でのシュートを受ける本数もそうですが、セカンドアクションやサードアクションに関するメニューも多く行われているので、昨シーズンとはまた違った形で充実していますし、その成果を試合で発揮していきたいです。準備していることを自信もってプレーしていきたいです。

Q、藤原コーチの明るいキャラクターは波多野選手にも似ていると思います。気持ちの面でも乗っていけるのではないですか。
A、そう思います。ポジティブにモチベーション高くやらせていただいています。良い関係は築けていると思います。

Q、技術的な部分で昨シーズンと比べて成長や変化はありますか。
A、試合にあまり出られていないので、そこまで変化を感じていないですが、ルヴァンカップのジュビロ磐田戦でミドルシュートを止めたシーンは、練習でシュートをたくさん受けてきた中で課題としていたことが克服できた場面なので、そこは良かったと思いますし、続けていきたいです。

Q、クバ(ヤクブ スウォビィク選手)の存在はいかがですか。
A、僕が1年目の時も、林さんや大久保さんなど僕よりも評価が高い選手がいたので、初心に戻るというか、当時と同じ気持ちになっています。もう一回ポジションを奪い返す気持ちでプレーしているので、隙を見せないようにどんどんレベルアップしていきたいです。クバ選手も日ごろの練習から100%でプレーしていますし、常に試合に出る準備をしているので、そこは見習っていきたいです。