COLUMN2022.3.18

3/19 京都戦 MATCH PREVIEW

Jリーグの公式戦では2011年9月以来の対戦となる。そして前回の対戦は2012年1月1日の国立競技場。東京が天皇杯を制した決勝戦だ。J1リーグの舞台に戻ってきた京都サンガF.C.との一戦は、3月12日に対戦したサンフレッチェ広島との試合に近い展開が予想される。

昨シーズン、J2リーグで順調に勝点を積み上げた京都の特徴は、前線からのハイプレスと球際での強さだった。相手の守備が整っていても個人能力で打開でき、カウンターではスピードで相手を置き去りにできるピーター ウタカ選手もJ2リーグで際立つ存在だった。チームの勢いもエースの存在感も舞台をJ1リーグに移しても威力がまったく落ちていない。

同じように出足が鋭く次々とボールサイドに寄せてくる広島との試合では、なかなかボールを保持できず、厳しい試合運びを強いられた。勝利してなお、アルベル監督は「今日の試合結果に満足するのではなく、自分たちに矛先を向けることが重要になると思います。今シーズンは日々努力を重ね、成長することがもっとも重要です」と、内容の部分にフォーカスして成長の糧にすることを強調した。

そうなると、今回の京都戦は、同じくアグレッシブに前へと出てくる相手に対して、しっかりと成長の跡を証明できるかがポイントになる。正しい立ち位置をとり、ボールを動かして相手のプレッシャーをはがし、ジワジワと押し込んでいけるか。東京がボールと試合を支配して、ボールへの関与を減らすことで、ウタカ選手を封じたい。

「もっと自分たちが型にはまり過ぎないで流動的に動いて相手の出方を見極めて考えながらプレーしないと、ボールを保持しながら、というスタイルは難しくなってしまう」

広島戦で中盤のプレスを体感した安部柊斗選手は、反省点として柔軟性の欠如を挙げている。もちろん似たようなスタイルとはいえ、選手も違えばフォーメーションも違う。ピッチで起きる現象は広島戦とまったく同じとは言えないだろう。その時に、安部選手が強調する「相手の出方を見極めて考えながらプレーする」ことが重要になってくる。

広島戦の3日後に行われたルヴァンカップのジュビロ磐田戦では後半に数的不利になったが、同じく一人少ない状態で戦ったJ1リーグのセレッソ大阪戦とは違って、攻撃姿勢を強めて攻撃こそ最大の防御であることを証明した。

試合を追うごとに、アルベルトーキョーは着実に成長している。良い部分はさらにクオリティを高め、課題は即座に解決する。広島戦の課題を解決し、京都をいなす。成長の足跡を古都に残し、勝点3を持ち帰りたい。