7/23 トレーニングレポート

北海道・白老キャンプ10日目は、午前中は屋内のリカバリー組とグランドでのトレーニング組に分かれて汗を流した。リカバリー組は宿舎内のジムで身体を動かし、トレーニング組は練習グランドで高強度の練習を行った。
午後は白老桜ヶ丘公園陸上競技場で全体練習が行われ、パス&コントロールやハーフコートで横幅を徐々に広げながら11対11でビルドアップとプレッシングを繰り返し続けるメニューを消化。最後はクロスボールからのシュート練習で、この日の練習を終えた。

初の夏季キャンプもあと2日。明治安田J1百年構想リーグの終盤に負った怪我でやや出遅れた橋本拳人選手だったが、「コンディションは良い感じで上がってきているので、リーグ開幕に照準をしっかりと合わせていきたい」と言葉にする。開幕スタメンを巡る定位置争いも、各ポジションで激しさを増してきた。
CAMP VOICE vol.10 稲村隼翔選手

Q、稲村選手にとって期限付きでの加入となった明治安田J1百年構想リーグの期間はどのような時間になりましたか。
A、試合感覚を取り戻すところからでしたが、思ったよりも時間は掛かってしまった印象です。ただ、徐々に取り戻しながらその上で成長できたハーフシーズンだったと思います。
Q、プレーオフのセレッソ大阪戦では悔しがる姿が印象的でした。
A、グループリーグの順位が決まり、一つでも上にいきたい想いが強かったことと、(東)慶悟さんの最後のゲームだったので、そこに対する想いが一番強かったです。
Q、FC東京U-15深川時代と比べて青赤のユニフォームを着てプレーすることにどのような変化がありましたか。
A、試合を重ねるごとに、このチームに対して強い気持ちが出てきました。本気でリーグ優勝したいという想いも強くなりました。U-15在籍当時はそこまで試合に出場できていなかったので、いろいろと複雑な想いはありましたけど、やっぱり好きなクラブなんだなということに気付きました。
Q、今回、完全移籍という形でクラブは迎え入れてくれました。
A、このタイミングで完全移籍になりましたが、このクラブでリーグ優勝して、自分も成長し、いつかはヨーロッパでもう一度チャレンジしたいという想いはあります。そのチャレンジの過程で、一番は日本代表に入りたい。そのためにも、このクラブで結果を出していきたいです。
Q、今シーズンはどのようなプレーをしていきたいですか。
A、このチームの中心としてプレーしていきたいですし、このキャンプでもそういった意識で取り組んでいます。プレーもそうですけど、それ以外のところでもチームの中心選手としての自覚を持ってやっていきたいです。
Q、中心選手とは、チームにとってどのような存在でしょうか。
A、まずはプレーヤーなので試合に出続けて結果を残し、周りの選手から認められることが大事です。そこを意識しつつプレー以外でもいろいろな選手に気を配りながらスタッフと選手の間をつなぐところもそうだし、そういったところは取り組んでいる最中なので、それを継続していきたいです。
Q、背番号が4に変更になりました。
A、大学では日本一を獲った時の背番号で、高校時代もつけていた番号なので思い入れはあります。このクラブで4番と言えば、渡辺剛選手が着けていた番号でもあります。先日、一緒に食事をする機会があっていろいろな話を聞いて刺激を受けましたし、追いつきたい想いが強くなりました。
CAMP VOICE vol.11 橋本拳人選手

Q、明治安田J1百年構想リーグは全体の4位に終わりました。
A、優勝できるチャンスがあったなかで、すごく悔しい思いが残りました。ただ、まだまだ突き詰めないといけないことがあると認識させられた期間でした。
Q、突き詰めないといけない部分はどんなところですか。
A、本当に細かいところだと思います。球際一つだったり、最後に身体を投げ出して防ぐところ、1対1で負けないところだったり。鹿島アントラーズやヴィッセル神戸はそうしたことを徹底しているとあらためて感じました。
Q、怪我でやや出遅れもありましたが、この新シーズンはどのような気持ちで臨みたいですか。
A、少し出遅れてしまいましたが、まずは良いコンディションに戻して怪我なくチームにしっかりと貢献したいです。個人としてはゴールやアシストといった数字のところで物足りなさも感じています。僕だけではなく、ボランチの選手がもっと得点に絡むことが必要です。そこは意識して取り組んでいきたいと思います。
Q、クロスボールの得点を増やしていこうという狙いもあるなか、3列目から飛び込んでいくプレーも有効になると思います。
A、明治安田J1百年構想リーグでも意識してプレーできていましたが、チャンスもあったなかで、点をとり切る力を発揮できませんでした。そこが自分の強みであると思っているなかで、貢献できなかった悔しさがあります。より一層練習から研ぎ澄ましていかないといけません。
Q、守備に関しては一つひとつ反復しながら取り組んでいるように見えます。
A、守備はより精度を高く、より強度も高くできていると思います。チームの強みであるハイプレスからの攻撃や引いて守備ブロックを作ってからのカウンターもありますが、守から攻への切り替えや精度をもっと上げていくことで得点力アップにもつながると思います。チームとして共通認識を持ってやっていきたいです。
Q、在籍年数の長かった選手がチームを去り、よりチームを引っ張っていく存在にもなると思います。
A、もっともっと自分の力を発揮しないといけないし、自分がチームを引っ張らないといけない想いは常に持っています。チームの目標に貢献できるように頑張りたいです。
FOCUS ON – 今日の1枚 –

オフィシャルカメラマンが撮影した写真から一枚を選ぶ『FOCUS ON』。
キャンプ10日目は、練習前に松橋力蔵監督と室屋成選手がピッチで話し合っている場面をセレクトした。
明治安田J1百年構想リーグで主将を務めた室屋選手は「チーム全員がキャプテンシーを持って良い雰囲気のなかでトレーニングができている」と話す。
和気あいあいとした雰囲気のなかでも練習の合間や、練習後にも一つひとつのプレーや事象を巡り、各ポジションで確認し合う場面を何度も見かける。
全体の4位に終わったが、明治安田J1百年構想リーグで積み上げた小さな成功体験は、こうしたところでもチームに根付いていた。

