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2014年U-15深川試合結果

8/20(水) 帯広の森球技場(キックオフ 10:00)
第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会・関東予選

FC東京U-15深川

2 - 1

JFAアカデミー福島U15

FC東京得点者

4長谷川 光基(53分)
31,小松慧(100+1分)

FC東京出場選手

GK 16,高瀬和楠
DF 3,鍵山慶司、4,長谷川光基、5,岡庭愁人、15,篠原新汰、29,草住晃之介
MF 7,吉田和拓→31,小松慧(73分)、8,石塚海→26,片山京誠(61分)、9,吹野竜司→23,大平健悟(56分)→6荒川滉貴(延長後半開始)、10,品田愛斗
FW 18,長谷川大貴

寸評

[リザーブ]
GK: 1,大塚紀人
DF:-
MF:7,横山塁、37,立川廉
FW:11,梶谷佳士、12,シャバシュ哲生

○試合ダイジェスト
前日の雨そして当日朝の曇天がウソだったかのように、試合開始時には見事なまでの晴天となった帯広の森球技場。北海道帯広市で開催中のadidas CUP 2014 第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会はいよいよラウンド16に突入。準々決勝進出をかけて激突した相手はグループリーグでも対戦した(△0-0)、JFAアカデミー福島U15。そしてその一戦は熱い、あまりにも熱い一戦となった。

前日同様、負ければその場で敗退となる一戦を前に奥原監督は次のように選手達に話した。
「集団の力で戦おう。『自分がいいプレーを見せよう』だとか、自分だけの欲を出したら負けるぞ。集団でグッとまとまろう。チーム力で勝つんだ!」

その言葉通り、深川はグループとしての戦いを見せる。ピッチ内でのハードワークはもちろん、ベンチに控える選手からはさかんに声が飛んだ。グループリーグの対戦時は比較的、堅実な戦い方をしてきたJFAアカデミーがこの日はハイテンポでパスを回してきた部分に多少、戸惑った部分は見受けられたものの、気持は少しも落ちない。

6分、品田の鋭い直接FKが相手ゴールポストを強襲すると、続く8分には右サイドからのクロスに石塚が飛び込む決定機。どちらも得点には至らなかったが、チームのムードをより高めていく。守備に目を向けても、15分には相手の見事なスルーパスにDFラインの背後を突かれるも、これを篠原がスライディングでストップ。攻守両面が引き締まっていた。

しかし、やはりJFAアカデミーは手強い。飛び抜けたキープ力とパスセンスを持つアタッカーが複数おり、巧みにかつ力強く攻め込んでくる。グループリーグでの対戦時は深川がボールを保持する局面が多かったものの、この日はそうはいかなかった。

「相手は強い。謙虚にそれを受け止めよう。そして足をもっと動かそう。足を振りきって負けたのであれば、後悔はしないだろ?」そして「明るく、明るく」。

ハーフタイムに指揮官からそう言葉を送られた選手たちは、よりアグレッシブにボールを追った。負ければそこで終わりの決勝トーナメント。悔いは残したくないし、そして何よりも、まだ夏を終わらせるわけにはいかない。

後半開始早々に品田の右CKに篠原が頭で合わせ、46分にも今度は左CKに草住が飛び込むなど、流れのなかだけでなく、リスタートからも高い集中力で相手ゴールに迫る深川。強い日差しのなか、チームは躍動し勝利を渇望する。

しかし51分、相手MFの鋭いドリブルシュートでゴールネットを揺らされてしまう。

堅守が光る今大会の深川だが、初めて許した先制点。そのシチュエーションに気落ちしてズルズルといってしまうのか、それとも跳ね返すのか。深川の真価が問われる局面だったが、彼らは後者を演じてみせた。

失点からわずか2分後、敵陣左サイドから草住が送ったクロスのこぼれを長谷川光が右足で豪快にシュートを打つと、ボールはクロスバーを強襲しながらも、ゴールマウス内へ!流れを引き戻す貴重な同点弾だ!

そこからはもう、まさに一進一退の緊張感溢れる展開に突入。JFAアカデミーのシュートがバーに当たる場面が数度あれば、深川のフィニッシュが相手GKのファインセーブに阻まれる場面も数度。先の読めないタフなゲームは延長戦へと突入した。

「ここからだぞ! ここからだ!」
ピッチ内でもベンチでも、ウォーミングアップエリアでも。誰もがそう口々に発した延長戦。深川もJFAアカデミーも、ともに全力を振り絞ってボールを追い、相手ゴールに迫る。両ゴール前を行き来する、まさに好ゲームが演じられていた。

そして延長戦後半もアディショナルタイムへと突入。こうなるとPK戦突入も頭をよぎりそうだが、深川にはそんな気持ちはまったくない。フィナーレは100+1分。敵陣右サイド奥深くへと岡庭が持ち上がると、そこから送られたラストパスに小松。鮮やかに蹴り込んだシュートは勝利を決定づけるもの。生まれた歓喜の輪。そしてタイムアップの笛。激戦に勝ったのは深川だ。

本当に苦しい試合だった。しかし、試合前に奥原監督から送られた言葉通り、深川はチーム一体となって厳しい戦いを制した。試合に出た選手、控え選手、ビデオ撮影に回った選手、深川の地から気持ちを送り続けている選手、サポーター、そしてドキドキしながら大会速報を見つめ続けた多くの関係者。多くの思いが集結した試合だったようにも感じさせられる、そんな熱戦だった。

次戦はいよいよ準々決勝。休養日を1日挟んで22日(金)、今日と同じ帯広の森球技場Aグランドで10:00キックオフ。対戦相手は名古屋グランパスU15だ。

頂点へ。準々決勝を前にした時点でこの言葉を出すのは気が早いかもしれないが、ファイナルで敗れた昨年の悔しさを晴らすこともまた、今大会の大きな目標でもある。あと3つ、1つ1つ丁寧に、そして謙虚に戦っていく。すべての力を集結し、チームとして頂上を目指す。この気持ち、止まらない。

そして本日も遠く帯広で、強い日差しのなか、ご声援を本当にありがとうございました。選手たちは延長戦を含めた約100分間、走りきることができました。準々決勝以降も引き続き、ご声援のほどよろしくお願い致します。