INTERVIEW 2026.3.30

静かなる闘志

絶対に負けられないFC町田ゼルビアとの2連戦。限られた出場時間のなかで静かに牙を研ぐ仲川輝人選手が、覚悟と決意を語った。


4月1日と4月5日のFC町田ゼルビアとの連戦。昨シーズンも終盤にリーグ戦と天皇杯の連戦があり、特に天皇杯の決勝に進めなかったあの悔しさが込み上げてきます。今回は大会レギュレーションも異なり、場合によってはPK戦で決着がつく可能性もあり得ます。

ただ、はっきりしていることは、自分たちが上位、そして本気でリーグ優勝を狙うためには、この連戦は「絶対に勝たなければいけない」ということです。どっちも勝ちにいく姿勢を見せていかないといけない。この連戦にすべてが懸かっていると言っても過言ではありません。

町田がJ1リーグに昇格してから、しっかりと成績を残しているということは、確かな力がある証拠です。彼らのスタイルはやることがはっきりしていて、徹底されている分、決して簡単な相手ではありません。

この連戦の勝敗を分ける大きなポイントは『球際の強度と激しさ』だと思っています。そこで負けず、自分たちのボールにできるかどうか。また、相手はクロスボールからの得点が多いチームという印象があるので、そこは十分に警戒しなければなりません。ただ、裏を返せば、僕たちにもクロスボールから得点を奪うチャンスはあります。その攻防が、試合を決める一つの大きな要因になるはずです。

これまでの試合を踏まえると状況に応じた『柔軟性』と『チャレンジ』がチームとして求められてくると思っています。

例えばこの前の水戸ホーリーホック戦では、相手のプレスに対して落ち着かない時間が多くありました。風などの要因もありましたが、しっかりとボールをつないで相手を崩すのか、ロングボールも使って前進するのか。どちらか一辺倒では当然、相手に読まれて試合運びが苦しくなってしまいます。その使い分けやバランスがここからは重要です。ただ、もっとボールをしっかりと繋ぐところにチャレンジしていきたいと個人としては思っています。

どの試合に関しても、良いところはたくさん出てきています。そこはしっかりと継続しつつ、ピッチ内での判断の質をさらに高めていかなければなりません。

自分自身にフォーカスをすると、スタメンとして出場した試合はジェフユナイテッド市原・千葉戦のみです。

もちろん、もっとピッチに立ちたい、出場時間を長くしてチームの勝利に貢献したい想いは強くあります。ただその一方で、今シーズンは各ポジションの選手層が厚く、激しい競争もあります。僕自身、短い出場時間でもチャンスは作れているという手応え、スタメン出場した千葉戦では自分の力をある程度出せたと思っています。だからこそ、限られたチャンス、ピッチに立った時には自分の力をしっかりと証明しなければならない。いかにそのチャンスを得点という結果に結びつけられるかが、今の僕にとってもっとも大事なことです。

試合会場の野津田(町田GIONスタジアム)は、東京として初めての乗り込む会場になると思います。相手として乗り込むには少し嫌なイメージもあります。(2016シーズン 町田に在籍)

でも、現在一つ上の順位にいる町田を絶対に叩きたい。そして何より、ゴールを決めて町田に勝ちたいという一心です。

自分たちでこの位置(順位)まで手にしてきたなかで、リーグ優勝のチャンスは確実にあると思っています。このチャンスを生かすも殺すも、もう自分たち次第です。

ここで2連勝して、首位の鹿島アントラーズに一つでも近づく。この位置にいる自覚を持ち、チャンスを手中に収められるようにチーム一丸となって戦っていくしかありません。

同じ相手との連戦は難しいですが、僕自身、必ずチームが優勝するための力、町田との連戦で勝利する力になりたいと思います。