優位な展開を活かせず、連日のフルセット負け
第2週2日目の対戦相手は、東京ヴェルディ。前日、フルセットの末、星を落とした東京だが、東京ヴェルディも大同特殊鋼に敗戦を喫しており、今日の試合は両者ともにどうしても勝ちたい試合となった。
会場には、これまでで最も多いサポーターが駆け付け、満員に膨れ上がった。試合前から大声援を受け、東京の選手たちの顔からもモチベーションの高さが伺えた。
大興奮の雰囲気の中、試合開始のホイッスルが鳴る。東京は、セッター・坂本、ライトに伊東、レフト対角が福田と野中、センターに大庭と益永、リベロが中谷という布陣。開始早々、福田のセンターからのバックアタックで東京が1点を先取する。動きのよさを見せる東京は、その後も福田と野中のサイドアタックを相手コートに突き刺し、6-4とリードした。この試合、東京ヴェルディも集中力が高く、見ごたえのあるラリーが続く。しかし、立ち上がりからよいムードが持続する東京は、サーブで攻めて相手サーブレシーブを崩し、自分たちのリズムで試合を進める。セットポイントを握ってから相手の追い上げを許したが、野中がスパイクを決めて第1セットを奪った。
続く第2セット、東京は自らのミスから東京ヴェルディに0-3と先行されてしまう。東京は選手同志で声を掛け合い、すぐに建て直しを図る。その後、一進一退の攻防が続き、野中の2連続ブロックで10-9と追いついた。リベロ・中谷のポジショニングもよく、ブロックフォローを攻撃につなげる。ブロックでは相手の攻撃をなかなか捕らえることができずにいた東京だが、大庭が1枚でブロックして20-18とする。さらに野中のサーブがノータッチエースとなり23-20。最後は伊東が相手エースのスパイクをシャットアウトして、2セット連取した。
第3セットに入って、東京は、サーブレシーブが短くなり、攻撃の展開に苦しんで流れを掴むことができない。加えて、速攻を多用してくるようになった相手の攻撃に対し、ブロックのマークも外されてしまう。13-14までは拮抗するが、その後、東京がミスを連発してしまい、13-18と大きく引き離される。悪い流れを変えようと野中から川合にメンバーチェンジするが、ゲームはそのまま流れ、18-24と東京ヴェルディにセットポイントを握られた。ここから相手の3連続ミスを誘うなど22-24と追い上げを見せる。しかし、この反撃も遅すぎた感があった。さらにレシーブを上げ続ける執念を見せたが、最後はそれをつなぎきることができず、このセットを失った。
前セット途中から出場した川合が、そのままコートに残ってスタートした第4セット。東京は大庭、益永と両センターがブロックを決め、ムードを盛り上げる。しかしサーブレシーブが短い状態はこのセットも改善されず、単調な攻撃が続いてリードを奪えない。試合前半は相手の攻撃を拾い得点に結び付けていたが、このセットでは威力のあるスパイクが打てるまでの精度の高いつなぎができない。東京ヴェルディの緩いサーブに、福田と中谷が譲り合ってサービスエースを取られてしまうなど連携ミスも多く、チームの状態が悪くなっていることを散見させる。それでも川合らサイドアタッカー陣が厳しいマークをはねつけてポイントを奪い、終盤勝負へと持ち込む。そして伊東のサイドラインぎりぎりに決まるサービスエースで、22-20と大きなポイントを手にする。福田のサーブで相手のサーブレシーブが大きくなり、セッターがツー攻撃で返そうとしたところを川合がブロック、苦しみながらも東京がマッチポイントを握った。ここで前衛の坂本のところへワンポイントブロッカー西畑を投入。ブロックでワンタッチを取り、西畑が二段トスを上げる。しかし、そのトスはやや短く、川合がブロックにつかまって最大の決定機を逃す。ジュースへと持ち込まれ、逆転を許した東京は、それを跳ね返す粘りを見せることができず、24-26でフルセットへ突入することになった。
勝負の第5セット。東京ヴェルディは2セットを取り返した後だけに動きがよく、スパイクにもより威力が増してきたように見える。東京は序盤からその勢いに押され、5-8と点数を離されてコートチェンジを迎える。その後、益永のサーブミス、福田のスパイクミスで6-10とされたところで東京は2回目のタイムアウトを取るが、この流れは止めることはできなかった。東京は最後まで相手のスパイクを拾う粘りを見せることなく、9-15でゲームセット。昨日に引き続き、フルセットでの敗戦となった。
前日の反省を活かし、出足から動き良く2セットを連取した東京。しかし東京ヴェルディの反撃の前に、後半は一度も自分たちのリズムで試合を展開できなかった。2週終わった段階で2勝2敗の4位と、思わぬ状況となってしまったが、気持ちを切り替えて来週の試合に臨みたい。
【コメント】
《中谷》「いつもより集中力があったので、レシーブは上がっていたと思う。チームは、ひとつの崩れから、少しずつずれてしまうような感じで、修正がきかなくなってしまった。試合の中で悪循環に陥ったとき、どう立て直すかが問題。2つ負けてしまったが、これから危機感を持って戦っていきたい」
《福田》「サーブレシーブが崩れたときのコンビネーションを工夫しなくてはならない。3セット目以降は、クイックが少なくなり、サイドにブロックがしっかり2枚つくようになったので、厳しかった」
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