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天皇杯4回戦

2009年11月15日 香川県立丸亀競技場 ( 天皇杯 )
終始相手のリズムで試合が進み、3失点で天皇杯敗退
0
前半 0
後半 0
1 前半
2 後半
3
  ・25分:中原 貴之
・59分:中島 裕希
・89分:マルセロ ソアレス 
観衆 4,504人    天気曇時々晴    気温17.1度
主審 : 田邊宏司   副審 : 越智新次    : 戸田東吾
7 シュート 10
8 GK 7
5 CK 2
15 直接FK 16
1 間接FK 2
1 オフサイド 2
0 PK 0
' 79 米本 拓司
警告 ' 44 中原 貴之
退場
Nr Pos    Change Name SH
20GK   権田 修一
33DF   椋原 健太
3DF   佐原 秀樹
4DF   ブルーノ クアドロス
15DF   平松 大志1
14 MF 56分 中村 北斗 1
10MF   梶山 陽平
28MF   米本 拓司1
40MF   鈴木 達也1
22MF   羽生 直剛1
24 FW 67分 赤嶺 真吾 1
32FW   近藤 祐介
5 DF 45分 長友 佑都
13FW   平山 相太1
1 Sub/GK   塩田 仁史
8 Sub/DF   藤山 竜仁
7 Sub/MF   浅利 悟
19 Sub/MF   大竹 洋平
Nr Pos    Change Name SH
16GK   林 卓人
25DF   菅井 直樹1
6DF   エリゼウ
3DF   渡辺 広大
27DF   朴 桂成
17MF   富田 晋伍
7MF   千葉 直樹
11MF   関口 訓充
10MF   梁 勇基4
9FW   中原 貴之1
19 FW 59分 サーレス
18 FW 89分 マルセロ ソアレス 1
13FW   中島 裕希3
23 DF 74分 田村 直也
1 Sub/GK   萩原 達郎
5 Sub/DF   一柳 夢吾
31 Sub/MF   斉藤 大介
8 Sub/MF   永井 篤志


「結果」を求め、冷静に自分たちのサッカーで勝利を!
 天皇杯4回戦は、ベガルタ仙台と対戦。3回戦は草津の粘りに苦しめられるも、出場した選手がそれぞれの役割をこなしてキッチリ勝利を収めた。この試合は中3日、遠方地での連戦となるため、選手にとってコンディション調整が難しいところであるが、目前の一試合に全力を尽くし、総力戦でファイナルへの道を進んでいきたい。

 対する仙台は、天皇杯2回戦でツエーゲン金沢、3回戦では大宮アルディージャと対戦し、それぞれ延長戦を制して勝ち上がってきた。同時に現在J2リーグでは2位。すでに来季のJ1昇格を決めており、J1の東京に対し高い意欲を持って挑んでくるはずだ。特に前線のFW中原、中島、MF梁、関口を中心とした攻撃陣について、城福監督は「パスワークから崩すこともでき、カウンターも鋭い。ボールをつなぎながらサイドバックの攻撃参加もある」と警戒を強める。

 東京は、草津戦からメンバーを変更。権田、梶山が先発に復帰し、足を傷めて慎重に準備を重ねてきた鈴木もこの試合に間に合わせた。まずは仙台の攻撃陣をいかに抑えるかがポイントとなるだろう。平松は「草津戦では中途半端になってしまったところもあった。まずは守備を重視し、特に試合の立ち上がりに注意したい」と決意を話すように、先取点を与えないことが大事に。仙台の攻撃陣の流動的なポジショニングに惑わされることなく、マークとカバーリングを徹底していきたい。

 また攻撃では、J2リーグでの総失点38とリーグ最少を誇る仙台の堅守を、どうこじ開けるかがカギ。東京らしいサッカーを繰り返して続けていき、膠着状態になっても落ち着いて戦い、羽生や鈴木らの相手のマークをはがすような動きや、ボランチからの攻撃参加からチャンスにつなげたいところだ。仙台の勢いに気持ちで負けず、何より「結果」を求め、冷静な自分たちのサッカーで勝利をめざす!試合は香川県立丸亀競技場にて、13時ちょうどに仙台のキックオフで開始された。



シュートチャンスを作れず、先制を許して前半を終える
 じっくりボールを繋ぐ中から攻撃のタイミングをうかがう東京と、奪ってから早いカウンターでゴールに向かう仙台。立ち上がりは互いに自分たちの良さを出して戦おうとする強い意志が感じられた。12分、エリアすぐ外で近藤が倒され、FKを得る。鈴木が直接狙うも、ボールはわずかに右外に。15分には、ゴール前でボールを受けた仙台・FW中原が、倒れ込みながら後ろにいたFW中島にバックパス。これをダイレクトでゴールを狙うが、権田がセーブ!

 22分には左サイドで平山とのパス交換でオーバーラップした平松がクロス。一度はクリアされるもこぼれを拾った米本が、エリア左外の位置からミドルシュートを狙うが、枠の左に。24分には右サイドの椋原が、低いアーリークロスを送り中央の平山が落としたボールをダイレクトでシュート。ボールは相手DFに当たり、逆にこぼれを拾った仙台がカウンターを仕掛ける。

 すると25分、仙台・DF菅井の中央突破を許し、パスを中央で受けたFW中島のシュートは米本がブロックしたものの、こぼれ球をFW中原に蹴り込まれ、先制点を奪われてしまう。その後も東京は慌てることなくボール回しながらじっくり攻めようとするが、引いて守る相手にを崩しきることができない。ボールをアタッキングサードまで運んでも、そこで跳ね返されてシュートを打てない状況が続く。結局1点ビハインドのまま、前半が終了した。



なりふりかまわず攻撃を仕掛けるも無得点で敗戦
 後半開始から、近藤に代えて長友を左MFに投入。羽生が右MFに回り、平山・鈴木の2トップの布陣に。後半開始早々、長友が早速左サイド深くまでドリブルでえぐり中央へとパスを繋ぐが、シュートまでには至らず。その後も前半同様にゴール前までボールを持ち込むものの、仙台の堅守に阻まれてシュートを打てず。逆にボールを奪われるとショートカウンターをくらい、流れをつかむことができない悪循環。

 59分にはカウンターから権田が触ったボールをMF富田が拾い、中央のFW中島へわたりシュート。これがゴールネットに突き刺さり、追加点を許してしまう。63分にはゴール前のクロスを平山が相手GKと競って、こぼれを羽生が拾いゴールに流し込むも、競り合いでの反則をとられノーゴール。徐々に焦りからか、東京らしいボール回しが見られず、ミスも続く。67分には羽生に代えて赤嶺を投入。前線を活性化しようとするもリズムは変わらず。

 残り時間が15分を切ったころから、センターバックをブルーノ クアドロスと椋原、左右のSBを長友と途中出場の中村が務め、佐原を前線に上げてパワープレーを試みる。しかしロングボールも前線にうまく収まらず、効果的な攻撃に結びつけることができない。41分には椋原がロングボールを前線へ。ゴール前で跳ね返されるが、鈴木がこれを拾いすかさずシュートを放つが、相手DFが体を投げ出してこれを阻止。ロスタイムには決定的な3点目を奪われ万事休す。準々決勝に進むことなく天皇杯を終えることになった。

 【選手コメント】《米本》「やってきたことが出せなかった。サリさんやフジさん、サポーターの皆さんに、本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。ナオさんも、ケガをしていて『元旦に戻ってくる』って言っていたのに…こんなところで負けて本当に申し訳ないです。(3失点だが?)取られ方が悪かったり、いろんな部分で相手のほうが走っていたし、気持ちの面でも負けていたと思う。(どう立て直す?)リーグ戦に切り替えないといけない。残り3試合、次の練習からしっかりとリーグ戦に向けて、今日の反省も踏まえてしっかりやっていきたい。(自分たちのペースに持っていけなかった?)いろんな面があると思うし、アクシデントもたくさんあった。そういうところも乗り越えてきたチームなので、残り3試合全部勝って、ACLもまだ可能性があるので、選手全員でやっていきたいと思います」

 《権田》「天皇杯なので結果が全て。負けてしまうときはこうやって負けるし、勝てるときは守っても勝てるし。今日はたぶん、勝つために何かが足らなかったのだと思う。(足りないものは?)試合中にわかったらもっと改善できたんですが…。90分間通して、チャンスもなかなかできずカウンターからピンチも多い状況のままずっといってしまったので、もうちょっと早く…というかゲーム中に気付けたら良かったと思います。(メンバーが代わって、自分たちのサッカーができなかった?)そう言われてしまうことが、今日負けた原因だと思う。どんな相手でも、うちがどんなメンバーでも、同じサッカーをして勝てないといけないと思う。はたから見てたら、メンバーが違うからだとか、代表選手がいないからとか、連戦だからと、負けたことに対して言われるかもしれないが、僕たちにとってはそれは言い訳でしかない。僕たちが天皇杯で優勝するためには、代表選手がいなくなることもわかっていたし、ケガ人も多いとか、いろいろある中で、出た選手がベストを尽くすのが当然。どこかで“満身創痍”とか言われているらしいけれど、今やれるメンバーでやれることをやり、今いるメンバーで勝つというのがいちばん大事だった。それができなかったということがいちばん悔しい。例えばボール回しが苦手な選手が試合に出たとしても、その選手はそれ以外に良い点があるから試合に出ているはず。その人の良さを出すために、周りがカバーをしないと。出ている選手の特長を活かした戦い方をしながら、自分たちのサッカーをすることがもっと東京が強くなるために必要なことだと思う」

 【城福監督の会見要旨】「最初(※)に記者会見を開くことは想定していませんでした。非常に残念です。選手は、この試合に懸ける思いも強かったと思いますし、コンディションは言い訳にしない気持ちもあったと思います。自分の持てる力はみんな発揮しようとしてくれたと思います。負けたのは全て私の責任であり、私の力が無かったからであり、選手は良くやってくれたと思います。これではっきりしたのは、我々がこのメンバーで戦うことの出来る試合というのは、3試合だけということです。色々な思いを胸に秘めて戦っている選手たち全ての力を結集して、あと3試合リーグ戦を戦っていきたいと思います。※天皇杯の記者会見は敗戦したチームの監督から先に行われる。

 【仙台・手倉森監督の会見要旨】「相手はナビスコカップの王者であり、我々はJ1昇格を決めたチームであるということで、J1リーグ戦を意識した戦いになるということで挑んだ試合でした。試合の入り方もJ1のサッカーは速いということで、素早い判断をしてプレーしていくということを心掛けました。先制点が取れて、一進一退のゲームの中で3対0で勝てたというのは、これまでのJ2で戦ってきた戦い方というのが、今日もできてそれが通じたと思います。FC東京は連戦があったせいか、思ったほどスピードに欠けていたというのも、我々には良い方向に転がったと感じます。ただ、勝ったことで自信を持ち、そしておごらずにFC東京の分もこの天皇杯も頑張っていきたいと思います。今日の勝ちをリーグのセレッソ大阪との直接対決に弾みをつけたいと思います」