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ナビスコ予選第4節

2009年05月30日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 ( Awayナビスコ )
石川のゴールで先制するも追加点を奪えず、相手のリスタートから失点を許し勝ち点1を得るにとどまる
1
前半 1
後半 0
0 前半
1 後半
1
・12分:石川 直宏  ・69分:柳沢 敦 
観衆 7,508人    天気晴、弱風    気温25.7度
主審 : 岡田正義   副審 : 八木あかね    : 中込均
14 シュート 23
13 GK 9
7 CK 4
17 直接FK 15
5 間接FK 3
5 オフサイド 2
0 PK 0
' 38 平山 相太
' 52 梶山 陽平
警告 ' 60 ディエゴ
退場
Nr Pos    Change Name SH
20GK   権田 修一
33DF   椋原 健太1
3DF   佐原 秀樹1
15DF   平松 大志
25DF   徳永 悠平1
28MF   米本 拓司
10MF   梶山 陽平
18MF   石川 直宏4
19 MF 71分 大竹 洋平 2
27MF   田邉 草民
24 FW 65分 赤嶺 真吾
9FW   カボレ1
40 MF 64分 鈴木 達也 1
13FW   平山 相太3
1 Sub/GK   塩田 仁史
8 Sub/DF   藤山 竜仁
29 Sub/DF   吉本 一謙
17 Sub/MF   金沢 浄
Nr Pos    Change Name SH
21GK   水谷 雄一
24DF   増嶋 竜也1
4DF   水本 裕貴
5DF   手島 和希
13 FW 64分 柳沢 敦 2
22DF   渡邉 大剛2
18MF   加藤 弘堅
17 MF 27分 中村 太亮 1
16MF   安藤 淳1
3MF   シジクレイ
10MF   ディエゴ5
20FW   パウリーニョ7
23 FW 80分 中村 充孝 1
9FW   豊田 陽平3
1 Sub/GK   平井 直人
19 Sub/DF   森下 俊
15 Sub/MF   中山 博貴
28 Sub/FW   金 成勇


予選突破に向けて、チーム一丸となって勝利を
ナビスコカップ予選リーグ第4節は、アウェイで京都サンガF.C.と対戦。リーグ前節川崎戦では悔しい逆転負けを喫したが、敗戦のショックを引きずらず、心身ともに切り替えてフレッシュな気持ちで臨む一戦だ。予選リーグもあと3試合で終了、決勝トーナメント進出をかけて「落とせない試合」が続くことになる。

 対する京都は、ナビスコカップでは現在3戦3敗で最下位に。今日負ければ、予選突破の望みが絶たれるため、必勝体勢で臨んでくるはずだ。なにより警戒すべきは、FWパウリーニョ、ディエゴを中心としたカウンター攻撃。川崎戦では3失点したものの、それ以前の安定した守備力が発揮できるかどうかがポイントとなる。また5月9日リーグでの対戦では、主導権を握りながらも、京都の堅守を破れずに0対0の引き分けに終わったが、多彩な仕掛けと工夫から強固な守備を崩したいところ。

 東京は、ここにきて茂庭と羽生が負傷。ブルーノ クアドロスは、川崎戦の退場に伴い、ナビスコ今節が出場停止に。また、長友と今野が日本代表で不在のため、最終ラインはセンターバックに佐原と平松、左右サイドバックには徳永、椋原が入る布陣。また左MFには羽生に代わり田邉が先発に。田邉は「初出場の千葉戦のときよりも精神的には余裕がある。前を向くことを意識し、ミスを怖れず積極的に仕掛けていきたい」と意気込みをみせる。そしてコンディションを着実に整えつつある塩田も今季初のメンバー入りを果たした。

 城福監督は「選手の個性は明らかに違うので、誰かとまったく同じプレーはできない。失点を怖れて消極的になるのではなく、各自のストロングポイントとプロ意識を発揮し、自信をもって臨んでほしい」と、それぞれの長所を発揮することを期待する。フレッシュなメンバーで臨むことになるが、新しい競争を生み出してチームの底上げを図りながら、個々のストロングポイントを活かして勝利をもぎとり、予選突破に向けて大きく前進を!試合は日差しが強く蒸し暑い西京極にて、14時に東京のキックオフで開始された。



石川の2試合連続ゴールで先制!
 開始から互いにボールを奪い合う一進一退の展開。それでも東京は、落ち着いてボールを動かしてリズムをつくり、石川や田邉を起点に攻撃を仕掛ける。すると12分、田邉がエリア手前でドリブル突破を図り、相手DFに阻まれるもこぼれを椋原がつなぎ、再度エリアに走り込んだ田邉に。そこからの右クロスにファーの石川が合わせ、右足のボレーでよく抑えたシュートを突き刺してゴール! 田邉、椋原の思い切りのよいプレーと、石川のリーグ川崎戦に続く連続弾で先制した。

 これを機に東京がペースをつかみ、試合を優位に進めた。20分、左サイドの田邉からDF裏に走り込んだ平山にパスが渡りシュート。しかしボールに勢いなくGKキャッチ。23分には、梶山のサイドチェンジから左サイドの徳永へ。ここで前線にいたカボレとのワンツーで完全に抜け出した徳永が、猛然とエリア内に進入したがシュートは打ち切れず左CKに。ここから2回目の右CKから平山がヘディングで合わせるも枠外。

 京都は27分にMF中村太を投入、配置を変えて東京を抑えにきた。そのため東京は攻め切ることができなくなり、終盤には京都の反撃をくらうことに。41分には、京都MFディエゴがエリアに進入。縦パスを受けるとすぐさま反転して右足シュート。このボールはバーをヒット。跳ね返りにパウリーニョが詰めて放ったシュートは枠外にはずれた。京都の攻撃が続いたが、東京は落ち着いて守り、ゴールは割らせず。1点をリードして後半へと折り返した。



追加点を奪えない中、失点を許しドローに終わる
 後半は、蒸し暑さで徐々に運動量が落ちて、ラインが間延びする中で一進一退の攻防が続いた。50分には田邉が相手陣内中央をドリブルで上がり、右サイドにつなぐと、石川が決定的なラストパスを中央へ。しかし中央の平山、ファーのカボレもわずかにタイミングがずれて触れず。53分には、中央へのラストパスに反応した京都FWパウリーニョにフリーで決定的なシュートを放たれるも、権田の好セーブでピンチを逃れる。

 東京は59分、左サイドで平山が粘り、ゴール前のカボレへ。これをエリア中央に走った石川に落としシュート。しかしDFに詰められ、クリアされる。63分には、石川が右サイドを突破してグラウンダーのクロス。ゴール前中央で平山がおとりとなり、フリーでカボレが決定的な場面をつくるが、シュートはGKに阻まれる。64分に京都はFW柳沢を投入、東京もカボレに代えて鈴木を、続いて田邉の代わりに赤嶺を投入する。

 68分には、カウンターから石川→椋原が右サイドをドリブルで攻め上がり、そのままシュート。GKのこぼれを左エリアの平山が奪い、果敢に狙ったが、GKの正面を突く。しかし迎えた69分、東京陣内でFKを与えると、京都に素早くリスタートされ、FW柳沢にDFラインの裏に抜け出されて失点。それまで権田を中心によく守っていた東京だが、隙を突かれる形で同点に追いつかれた。それでも焦らず、パスをつないでチャンスを狙ったが実らず、1対1の引き分けに。アウェイで勝ち点1を得るにとどまった。

 【選手コメント】《石川》「今日は守備の意識を高く持って、セットプレーでもいいので1点を取って勝つというプランもあった。リードすれば引いて耐えることも想定していたのだが…。前半は中盤でヨネと陽平と相太と草民でリズムをつくってくれて、そこに僕やカボレが絡んでいくという形でチャンスをつくれたと思う。そこから少し引くのが早過ぎて、前線での起点がつくれなくなった。結果的に同点になって、京都の反撃をくらう展開になった。1対0で終わらせられればベストだったのだが…。失点については、かなりリスタートには注意していたのだが、一瞬のコミュニケーション不足、連係不足があったと思う。集中を切らせてはいけなかった。ゴールはいいところに顔を出せた。草民との左右の入れ替わりもスムーズだったし、草民がうまくリズムをつくってくれて、最終的に僕を見てくれた。自分は3人目の動きを考えていた。(2試合連続ゴール、チーム内でも得点トップだが?)トータルで何得点…というのはあまり意識してない。それより1試合に必ず1、2度はチャンスがある。そういうところで確実に決めることで積み重ねられればいい」《権田》「2試合連続でリスタートからやられて、同じミスを繰り返してしまった…。もっとみんなで意識を高くもって戦わないといけない。壁でプレーを止めさせなければいけなかったし、FW柳沢選手の動きへの対応も甘かったと思う。ただ、今日はメンバーが変わっても、自分たちのサッカー、ボールを動かしてこれまでと同じサッカーができていた。ヒデさんもマツさんとも問題なく連係が図れて、あれだけボールを回してチャンスをつくることはできていた。後半は京都が前から取りにくることはわかっていて、僕たちもそれに対抗して前で起点をつくってチャンスをつくろうとした。その意図どおりに、裏を狙ってシュートまでもっていくこともできたと思う。よい部分は続けて、あと2試合はホームで戦えるので勝ちきれるように頑張りたい」

 【城福監督の会見要旨】「今日勝ち点3を取ることができれば、グループリーグを抜けることが、かなり有利になるのでどうしても勝ち点3を取りたかったし、そういう気持ちで我々はゲームに入りました。ただし、楽な試合になるとは思っていなかったですし、1点差になるような試合だと思っていました。ものすごく湿度も高い中で、我々はとにかくボールを動かして、相手を疲れさせてチャンスを作っていこうと。前半はかなりメンバーが(前試合と)違った中でも、それぞれにチャレンジしてくれたと思います。後半の15分、20分過ぎまでに、やはり我々の課題である、2点目というのが、ビッグチャンスが何回もありながらも、決めきれないと苦しい展開になりますし、そのまま終わらせてくれないのが今のJリーグです。またここはアウェイの地なので、こういう際どい試合になると思います。やはり2点目でとどめを刺せないと、最後はどちらに転んでもおかしくない試合になってしまいます。ただ、最後まで体を寄せてシュートを防ぐなどして、新しいメンバーも覚悟を持って試合に臨み、体で表現してくれたと思いますし、アウェイで引き分けというのは最悪ではないと思っています。この結果が活きるようにホームに帰って2試合しっかり、勝ち点を重ねたいと思っています。(早いリスタートからの失点が続いていますが)選手交代のところだったので肉眼では見ていないのですが、マークの受渡しのところが明確ではなかったというのは、確認できています。ただ、もちろんリスタートも最大の注意を払っていましたし、色々なことをやってくる、そして京都がスローインを含めリスタートが武器だというのは承知していたので、結果的に1点取られたというのは非常に残念です。追加点が取れないというのを悔やむこともそうですが、やはり1-0で押し切れる、そういうチームになることも、ファンの皆さんに見せられるように切磋琢磨していきたいと思います」

 【京都・加藤監督の会見要旨】「結果は1-1で終わりましたけれど、残念と言いますか、勝ち点3を取りたかったというのが本音です。ただ、ゲームの内容に関してはだんだんと自分達のやろうとしているサッカーを表現できるようになりましたし、色んな選手が今日の試合では、例えば出番の少なかった若手の選手だとか、怪我で少し実戦から離れていた柳沢を含め、パフォーマンスとしては悪くない試合を見せてくれたと思います。チームの今後としてはポジティブな気持ちで終われた試合だと思います。何度もゴールチャンスがある中で、扉が開くまで本当にもう少しでしたけれど、やはり即興性といいますか、ディエゴと柳沢の感覚が合った中で生まれた得点なので、泥臭いと言いますか復帰した試合で柳沢が点を取ってくれたということで、チームとしてはいい方向にいくような、いいイメージを持つことが出来た試合だったと思います。(柳沢選手の投入タイミングと指示は)タイミングに関しては、ゲームの流れを見た中で、30分くらいはプレーさせようとは思っていました。そういう意味では、柳沢が入る前の時間帯に、何度かゴールチャンスも来ていましたし、流れとしては悪くない時間帯だったので、少し遅らせた部分はあります。本当だったらもう少し早く出そうと思っていましたけれど。そういった中で、点が取れずに向こうの流れになったので、ここだと思い、あの時間に入れました。トップのパウリーニョ、豊田の動きそのものは悪くありませんでしたので、手島に代えて柳沢を入れました。戦術的な意味では、同じポジションの交代ではなく、それでいてバランスが崩れたわけではありませんし、ゲームの展開というのが変わったのではないかと思います。柳沢には、2列目から後方で1回ボールを触って、そこからワイドに開いて、その後ゴール前に入っていくというのを指示しましたが、そんなに多くの注文は出しませんでした」