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ナビスコ予選第2節

2009年03月29日 味の素スタジアム ( Homeナビスコ )
互いに厳しいプレスを掛け合う中、大竹が一瞬の隙をついて決勝ゴールを挙げ、ナビスコ初勝利!
1
前半 0
後半 1
0 前半
0 後半
0
・59分:大竹 洋平   
観衆 12,634人    天気晴、弱風    気温12.5度
主審 : 村上伸次   副審 : 名木利幸    : 越智新次
4 シュート 9
7 GK 9
7 CK 3
9 直接FK 20
1 間接FK 5
0 オフサイド 4
0 PK 0
' 38 カボレ
警告
退場
Nr Pos    Change Name SH
20GK   権田 修一
33DF   椋原 健太
3DF   佐原 秀樹1
6DF   今野 泰幸
25DF   徳永 悠平
7MF   浅利 悟
10MF   梶山 陽平
22MF   羽生 直剛1
19MF   大竹 洋平1
40 MF 78分 鈴木 達也 1
9FW   カボレ
32 FW 71分 近藤 祐介
24FW   赤嶺 真吾
31 Sub/GK   廣永 遼太郎
29 Sub/DF   吉本 一謙
17 Sub/MF   金沢 浄
18 Sub/MF   石川 直宏
27 Sub/FW   田邉 草民
Nr Pos    Change Name SH
1GK   榎本 達也
25DF   石櫃 洋祐4
4DF   北本 久仁衛
14DF   宮本 恒靖
5DF   河本 裕之
22MF   馬場 賢治1
20 MF 45分 鈴木 規郎 2
6MF   金 南一
26MF   松岡 亮輔
11 FW 82分 松橋 章太
28MF   大屋 翼
21 MF 62分 茂木 弘人 1
17FW   吉田 孝行1
13FW   我那覇 和樹
30 Sub/GK   徳重 健太
2 Sub/DF   小林 久晃
18 Sub/MF   田中 英雄
19 Sub/FW   須藤 大輔


フレッシュなメンバーで勝ち点3をもぎ取りたい
 ナビスコ予選第2節は、ホームでヴィッセル神戸を迎え撃つ。前節は、柏のハイプレッシャーにミスを重ね、黒星発進となった。城福監督は「目の前の1対1で戦えなかった。原因はベーシックな部分」と敗因を分析。神戸戦に向け、「チームの中の個の局面、個の責任を明確にしながらやっていきたい」と修正点を話した。

 対する神戸は、今季より指揮を執るカイオ ジュニオール監督の下、パスサッカーへの変貌を遂げつつある。前節は千葉と引分けてここまでの公式戦は、4試合で1勝2分1敗・4得点4失点と試行錯誤の途中ともいえるが、DF宮本、MF金を中心に、コンパクトな布陣からMF吉田やFW我那覇らアタッカーが飛び出す攻撃は迫力があり、堅守から繰り出すカウンターの鋭さも健在。大いに注意を払わなければならない。

 東京は、今節メンバーを大幅に変更、フレッシュな選手で臨むことに。「他のチームを見ても若い選手が奮起している。彼らにチャンスを与えるというより、次の試合で勝ち点3を取るためにベストの布陣を選んだ」と城福監督は話し、DF陣は右サイドに椋原、センターバックには前日バーレーン戦を終えたばかりの今野を。中盤はボランチに浅利と羽生、左右に大竹と梶山を配し、2トップにはカボレと赤嶺の布陣。また、ルーキー田邉もベンチ入りした。

 梶山は「神戸は、前から守備に来ると思う。僕らは慌てずに中盤でしっかりつなぎながら、ボールを前へ運びたい」と話し、赤嶺は「簡単ではないが、点を取ること、結果を出すことでチームの流れを変えたい」と意気込みを見せる。前線からのプレスをパスワークでかいくぐり、試合の主導権を握りたいところだ。決勝トーナメント進出に向け、勝ち点3が絶対条件となる重要な戦い、総力戦で勝利をもぎ取る!試合はまだまだ空気が冷たい味スタ、14時4分に神戸のキックオフでスタートした。



互いに厳しいプレスで攻撃の形が作れず、0-0で前半終了
 前半ペースをつかんだのは神戸だった。ボランチの金、松岡が中心となり、厳しいプレスでボールを奪い、しっかりとボールを回して押し気味に試合を進める。東京はたまらずファールで止めて、何度かFKからチャンスを与えてしまう。6分、神戸・MF吉田のFKは一度は跳ね返すも、こぼれをMF馬場がボレーシュート。これは権田が難なく抑える。14分には、センターライン付近でボールを奪われ、神戸・MF松岡からのフィードにDF石櫃が頭で合わせゴールを襲うが、バーに助けられた。

 東京はカウンター気味にサイドを起点に攻撃を仕掛ける。31分、右サイドでボールを受けた椋原が果敢にサイドをえぐり、相手DFを抜いてエリア内に進入したかと思われたが、その前にファウルを取られてしまう。37分には、徳永の左からのクロスはゴール前の赤嶺を狙ったが、神戸GK榎本がキャッチ。38分は、左サイドでボールを受けドリブルを仕掛けたカボレがエリア右外で倒されたかに見えたが、シミュレーションの判定に…

 神戸のプレスに対しチャンスらしいチャンスを作り出せなかったが、神戸に疲れが見えはじめ、中盤でボールをキープし、攻撃を仕掛ける。40分には、大竹→椋原が右サイドの高い位置で粘り、相手DFをかわして中央へクロス。ゴール前にいた梶山が頭で落としたボールを赤嶺がダイレクトシュートするも、タイミングが合わず大きく枠を外れた。さらに42分、大竹のスルーパスから再び、赤嶺が倒れこみながらシュートを放つも、これも枠外へ。そのまま0-0で後半へ折り返した。



大竹のゴールを集中して守りきり、無失点勝利を収める
 ハーフタイムに東京は高い位置でボールを奪いにいくように修正。これがうまくはまり、後半は一転、東京ペースに変わる。開始早々、相手FKからクリアを拾った赤嶺がドリブル。梶山→羽生につないで、スルーパスに反応したカボレがシュートを放つも、神戸GK榎本にはじかれる。その後神戸ゴールに迫るシーンを何度かつくりながら迎えた59分、椋原の右スローインからボールを受けた赤嶺がうまく体を入れ替えて中央へパス。カボレは相手DFを背負いながらスルーし、ボールが左の大竹へわたり、そのままエリア内に進入してシュート。これがゴール左上に決まり、大竹の今季初ゴールで先制する。

 神戸は後半から鈴木規を投入、セットプレーでキッカーとしてその威力を発揮しようとするも、危ない場面を作らせず。それ以外でも、佐原、今野を中心に集中した守備で神戸に決定機すら与えない。逆にカボレ、大竹に代えて近藤、鈴木達を投入、追加点を狙いに行く。34分、左CKからこぼれを拾った浅利が前線へフィード。エリア内右に飛び出した今野が合わせゴールを狙うが、神戸・DF北本に跳ね返される…。

 40分には、相手FKを権田がパンチング。こぼれを拾った羽生が左サイドをドリブルで駆け上がり、逆サイドの鈴木達にロングパス。鈴木達→近藤がゴールを狙うが、DFにクリアされる。ロスタイムには、カウンターから左サイドでボールを受けた徳永が、神戸・DF宮本をかわしてクロス。ボールはファーでフリーの鈴木達にわたり、胸でトラップしてシュートを放つが、バーを越えてしまう。結局追加点のチャンスもありながら奪えず、そのまま終了。ナビスコカップ初勝利を飾った。

 【選手コメント】《今野》「やはり厳しい試合になると思っていた。今日は本当に何が何でも勝ちたいと思っていたので、それが達成できてすごく良かった。代表でもいい練習ができていたし、自分自身の体調もすごく良かったので、今日は試合に出たいと思っていたし、試合に出て楽しかった。水曜日の柏戦の内容はチラっと聞いたが、あまり良くなかったみたいだし、チームに帰ってみて、城福監督も選手みんなも少しピリピリしていて、今日は絶対に勝たなければいけないという雰囲気だった。センターバックでの出場は予想外だったが、まずは失点ゼロで抑えれば負けることはないので、あとはもっと攻撃にも絡めるようなプレーを出していきたかったが、そこは出来なかった。危ないシーンも作られなかったし、ゼロで抑えられたのは大きかったと思う。得点が少ないのはFWだけの責任ではないし、ディフェンスラインからいいフィードをしていかないと、いい攻撃に繋がっていかないと思うので、今度センターバックをやることがあったら、攻撃でもビルドアップでもどんどん絡んでいって、いいパスを出していきたい。次はリーグ戦。やるべきことはたくさんある。1週間空くのでいい練習をして、次も失点ゼロで得点をいっぱい取って勝ちたいと思います」

 《大竹》「前半は何も出来なくて、後半点を取ることができて、今日はそれでチャラみたいなもんです。今日は自分にとって今年1年の中ですごく大事な試合になると思って、前半から気持を入れてやっていこうと思っていた。しかし守備で後手になってしまい、守備に追われて攻撃に全然出ていけなかった。自分の持ち味が出せなかった。後半はある程度相手の運動量も落ちたので、自分のプレーを少し出せて点を取ることが出来たので、救われました。前半は僕やカジくん(梶山)が引き過ぎて、サイドの選手がつられて、全体が下がってしまったことが多くなった。自分は前半、球際とかルーズボールとかすべて負けていたので、監督にも怒られて、そこを改善してやっていこうと思っていました。試合中にもいろいろ怒鳴られました。後半は、守備が改善できて、後手を踏まずに前から行けたので自分たちのリズムを作ることができた。それが良かったと思う。(ゴールシーンは?)カボレに入ったときに、左サイドが空いているのはわかっていたので、走ったらカボレが体をうまく使って出してくれたので。シュートを打った瞬間はあまり覚えていないけれど、入ってよかったです。でも、ゴールを取れたことはよかったけれど、他のことが全然ダメだったので、今日は点を取っただけ、という感じです。今シーズンは先発でコンスタントに活躍するというのが自分の目標。今年は今日初めてスタメンで出たが、点を取っただけで、ボールを持ってゴールに向かっていくという自分らしいプレーが全然できなかったので、これからもっと頑張っていきたい」

 【城福監督の会見要旨】「ホームでファンの方々と一緒に喜べたことは非常によかったと思います。チームが良くない時にファンの声援というのは非常に力になるということを改めて感じました。試合の内容は、リーグ山形戦以外は平均で3失点している状況なので、とにもかくにもまず守備、ということを強く意識してゲームに入りました。それはチームの守備のやり方や自分たちが攻撃をする時のリスクの負い方もそうだが、まずは一人ひとりの責任において、いかに相手を自由にさせずボールを奪うかということ、そしていかにそれを90分やれるかということを確認してゲームに入りました。前後半通じて、形を作ってやられたというシーンはあまりなかった。セットプレーを与えすぎたところはあると思うが、守備を崩されたところがなかったというのは、一人ひとりの守備の意識が高かったからだと認識している。ただ、前半は奪う場所が低すぎて、そこから攻撃に繋げる時に2トップが孤立していた。そこでまた奪われて攻められる、という状況が前半にはあった。攻められるというか、ボールを回されるという状況だったと思います。前半の最後くらいからスペースが空くようになったので、つなぐことができるようになったけれども、前線でボールをキープして、押し上げていくというのが前半は少し足りなかった。それは、先ほど言ったボールを奪うところが低すぎたというのが一つの大きな原因だと思う。後半は、もう少し前からチームとしてボールを奪うことができたので、相手陣内でサッカーをする時間帯も多かったと思うし、本当は相手が攻めに来たときに2点目が取れなければいけない。あのパスが通っていればチャンス、というのが数回ありました。最後の鈴木達のシュートも決めなければいけないところ。相手が出てきたときにダメを押すというところは、今回の守備をベースにして、しっかり反省して次に繋げたいと思っています」

 【神戸・カイオ ジュニオール監督の会見要旨】「前回の試合から4バックから3バックに変えて、特に前半に関しては非常に機能していた。全体の内容も前半に関してはいい試合だった。おそらく前半はFC東京にとって、われわれのチームをマークすることは、非常に難しかったのではないかと思う。前半の最後で何本かシュートを打たれたシーンもあったが、我々は特にサイドチェンジができていたので、相手はうちのサイドチェンジをマークすることが出来なくて、彼らにとっては前半は難しかったと思う。主にポゼッションが上手くできたことによって、ゲームをコントロールすることができたと思う。昨年のヴィッセル神戸のデータの中で、ファウルの数がJ1リーグで一番多いというのがあった。私が来日してからはクラブに対して、ファウルの数、イエローの数を減らしたい、そういうサッカーを目指していきたいと言ってきたが、だいぶその成果が出ていると思う。前回までの2試合に関してはイエローは1枚も出ていなかった。その結果、非常にいい内容で今までやれてこれたと思う。今日の試合に関しては、いい内容で試合を進められていたが、残念ながら失点のシーンに関しては、おそらくファウルがあったのに流されてしまって、そこから失点をしてしまった。非常に残念な出来事だったと思う。後半に関しては、相手チームが前からどんどん我々にプレッシャーをかけてきて、我々もその難しさを感じながらプレーすることになり、最終的にこういう結果になってしまった。後半、難しい中でMF鈴木規・DF茂木・FW松橋を入れることによって、攻撃の厚みを増して状況を変えようと、相手にプレッシャーをかけようという意図で彼らを入れたが、なかなか状況を変えることができずに結果的に試合が終わってしまった」