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Jリーグディビジョン1 第29節

2009年10月17日 味の素スタジアム ( Home )
怒涛の4ゴールで柏に圧勝!リーグ3連勝を飾る
4
前半 1
後半 3
0 前半
0 後半
0
・44分:赤嶺 真吾
・55分:羽生 直剛
・62分:平山 相太
・69分:石川 直宏 
 
観衆 28,235人    天気曇、無風    気温20.2度
主審 : 東城穣   副審 : 岡野尚士    : 相葉忠臣
15 シュート 8
12 GK 9
6 CK 2
22 直接FK 18
1 間接FK 5
1 オフサイド 5
0 PK 0
警告 ' 40 北嶋 秀朗
' 77 鎌田 次郎
退場
Nr Pos    Change Name SH
20GK   権田 修一
33DF   椋原 健太
4DF   ブルーノ クアドロス
6DF   今野 泰幸
25DF   徳永 悠平2
10MF   梶山 陽平1
28MF   米本 拓司
18MF   石川 直宏4
27 MF 71分 田邉 草民
22MF   羽生 直剛3
14 MF 76分 中村 北斗
24FW   赤嶺 真吾2
13FW   平山 相太3
19 MF 87分 大竹 洋平
1 Sub/GK   塩田 仁史
8 Sub/DF   藤山 竜仁
15 Sub/DF   平松 大志
7 Sub/MF   浅利 悟
Nr Pos    Change Name SH
33GK   菅野 孝憲
25DF   村上 佑介2
3DF   近藤 直也
13DF   小林 祐三
7DF   大谷 秀和
28MF   栗澤 僚一1
34MF   杉山 浩太
2 DF 71分 鎌田 次郎
37MF   山 正登
36 FW 45分 工藤 壮人
41MF   田中 順也
11 FW 59分 ポポ 1
15FW   菅沼 実1
9FW   北嶋 秀朗3
21 Sub/GK   南 雄太
22 Sub/DF   橋本 和
40 Sub/MF   小林 慶行
39 Sub/MF   茨田 陽生


リーグ戦再開! 勢いを途切れさせず、ホームで勝利を
 リーグ戦が再開。第29節を迎え、ホームで柏レイソルを迎え撃つ。天皇杯では、課題も出たものの総力戦でカマタマーレ讃岐に快勝。この勢いを途切れさせず、シーズンの終盤戦につなげていく。日本代表の今野、石川、徳永がチームに合流。心身ともに切り替え、それぞれのコンディションも良いようす。一方、長友は左膝を傷め、鈴木は出場停止のため、今節は欠場。そのため、右サイドバックに椋原、左に徳永。そして2トップは平山と赤嶺が務める布陣で臨むこととなった。

 対する柏は、現在勝ち点27で16位。15位山形との勝ち点は4差のため、降格圏からの脱出をめざして死に物ぐるいで向かってくるだろう。天皇杯ジェフリザーブズ(JFL)戦では、結果的にPK戦での辛勝となったが、第19節から指揮を執るネルシーニョ監督のもと、現在リーグ戦では2勝6分2敗。“負けない”サッカーで着実に勝ち点を積み重ねている。

 もともと堅守からカウンターを持ち味とし、城福監督も「監督が替わっても、“柏の良さ”は変わっていない。そこに全員の守備意識がプラスされ、より負けないチームになっている」と警戒。今節はこの強固な守備をどう崩していくかに注目が集まる。柏センターバックの小林祐、近藤ともに対人に強さを発揮するため、攻撃陣は簡単には前を向かせてもらえないだろう。できれば柏のDF陣が揃う前に、速い攻撃を仕掛けていきたい。

 柏はDFパク ドンヒョクとFW大津が出場停止。またFWフランサはケガのため、欠場。FWポポもベンチスタートとなった。今日勝てば来季のJ1で戦うことが確定するが、それだけでなくここから最終節まで上位にくらい付いていくためにも負けることはできない。また、ホームの柏戦では2004年を最後に勝利がない。今季こそはホームの利を活かして勝ち点3をもぎ取りたい一戦となる。試合は曇り空の味スタ、13時4分に柏のキックオフでスタートした。



ボールを支配し、前半終了間際に赤嶺が貴重な先制弾!
 序盤からともに運動量が多く、攻守の切り替えが早い展開が続いた。その中でも東京は落ち着いてボールを支配。パスをつないで平山や赤嶺を起点とし、そこに羽生や石川がよく絡み、チャンスをつくろうとした。10分には梶山が右前線に大きくサイドチェンジ。そこに石川が走り、高い位置で相手DFをかわして中に持ち込み、シュート! 得意の形だったがGKにセーブ。12分には今度は左サイドで起点をつくり、フォローした梶山がミドルを放つ。

 15分には柏・ボランチ栗澤から、左エリアのFW菅沼へ。ここからクロスが右エリアのFW北嶋のもとに。決定的な場面を作られたが、シュートは東京DFがブロックし、CKに逃れた。19分には平山が左サイドから持ち上がり、右エリアにスルーパス。石川がうまく合わせて右ゴールエリア手前からシュートしたが、GKのセーブに阻まれる…。27分には柏にカウンターを仕掛けられ、MF田中が左クロス。右エリアの東京DFの裏が空き、MF山崎に滑り込まれたが最後のところで合わず、ピンチは免れた。

 決定的なフィニッシュには持ち込めない時間も続いたが、前半終盤には立て続けに迫力のある攻撃を仕掛けた。38分に米本が左エリアに浮き球のパスを送り、石川が相手DFとの1対1に粘り強く競り勝ち、中央に短いクロス。だが合わせた赤嶺のヘッドは浮いてしまう。39分には左サイドから徳永が上がり→赤嶺のポストから、エリアに羽生が走りこみ、ダイレクトプレーからシュートを放ったが、これも枠外に。

 だが迎えたロスタイム、自陣・左サイドでのパス交換から今野→梶山が相手陣内に長いパスを出し、これを羽生がワントラップしてゴール前にグラウンダーを送ると、赤嶺がタイミングよく走りこみ、左下に流し込むようなシュートでゴール! 流れるような展開から先制を果たした。柏にカウンターをくらう場面もあったが、1点をリードして前半を終了した。



狙いどおりのサッカーで4得点を挙げて勝利!
 後半もリズムを失わず、アグレッシブに仕掛けていった。46分、相手陣内・右寄りからのFKを石川が直接狙い、強烈なシュートがGKを強襲するが、パンチングで逃れられる。50分に右からのサイドチェンジを、左サイド高い位置で羽生がつなぎ、徳永が左エリア角手前からゴールを狙ったが、これは枠外に。53分には梶山→石川が右サイドを疾走し、ゴール前のDFとGKの間にグラウンダーの強いクロスを送り、平山がスライディングで合わせようとしたが、直前に柏DFにブロックされた。

 すると55分、平山→オーバーラップした椋原が右前線のゴールライン際でDFに寄せられながらも粘り、中の赤嶺へ。赤嶺もDFにマークされていたが、ライン際で粘り強くマイボールにしてゴール前にマイナスのパスを送る。ここに走った羽生がきっちり蹴り込み、2点目をゲット!ゴールライン際のボールをあきらめずにつなぎ、追加点を奪った。

 その後は攻めに出るしかなくなった柏の守備の隙を突き、梶山の展開から羽生が危険なエリアへのスルーパスを連発した。迎えた62分、相手パスをブルーノ クアドロスがカットし、中盤の羽生がゴール前の赤嶺に当て、リターンを受けて、前線にスルーパス。これに合わせた平山が、相手DFを背負いながらもドリブルで前に運び、エリアに入ったところで豪快に左足を振りぬき3点目。平山自身、リーグ戦では第18節大宮戦以来となる待望のゴールとなった。

 続く69分には、今野→梶山から相手陣内左寄りの羽生に。羽生がエリア内に送った浮き球の落下点に石川が走り込み、右足を出してループでゴール!!  大量4得点を奪って柏を突き放したが、石川はこのプレーでDFと交錯し、左膝を負傷……。ここで田邉との交代を余儀なくされた。石川の負傷の心配は残るものの、その後の柏の反撃はシャットアウト。連動したサッカーでホームで勝利し、リーグ3連勝を果たした。

 【選手コメント】《羽生》「柏はアタッキングサードではマンマークでくるので、そこでギャップをつくり、走り込む形を練習してきて、みんなのポジショニングがゴールにつながったと思う。1点目は自分の中では満足できるプレーでもある。それは一人ひとりがしっかりと自分のできることを出し、チームの結果のために動いて判断した結果。みんなで取ったゴールだと思う。他力であっても最終節に何かを得るために、負けたら何も残らないという気持ちで戦っている。柏もモチベーションが高く、これまでそういう相手に取りこぼしてきた試合は少なくない。そこで結果を残すことをめざし、4得点して勝てたことは評価できるのではないか。自信を持っていい部分と、もっと高めていかなければいけない部分があるが、今後も成長を止めず、いい方向に向かうように努力を続けていきたい」

 《赤嶺》「先制点は、羽生選手が相手DFをうまく抜くパスを送ってくれた。前半終了間際だったが、先制してチームとして勢いに乗れたと思う。後半に入って2点目もいい形で取れた。諦めずにつないで、ボールを止めることができたので、あとは羽生選手にパスするだけだった。先制点の恩返しはできたと思う」

 【城福監督の会見要旨】「4対0というスコアで終われたことは、柏の力や今のモチベーションを考えたら、非常にいい結果になったと思う。内容についても、前半はお互いの良さを消し合い、タイトなゲームになると考えていたが、前半終了間際にいい点が取れて精神的にもラクになれた。後半は少しスペースが空いてボールを回す時間が長くなり、アタッキングサードでスイッチを入れられる頻度が多くなった。欲を言えばもっと点が取れたかもしれないが、柏を相手に4対0というのは結果としては満足。

 ただ、石川があのような状況でピッチを去るのをベンチのメンバーは見ていたはず。そこで2列目の選手を全部、交代で送り込んだが、私は彼らの姿勢には非常に不満。若い選手がこういう姿勢でしか取り組めないなら、このクラブは強くならない。そこに大いに危機感を持っている。『青赤を着る』というプライドを彼らに植え付けなければ、今後ピッチに立たせることはできない。そのくらいの憤りを感じる。石川がケガをしたことで、自分がどのような立場になるかということを、しっかりと伝えてピッチに立たせられなかった自分の責任でもあるが、このクラブはさらに上に行く、最終節で奇跡を起こすためには、先発の11人だけでは不可能。青赤のユニフォームを着ることの意味、見せる姿勢をもう一度叩き込みたい」

 【柏・ネルシーニョ監督の会見要旨】「この1週間、東京と対戦するためのゲームプランを作り、しっかりと守って東京のディフェンスの裏を突くカウンターを準備してきた。梶山、石川、平山という3選手が東京の中心で攻撃の核なので、前半はこの3人に仕事をさせないようにというプランで臨み、しっかりと守れていたと思うが、終了間際に敵陣近くで集中を欠いたプレーでボールを奪われ、一瞬の隙を突かれてキレイに決められた。結局、そのゴールで崩れてしまった試合だったと思う。後半になっても、東京の個人の質のいい動き、特に練習で注意はしていたのだが、彼らのダイアゴナルに抜けてくる動きに対応し切れず、こういう結果になってしまった。(就任以来、最も失点が多かったが)今日の4失点は、決してレギュラー選手の出場停止による不在で取られたわけではない。東京の選手が抜け目なく、点を取るべき所で取ってきたからだと思っている」