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Jリーグディビジョン1 第26節

2009年09月19日 味の素スタジアム ( Home )
前半の好機を活かせず、最後は権田を中心に守備陣が踏ん張りスコアレスドローに終わる
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前半 0
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観衆 23,014人    天気曇、弱風    気温22.9度
主審 : 奥谷彰男   副審 : 柴田正利    : 抱山公彦
8 シュート 15
14 GK 11
2 CK 5
11 直接FK 9
0 間接FK 1
0 オフサイド 1
0 PK 0
' 6 ブルーノ クアドロス
' 14 鈴木 達也
' 61 梶山 陽平
警告 ' 15 橋本 英郎
' 40 二川 孝広
退場
Nr Pos    Change Name SH
20GK   権田 修一
25DF   徳永 悠平
4DF   ブルーノ クアドロス
6DF   今野 泰幸
5DF   長友 佑都1
10MF   梶山 陽平1
28MF   米本 拓司
18MF   石川 直宏3
22MF   羽生 直剛1
27 MF 71分 田邉 草民
24FW   赤嶺 真吾2
40FW   鈴木 達也
33 DF 76分 椋原 健太
1 Sub/GK   塩田 仁史
2 Sub/DF   茂庭 照幸
15 Sub/DF   平松 大志
7 Sub/MF   浅利 悟
14 Sub/MF   中村 北斗
Nr Pos    Change Name SH
1GK   松代 直樹
21DF   加地 亮
2DF   中澤 聡太1
5DF   山口 智
19DF   下平 匠4
27MF   橋本 英郎
16 MF 71分 佐々木 勇人
17MF   明神 智和1
10MF   二川 孝広1
30 FW 79分 山崎 雅人 1
7MF   遠藤 保仁1
9FW   ルーカス4
18FW   チョ ジェジン1
11 FW 71分 播戸 竜二 1
29 Sub/GK   木村 敦志
4 Sub/DF   高木 和道
13 Sub/MF   安田 理大
25 Sub/MF   武井 択也


それぞれの特長を活かし、リーグ戦のリスタートとしたい一戦
 リーグ第26節が開催、ホームでガンバ大阪を迎え撃つ。前節京都戦はミス絡みで2点を失い、敗戦を喫した。リーグ再開後のスタートにつまづく格好となったが、そこでの反省をふまえ、「足元を見つめずに臨めば、結果が伴わないことを痛感した。もう一度、自分たちの原点に返ってリスタートをきりたい」と城福監督。今節はホームでなんとしてでも勝ち点3を奪い、上位戦線にくらいついていきたい一戦となる。

 対するG大阪は現在5位。7月初旬には3連敗を喫したが、立て直しを図り、ここ8試合では6勝1分1敗と好調を維持している。また第23節を前にFWレアンドロが移籍し、チームを離れたものの、直後にFWペドロ ジュニオールが新潟から加入。ほかにもFWにはチョ ジェジンや播戸、山崎ら、能力の高い選手が在籍する。今節はFWペドロ ジュニオールは欠場。FWチョジェジンとFWルーカスの2トップで臨んできたが、彼らを活かす中盤のタレントが揃っており、チームの総得点は現在45とリーグ第1位の圧倒的な攻撃力を誇る。

 東京は、今節は平山が出場停止。そのため赤嶺と鈴木が2トップを組む布陣で臨むことに。選手たちは一様に「メンバーが代わることによるメリットを出したい」と話し、赤嶺を起点に、鈴木や羽生、石川らの運動量を活かし、勢いのある攻撃を仕掛ける狙い。それぞれの特長を出し切り、粘り強く、自分たちのサッカーを続けていけば勝機は見出せるはず。成長を見せながら、勝負に徹する強い姿勢を示して勝利を手にしたい。

 曇り空で涼しさを感じさせる味スタ、年に一度の『ブラジルフェスタ』も開催される中、試合は16時5分にG大阪のキックオフでスタートした。



リズムをつかみ、主導権を握ったがチャンスを活かしきれず
 試合開始直後、G大阪・FWルーカスが左サイドから中に持ち込み、中央を上がったMF遠藤にスピードに乗ってシュートを打たれる。だが、このシュートがバーの上に外れると、東京がビッグチャンスをつかんだ。2分、長友が鈴木とワンツーをかわして左サイドを攻め上がり、前線の赤嶺→鈴木が左エリア内・G大阪DFの裏に抜け出してクロス。ファーから右エリアに詰めた石川が、フリーでダイレクトボレー! 決定的な場面をつくったが、シュートは枠を捉えられなかった…。

 4分にはG大阪・左サイドバックの下平に、6分にはMF明神にミドルレンジから狙われたが、東京も徐々に鈴木、石川、羽生らの流動的な動きと、両サイドバックの攻め上がりからボールを動かしてリズムをつかんだ。9分、鈴木が右エリアで起点となり、チャンスをつくる。こぼれから、中央に上がった梶山のシュートはブロックされたが、左エリアにこぼれたボールを羽生がつなぎ、分厚い攻めを仕掛けた。16分には右エリア角手前で石川が倒され、FKを得る。だがいずれもチャンスは活かしきれず。

 21分には自陣で米本と梶山がパス交換。このパスの勢いが弱く、相手にカットされて逆襲をくらうが、今野が素早く抑え、東京もカウンターを仕掛ける。速攻から羽生が中央をフリーで上がるが、ゴールからの距離が遠く、シュートは打てず。右に展開して、鈴木がエリア内ライン際まで持ち込み、クロスを上げたが、ファーには誰も合わせる選手がいなかった…。25分には中央を走った石川が、左後方からの浮き球に合わせてトラップで前に抜け出し、右エリア手前から迷いなくシュート! DFをかすめてアウトしたかに見えたが、G大阪のゴールキックに。

 30分には長友が左サイドを上がり、相手陣内で羽生からリターンを受けて、スピードに乗って中央に突進し、シュートを放ったが、枠外に。G大阪の切り替えも早く、速いテンポで試合が進む中、44分の左CKはクリアされたが、G大阪の攻め上がりを今野がカット。右前線までドリブルで上がり、低くて強いクロスを中央に。赤嶺のうしろから石川が走りこみ、ダイレクトで合わせたが枠を捉えられず…。主導権を握りながらも決めきることができず、0対0のまま前半を終了した。



後半は流れを失うも、固い守備で無失点に抑え、勝ち点1を得る
 得点に期待のかかった後半。48分に羽生のスルーパスに合わせて、長友が左エリアまで走り込むも、相手GKが一歩先に飛び出し、シュートは打てなかった。51分には、左エリア内で石川→羽生がDFの裏に抜けて中央にラストパスを送ろうとするが、G大阪のDFにきっちりと対処され、阻まれてしまう。55分は、長友のグラウンダーの左クロスに合わせて、ゴール前に鈴木が滑り込むがタイミングが合わず。

 63分には赤嶺、羽生、梶山らがスピーディにパスをつないで攻め上がり、右エリア角あたりから梶山がシュート。しかしDFにブロックされ、こぼれをつなごうとしたが、最後に右前線に攻め上がった長友が身体を当てられ、奪われてしまった。そして時間の経過とともに運動量が落ち、ミスも出始めてボールをつなげることができなくなる。G大阪にペースを握られる中で、71分にG大阪はFW播戸、MF佐々木の攻撃的な2選手を投入。勢いを増して点を取りにきた。

 東京も羽生に代えて田邉を投入。続く76分には鈴木に代わり椋原が右サイドバックにイン。石川をFWに、徳永を中盤に上げてゴールを狙ったが、終盤はラインが下がり、G大阪に押し込まれる時間が続いた。それでもカウンターを仕掛け、81分には赤嶺のポストから、石川が左エリアまでドリブルで持ち込み、フォローした徳永→中央の赤嶺がグラウンダーのシュートを放ったが、わずかに左に切れる…。

 一方で守備では集中を切らさず。83分にはG大阪の右サイドからパスをつながれ、ゴール中央に飛び出したFW山崎にフリーで決定的なシュートを打たれたが、権田が左手1本でセーブ! この権田の好プレーもあり、G大阪の勢いのある攻撃に対しては慌てずに守りきり、シャットアウト。この結果、スコアレスドローで終えることになった。

 【選手コメント】《ブルーノ クアドロス》「もちろん勝ち点3を取りたかった試合。ただG大阪も、我々と同じようにACL出場をかけて戦っているチーム。厳しい試合の中で、勝ち点1を分け合ったことは悪くはなかったと思う。G大阪の前線には、いい選手が揃っており、FWルーカスはクオリティが高いし、途中出場のFW播戸にはスピードもある。また前線だけでなく、チーム全体としてほかのチームとは少し違うリズムをもっていて、その全体をケアすることが大事だと思っていた。結果的に今日はどちらにもチャンスがあり、特に後半はG大阪に多くのチャンスをつくられたが、我々もきっちり抑えることができた。ブラジルフェスタは、伝統のあるイベントで、私も楽しみにしていたし、たくさんのブラジルの方々に観に来てもらった。いい交流になった」《権田》「後半になってペースが落ちてしまったことが今後の課題だと思うが、守備陣がしっかり失点0で抑えられたのはよかった。G大阪は思ったよりも早く縦に来た。そこでも我々が慌てずに、しっかり対応できたと思う。みんな集中していて、最後は体を張っていた。後半に裏をとってくる攻撃的な選手を次々と入れられて、最初は危ない場面があったが、DF陣がしっかり付いてくれたので、途中からは全く問題なかった。(好セーブがあったが?)あの場面も、DF陣が他の選手にきっちりマークに付いていたので、狙いが定めやすかった。(前半のアウェイ戦とくらべて成長した点は?)成長というより、後ろが集中して守れた。もし早い時間に失点してしまうと、攻撃が上手くいかなくなってしまう。失点しなければあれくらいの攻撃はできる」

 【城福監督の会見要旨】「結果は0対0で、“勝ち点1を取った”と言うべきかどうか、表現はわからないが、選手はいい準備をして自信を持ってピッチに立ち、持てるものをすべて出そうとした。前半と後半で質の違いが出たことはこれからの反省材料として取り組まなければならないが、メンバーが少なくなり、紅白戦もままならない中で今日を迎え、我々のやろうとしているサッカーをやろうとしたことに対しては、前向きにとらえたいと思う。良かったところは継続して、次の試合に勝ち点3を取れるように準備したい。選手層も含め、自分たちが疲れた時のプレーの判断については、しっかりと受け止めて、やれたところと反省点を踏まえながら、次の試合ではファンの方と共に味スタで喜び合いたいと思う。(選手交代で椋原を投入、徳永を1列前に上げた意図について)G大阪MF佐々木選手はドリブルが得意なため、そこを抑えたかった。もう一つは、FW播戸選手ほか、縦に速い選手が出てきたので、椋原にブルーノ クアドロスのカバーをさせるため。また守備面だけではなく、徳永のミドルシュート、あるいはルーズボールを取ってからの展開というのも、小平で点を取りに行く準備としてやっていたので、両方の意図があった。

 【G大阪・西野監督の会見要旨】「前半は重いなという感じがした。このところスタートが良かったので、今日も自分たちでリズムを引き寄せるようなスタートができればと思っていた。東京も出足が良かったし、アグレッシブに来られて、こういうゲームをいかに高いポイントに近づけていくか、そこをコントロールをしなければいけないというハーフタイムだった。徐々にではあるが、スイッチした選手がいくつか活性化してくれたが、このところ出来ていたテンポのいいサッカーが今日はできなかった。決定機も少なかった。いい準備をしてきたのでかなり期待をしていたが、結果は非常に残念。ただ、自分たちも良くなかったが、東京も今日はいいなという感じがしていた。そこでディフェンスをしっかりして、その上で攻撃に移ろうとし、そういう部分に関しては出来ていたと思う」