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Jリーグディビジョン1 第17節

2009年07月12日 味の素スタジアム ( Home )
石川、カボレ、鈴木の3連発で、リーグ4連勝を飾る
3
前半 2
後半 1
0 前半
0 後半
0
・3分:石川 直宏
・34分:カボレ
・89分:鈴木 達也 
 
観衆 24,736人    天気晴、無風    気温25.3度
主審 : 穴沢努   副審 : 手塚洋    : 安元利充
15 シュート 10
11 GK 9
2 CK 6
11 直接FK 10
0 間接FK 4
0 オフサイド 4
0 PK 0
警告 ' 13 ダヴィ
退場
Nr Pos    Change Name SH
20GK   権田 修一
25DF   徳永 悠平
4DF   ブルーノ クアドロス
6DF   今野 泰幸1
5DF   長友 佑都1
28MF   米本 拓司1
10MF   梶山 陽平
18MF   石川 直宏3
40 MF 77分 鈴木 達也 4
22MF   羽生 直剛1
27 MF 64分 田邉 草民
9FW   カボレ3
24 FW 80分 赤嶺 真吾
13FW   平山 相太1
1 Sub/GK   塩田 仁史
3 Sub/DF   佐原 秀樹
33 Sub/DF   椋原 健太
17 Sub/MF   金沢 浄
Nr Pos    Change Name SH
1GK   楢 正剛
32DF   田中 隼磨
2DF   竹内 彬
5DF   増川 隆洋1
6DF   阿部 翔平1
13MF   山口 慶
27 MF 63分 花井 聖
14MF   吉村 圭司1
17 FW 45分 巻 佑樹
10MF   小川 佳純3
8MF   マギヌン1
11FW   玉田 圭司
9FW   ダヴィ3
19 FW 69分 杉本 恵太
21 Sub/GK   西村 弘司
26 Sub/DF   佐藤 将也
24 Sub/MF   福島 新太
18 Sub/FW   津田 知宏


リーグ戦の折り返し、味スタ開催で勝利をもぎ取る!
 今季のリーグ戦も折り返しの第17節を迎え、5月24日以来となる味の素スタジアムでの開催で名古屋グランパスと対戦する。前節アウェイ神戸戦では2対0で快勝し、現在公式戦5連勝中。リーグ戦は3連勝を果たし、開幕以降初めて白星が先行、順位も今季最高の5位に浮上した。それでも城福監督は「今までを振り返る余裕はない。とにかく、この歩みを止めたくない」と上位浮上への強い決意を話し、チームとして継続的な取り組みのもとで今節に臨む。

 対戦する名古屋は、主力FWダヴィのカタールリーグへの移籍が決定。ただしあと3試合に出場が可能で、今節もスタメンに名を連ねてきた。また日本代表のFW玉田、昨季のJリーグ新人王のMF小川、MFマギヌンら多彩な攻撃陣を擁し、サイド攻撃が持ち味。またAFC=アジアという舞台を経験したことでチームの総力は上がっているはずだ。城福監督は「FWダヴィのラストカウントダウンという高いモチベーションを持って出てくるはず」と警戒を緩めず、同時に「名古屋はグランドを広く使って、外からサイドアタックを仕掛けてくる。横幅いっぱいに振られ続けるのは、我々にとっては良い状態ではない。相手の良い面を出させないようにしないといけない」と注意点を挙げた。

 シーズン序盤には出遅れたものの、紆余曲折を経ながら、順位を上げてきた。しかし「反撃の夏」はまだ始まったばかり。上位グループへ突入する権利を得るためにも、ホーム味スタでの勝ち点3は譲れない一戦。暮れ始めた味スタ。東京は前節と同様のスタメンで臨むこととなり、試合は18時34分に名古屋のキックオフでスタートした。



5戦連続のナオゴール! 前節に続き、カボレが追加点を奪う
 試合はいきなり動いた。開始3分、権田のゴールキックを左前線の平山が落とし、中央の石川へ。石川のトラップは少し大きくなったが、ゴールに向き直って体勢を変えると、スルスルとドリブルで上がり、エリア中央で相手DF3人の間をすり抜けるようにかわし、右足を振り抜く!ボールは鋭い弾道で右下に決まり、ゴール。5戦連続のナオゴールで早くも先制点をゲットした。

 リードを奪い、落ち着いた試合運びをみせる東京。8分には、左サイドでカボレが倒されてFKを得ると、石川のキックに合わせて今野がヘディングシュートを放つが、わずかに枠を外れた。名古屋のサイドを起点にした攻撃は危なげなく守り、16分に名古屋MF山口の右クロスから、左エリア・東京DFの裏に抜け出したMF小川にシュートを打たれるが、権田が難なくキャッチする。26分には、切り替えの早い攻撃を仕掛け、梶山が攻め上がりながら、右前線に縦パス。受けた石川は中央に持ち込み、迷わずゴールを狙ったが、わずかに右に。

 28分、名古屋が左エリアのMF小川からのパスを受けたFWダヴィが、エリア手前で反転してシュートを放つが、バーの上。29分には今度は東京が攻撃の形をつくる。米本がタメを作って長友のオーバーラップを引き出す。左エリア角でパスを受けた長友は中央にドリブル。走ってきた逆サイドとなるゴール左にシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。

 展開としては一進一退が続いていたが、34分に名古屋の右クロスを今野がカット。米本→梶山→平山を経由して石川が右エリアに突進し、中央にラストパスを送る。羽生がスピードに乗って放ったシュートは一度はGKにセーブされたが、こぼれたところにカボレがきっちり詰め、左足でゴール! 切れ味の鋭い速攻から、前節と同様にカボレが追加点を奪い、2点をリードして後半へと折り返した。



安定感のある試合運びから鈴木がダメ押し点を決め、味スタで快勝
 後半、名古屋はMF吉村に代えてFW巻を前線に投入。FW玉田がMFに、MF小川がボランチを務める布陣で反撃に臨んできた。しかし東京は安定感のある試合運びで優位に立つ。48分には右サイド外側でカボレがキープ。そこからのパスを、右エリア手前で受けた平山が反転してシュート。56分には、カウンターを仕掛け、長友から左前線に抜け出したカボレに。そこからエリア中央に走リ込んだ長友に再びパスがとおるが、トラップが大きくなり、シュートには持ち込めなかった。

 64分には羽生に代えて、初の味スタでの出場となった田邉を投入。その直後の67分には、相手陣内に攻め上がった米本が相手と競り合いつぶれながら、後ろから上がった田邉につなぐ。田邉はするするとエリアまでドリブルで進み、右エリアのカボレにラストパス!しかしカボレの決定的なシュートは、GKのセーブに阻まれた……。

 後半はなかなか好機を活かしきることができなかったが、反対に名古屋にはチャンスらしいチャンスをつくらせず。77分には石川に代わって鈴木、80分にはカボレに代わり、赤嶺を投入する。一方の名古屋は78分過ぎに途中出場のMF花井が右肩を傷めるアクシデントが起こる。すでに交代枠を使い切っていたため、10人で戦うことを余儀なくされ、そこに反撃の力は残されていなかった。

 43分には左サイドに流れた赤嶺がドリブルで前進。エリア中央でフリーの平山にパスをとおす。しかしタイミングがわずかにずれて平山のトラップが大きくなり、フィニッシュに持ち込めず。44分には梶山→平山が確実に落とし、中央エリア手前の鈴木がシュート体勢に入るが、ブロックされた。すると迎えたロスタイム、サイドで鈴木→後ろの徳永から右前線の赤嶺へ。赤嶺は一度キープし、長い距離を走ってフォローに上がった鈴木につなぐ。鈴木はドリブルで中央に運び、エリアに入ったところでシュート。左足で確実に決めてダメ押しの3点目を奪い、タイムアップ。3対0の快勝で、味スタでは5月2日第9節大宮戦以来となる勝利を果たした。

 【選手コメント】《鈴木》「(ゴールについて)2点リードしている状況を考えながらのプレーだった。僕自身、シュートを打ちたい気持ちもあったが、強引に打ちに行ってカウンターを喰らうのは避けたかった。そこに赤嶺選手からジャストのボールが来て、田邉選手がうまい形で相手DFを釣ってくれたので、打つしかないと思った。ギリギリまで判断に迷ったが、決まってよかった。自分の気持ちを強く出したのがゴールに繋がったと思う。これから上位を狙っていくためには、ダメ押しの1点を取れることが大事だと思う。それは意識しながら、リードを守るということと、追加点を取ることのバランス、その判断を間違えないということを頭に入れつつプレーしたい。今やっているサッカーは土台がしっかりしたもので、自信を持っていい。けれども慢心しないで、さらに上を目指すという気持ちを持って次の試合にも臨みたい」

 《羽生》「現在のチームは、上手くいきすぎ…と思うぐらい良い流れ。やるべきことにトライすれば必ず結果がついてくるという手応えがある。その流れに自分と平山選手が乗り遅れているのでは?…と話していたが(苦笑)、相太もすごくいい働きをしているし、それぞれの役割が流動的に出来ている。だから相手も守備の的を絞りづらいのではないか。また、センターバックとボランチがしっかりコントロールをして、前にかかったところで攻撃の選手が狙うという形がつくれている。ただし今後はもっと研究されると思うし、上手くいかなくなることもあるかもしれない。そこで良い時に何をしていたかを、すぐに見つけられるようにしたい。悪い流れやリズムの時に、自分たちは何をして勝ってきたのかということは、この連勝のときに築いたイメージから得られる。立ち返れるものがあることは、強いチームの証しだと思う」

 【城福監督の会見要旨】「苦しい3〜4月が終わり、ようやく勝敗を5分に戻して、この前の神戸戦で勝ち越した。今日の第17節=リーグ戦を半分終えた時にどの位置にいるのかが一つのポイントであったし、また勝敗を5分に戻したのちには連勝するチームになることをめざしていた。それが確信になるかどうかという意味で、今日は高いモチベーションがあった。もちろん試合内容に目をやると、いろいろな課題はある。ここ数試合、6月以降で勝っている試合でも、“終わり方をバタバタしない”というところから、次のステップとして“最後にトドメを刺す”ということを課題として取り組んできた。そこの技術と判断が少しプアだったが、今日はロスタイムに追加点を取ることができ、選手もその課題を改善できたという実感があるのではないか。ただ、最大の進歩はそれではない。もちろん今日のスコアは、強豪の名古屋を3対0で下したという意味で、不満を言うようなものではないが、選手誰しもが『もっとやれた』という表情でクールダウンをしていた。“我々はもっとやれたはずだ”と思えていることが、最大の進歩だと思う。この歩みを絶対に止めたくないし、1試合ごとにどんどん伸びて、右肩上がりのチームになっていきたい。その思いを胸に刻み、ファンのみなさんと一緒に歩んでいきたいと思う」

 【名古屋・ストイコビッチ監督の会見要旨】「リーグ戦の重要な試合だったので、結果に関しては大変残念。いつもキックオフ直後の5分間は集中するようにと話していたが、最初の2〜3分のところで先にやられてしまった。キックオフ直後から負けているんじゃないか…という試合だった。終盤のほうでは、MF花井とFW巻がケガを負ってしまい、最後の20分は2人少ないのと同じ状況で戦っていた。難しいゲームだった。もちろん負ける時もあると思う。だが、負けるとしても男として負けたい。やはり、何かしないといけないという気概を持ってほしい。今日の試合では、自分勝手なプレーが出て、まとまったサッカーというのが見えなかった。結果としては、3対0であろうが、2対0、1対0であろうが関係ない。ただ、自分勝手なプレーをしている選手がいたことが、もっともイライラしたこと。次のナビスコ杯では何かを変えないといけないと思っている」