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Jリーグディビジョン1 第7節

2009年04月25日 九州石油ドーム ( Away )
終了直前に赤嶺がエリア内で倒されPKを獲得!これを梶山が決めて、貴重な勝ち点3を得る
1
前半 0
後半 1
0 前半
0 後半
0
・89分:梶山 陽平   
観衆 17,246人    天気曇時々晴    気温16.9度
主審 : 高山啓義   副審 : 武田進    : 石川恭司
28 シュート 7
6 GK 24
9 CK 2
18 直接FK 19
0 間接FK 2
0 オフサイド 2
1 PK 0
' 44 徳永 悠平
警告 ' 29 エジミウソン
' 32 エジミウソン
' 66 上本 大海
' 73 西川 周作
' 81 ウェズレイ
' 89 高橋 大輔
退場 ' 32 エジミウソン
Nr Pos    Change Name SH
20GK   権田 修一
25DF   徳永 悠平
3DF   佐原 秀樹1
2DF   茂庭 照幸
5DF   長友 佑都3
6MF   今野 泰幸5
22MF   羽生 直剛1
40 MF 79分 鈴木 達也 1
18MF   石川 直宏2
19 MF 58分 大竹 洋平 2
10MF   梶山 陽平3
9FW   カボレ8
32FW   近藤 祐介2
24 FW 65分 赤嶺 真吾
21 Sub/GK   阿部 伸行
33 Sub/DF   椋原 健太
17 Sub/MF   金沢 浄
28 Sub/MF   米本 拓司
Nr Pos    Change Name SH
1GK   西川 周作
22DF   上本 大海
6DF   森重 真人
25DF   小林 宏之
5MF   エジミウソン
33MF   藤田 義明
20MF   高橋 大輔1
8MF   金崎 夢生
2 DF 83分 坪内 秀介
11MF   鈴木 慎吾
9FW   森島 康仁2
28 MF 45分 清武 弘嗣
10FW   ウェズレイ4
21 FW 89分 東 慶悟
16 Sub/GK   下川 誠吾
7 Sub/MF   西山 哲平
14 Sub/MF   家長 昭博
19 Sub/FW   前田 俊介


アウェイながら強い気持ちで勝ち点3を目指す!
 リーグ第7節は、アウェイで大分トリニータと対戦。前節千葉戦は、終了間際に2点を奪われ、悔しい逆転負けを喫した。局面ごとのプレーについては、フィニッシュに持ち込む場面も度々あり、城福監督も「良いとは言えないが、負ける内容ではなかった」と冷静に分析。今後は2週間で5試合を行う厳しいスケジュールになり、「連戦を終えたあとに、5分以上の成績に戻していることが一つの目標。そのためにも一戦ずつを大事に」と話す。今節はアウェイながら、連戦のはずみをつけるためにも勝ち点3を取りたい一戦だ。

 対する大分は現在、1勝1分4敗で17位。FW高松、DF上本に加え、MFホベルトもケガのためチームを離脱し、苦しい状況といえる。それでも九州石油ドームでは、ナビスコを含めて一度しか負けておらず(第5節山形戦)、失点も「1」のみ。ホームでの強さは健在で、DF森重を中心にした3バックにも安定感がある。また前線のFW森島、ウェズレイ、MF金崎らは個々に力のある選手。彼らに簡単に前を向かせないように徹底したい。同時にMFエジミウソンの切り替えの早い飛び出しや、MF鈴木を中心にしたセットプレーにも警戒が必要だ。

 東京は、前節からメンバーを変更。センターバックには茂庭が復帰し、ボランチに今野が入った。茂庭は「連戦の初戦で、守備の固い大分に勝ちきることができれば自信にもつながる。ただ、固い試合運びになれば、セットプレーが勝敗を分けることにもなる。そのため、危ないエリアで不用意なファールをしないようにしたい。アウェイだからといって臆せず、めざすサッカーを貫きたい」と意気込みを見せる。また攻撃では、中央を固め、対人に強い大分DFに対して、サイドで数的優位をつくり、空いたスペースを使って仕掛けていけるかがポイントとなる。

 近藤は「千葉戦ではシュートを打つチャンスまでは作れていた。あとは自分が決められるかどうかにかかっている。相手DFの裏を狙う動きは続けて、大分の固いDFを崩したい。なんとしてもチャンスを活かし切り、勝ちたい」と誓う。今季はここまで2得点以上の試合がないが、「大分を相手に、しかもアウェイで簡単に2点以上を取れるとは考えていない」と城福監督は話し、まずは失点を最少に抑え、その上で攻撃への意識を高めて勝利を!試合は夜になって肌寒い九州石油ドームにて、19時5分に大分のキックオフで開始された。



相手が10人となり、チャンスは作るも無得点で折り返す
 互いに慎重に相手の出方を見つつ、きっちりとした守備から試合に入った。それでも隙を突いて果敢にシュートを放ってきたのは大分。これに対して東京は、パスをつないで確実にチャンスを作ろうとした。13分、左スローインからカボレがくさびとなり、今野が中に持ち込んでシュート。相手に体を寄せられボールは右に大きく外れる。18分には、今野のサイドチェンジから徳永がドリブルで駆け上がりクロス。相手DFに跳ね返される。

 20分には、梶山のパスで裏に抜け出した石川の右クロスに、逆サイドからカボレが走りこんで合わせる。25分にも、カウンターから中央でボールを奪いそのまま石川がドリブルで持ち込み、大分DFの裏に抜け出したカボレに絶妙のスルーパスを出し、ともに決定的なシーンをつくったが、カボレのシュートは枠を捉えられず…。29分、石川→梶山が中央で倒されエリア手前でFKを得る。これを梶山が直接狙うも、わずかに右に外れる。

 32分には大分MFエジミウソンが2度目の警告を受けて退場に。10人になった大分に対し、右サイドで主導権を握り、石川、徳永が再三起点となって攻め込む。38分、徳永がグラウンダーの右クロス。飛び出した大分GKの前に、近藤が入り込み、コースを変えたが、わずかに枠を外れた。42分には、今野→徳永が中央に速いクロス。するとフリーのカボレのもとにこぼれてすぐさまシュートを放ったが、GKの正面に。チャンスを活かすことはできず、0対0のまま後半へと折り返した。



終了直前に梶山がPKを決めて、苦しみながらも勝利を挙げる
 後半開始から東京がボールを支配。51分、石川のグラウンダーのクロスに近藤がダイレクトで合わせるも、枠の上に。58分には、梶山→今野が左エリア手前まで走りこみ、グラウンダーのシュートを放つが、GKがキャッチ。大分は前線にFWウェズレイを残して全員が引き、守備を固めてきた。集中して守る大分DFに対して、なかなかエリア内に入りこめず。東京は石川、近藤に代えて大竹、赤嶺を投入してこの状況を打開しようとする。

 67分、FKから大竹が中央に短く出し、梶山のシュートがGKを強襲するが、セーブされる。68分には、左クロスに、攻め残っていた佐原がヘディングシュートを放ったが、GK正面に。74分は、自陣で奪って速攻を仕掛け、梶山→カボレが左からエリア内に切り込みシュート。しかしGKのセーブに阻まれ、こぼれから長友がシュートしたが、これも大分GKの好セーブに阻まれてしまう。

 その後、羽生に代えて鈴木を投入し、波状攻撃を仕掛けるも、大分GKの好セーブにも阻まれ、どうしてもゴールを割ることができない。89分までに、チーム過去最多の27本ものシュートを放ったが決めることができず、スコアレスのまま引き分けの雰囲気が漂いはじめたロスタイム。佐原の前線へのフィードをカボレが落とし、直後にエリア内の赤嶺が相手DFに倒されてPKをゲット。これを梶山が左上に力強いシュートを蹴り込んでゴール!辛勝ながらも、劇的な幕切れでアウェイで貴重な勝ち点3をもぎ取った。

 【選手コメント】《梶山》「PKは最初から自分が蹴ると決めて、みんなに言った。いつも練習していたので、緊張もせずに落ち着いて蹴ることができた。シュートと、大分GK西川選手が飛んだ方向が一緒だったが、コースは突いていたので、大丈夫だと思った。決まったあとにすぐタイムアップのホイッスルが鳴った時はホッとした。(今季初ゴールだが?)PKは決められたが、流れの中でまだ得点していない。流れからゴールを取れるようにしていきたい」《佐原》「相手が10人の時の戦いはこういうもの。難しくなると思っていた。昨年の川崎との試合も、僕たちが10人になったけれど守り切った。引いて守られると、なかなか点は入らない。そういうものだと思っている。ディフェンスとしては、マークする相手をしっかり掴んでおこうとした。大分がFWウェズレイを起点にしてくることはわかっていたので、くさびのボールに対してモニと僕のどっちがいくか、カバーは…ということを細かく話し合った。でもこれだけチャンスが作れて、アウェイゲームだけれど、引き分けでいいとは思わなかった。僕自身もそうだし、みんなの強い気持ちがPKにつながったと思う。この勝利を今後の連戦につなげていきたい。まだ負け越している状態なので」

 【城福監督の会見要旨】「結果が出なくて苦しんでいる中で、遠くまで応援に来てくれたファンの方々もたくさんいて、彼らと一緒に喜び合うことが出来て良かったと思います。試合の内容に関しては、最初に少し我慢していれば、中盤で自分たちがボールを回せるようになるという狙いはありましたし、ある程度狙い通り出来たと思います。サイド攻撃から、逆へのサイドチェンジというのも選手は意識してやってくれたと思います。ただ、フィニッシュの精度が悪すぎるというか、決定機にあれだけ入らないと苦しい試合になるというのは、通例だと思います。ましてや相手が1人退場になった場合は更にはっきりと引くので、その中で決定機を外し続けてしまう非常に嫌な試合になりました。ハーフタイムにディフェンス陣に確認したのは、相手が1人少ないという油断こそが大敵になるということ。ディフェンス陣が集中を保ってくれたのが今日の最大の勝因だと思います。今日は明らかに、フォワード陣はディフェンス陣に借りを作ったという試合だったと思います。攻め込まれませんでしたけれど、あれだけ決定機を外した流れという、嫌な試合で勝ち点3を取ることができたのは次につながると思います」

 【大分・シャムスカ監督の会見要旨】「今日はやはり勝ってポイントを取って順位を上げていかなければならない試合でした。試合開始から、チームのほうは守備面も攻撃面も両方しっかりとした形で出来ていました。試合が始まってからはパスの精度、特にゴール前でのパスの精度を上げなければいけないと感じました。守備面では4バック気味からスタートしまして、自分達でボールを奪ったら3バックのような形でサイドが上がるという、その切り替えのところはしっかりと出来ていたと思います。ただ、1人退場になったということで、完全な4バックにしなければいけなくなりました。実際に4−4−1というような形でMF金崎に2つのポジションの動きを求めました。こういったポジションだったので攻撃面での難しさはあったのですけれども、攻守共に安定した力を発揮していたと思います。速攻などを有効に活用してチャンスを作ることも出来ました。守備から攻撃ということではMF清武も鈴木もいい動きを見せてくれていたと思います。ただ、MF高橋がサイドに張っていたのに、真ん中から攻めてしまい上手く使うことが出来なかったので、逆にその高橋の裏のスペースを上手く使われてしまったと思います。しかし、選手たちは最後の最後まで戦う意志を見せてくれたのですが、結果としてPKを与えて敗れてしまい残念な結果になってしまいました」