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Jリーグディビジョン1 第3節

2009年03月21日 味の素スタジアム ( Home )
羽生のゴールで先制し、追加点は奪えなかったものの安定した戦いを見せ今季初勝利を飾る
1
前半 0
後半 1
0 前半
0 後半
0
・55分:羽生 直剛   
観衆 20,179人    天気晴、弱風    気温14.5度
主審 : 山西博文   副審 : 岡野尚士    : 入部進也
12 シュート 6
6 GK 13
9 CK 2
11 直接FK 12
3 間接FK 3
3 オフサイド 3
0 PK 0
警告 ' 57 宮本 卓也
' 87 佐藤 健太郎
退場
Nr Pos    Change Name SH
20GK   権田 修一
25DF   徳永 悠平
3DF   佐原 秀樹1
2DF   茂庭 照幸
5DF   長友 佑都1
6MF   今野 泰幸2
10MF   梶山 陽平2
18MF   石川 直宏1
40 MF 62分 鈴木 達也 1
22MF   羽生 直剛1
28 MF 82分 米本 拓司
9FW   カボレ1
32 FW 69分 近藤 祐介 1
13FW   平山 相太1
21 Sub/GK   阿部 伸行
17 Sub/MF   金沢 浄
19 Sub/MF   大竹 洋平
24 Sub/FW   赤嶺 真吾
Nr Pos    Change Name SH
1GK   清水 健太
14DF   宮本 卓也
3DF   レオナルド
23DF   石井 秀典
13DF   石川 竜也2
16MF   キム ビョンスク
6 MF 67分 宮崎 光平
19MF   秋葉 勝2
17MF   佐藤 健太郎
7MF   宮沢 克行
11 MF 53分 北村 知隆
9FW   古橋 達弥2
22 DF 82分 園田 拓也
15FW   長谷川 悠
21 Sub/GK   遠藤 大志
20 Sub/DF   小林 亮
5 Sub/MF   渡辺 匠
10 Sub/FW   財前 宣之


戦う姿勢を前面に、ホームで初勝利をめざす
 リーグ第3節は、ホームでモンテディオ山形を迎え撃つ。開幕から2連敗を喫したが、選手たちは「ポジティブにいこう」と苦境を脱するための迷いはない。今節は結果にこだわり、めざすサッカーで勝ち点3を奪って、自信を掴みたい大事な一戦になる。今節はケガから完全復帰し、コンディションを整えた佐原、石川が先発に。平山もスタメンに名を連ね、ルーキーの米本がベンチ入り。フレッシュな選手たちがチームに刺激を与え、リズムをつかむきっかけにしたいところだ。

 対する山形は、今季よりJ1に昇格。J2時より定評のある堅守と、鋭いカウンターを武器にのびのびとプレーし、開幕より1勝1分と好調だ。前線のFW古橋、長谷川を起点としたカウンターは鋭く、攻撃のアクセントとなるMFキム ビョンソクに加え、MF宮沢、DF石川のキックやクロスの精度も高い。ダブルボランチの秋葉、佐藤健の運動量も豊富で、全員が“がんばれる”チームだ。

 1999年(J2)以来の対戦となるが、果敢に挑んでくる山形対して、プレーの面でも精神的にも受けに回るわけにはいかない。原点に戻って戦う姿勢を前面に押し出し、今季初勝利を掴みたい。穏やかに晴れた味スタ。試合は14時4分に山形のキックオフでスタートした。



守備からリズムを掴み、カウンターからチャンスをつくる
 立ち上がりは、山形が激しいプレスから主導権を握ろうとし、サイドを起点に仕掛けてきた。だが東京も落ち着いて試合に入り、守備からリズムをつくろうとする。7分には、山形のサイドチェンジを長友がカット。左サイドの平山につなぎ、平山はゴール前に低く速いクロスを送る。これで得た右CKから、石川のキックに佐原がピタリと合わせてヘディングシュートを放ったが、相手GKのセーブに阻まれる。

 時間の経過とともに、互いに切り替えの早い攻撃を仕掛け合い、カウンターから決定的な場面をつくった。23分、山形FW古橋がポストで起点となり、右から走り込んだMFキム ビョンソクにラストパス。フリーで決定的なシュートを打たれるが、権田の好セーブでCKに逃れる。東京も24分には、相手CKから逆襲を仕掛け、梶山→石川のパスにカボレが抜け出す。GKと1対1となり左エリア内から決定的なシュートを放ったが、わずかに右に切れる。

 その後も迫力ある攻撃でチャンスにつなげ、27分には徳永がドリブルで右エリア内まで仕掛け、ゴール至近距離・ニアの平山に短くパス。平山はゴールを狙うが、DFに寄せられて打ち切れず。28分は、右スローインを平山がつなぎ、後ろから走りこんだ今野がシュートしたが、DFにブロックされる。32分には、ゴールエリア手前・中央で浮き球のパスを受けた梶山。巧みなコントロールから、相手GKの逆を突くシュートを狙ったが、枠ギリギリでセーブされてCKに。山形の身体を張った守備の前に、ゴールを割ることはできず。スコアレスで前半を終了した。



羽生のゴールが決勝点に! 無失点に抑えて勝ち点3をもぎ取る
 後半、立ち上がりには長友が左サイドから果敢にゴールを狙い、気迫あふれるプレーを見せたが、相手GKの好セーブに阻まれた。攻守の入れ替わりが早い展開の中で迎えた55分、左サイドに流れた石川が、山形のサイドバックに猛然とプレスをかける。ボールを奪って、オーバーラップした長友につなぐと、長友はサイドを駆け上がり、中央へ。カボレはDFを背にワンタッチで、右から上がってきた羽生にパス。これをワントラップして、左足で確実に決め、待望の先制点を奪った!

 62分には石川に代えて鈴木を、69分にはカボレに代えて近藤を投入。先制の勢いを2点目につなげたい東京だったが、攻める途中でミスも出て慌しい展開に。ボールの奪い合いが続く中で、山形には決定機は作らせなかったが、80分に長友のインターセプトからゴール前でパスをつなぎ、鈴木がエリア手前から放ったシュートは枠を捉えられなかった。

 ともに運動量が落ち始めるが、82分には羽生に代えてプロ初出場となる米本を投入。山形もFW古橋に代えてDF園田を前線に投入。パワープレーに出てきたが、東京DFも決して慌てずに対応。87分には、梶山→鈴木が右エリア深くに抜け出し、中央に絶妙のラストパス。ここに平山が頭から飛び込んだが…混戦の中で阻まれた。終盤、最後まであきらめない山形に苦しめられる場面もあったが、全員が集中を切らさずに守り、反撃をシャットアウト。無失点に抑えて、今季初勝利をもぎ取った。

 【選手コメント】《羽生》「ゴールは練習でやっていた形。ただ、あの場面では無心だった。みんなが頑張ってつないでくれた結果、僕のところに来たチャンス。みんなで取ったゴールだと思っている。今季は立ち上がりから様々なことにトライしてきたが、それに少しとらわれ過ぎ、試合で個性を出すことを躊躇していたかもしれない。戦術や技術の前に、ファイトすることやルーズボールを奪うというような前提が欠けていたと思う。だから今日は、そこを出そうと思っていた。今日は勝つことができたが、僕たちが目指しているところはもっと高いところにある。それでも全員がひたむきにプレーしなければ結果は出せない。それを思い知らされたことが今日の収穫」《佐原》「ここのところ少しチームに元気がなかったが、このままズルズルいくわけには行かないので、もう一度原点に返って気持ちを込めて戦おうとした。山形に攻め込まれた場面もあったが、あまり危険なピンチはなかったと思う。最後のところで、みんな身体を張って守ることができていた。2点目が取れれば、もう少しラクな展開になれたかもしれないが、いまは内容よりも結果が必要。無失点で勝てたことが収穫」

 【城福監督の会見要旨】「初勝利の喜びは、安堵の気持ちが半分。2連敗しているにも関わらず、多くのファンの方が来て下さり、その期待に応えられたことはうれしい。内容については、山形対策も必要だったが、自分たちが昨年からずっとやってきたことや今季やろうとしていることを外して勝ち点3を取るのでは本末転倒。まず、自分たちがやろうとしていることを貫こうとした。全部がうまくいったわけではないが、選手たちがしっかりトライしてくれた。今季のスタート時から、特別にやり方を変えたわけではなく、どういう時にリスクを負うべきか、またはリスクを負うべきではないのか。この2試合の中で選手とも話し合いながらやってきた。今季チャレンジしているサッカーが、昨季と劇的に変わるわけではないが、ただ、より自分たちのメンバーのストロングポイントを出せるような立ち位置や、ポジションの役割を目指している。その中で、『リスクの負い方』をもう一度確認した。それが万全だったとは思ってはいないし、1点しか取れなかったと同時に、いくつかの穴をあけてしまったことはしっかり反省しなければいけない。その課題はしっかり次に繋げていきたい。山形は非常にいいチームで、J1で戦っていける力を十分に持っていると感じた。おそらくアウェイ戦でも強敵になるはずだが、まずはこの勝利を次につなげ、五分の星に戻すことが大事。そしてナビスコ杯の1試合1試合にベストを尽くすために、また明日から準備をしていく」

 【山形・小林監督の会見要旨】「両サイドハーフが引き気味になった。もう少し高い位置取りができ、そこにサイドバックが絡んで、サイドのスペースをうまく使えれば、2対1の状況も作れたのではないか。それができなかった。原因の一つとして、東京・今野選手が左サイドに流れた時に、中盤の選手が外側に2人いるような形になってしまい、我々の攻撃がうまくいかなかった。特に前半は右MFキム ビョンソクが引っ張られ、受け渡しをして前に行ったり、引っ張られてFW古橋が今野選手についたりと中盤が崩れてしまった。どちらかというと前半はしっかり守れた。それは東京がここまでとは違って、枚数をかけて攻撃をしてこなかったから。これまでの2戦とは違って、リスク管理をした上で飛び出してくるようなイメージ。4枚のディフェンスの中にボランチが入ったり、3枚、あるいは5枚が残ってと固く試合に入ってきて、それを崩せなかった。失点したのは足が止まり出した頃。相手のプレスも少し引いたので『無理せずにボールを回せ』といった矢先、スピードあるカウンター攻撃をさせてしまった。それが残念。サイドの選手を代えることでチャンスになったり、最後にはパワープレーにも出たが、数回しか出来なかった。もっとシンプルに放り込むことができればよかったが、浸透するまでに少し時間がかかってしまった。また攻撃のバリエーションも乏しかった。次戦からは固い守備を続けながらも、やはり点を取るために考える必要がある。今日は全体的に中盤のプレスが早く、そこでのイージーミスがあった。攻撃に入る一歩前で奪われ、なかなかリズムが掴めなかったことも反省点」