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ナビスコ予選第2節

2003年03月15日 駒沢陸上競技場 ( ナビスコ Home )
ジャーン、阿部のゴールで逆転するも逃げ切れず...無念のドロー
2
前半 2
後半 0
1 前半
1 後半
2
・6分:ジャーン
・14分:阿部 吉朗 
・1分:佐藤 由紀彦
・50分:遠藤 彰弘 
観衆 10,329人    天気雨のち曇    気温10.3度
主審 : 吉田寿光   副審 : 石山昇    : 竹内元人
8 シュート 14
11 GK 6
3 CK 7
17 直接FK 22
5 間接FK 0
3 オフサイド 0
0 PK 0
' 17 ジャーン
' 81 茂庭 照幸
警告 ' 18 ドゥトラ
' 36 佐藤 由紀彦
' 48 那須 大亮
' 58 奥 大介
退場
Nr Pos    Change Name SH
22GK   小沢 英明
20DF   加地 亮
3DF   ジャーン1
2DF   茂庭 照幸
17DF   金沢 浄
7MF   浅利 悟
34 MF 78分 梶山 陽平
16MF   宮沢 正史4
18MF   石川 直宏2
27 FW 84分 鈴木 規郎
19MF   ケリー
13FW   戸田 光洋
30 MF 64分 馬場 憂太
14FW   阿部 吉朗1
21 Sub/GK   遠藤 大志
8 Sub/DF   藤山 竜仁
Nr Pos    Change Name SH
21GK   榎本 哲也
4DF   波戸 康広2
22DF   中澤 佑二2
3DF   松田 直樹2
5DF   ドゥトラ
7MF   佐藤 由紀彦3
14MF   奥 大介1
26MF   那須 大亮
8MF   遠藤 彰弘2
36FW   マルキーニョス
19 FW 61分 安永 聡太郎 1
11FW   清水 範久1
18 FW 76分 坂田 大輔
16 Sub/GK   佐藤 浩
15 Sub/DF   三上 和良
6 Sub/MF   上野 良治


借りを返したい、ナビスコカップ第2戦
 ナビスコカップ第2節は、前節に続き横浜F・マリノスとの対戦。Bグループの上位1、2位が決勝トーナメントに進出するため、星勘定は予選リーグ全体の中で考えればいいのだが、第1節で惜しくも敗れている相手だけに、借りは返したい。また次週に開幕を控えるJリーグ1stステージに向けて、内容も問われる一戦だ。

 東京は、新加入の金沢が左サイドバックで先発。そのほかは前節とは変わらぬスターティングメンバーだが、サブには馬場、鈴木のU-20日本代表候補コンビも名を連ねた。対するF・マリノスは、けがのFW久保に替わってFW清水が先発。小雨のぱらつくホーム駒沢競技場、F・マリノスのキックオフでスタートした。



先制を許すも、ジャーン、阿部のゴールで勝ち越し!
 立ち上がり、F・マリノスはMF奥のパスを受けて、DFドゥトラが左サイドのスペースに上がってCKを奪う。このドゥトラ自身が蹴ったCKにゴール真正面で合わせたMF佐藤が、ヘディングシュートを叩きつけ、ゴールイン。東京のマークがつききれず、開始1分という早い時間帯に先制点を許してしまった。

 だが、ここで東京は決して気落ちしなかった。果敢にボールを奪いにいくと、速い攻撃を見せ、3分には戸田がDFラインの裏に抜けて粘りCKを奪う。4分にはゴール正面からのFKから、宮沢が直接ゴールを狙った。そして6分、F・マリノス左陣内でFKを得ると、宮沢の蹴った鋭いボールに中央でジャーンがヘディングで合わせて、ゴール! F・マリノスの士気をくじく正確なプレーで、たちまち同点に追いついた。

 その後、試合を優勢に進める東京は、加地の右サイドのスローインから徐々に相手を押し込むと、14分にはそのスローインのボールを受けた石川が中央に蹴りこみ、高くあがったボールが中央でバウンド。その落ち際に合わせてファーサイドから阿部が飛び込み、ヘッドで押し込んでゴールイン! 前節も決定的なシュートをポストにあて、ゴールは時間の問題と思われていた阿部だが、「くるかな?と思っていた。グランドの固さやどれぐらい跳ねるかを考えて、DFがかぶるかもしれないと読んでいた」。阿部の粘りとポジショニングのよさが光るうれしいJ初ゴールで、東京は勝ち越した。



厳しい守備からリズムをつくる東京
 厳しいプレスから自分たちのリズムをつかみ、支配する東京。対するF・マリノスも、苦し紛れながらも前線にボールを送り込み、互いに速い展開で試合は進む。17分にはジャーンが、18分にはF・マリノスDFドゥトラがイエローカードを受ける、激しい攻防。

 29分には、F・マリノスが東京陣内でボランチの遠藤、DF松田、ドゥトラに奥が絡んで華麗なパスワークを見せるが、東京のプレッシャーは厳しく、どんどん追い詰め、F・マリノスはボールを下げざるを得ない。逆にDFからGKへのバックパスに対しては戸田が追いかけ、GKのミスキックを誘った。35分には奥の左からゴールに向かうクロスをGK小沢がセーブ、こぼれたところにFWマルキーニョスが飛び込んだが金沢がクリア。F・マリノスは左からドゥトラが果敢に攻めあがるが、ゴール前では東京DFが待ち構え、得点は許さない。

 逆に38分には、宮沢の中盤からの長いグラウンダーのスルーパスに合わせ、戸田がペナルティエリアに抜け出し、F・マリノスゴールを脅かす。43分には加地のインターセプトから、中央で阿部がDFに囲まれながらも粘ってつなぎ、フォローに上がった石川が果敢にドリブルシュートを狙ったが、ゴールの上へ外れた。追加点は決められなかったものの、ゲームを支配し、2対1で後半へと折り返した。



F・マリノスのパスワークに押し込まれ…
 後半開始30秒、宮沢がF・マリノス佐藤からボールを奪うと積極的にシュートを打ったが、GKの正面をつく。その直後にはF・マリノスもFW清水が左ペナルティエリアからシュートを放ち、リズムを作ろうとするが、小沢がセーブ。しかしパス回しの冴えるF・マリノスは50分、ダイレクトパスをつないで東京ゴールに迫ると、奥の中央からのスルーパスに右からMF遠藤がゴール前に。東京はこの飛び出しをつかまえきれず、フリーでシュートを許し、同点ゴールを決められてしまった。

 前半とは打って変わって、F・マリノスの速いパスワークにプレスがかからず、度々右サイドからの佐藤の攻撃にてこずり、押し込まれていく東京。64分に戸田に替えて馬場を投入。66分には金沢の左からのクロスに、ゴール前で阿部がおとりのジャンプ、ペナルティエリア右後方から走りこんだ石川が合わせようとするが、ジャストミートせず。惜しくもチャンスを逃した。78分には浅利に替えて梶山を、84分には石川に替えて鈴木を投入するが、ボールを失うことが多く、シュートには持ち込めない。

 小沢を中心にした守備で、その後のF・マリノスの追加点は許さなかったが、結局後半は宮沢のシュート1本という結果に終わった。前半試合を優位に進めながらも後半の戦いに課題を残し、残念なドローゲームとなった。

【選手コメント】《ジャーン》「後半、チームの動きが落ちてきた。DFが引きすぎになって崩されているところもあるし、まだまだコミュニケーション不足もある。そのあたりを修正して、次は初勝利につなげたい」  《阿部》「初ゴールを決められたことはよかった。自分にとってはいいイメージで今後につながると思う。だが、点を取ったあと、前線からのプレーが甘くなってしまった」

【原監督の会見要旨】「前半も後半もあの時間に失点してしまうと苦しくなる。一番やられてはいけない時間帯にやられてしまったので、まずそのあたりを修正したい。ただ、今日は先制されてからも、そのあと開き直ったようにどんどん攻めにいけた。ボールが動き、1点を返して2点目を取った。ああいうサッカーをやりたい。今日のメンバーで言えば、たとえばケリーが前を向いて、そこから戸田、阿部、石川という形。そういう形をできるだけ多く、今後もつくっていきたいと思う。若い選手が戦って2点を取れた。本当はこれで勝ちたかったが、アマラオがいなくてもこういう形も作りつつあるということにチームとしての成長があるんじゃないかな。若い梶山や馬場や鈴木らは、いいモノはあってもまだ弱いところもあるというのが事実。ただ試合のチャンスを与えて、その中で自分のポジションをつかんでいって欲しい。あるいは今日出ていない選手も、練習でいいパフォーマンスを見せれば試合に出るチャンスがあると感じてくれれば、チーム力はもっともっと上がってくると思う。ナビスコカップの2試合で、いいとろころも課題も出てきたので、それを活かして次はすっきり勝ちたい」

【F・マリノス岡田監督会見要旨】「勝てなかったことは非常に残念だったが、試合内容として、やろうとしたことがある程度できていた。特に攻撃に関して、速くボールを動かしてゴールをめざすということができてきたので、内容に関しては満足している。ただ前半の2点ともセットプレーからの失点だが、特に前半、セットプレーになった時に集中力が切れる。休んでしまうという状況があったので、それは大きな修正点だと思っている。が、全般として90分通して、選手が最後までゴールをめざす姿勢を出してくれたことに非常に満足している」