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ナビスコ準々決勝 第2戦

2003年度の一覧に戻る

2003年08月27日 味の素スタジアム ( Homeナビスコ )
猛攻実らずレッズに初黒星...ナビスコカップ4強進出ならず
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前半 0 
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  ・60分:エメルソン
・89分:エメルソン 
観衆 17,343人   天気 曇、弱風   気温 24.3度
主審 : 奥谷彰男   副審 : 扇谷健司  : 八木あかね
17 シュート 7
6 GK 16
6 CK 4
20 直接FK 14
6 間接FK 3
6 オフサイド 3
0 PK 0
' 40 徳永 悠平
警告 ' 47 ニキフォロフ
' 38 山瀬 功治
退場
Nr Pos    Change Name SH
1 GK   土肥 洋一
2 DF   茂庭 照幸
35 DF   徳永 悠平 1
3 DF   ジャーン
17 DF   金沢 浄 1
18 MF   石川 直宏 1
14 FW 69分 阿部 吉朗 3
16 MF   宮沢 正史 2
10 MF   三浦 文丈 1
27 MF 76分 鈴木 規郎
13 FW   戸田 光洋 1
19 FW   ケリー 3
11 FW   アマラオ 4
22Sub/GK 小沢 英明
8Sub/DF 藤山 竜仁
7Sub/MF 浅利 悟
Nr Pos    Change Name SH
23 GK   都築 龍太
29 DF   ニキフォロフ
5 DF   室井 市衛
2 DF   坪井 慶介
19 MF   内舘 秀樹
6 MF   山田 暢久
13 MF   鈴木 啓太 2
14 MF   平川 忠亮
8 MF   山瀬 功治
17 MF 60分 長谷部 誠
11 FW   田中 達也 1
10 FW   エメルソン 4
1Sub/GK 山岸 範宏
12Sub/DF 三上 卓哉
20Sub/MF 堀之内 聖
15Sub/FW 千島 徹

ナビスコカップ準決勝進出をかけて

 ナビスコカップ準々決勝第2戦は、浦和レッズをホームに迎え撃つ。第一戦を2対2で引き分けているため、今日は必ず決着をつけなければいけない。準決勝を進出をかけて、どうしても負けられない大切なゲームだ。13日に行われた第1戦では、U-22代表遠征のため、石川、鈴木、徳永を欠いた東京だが、今日は石川、徳永の2人が先発に。同様に浦和もMF鈴木が先発に名を連ね、互いにベストな布陣での対決となった。

 朝方降っていた雨も午後には止み、気温こそ24.3℃と高くはないが、75パーセントの高湿度の中、東京のキックオフで始まった。

序盤は浦和が支配するも、多くのチャンスをつくる東京

 開始2分、相手CKから反撃、速攻を仕掛けた東京だが、アマラオを経て戸田からのサイドチェンジのパスは石川に合わず、ゴールラインを割る。浦和は6分、FWエメルソンがヒールで右サイドのスペースにパスを送り、MF山田がクロス。FW田中がヘッドで合わせるが、オフサイドに。その後もCKやFKを中心にゴールに迫るが、東京は支配こそ許すも決定的なチャンスは作らせず。14分に左クロスのクリアボールを拾って、浦和・鈴木がミドルシュート。これが両チーム合わせて1本目のシュートとなった。

 東京は21分、金沢のアーリークロスに合わせ、アマラオが放ったヘディングが1本目のシュート。そのすぐあとにオーバーラップをかけた徳永がグラウンダーの鋭いクロスを送るが、中で受けた石川はフィニッシュには持ち込めず。26分には、今度は石川が右から中に攻め込み、ゴール正面でパスを受けたアマラオがシュート。27分には速い攻めを仕掛け、アマラオ→戸田とつなぐと、DFのこぼれ球を宮沢がミドルシュート。だがいずれもゴールをはずれた。

 前半は互いに厳しい守備を第一に、攻撃ではリスクを負わずにプレーし、時間は過ぎていった。35分には宮沢から右サイドにロングパスがわたり、石川が相手DFを切り返して中央にラストパス。走りこんだ三浦がシュートするもDFに阻まれる。その直後には、徳永がスライディングに来た相手DFを抜き、力強いドリブルで攻め上がると、ペナルティエリアに入ったところで果敢に強烈なシュートを放つ。浦和は41分、左サイドからのFKからエメルソンが直接ゴールを狙う。43分には、山田の右FKにエメルソンがヘッドで合わせる。浦和のシュートはこの2本を含め、前半は3本。東京はエメルソン、田中の2トップをよく押さえ、前半を終了した。

一瞬の隙をエメルソンに突かれて

 準決勝進出を残りの45分にかける両チーム。後半、主導権を握ったのは東京だった。47分にケリーがドリブルシュート。50分にはケリーのサイドチェンジのパスに金沢がオーバーラップをかけてクロス。ゴール前で戸田、アマラオが待ち構えたが、わずかに浦和DFのクリアが早く、シュートは打てなかった。52分には宮沢のスルーパスをDFがカット、CKを奪うと、アマラオがヘディングシュートを放つが枠の外に。54分には戸田が右エリアから果敢にゴールを狙うが相手GKがキャッチ。56分にも、右サイドに流れたアマラオがケリーとワンツーをかわすと、角度のないところから思い切ってシュート。

 直後にケリーがドリブルシュートを放つが、GKがキャッチ。浦和はそこから速攻を仕掛け、FW田中がシュートするがゴールをはずれる。58分にも宮沢から左スペースに出たパスに戸田が追いつき、クロスに合わせて右サイドから走りこんだ石川が、ゴールを背に無理な体勢ながらも強引にシュートを狙う。カウンターの応酬からスリリングな展開になるが、チャンスは圧倒的に東京がつくっている。

 ここで動いたのは浦和。60分にMF山瀬に代えてMF長谷川を投入した。その直後のことだった。東京のゴールキックを浦和DFがクリア、中盤でエメルソンが受けて左に振ると、自らはゴール前へ動き出す。受けたMF内舘が前線へ浮き球のパス送ると、再びエメルソンが受け、流れるようなドリブルでゴール前に突進。追いすがる東京DFをスルスルとかわして攻め上がるとシュート。ボールは土肥の手をかすめてゴール左に決まり、わずか十数秒のプレーで東京は先制を許してしまった。

猛攻も実らず、カウンターからとどめを刺される

 まずは1点を返そうと、ここから猛攻を仕掛ける東京。だが62分、金沢からDFの裏へ抜け出した戸田へパスが通るもオフサイドに。64分、ショートコーナーから三浦が左エリアに進入、鋭いクロスを送るが相手DFがカット。65分にはライン際のアマラオからケリーにパスが通ると、今度は右エリアに進入、CKを奪う。だが浦和の全員が引いて守る厚い壁の前に、ゴールを割ることはできない。

 69分には石川に代わり阿部がイン。72分にはFKを前線につなぎ、ゴール正面からケリーがシュート、DFに当たったこぼれ球を拾って阿部もシュートを放つが、わずかにゴールをはずれる。76分には三浦に代えて鈴木を投入。宮沢をワンボランチに、ジャーンも前線に上げてパワープレーに出る。圧倒的に攻める東京、カウンターの浦和という展開でゲームは白熱。ルーズボールを拾っては攻撃につなげる東京は、86分にはケリーがペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを放つが、惜しくもバーを直撃! 87分には宮沢も果敢にゴールを狙うが枠をはずれる。88分には金沢が中盤のミドルレンジから良くコントロールされたゴール右上を突くシュートを放つが、相手GKがセーブし、CKに逃れられる。ロスタイム3分の表示が出た直後には金沢がゴール前にクロス、DFのこぼれを拾って右ゴールエリア手前から阿部がシュート。だがどうしてもゴールを割ることができない。

 そしてロスタイムのことだった。東京の攻撃をクリアし、右サイドの山田が前へパス。このボールに対しハーフラインあたりでエメルソンと茂庭が競るが、茂庭のクリアのこぼれ球をかっさらったエメルソンがゴール前まで独走を。スピードに乗ったシュートを許すと、ゴールイン。東京は痛恨の2点目を奪われた。結果的に17本のシュートを打ちながら決めることができず、先制され、前掛かりになったところを突かれるというパターンで失点。浦和に初の黒星を喫するとともに今季初のホームでの敗戦で、ナビスコカップ準決勝進出を果たすことはできなかった。

【選手コメント】《茂庭》「個人的には調子がよかったが、1回のミスが失点につながる怖さを改めて

知らされる形になった。(失点の場面以外では)集中して戦えていたのだが、リスクを背負って点を取りに行った中でマンマークを破られてしまった」《徳永》「縦への攻めを意識した。石川選手がスペースをあけてくれることで、ある程度攻めることができたと思うが…。エメルソンのゴールについては、決定的な仕事とはこういうことなのかと。毎試合、高いレベルでの経験が勉強になっている」

【原監督の会見要旨】「先週、リーグ名古屋戦で嫌な負け方をしてしまったので、気持ちを切り替えて臨もうと話し、そういうトレーニングもしてきた。今日の内容も、エメルソンに決められてしまったが、それ以外はチームとしての狙いはうまくできていたと思う。ところが、やはりあれほどのスピードで来られると、一瞬間があき、そこではたいて走られて決められてしまった。残念ではあるが、相手の力があった。全体として悪い内容ではなかったが、この結果は残念。どんな形でも勝って準決勝に進もうという気持ち、戦う姿勢はあったが、第一戦でリードしつつも、ロスタイムに追いつかれて引き分けたことが、今日に響いてしまったかなと思う。悔しい気持ちをリーグ戦に切り替えていかなければいけない。浦和のシュートは7本だったが、そのうちの2本を決められた。ちろんシュートの精度を含め、そのあたりは改善していかなければならない」

【浦和・オフト監督の会見要旨】「典型的なカップ戦の試合だった。ゴール前で多くの問題も生じ、観客の方にはハラハラと面白い試合だったと思うが、生きるか死ぬか、瀬戸際のゲームだった。1点リードすることができ、その後東京も点を取りに来たため、スペースを突いていくらかチャンスもあった。結果的に2対0で締めくくったが、ラスト10分間は、自陣ペナルティエリアよりDFラインを下がってしまい、ゴール前にスペースをつくってしまった。ケリーのバーに当たったようなシュートを打たれることになった。ただ、全体を見直した中、決定力がついてきたと思う。準決勝に向けていい準備ができるだろう」

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