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2017.4.16[アカデミー]

【U-15深川】フランス遠征5日目

大会2日目となるフランス遠征5日目は午前、午後で2試合ずつを行う。

初戦の相手はフランス元代表のマケレレやプラティニを排出した育成の名門ナント。
予選リーグを上位で抜けるために大事な一戦となります。
序盤に先制をすると、ナントは攻撃陣を入れ替えてくる。
後半は相手の激しいプレッシャーから消極的なプレーが多くなり主導権を奪われ2失点。追加点のチャンスを決めきれず黒星スタートとなってしまいます。

続く2戦目はスロバキアのドゥナイスカーと対戦。
1戦目の経験を活かしながら2-0で勝利。
上位リーグに進出するにはレンヌとナントの結果次第となりましたが、レンヌが勝ったため、午後からは3位リーグを戦うことに。
優勝を目標にしていたこともあり悔しい結果となりましたが、選手は気持ちを切り替えて午後の試合へ臨みます。

3戦目はセンスの隣町の選抜チーム、グランドセノー。
2-0で勝利を収めるも、深川としてのプレーを出しきず、もう一度やるべきことを確認して次の試合へ臨む。
ミーティングでは通訳方から今回の大会への思いを聞きました。
「みんなは日本人として見られるから、そのプレーや一つひとつの行動が日本人ってこうなんだなと思われている。
そして、フランスのクラブでは14歳からプロ契約があり、例えばこの大会で良くなかったから契約が終わるということもある。
だから、深川のみんなをみているとやはりフランスでプレーしている14歳に比べて一つひとつのプレーの覚悟が違う。
今、自分はフランスで一人の日本人として活動しているなかで周りとコミュニケーション取れず辛い時もあった。
そんな時でも、『日本はこんなに素晴らしいんだよ』と周りに話しをしている。
だから、みんなのことをとても楽しみにしている。
全力で自分の力を出し切る試合を見たい。」
途中、通訳の方の話しを聞き涙ぐむ場面もありましたが選手、スタッフには響くものがありました。

そして臨んだ4戦目の相手はクレーヌフォンテーヌ。
上手く試合に入れなかった深川は前半に失点し、そのまま0-1で試合終了。
自分たちの全力のプレーを常に出し続けられるようになるという課題がみえました。


今日は非常に悔しい思いを感じる試合となりました。
残りの試合で少しでも選手が成長できるよう、スタッフもミーティングをより深く重ね準備をしていきます。


ただ、選手たちは迫力のある試合を重ね、選手自身の声からも日本での基準の甘さを感じさせられる発言が出始めています。
この違いを感じられていることがとても良い刺激になっています。
大会を最後まで頑張り抜きます。